部品構造


  • 大部品: 理力戦闘技術 RD:30 評価値:8
    • 部品: 萌芽
    • 部品: 枯れた技術の水平利用
    • 部品: 低質量物への転用プラン
    • 大部品: 理力射出術 RD:14 評価値:6
      • 部品: 理力射出術とは
      • 部品: 精密制御の必要性
      • 部品: キャッチボールというアイデア
      • 部品: 唸れ必殺魔球
      • 大部品: 射出パターン RD:2 評価値:1
        • 部品: 「流れ星」
        • 部品: 「蛇撃ち」
      • 大部品: 理力射出術の修行:2年 RD:8 評価値:5
        • 大部品: イメージの習得 RD:3 評価値:2
          • 部品: 座学による研修
          • 部品: 講師による実演
          • 部品: 多人数によるキャッチボール訓練
        • 大部品: 精密操作の習得 RD:3 評価値:2
          • 部品: 石を浮かせる修行
          • 部品: 理力を用いた射出の習得
          • 部品: 軌道変化の習得
        • 部品: 訓練中の安全確保
        • 部品: 修了試験
    • 大部品: 威力強化術 RD:11 評価値:5
      • 部品: 威力を上げるために
      • 部品: 杖からの脱却
      • 部品: 戦闘用の木槌杖の設計
      • 部品: 理力を高めて、物理で殴るために
      • 大部品: 威力強化の方法 RD:3 評価値:2
        • 部品: 「加速」
        • 部品: 「衝撃」
        • 部品: 応用的使用法
      • 大部品: 威力強化術の訓練:2年 RD:4 評価値:3
        • 部品: スイングフォームの体得
        • 部品: 速度調整のトレーニング
        • 部品: インパクトは確実に
        • 部品: 講師による、習得確認
    • 大部品: 理力戦闘技術における詠唱 RD:2 評価値:1
      • 部品: 理力を使うために
      • 部品: 感謝を忘れないこと



部品定義


部品: 萌芽

神聖巫連盟においては、理力を気軽に使うことをせず、理解した上で使用するようにしていたが、新たな戦闘技術を確立する必要性が生じた。
そこで、細々とではあるが、研究が始まった。

部品: 枯れた技術の水平利用

さて、そうして始まった「理力の戦闘技術への使用」であるが、着目したのは理力建築士の技術であった。
理力建築士は石を浮かべ、積み上げることを可能としている。
彼らは、「重いものを浮かせ、動かす」ということをやっているわけだが、

「これが、軽いものであったなら?」

部品: 低質量物への転用プラン

さて、軽いものを動かすという思想が生まれたわけだが、これを戦闘に使用する場合、2つのプランが立てられた。
一つは小石やこぶし大の石を浮かび上がらせ、高速度で射出する「理力版投擲機」とも言えるもの。
もう一つは、理力建築士や建築家が使用する杖を戦闘用に改良し、これを使用して攻撃する際の威力を高める「威力強化」である。

部品: 理力射出術とは

こぶし大から人の頭ほどの大きさの石を、理力を用いて浮かせたり、投擲するなどしたものを、
理力を用いて高速度で射出する、戦闘技術である。

部品: 精密制御の必要性

理力建築士などが扱うのは大きな建材用の石など、見るからに大きなものであるが、
低質量のものを高速で射出するとなれば、今までの方法とは全く違う方向性である。
持ち上げるものが小さい以上、より精密に対象を選び、コントロールする必要が生じた。

部品: キャッチボールというアイデア

では、コントロールを磨くためにはどうするべきか。目をぐるぐるにして5秒ほど考えた結果、実際に理力で投げる前に、
「どういう風に飛ばしたいかのイメージを持たせてはどうか」というアイデアが出てきた。
その為に必要な訓練として、

