ラグナレグシリーズ
アライアンスが
ユグドラシル計画の為に開発していた新型PT。
機体の各所にはオプション装備のためのハードポイントやギミックが多数備えられてある。オプションパーツも多数設計されていたが、それらが実際に製作されることはなく、最終的には各機体のコンピュータ内にデータのみが残されることとなった。
本来はアライアンス所属のパイロット「
神坂春姫」「
柊杏璃」「
芙蓉楓」に与えられるはずだったが、ロールアウト間近に
バーテックスの襲撃を受け、全機が奪取された。
その後は
土見稟が一号機、
キキョウが二号機、
リコリスが三号機を駆る。
尚、一号機が指揮官用、二号機が接近戦用、三号機が砲撃戦用となっている。
機体本体の内蔵武器はビームサーベル2基(ネイキッドのバックパックを含めれば4基)とCIWS2門のみ。標準武装も一号機にはグレネードランチャー装備型ビームライフルと大型シールドが、二号機にはマシンガンとスパイク・シールドが、三号機には180㎜EMLとガトリング・シールドが用意されている。
また、予備武装と呼ばれるラグナレグ専用の武装が存在し、各機体に専用のハードポイントがある(1号機は大型シールド裏に3基、2号機は後腰部ウェポンラッチ下部に1基、3号機はガトリング・シールド裏に1基)。
TM-D
計画の表向きではテレキネス・マギリング・ドライブの略称とされているが、真意はTM・デストロイヤー。TM-D(テレキネス・マギリング・デストロイヤー)システムとは、その名の通り「念動力者と魔導士を駆逐するためのシステム」である。TM-Dの発動にはバルドル・プログラムの定める条件を満たす必要がある。その条件とは、頭部のアンテナとTM-Dを連動させ、念動力か魔力の存在を感知させる事である。
パイロットの脳波を読み取り機体制御に反映するT-Linkオペレーションシステムは、さながら自分の体であるかのように操縦可能だが、20mサイズのPTが人間と同様の動作をした場合、発生する慣性速度によるパイロットの肉体的負荷は極めて危険なレベルとなる。T-Linkによる精神的負荷も考慮するとTM-Dを発動できる時間は約5分程度であり、普段はリミッターが設定されたノーマルモードで通常の手動操作を行う。バーストモードでの機動性は、念動力者をもってしても目で追うどころか、気配を察知することすらも出来ないほど圧倒的なものであり、さながら瞬間移動をしているかのような動きを実現する。また、発動中は他の機体の念動力や魔力を用いた兵器(ストライク・シールドなど)のコントロールを奪って操作することができる(有効範囲は不明)。
バルドル(Balder)
ラグナレグに搭載されたシステム。これはアライアンスに強大な権力を与えることになったという「
イザヴェル(Idavoll)」と関連があるかと思われるが、現時点ではその詳細は明らかではない。バルドルとは北欧神話の光の神である。
なお、バルドル搭載後のラグナレグは、パイロットの念動力か魔力を感知してバーストモードに移行できる。
尚、このシステムが一定の条件下で発動すると、「イザヴェル」の手がかりとなるデータが開示される。その条件下とは、バルドル・プログラムが開示した座標でTM-Dを発動させることである。
ミッションパック
最終更新:2009年05月24日 00:46