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放課後の戦い3



「へえ、フウコでもそんなこと言えるんだあ」
「・・・」

睨み付けるフウコ、見下すユウム

「あの弱虫泣き虫フウコちゃんがねえ、ッハハ」
フウコは俯いた、手は思い切り強く握られていた
「・・・い」
「え?なんて言ったのお?聞こえなかったよお~」
「五月蠅いって言ったの!!」

正面に顔を勢いよく上げ、目を見開いた

「!」
「おおおおおうううりゃああぁぁあぁぁぁあぁ!!!!!」
手のひらで台風を突くってユウムへ突っ込ませた

「っ!あぁぁっ!!」

ユウムはフウコの台風には耐えられなく思い切り上へと吹っ飛ばされた
数秒後にフウコはまた手のひらで台風を発生させて、台風を上から下へとユウムをサンドイッチの具のように挟んだ

「ネーちゃんをこんなに傷つけて!!許さない!!」
「っあ!!、くっ・・・!」
台風はユウムに向かって渦巻いていた

「絶対に、許さないんだからああぁぁあぁぁぁぁあ!!」

台風がやむとフウコは疲れ、息を切らしていた
ユウムは地面に俯せになっていた

「はぁ・・・はぁ・・・」
息を切らしながらフウコはユウムを睨み付けた

すると、後ろのから声が聞こえた

「フ・・・ウコ・・・」
「!ネーちゃん!大丈夫なの?!ネーちゃん!!」
フウコは疲れ切ったネイロを抱きかかえた

「え、ええ・・・一時的なものみたい・・・」
「よ、よかった・・・」
「見苦しいところ見せちゃったわね」
「そんなことないよ・・・誰でもあるよ辛いこと」
「うん・・・、そうね」

ネイロはフウコの腕からすっと抜けて立った

「?ネーちゃん・・・」
「・・・」





ネイロはユウムの方へ歩き出した
ユウムはまるで捨てられて猫のように弱っていた

「ユウム」
「な、何・・・」

ネイロはユウムをぎゅっと抱きしめた

「!!」
「ユウム貴女こんなことがしたかったんじゃないんでしょう?」
「何言って・・・」
ユウムは驚いてネイロの顔を見るとその透き通った目に圧倒されてしまった

「命令されたから仕方なくとかじゃない?」
「・・・」
「でも、私達は友達。私達二人を傷つけるのが嫌だったんじゃない?」
「だから、私達をわざと貶して攻撃してきたんじゃない?違う?」
「・・・違わない」
「だと思った」
そういって、ユウムに向かって微笑んだ

「なんで、何で解ったの・・・?」
「ユウムの弾丸にその思いが入ってきた」
「!」
「私の悪い記憶とともに、ユウムの気持ちも入ってきた『辛い』とか『傷つけたくない』とか『嫌だ』とか」

ユウムの顔が歪んだ

「辛かったでしょう」
「うぅ・・・うああ・・・、うああぁぁあぁぁぁぁぁ!!」
ユウムはネイロをぎゅうっと抱きしめて大声で泣いた

「もう大丈夫、もう大丈夫だから、絶対ユウムを傷つけさせはしないわ」
「ネ、ネーちゃあぁぁあん!!」
「うん、何?」
「ごめんね、ごめんねっ・・・!うっ、ひっく、ううぅうう・・・」



暫くしてユウムが落ち着くと、フウコがユウムの近くへ来た

「ユウムちゃん、私いっぱい攻撃しちゃった、ごめんね」
「ううん、大丈夫。私こそごめんね、いっぱい酷いこと言っちゃった」
「大丈夫だよ、えへへ」

二人は安心しきったようにお互いの顔を見て笑った

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最終更新:2011年05月24日 03:28