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「後始末屋」から「教官」への転換点3

「後始末屋」から「教官」への転換点3
なんかもうサブタイトル「コウタの発症」でもいい気がするなぁ。

「あっ!」「うぇ?」「おっと」「あぁ?」
モノクロ、シノ、アキヒロ、聖の4名がもれなくコウタの方を向く。
コウタは腕を顔の前で交差していた。まるで何かを防ぐ様に。

・・・そして。4人が予想もしていない点が一つ。
その両腕は。モノクロと同じような鎧で包まれていた。
「っテメェ、能力者か!!」
「おい、分かってるだろうがいきなり手を出すなよ」
「聖さん、落ち着くっす」
「そうですよ。本人にだって自覚があるかどうかも不明です」
「・・・あぁ」
「まぁ、一番驚愕してるのは・・・、本人っすから。
 コウタ君、とりあえず深呼吸できるっす?」
混乱しているコウタをなだめるシノ。
自身の異変よりも、直後の聖の激昂に驚いている様だった。
「は、・・・はい」
「・・・3人とも、どう思う?」
「多分、病室での私と同じ状況かと」
「同意見っす」
「多分無自覚、だろなぁ・・・」
とりあえず落ち着きを取り戻したコウタは、自分の鎧を眺めていた。
そして目を閉じる。すると今度は両足に鎧が具現する。
「ぉおお・・・!」
「コウタ君、喜ぶのは後にしてくれないか?
 先程説明した通りだ。・・・場合によっては、君を別の意味で保護する事になる。」
「っす。それに能力の乱用による副作用は、まだ分かってないっすよ」
「私が実演したのも原因の一つ、ですよねこれは;;」
「また面倒なのが1人、増えやがった・・・」
先程とは別の意味で、緊張した空気が流れる。
「えと、具体的には俺どうなるんやろか?」
「能力者という立場になった以上、生き方を変える事になるな」
「とりあえずは能力の制御が出来るまでの訓練っすね」
「暴走した時のリスクの把握、も兼ねますから」
「何すかそのダリぃパターンは;;」
「ま、制御さえできれば普段の生活に戻れるっすよ」
「ソレなんじゃけど、すぐ戻れる様にできひん?」
「記憶を操作して能力を封印すれば可能ですよ」
「情報の隠蔽もあるから、先程の戦闘やここでの事は忘れてもらうがな」
「ま、簡潔な2択って事だ。」
「ん”~~・・・」





『転換点4』
黙りこくるコウタ。意味不明な事この上ない状況であり当然である。
「いきなり決断しなくてもいいですよ。それまではここに居て貰いますが;」
「とはいえ長々と先延ばしにもできないっすがね」
「あ~、それなら1個、相談あるねんけど・・・」
「何でしょう?」
「えと、記憶操作なんやけど・・・。
 能力だけ封印してよ、ここでの事だけ残せれんかな?」
「技術的には、できそうか獏也?」
「簡単ですが、時間はかかりそうです。能力の発動に関与する部分の見極めが特に」
「しかし規定としてはムリだな」
「どうして、忘れたくないんっすか?」
「ワケワカラン事に巻き込まれて、メンドーな事になりたくないからでよ。
 それで親に心配かけるのもヤだしさ。それに恩人の事を、忘れたくねーんでさ。
 ・・・ま、自己満足つったらそれまでなんねけど」
「だ、そうだよアキヒロさん?」
「お前的にはそっちの方が嬉しそうだな;」
「理由としては十全と思うっすよ。」
「しかしその要求を丸呑みするのもムリですね」
「・・・先程、恩人と言ったな」
「え。あ、ハイ」
「忘れない代わりに、ウスワイヤに所属する一般人となって貰う。
 市井での情報収集を担当して欲しい。交換条件だ、できるか?」
「あ、アキヒロさん?それ異例っすよ?」
「ま、人手不足の対処とも取れるがな。新手の勧誘?」
「どちらにしろ、しばらくの監視は付きそうですがね」

「・・・。それ、やります。やらせて下さい。
 っじゃなくてえーと、有難うございます!」

「ほいっす、それじゃこれからもヨロシクっす!」(´・ω・)人(・∀・´)
「しかし所長、周りの人が黙っていませんよ?」
「人手を増やして備えるんだ、大丈夫だろう。
 暴走のリスクが無いし、街中に出る能力者も居る」
「まぁ、そう言われればそうっすね」
「で、能力だけ封印してからどうするんです?」
「しばらくはそこの調整に当てつつ、組織に馴染んで貰う」
「規約にしろメンバーにしろ、だな」
「早速シノさんと仲良くしてますが、コレどうしましょう?」
「コウタ君、早速処置をしたいからモノクロさんに付いて行くっすよ」
「はい!あの、これからよろしくお願いします!
 よかったらここでの事、色々教えてください!」
「はい、こちらこそ。所長、以上で解散でいいですか?」
「そうだな、3人ともご苦労様。」
「あ、モノクロさん、ご一緒するっすよー?」

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最終更新:2011年03月26日 23:42