「キャッチボールしようぜ、磯野!」

部品: 唸れ必殺魔球

キャッチボールによって、実際に飛ばすためのイメージはできたが、ただまっすぐに投げるだけでは読み切られてしまう。
それだけでは足りない。相手の死角から石を飛ばせるなどしなければ。そうならば、これしかない。
物語などで語られる「魔球」。相手の予測とは全く違う方向に曲がる、ボールの投法である。
これを実現させるのはいいが、初期技術の確立を目的としていくつかのパターンが用意されることとなった。

部品: 「流れ星」

理力で浮き上がらせたこぶし大の石を上空へ射出し、軌道を変えて再射出するパターンである。
これは、遮蔽物を挟み、相手の頭上からの攻撃を行うことを目的として考案されたが、石を視認できる必要がある。

部品: 「蛇撃ち」

こちらは、理力で射出した石を、更に理力を使用して再射出することで、軌道を変化させるパターンである。
仕様上、1度の再射出しかできない。投擲した石に対して使うことも可能である。

部品: 座学による研修

講師によって、理力投擲術の図解などを用いた講義が行われ、どのような技術であるのかと、射出パターンを教わる。
この時に、投擲時に詠唱する歌も教わることになっている。

部品: 講師による実演

投げたものが、割とあり得ない方向に曲がるという特徴があるせいか、一般に信じがたいものであるのだとか。
その為、実際に講師が訓練場で実演を行う。射出した石が90度曲がるのを見れば、だいたい信じる。

部品: 多人数によるキャッチボール訓練

2人でやるだけがキャッチボールではない。複数人で行うキャッチボールを訓練として行う。
最初は2人組から始まり、最終的には8人程度で行うが、2人以上で行う場合は、必ず投げる相手に声かけを行うことになっている。

部品: 石を浮かせる修行

理力によって、建材用の石ではなく、射出に適した小ぶりの石を浮かせるところから、精密操作の修行は始まる。

部品: 理力を用いた射出の習得

次に、浮かせた石を、射出しなくてはならない。始めは遅くから始めよう。
しかし、速さが全てではない。遅い射出速度を与えることも重要なのだ。

部品: 軌道変化の習得

まっすぐだけが全てではない。曲げなくてはならぬ。曲げるためには、より精密な操作が必要となるのだ。
集中力を使うため、最初は疲弊するが、徐々に慣れてくる。
最終的には、射出した石が90度ではなく、120度くらいまで曲がるようになる。

部品: 訓練中の安全確保

石を射出するというものであるため、訓練中は周囲の安全に気を配らなくてはならない。
キャッチボール訓練においては、頭にヘルメットを被ったり、精密操作や射出訓練においては、
訓練中の人間の前には立たない、といったことを義務付けられている。

部品: 修了試験

講師によって、今まで習得した技術を確認するための試験が、執り行われる。
これは、様々な場所に設置したターゲットマーク付きの板を、個数を限定された石で打ち抜くというものである。
この試験に合格しなかった場合、実際に戦場で使用することは禁じられている。


部品: 威力を上げるために

打撃の威力を上げるために必要なのは、打撃するものを重くするか、振りを早くするか、或いは当たった瞬間の衝撃力を上げるかであるが、
打撃するものを重くする場合、過剰に増やし過ぎては扱えなくなるという問題が考えられた。
そのため、比較的扱いやすい、戦闘用の杖が作られることとなった。

部品: 杖からの脱却

戦闘用に使用するための杖であるのだが、同時に理力も使えなくてはならない。
そのため、一般的な杖や錫杖をベースに考えられたわけだが、木の部分と打撃する重い部分を両立させなくてはならないというジレンマが生じた。
そこで一度設計が頓挫したわけだが、ある時目にした建築現場で見たものが、ブレイクスルーとなった。

「木槌・・・ッ!そういうのもあるのか・・・ッ!」

部品: 戦闘用の木槌杖の設計

木槌でもあり、杖でもあるものを作ることになったわけだが、単純に長い杖の先に木製のヘッドを付ければ良い、というわけではない。
重すぎるヘッドは取り回しを悪くするからだ。その為、建築用に使われる大きめの木槌を参考に当初は始められた。
徐々にヘッドサイズは変化したものの、直径10cm・長さ30cmほどの、扱いやすいサイズのものに落ち着いた。
柄となる部分の長さは、身の丈ほどの長いものと、片手で扱える短いものの2種が生まれた。

