RPMとはRed Hat PackageManagerの略で、その名の通り元々はRedHat Linuxにより開発されたパッケージ管理ツールである。現在ではRedHat社の手を離れ独自に開発が進んでおり、www.rpm.orgを通じて配布されている。
rpmの。-qオプションに他のオプションを組み合わせることで、パッケージ関する様々な情報を検索することが可能となる。
システムにインストールされているパッケージの一覧を表示するには-qaオプションを使用する。目的とするパッケージがインストールされているかを知るには、この出力結果をgrepで検索するとよい。
$ rpm -qa
実行例
tclスクリプト言語に関するパッケージの一覧を表示する。
$ rpm -qa | grep bash
tcl-8.3.5-92.2
tcl-8.3.5-92.2
tclx-8.3-92.2
tcl-devel-8.3.5-92.2
-qiオプションを使用すると、パッケージの詳細情報が表示される。ここで表示される情報としては以下のようなものがある。
・Name パッケージ名
・Version、Release パッケージのバージョン情報とリリース番号
・BuildDate パッケージがビルドされた日付情報
・Install Date パッケージがインストールされた日付情報
・Size パッケージのインストールに使われたディスク容量。
・License ライセンスの配布条件(GPLやBSD等)
・Description そのパッケージの簡単な説明
実行例
$ rpm -qi gcc
Name :gcc Relocations:(notrelocatable)
Version :3.2.3 Vendor:RedHat,Inc.
Release :49 BuildDate:Sat18Dec200402:44:25AMJST
Install Date:
Mon17Oct200507:17:54PMJST BuildHost:crowe.devel.redhat.com
Group :Development/Languages SourceRPM:gcc-3.2.3-49.src.rpm
Size : 12672724 License: GPL
Signature : DSA/SHA1, Tue 21 Dec 200402:58:58AMJST,KeyID219180cddb42a60e
Packager : Red Hat, Inc. <http://bugzilla.redhat.com/bugzilla>
URL : http://gcc.gnu.org
Summary : The GNU cc and gcc C compilers.
Description :
The gcc package includes the cc and gcc GNU compilers for compiling C
code.
パッケージをインストールすることで、システムにどのようなファイルがインストールするかを確認するには-ql尾オプションを指定する。
$ rpm -ql
/usr/bin/c89
/usr/bin/c99
/usr/bin/cc
/usr/bin/gcc
/usr/bin/gcov
:
(以下略)
-qlとは逆に-qfオプションを使うと任意のファイルがどのrpmパッケージに入っているかを知ることができる。対象となるファイル名はフルパスで記述する必要がある。
% rpm -qf /bin/ls
coreutils-4.5.3-26
rpm -qpR パッケージ名
パッケージに含まれるファイルが正常かどうかを確認するには、-sを指定する。
% rpm -i パッケージ名
-vをつけると詳細な情報を、-hをつけるとインストールの進行状況を報告する。
% rpm -ivh パッケージ名
パッケージの依存関係でインストールできない場合は--nodepsを指定する。
実際にインストールするのではなく、テストだけしたい場合は --testを指定する。
バージョンアップやバグ修正によって新しいバージョンのパッケージに更新する場合は-Uを指定する。インストール同様-v/-hを指定することができる。
% rpm -Uvh パッケージ名
システムからパッケージをアンインストールするには、-eオプションを指定する。
削除したいパッケージが他のパッケージに依存している場合、単に-eオプションだけでは削除できないことがある。このような場合は--nodepを指定することで、依存関係を無視して削除が可能になる。
% rpm -e パッケージ名
--helpオプションを指定すると、rpmコマンドの各種オプションとその説明が表示される。
% rpm --help
Usage: rpm [OPTION...]
Query options (with -q or --query):
-c, --configfiles list all configuration files
-d, --docfiles list all documentation files
--dump dump basic file information
-l, --list list files in package
:
(以下略)
SRPMパッケージからRPMパッケージを生成するには、--rebuildオプションを使用する。これにより/usr/src/redhat/RPMSの下にコンパイルされたRPMパッケージが作られるので、これをrpm-ivh等でインストールするとよい。
% rpm -rebuild SRPMのファイル名
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