アットウィキロゴ

会長と男子くん

男子「ひぐっ…ぐすっ…」
会長「ん?どうしたの?男子くん」
男子「お…お金…取られて…」
会長「え?誰に?」
男子「………」
会長「言えないの?」
男子「………(こく)」
会長「なんで?」
男子「い…言ったら…また殴られるから…」
会長「言ってよ。私は先生に言わず聞くだけでいいから」
男子「………」
会長「なら…当ててあげる。問題のヤン3人組かな?」
男子「!」
会長「当たった!なるほど…」
男子「い…言わないよね…」
会長「さっきも言ったじゃん言わないよ。絶対!」
男子「お金取られて帰れない…僕…電車通勤だから…」
会長「定期は?」
男子「運が悪く。今日で期限切れ…」
会長「そう…」
会長「しょうがないな!私が貸してあげるよ!」
男子「え?いいよ…悪いし…」
会長「だってこのままじゃ。学校に泊まり決定だよ!」
男子「それは…やだ…夜怖いから…」
会長「でしょ!ほら!」
男子「500円…」
会長「親切な会長に感謝しなさいよ!」
男子「あ…ありがとう。じゃあ、帰るね…」
会長「うん!明日も元気に登校するんだぞ!」
男子「はい…」
会長「うむうむよしよし!」


男子「………」
副会長「男子さん…」
男子「はい…」
副会長「すいません。さっき盗み見してました」
男子「はい…」
副会長「調べたんですが…。帰りの切符代が足りませんよね」
男子「そうです…。でも言えなかったです」
副会長「ではこれを」
男子「このお金は…」
副会長「私からです。もちろん貸しですけどね」

男子「重ね重ねすいません…」
副会長「いえ、貴方が謝る事はないですよ。謝るのはお金を取った方じゃないですか」
男子「やっぱり言うですね…」
副会長「すいません。やはり学校の風紀を乱す者には罰を与えないと」
男子「でも…また…殴られる…」
副会長「平気です。力関係は書記におまかせです。あの人はかなり強いんですよ」
男子「………」
副会長「それに貴方も強くならなくてはいけません…。すぐじゃなく。ちょっとでも少しでもね」
男子「はい…」
副会長「さあ、そろそろ辺りが暗くなってしまいますよ。早く帰らないと」
男子「はい、さよなら…ありがとう…」
副会長「はい、さようなら」
男子「あの…」
副会長「はい」
男子「この生徒会が永遠に続くといいですね…」
副会長「そうですね。そうなりたいいや、そうして見せますよ」
男子「そうして下さいね。ではまた…」
副会長「はい、お気をつけて」

副会長「会長」
会長「ん?」
副会長「改めて貴方が会長で良かったと思いますよ」
会長「何の話?」
副会長「いえ、なんでもないですよ」
会長「そう。副会長頼むがあるんだけど」
副会長「はい?」
会長「電車賃貸して」
副会長「………」
会長「駄目?」
副会長「いいですよ」
会長「あれ?いつもは拒否するのに」
副会長「たまにはいいじゃないですか」
会長「?、まあいいわ。帰ろ!」
副会長「はい」
会長「よし帰ろ帰ろ♪」
副会長「会長」
会長「ん?何?」

副会長「生徒会は不滅ですよ」
会長「え?」
副会長「いえ、言ってみただけです」
会長「そう…。じゃあ帰りますかー!」
副会長「そしてまた明日、生徒会を始めましょ!」
会長「うん!」


終わり

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2007年07月09日 00:32
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。