部品: 理力を高めて、物理で殴るために

さて、戦闘に耐えうる槌杖ができたわけだが、更に理力を用いて物理威力をさらにブーストしなくてはならぬ。
威力を上げるために考えられたパターンの残り2つが、ここで生きてきたのだ。

部品: 「加速」

槌杖における、ハンマーの打撃部分の逆側から理力による加速を行い、スイング速度を文字通りに加速させる術。
あまりに急加速しすぎると、態勢を崩してしまうため、自分のスキルに合わせた調整が必要となる。

部品: 「衝撃」

「加速」とは逆に、ハンマーの打撃部分に対し、理力による強化を行う術である。
これは、相手に打撃した瞬間に理力による衝撃を、相手に向けて発生させることで、更なる威力を発生させる。
衝撃を発生させる範囲を狭め、指向性を与えることもできるが、打撃するタイミングと、衝撃の伝播範囲の調整が必要となる。

部品: 応用的使用法

「加速」でスイング速度を上げた後に「衝撃」でさらに威力を向上させるといった、連携使用も可能ではあるが、
習得が完了するまでは、使用が禁じられている。

部品: スイングフォームの体得

正しい打撃は、正しいフォームから。相手に対して、正確に衝撃が伝わるように、徹底的にフォームを形成される。

部品: 速度調整のトレーニング

フォームを覚えたら、次は加速させる度合いを覚えなくてはならない。訓練用の木人を用い、自分に合った槌杖の加速度合いを身に着ける。

部品: インパクトは確実に

加速度合いの習得と同様に、打撃した瞬間に発生させる理力による衝撃発生も、訓練用の木人を用いて訓練を行う。
ただし、強すぎる衝撃は自らにも伝わってしまうため、自分に合ったものを身に着けよう。

部品: 講師による、習得確認

1年に渡って習得した技術を、講師立会いの下で確認を行う。これに合格しなければ、実戦での使用は行えない。
また、この際に使用されるものは、訓練用の木人に、実戦で使用される甲冑を着せたものであり、これを規定回数で破壊することが合格基準となっている。

「3発殴って、木人を壊せ」という、アレである。

部品: 理力を使うために

理力を戦闘目的に使うために、詠唱が必要となる。この技術の場合は、歌として表現されており、射出用の歌と威力強化用の歌はそれぞれ違うものとなっている。

部品: 感謝を忘れないこと

理力を用いることに対して、感謝を忘れてはならない。あくまで、力を使わせてもらっているのだから、礼儀としても当然といえよう。




提出書式


 大部品: 理力戦闘技術 RD:30 評価値:8
 -部品: 萌芽
 -部品: 枯れた技術の水平利用
 -部品: 低質量物への転用プラン
 -大部品: 理力射出術 RD:14 評価値:6
 --部品: 理力射出術とは
 --部品: 精密制御の必要性
 --部品: キャッチボールというアイデア
 --部品: 唸れ必殺魔球
 --大部品: 射出パターン RD:2 評価値:1
 ---部品: 「流れ星」
 ---部品: 「蛇撃ち」
 --大部品: 理力射出術の修行:2年 RD:8 評価値:5
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 ----部品: 座学による研修
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 ----部品: 多人数によるキャッチボール訓練
 ---大部品: 精密操作の習得 RD:3 評価値:2
 ----部品: 石を浮かせる修行
 ----部品: 理力を用いた射出の習得
 ----部品: 軌道変化の習得
 ---部品: 訓練中の安全確保
 ---部品: 修了試験
 -大部品: 威力強化術 RD:11 評価値:5
 --部品: 威力を上げるために
 --部品: 杖からの脱却
 --部品: 戦闘用の木槌杖の設計
 --部品: 理力を高めて、物理で殴るために
 --大部品: 威力強化の方法 RD:3 評価値:2
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 ---部品: 「衝撃」
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 --大部品: 威力強化術の訓練:2年 RD:4 評価値:3
 ---部品: スイングフォームの体得
 ---部品: 速度調整のトレーニング
 ---部品: インパクトは確実に
 ---部品: 講師による、習得確認
 -大部品: 理力戦闘技術における詠唱 RD:2 評価値:1
 --部品: 理力を使うために
 --部品: 感謝を忘れないこと
 
 
 部品: 萌芽
 神聖巫連盟においては、理力を気軽に使うことをせず、理解した上で使用するようにしていたが、新たな戦闘技術を確立する必要性が生じた。
 そこで、細々とではあるが、研究が始まった。
 
 部品: 枯れた技術の水平利用
 さて、そうして始まった「理力の戦闘技術への使用」であるが、着目したのは理力建築士の技術であった。
 理力建築士は石を浮かべ、積み上げることを可能としている。
 彼らは、「重いものを浮かせ、動かす」ということをやっているわけだが、
 
 「これが、軽いものであったなら?」
 
 部品: 低質量物への転用プラン
 さて、軽いものを動かすという思想が生まれたわけだが、これを戦闘に使用する場合、2つのプランが立てられた。
 一つは小石やこぶし大の石を浮かび上がらせ、高速度で射出する「理力版投擲機」とも言えるもの。
 もう一つは、理力建築士や建築家が使用する杖を戦闘用に改良し、これを使用して攻撃する際の威力を高める「威力強化」である。
 
 部品: 理力射出術とは
 こぶし大から人の頭ほどの大きさの石を、理力を用いて浮かせたり、投擲するなどしたものを、
 理力を用いて高速度で射出する、戦闘技術である。
 
 部品: 精密制御の必要性
 理力建築士などが扱うのは大きな建材用の石など、見るからに大きなものであるが、
 低質量のものを高速で射出するとなれば、今までの方法とは全く違う方向性である。
 持ち上げるものが小さい以上、より精密に対象を選び、コントロールする必要が生じた。
 
 部品: キャッチボールというアイデア
 では、コントロールを磨くためにはどうするべきか。目をぐるぐるにして5秒ほど考えた結果、実際に理力で投げる前に、
 「どういう風に飛ばしたいかのイメージを持たせてはどうか」というアイデアが出てきた。
 その為に必要な訓練として、
 
 「キャッチボールしようぜ、磯野!」
 
 部品: 唸れ必殺魔球
 キャッチボールによって、実際に飛ばすためのイメージはできたが、ただまっすぐに投げるだけでは読み切られてしまう。
 それだけでは足りない。相手の死角から石を飛ばせるなどしなければ。そうならば、これしかない。
 物語などで語られる「魔球」。相手の予測とは全く違う方向に曲がる、ボールの投法である。
 これを実現させるのはいいが、初期技術の確立を目的としていくつかのパターンが用意されることとなった。
 
 部品: 「流れ星」
 理力で浮き上がらせたこぶし大の石を上空へ射出し、軌道を変えて再射出するパターンである。
 これは、遮蔽物を挟み、相手の頭上からの攻撃を行うことを目的として考案されたが、石を視認できる必要がある。
 
 部品: 「蛇撃ち」
 こちらは、理力で射出した石を、更に理力を使用して再射出することで、軌道を変化させるパターンである。
 仕様上、1度の再射出しかできない。投擲した石に対して使うことも可能である。
 
 部品: 座学による研修
 講師によって、理力投擲術の図解などを用いた講義が行われ、どのような技術であるのかと、射出パターンを教わる。
 この時に、投擲時に詠唱する歌も教わることになっている。
 
 部品: 講師による実演
 投げたものが、割とあり得ない方向に曲がるという特徴があるせいか、一般に信じがたいものであるのだとか。
 その為、実際に講師が訓練場で実演を行う。射出した石が90度曲がるのを見れば、だいたい信じる。
 
 部品: 多人数によるキャッチボール訓練
 2人でやるだけがキャッチボールではない。複数人で行うキャッチボールを訓練として行う。
 最初は2人組から始まり、最終的には8人程度で行うが、2人以上で行う場合は、必ず投げる相手に声かけを行うことになっている。
 
 部品: 石を浮かせる修行
 理力によって、建材用の石ではなく、射出に適した小ぶりの石を浮かせるところから、精密操作の修行は始まる。
 
 部品: 理力を用いた射出の習得
 次に、浮かせた石を、射出しなくてはならない。始めは遅くから始めよう。
 しかし、速さが全てではない。遅い射出速度を与えることも重要なのだ。
 
 部品: 軌道変化の習得
 まっすぐだけが全てではない。曲げなくてはならぬ。曲げるためには、より精密な操作が必要となるのだ。
 集中力を使うため、最初は疲弊するが、徐々に慣れてくる。
 最終的には、射出した石が90度ではなく、120度くらいまで曲がるようになる。
 
 部品: 訓練中の安全確保
 石を射出するというものであるため、訓練中は周囲の安全に気を配らなくてはならない。
 キャッチボール訓練においては、頭にヘルメットを被ったり、精密操作や射出訓練においては、
 訓練中の人間の前には立たない、といったことを義務付けられている。
 
 部品: 修了試験
 講師によって、今まで習得した技術を確認するための試験が、執り行われる。
 これは、様々な場所に設置したターゲットマーク付きの板を、個数を限定された石で打ち抜くというものである。
 この試験に合格しなかった場合、実際に戦場で使用することは禁じられている。
 
 
 部品: 威力を上げるために
 打撃の威力を上げるために必要なのは、打撃するものを重くするか、振りを早くするか、或いは当たった瞬間の衝撃力を上げるかであるが、
 打撃するものを重くする場合、過剰に増やし過ぎては扱えなくなるという問題が考えられた。
 そのため、比較的扱いやすい、戦闘用の杖が作られることとなった。
 
 部品: 杖からの脱却
 戦闘用に使用するための杖であるのだが、同時に理力も使えなくてはならない。
 そのため、一般的な杖や錫杖をベースに考えられたわけだが、木の部分と打撃する重い部分を両立させなくてはならないというジレンマが生じた。
 そこで一度設計が頓挫したわけだが、ある時目にした建築現場で見たものが、ブレイクスルーとなった。
 
 「木槌・・・ッ!そういうのもあるのか・・・ッ!」
 
 部品: 戦闘用の木槌杖の設計
 木槌でもあり、杖でもあるものを作ることになったわけだが、単純に長い杖の先に木製のヘッドを付ければ良い、というわけではない。
 重すぎるヘッドは取り回しを悪くするからだ。その為、建築用に使われる大きめの木槌を参考に当初は始められた。
 徐々にヘッドサイズは変化したものの、直径10cm・長さ30cmほどの、扱いやすいサイズのものに落ち着いた。
 柄となる部分の長さは、身の丈ほどの長いものと、片手で扱える短いものの2種が生まれた。
 
 部品: 理力を高めて、物理で殴るために
 さて、戦闘に耐えうる槌杖ができたわけだが、更に理力を用いて物理威力をさらにブーストしなくてはならぬ。
 威力を上げるために考えられたパターンの残り2つが、ここで生きてきたのだ。
 
 部品: 「加速」
 槌杖における、ハンマーの打撃部分の逆側から理力による加速を行い、スイング速度を文字通りに加速させる術。
 あまりに急加速しすぎると、態勢を崩してしまうため、自分のスキルに合わせた調整が必要となる。
 
 部品: 「衝撃」
 「加速」とは逆に、ハンマーの打撃部分に対し、理力による強化を行う術である。
 これは、相手に打撃した瞬間に理力による衝撃を、相手に向けて発生させることで、更なる威力を発生させる。
 衝撃を発生させる範囲を狭め、指向性を与えることもできるが、打撃するタイミングと、衝撃の伝播範囲の調整が必要となる。
 
 部品: 応用的使用法
 「加速」でスイング速度を上げた後に「衝撃」でさらに威力を向上させるといった、連携使用も可能ではあるが、
 習得が完了するまでは、使用が禁じられている。
 
 部品: スイングフォームの体得
 正しい打撃は、正しいフォームから。相手に対して、正確に衝撃が伝わるように、徹底的にフォームを形成される。
 
 部品: 速度調整のトレーニング
 フォームを覚えたら、次は加速させる度合いを覚えなくてはならない。訓練用の木人を用い、自分に合った槌杖の加速度合いを身に着ける。
 
 部品: インパクトは確実に
 加速度合いの習得と同様に、打撃した瞬間に発生させる理力による衝撃発生も、訓練用の木人を用いて訓練を行う。
 ただし、強すぎる衝撃は自らにも伝わってしまうため、自分に合ったものを身に着けよう。
 
 部品: 講師による、習得確認
 1年に渡って習得した技術を、講師立会いの下で確認を行う。これに合格しなければ、実戦での使用は行えない。
 また、この際に使用されるものは、訓練用の木人に、実戦で使用される甲冑を着せたものであり、これを規定回数で破壊することが合格基準となっている。
 
 「3発殴って、木人を壊せ」という、アレである。
 
 部品: 理力を使うために
 理力を戦闘目的に使うために、詠唱が必要となる。この技術の場合は、歌として表現されており、射出用の歌と威力強化用の歌はそれぞれ違うものとなっている。
 
 部品: 感謝を忘れないこと
 理力を用いることに対して、感謝を忘れてはならない。あくまで、力を使わせてもらっているのだから、礼儀としても当然といえよう。
 
 
 


インポート用定義データ


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                     "description": "投げたものが、割とあり得ない方向に曲がるという特徴があるせいか、一般に信じがたいものであるのだとか。\nその為、実際に講師が訓練場で実演を行う。射出した石が90度曲がるのを見れば、だいたい信じる。",
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                     "title": "多人数によるキャッチボール訓練",
                     "description": "2人でやるだけがキャッチボールではない。複数人で行うキャッチボールを訓練として行う。\n最初は2人組から始まり、最終的には8人程度で行うが、2人以上で行う場合は、必ず投げる相手に声かけを行うことになっている。",
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                 "title": "精密操作の習得",
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                     "title": "石を浮かせる修行",
                     "description": "理力によって、建材用の石ではなく、射出に適した小ぶりの石を浮かせるところから、精密操作の修行は始まる。",
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                     "title": "理力を用いた射出の習得",
                     "description": "次に、浮かせた石を、射出しなくてはならない。始めは遅くから始めよう。\nしかし、速さが全てではない。遅い射出速度を与えることも重要なのだ。",
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                     "title": "軌道変化の習得",
                     "description": "まっすぐだけが全てではない。曲げなくてはならぬ。曲げるためには、より精密な操作が必要となるのだ。\n集中力を使うため、最初は疲弊するが、徐々に慣れてくる。\n最終的には、射出した石が90度ではなく、120度くらいまで曲がるようになる。",
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                 "title": "訓練中の安全確保",
                 "description": "石を射出するというものであるため、訓練中は周囲の安全に気を配らなくてはならない。\nキャッチボール訓練においては、頭にヘルメットを被ったり、精密操作や射出訓練においては、\n訓練中の人間の前には立たない、といったことを義務付けられている。",
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                 "title": "修了試験",
                 "description": "講師によって、今まで習得した技術を確認するための試験が、執り行われる。\nこれは、様々な場所に設置したターゲットマーク付きの板を、個数を限定された石で打ち抜くというものである。\nこの試験に合格しなかった場合、実際に戦場で使用することは禁じられている。\n",
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             "description": "打撃の威力を上げるために必要なのは、打撃するものを重くするか、振りを早くするか、或いは当たった瞬間の衝撃力を上げるかであるが、\n打撃するものを重くする場合、過剰に増やし過ぎては扱えなくなるという問題が考えられた。\nそのため、比較的扱いやすい、戦闘用の杖が作られることとなった。",
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             "title": "杖からの脱却",
             "description": "戦闘用に使用するための杖であるのだが、同時に理力も使えなくてはならない。\nそのため、一般的な杖や錫杖をベースに考えられたわけだが、木の部分と打撃する重い部分を両立させなくてはならないというジレンマが生じた。\nそこで一度設計が頓挫したわけだが、ある時目にした建築現場で見たものが、ブレイクスルーとなった。\n\n「木槌・・・ッ!そういうのもあるのか・・・ッ!」",
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             "title": "戦闘用の木槌杖の設計",
             "description": "木槌でもあり、杖でもあるものを作ることになったわけだが、単純に長い杖の先に木製のヘッドを付ければ良い、というわけではない。\n重すぎるヘッドは取り回しを悪くするからだ。その為、建築用に使われる大きめの木槌を参考に当初は始められた。\n徐々にヘッドサイズは変化したものの、直径10cm・長さ30cmほどの、扱いやすいサイズのものに落ち着いた。\n柄となる部分の長さは、身の丈ほどの長いものと、片手で扱える短いものの2種が生まれた。",
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             "title": "理力を高めて、物理で殴るために",
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                 "title": "「加速」",
                 "description": "槌杖における、ハンマーの打撃部分の逆側から理力による加速を行い、スイング速度を文字通りに加速させる術。\nあまりに急加速しすぎると、態勢を崩してしまうため、自分のスキルに合わせた調整が必要となる。",
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                 "title": "「衝撃」",
                 "description": "「加速」とは逆に、ハンマーの打撃部分に対し、理力による強化を行う術である。\nこれは、相手に打撃した瞬間に理力による衝撃を、相手に向けて発生させることで、更なる威力を発生させる。\n衝撃を発生させる範囲を狭め、指向性を与えることもできるが、打撃するタイミングと、衝撃の伝播範囲の調整が必要となる。",
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                 "title": "応用的使用法",
                 "description": "「加速」でスイング速度を上げた後に「衝撃」でさらに威力を向上させるといった、連携使用も可能ではあるが、\n習得が完了するまでは、使用が禁じられている。",
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             "title": "威力強化術の訓練:2年",
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                 "title": "スイングフォームの体得",
                 "description": "正しい打撃は、正しいフォームから。相手に対して、正確に衝撃が伝わるように、徹底的にフォームを形成される。",
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                 "title": "速度調整のトレーニング",
                 "description": "フォームを覚えたら、次は加速させる度合いを覚えなくてはならない。訓練用の木人を用い、自分に合った槌杖の加速度合いを身に着ける。",
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                 "title": "インパクトは確実に",
                 "description": "加速度合いの習得と同様に、打撃した瞬間に発生させる理力による衝撃発生も、訓練用の木人を用いて訓練を行う。\nただし、強すぎる衝撃は自らにも伝わってしまうため、自分に合ったものを身に着けよう。",
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                 "title": "講師による、習得確認",
                 "description": "1年に渡って習得した技術を、講師立会いの下で確認を行う。これに合格しなければ、実戦での使用は行えない。\nまた、この際に使用されるものは、訓練用の木人に、実戦で使用される甲冑を着せたものであり、これを規定回数で破壊することが合格基準となっている。\n\n「3発殴って、木人を壊せ」という、アレである。",
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             "description": "理力を戦闘目的に使うために、詠唱が必要となる。この技術の場合は、歌として表現されており、射出用の歌と威力強化用の歌はそれぞれ違うものとなっている。",
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最終更新:2017年10月10日 22:56