はじめに
- マシンスペックが絶望的でも設定次第で配信できるので試行錯誤してトライ!
- 配信設定が分からない時は他人の配信中の設定を盗んでみる
- 回線が細くて@1でも臆せずに配信せよ!
- 画質?あんなの飾りです。偉い人にはそれが分からんのですよ。
- 配信前にはテストスレでテストを実行せよ!
- 連アニ様のテンプレをお借りしました。
WMEによる画面取り込み配信
主な手順
- 配信用のポート開放を済ませておく
- アニメを再生するプレイヤーのオーバーレイ表示を切る(WMPやGOMやAMPなど)
- PCのシステム音が鳴らないようにコントロールパネルからOFF設定にしておく
- プレイヤーにシステムメッセージが出ないように設定する
- プレイヤーのプレイリストに配信予定のファイルを配信順に詰め込む
- プレイヤーの再生画面をWMEで範囲指定にする
- エンコードの開始ボタンを押して配信開始
WMEで直接配信してもいいがkagami.exeを間に噛ませるとリザ設定や人数設定、接続状況の確認が手軽なので推奨
kagami.exeを噛ませる手順(WMEとkagamiが同一PCの場合)
- 配信用のポートを一つ開放しておく
- アニメを再生するプレイヤーのオーバーレイ表示を切る(WMPやGOMやAMPなど)
- PCのシステム音が鳴らないようにコントロールパネルからOFF設定にしておく
- プレイヤーにシステムメッセージが出ないように設定する
- プレイヤーのプレイリストに配信予定のファイルを配信順に詰め込む
- プレイヤーの再生画面をWMEで範囲指定にする
- 開放したポートとは別のポート(何でもよい)に出力するようにWMEを設定する
- エンコードの開始ボタンを押して配信開始
- kagami.exeを起動する
- 接続人数の設定、エクスポート優先度の設定等を行う
- 接続先を「http://localhost:(WMEで設定したポート番号)」にする
- 配信ポートを開放しておいたポート番号にする
- 接続開始ボタンを押してミラーを開始する
これで視聴者はWMEではなく、kagamiツールへ接続するようになります。
画面取り込み配信のメリット
- 手軽に配信出来る
- 再生/停止/巻き戻し/早送り/スキップなどが自由自在
- 字幕やメモ帳を出せる
- 配信事故があってもすぐに対応できる
- 鏡との回線を維持しながら復旧可能
デメリット
- 画面にブロックノイズが出やすい
- ある程度のスペックが必要
WMEによるファイル取り込み配信
主な手順
- 配信する映像を*.wmv形式のファイルでエンコードしておく
- 配信用のポート開放を済ませておく
- 配信予定のファイルをWMEへ取り込む(設定時は同話ループや、話数の順番間違えしないように注意。休憩や、次配信までの繋ぎのソースも忘れずに)
- エンコードの開始ボタンを押し配信開始
ファイル取り込み配信のメリット
- CPU負担が比較的軽い
- 色や画質が画面取り込みより綺麗
- 配信中でもPCのサウンド・デスクトップ画面を使える
デメリット
- フリーズした場合、回線を維持しての対処不可
- 事前にwmvファイル形式へのエンコが必要
※ファイル取り込み配信でもファイルの途中から配信することは可能です。ソースの切り替え設定の右に設定ボタンがあります。ただし、設定適用時に一時的にCPU負担が激増するので、事故の対応には不向きです。また、事前エンコ配信ではこの機能は利用できません。(多分。利用可能だったら追記頼む)
WMEによる事前エンコード配信
事前エンコードの手順
- 配信する映像を*.wmv形式のファイルにエンコードしておく
- 配信予定のファイルをWMEへ取り込む(設定時は同話ループや、話数の順番間違えしないように注意。休憩や、次配信までの繋ぎのソースも忘れずに)
- セッションのプロパティ→出力→エンコーダからプルのチェックを外し、ファイルにエンコードのチェックを入れる
- 出力ファイルを指定する(これが事前エンコファイル)
- ここでWMEの設定を保存しておくとよい
- エンコードの開始ボタンを押しエンコ開始(配信時とは違い、CPU使用率が100%になるはずです)
配信の手順
- 配信用のポート開放を済ませておく
- 出力が完了したファイルをソースに指定する
- セッションのプロパティ→出力→エンコーダからプルのチェックを入れ、必要ならファイルにエンコードのチェックを外す
- エンコードの開始ボタンを押し配信開始(成功していれば、CPU使用率は2,3%のはずです)
※事前エンコ時と配信時のWMEの圧縮設定は全く同じでなければなりません。フィルタ等を変えるだけでも事前エンコにはなりません。逆に言えば、同じ設定であれば普段利用できないような高スペックマシン用の設定でも配信できます。
事前エンコード配信のメリット
- 配信時のCPU負担が非常に軽い
- 事前エンコに時間をかければ、低スペックマシンでも非常に高画質な配信ができる
デメリット
- フリーズした場合、回線を維持しての対処不可
- 事前にエンコードが必要
- 休憩時のソースなど、配信内容が後から変更できない
- 字幕が出せない
WMEの各種設定
設定のサンプルを挙げておきます。あくまでサンプルですので、よく分からない方が参考にしてください。
|
高スペック |
低スペック |
ビデオコーデック |
WMV9(CBR) |
WMV7(CBR) |
オーディオコーデック |
WMV9.2(CBR) |
WMV9.2(CBR) |
オーディオ形式 |
48kbps 44kHz stereo |
20kbps 44kHz mono |
ビデオサイズ(4:3) |
480x360 |
320x240 |
フレームレート |
30 or 24 |
20~15 |
キーフレームの間隔 |
8 |
8 |
ビデオビットレート |
400K |
200K |
バッファサイズ |
5 |
5 |
ビデオの滑らかさ |
75 |
50 |
デコードの複雑さ |
自動 |
自動 |
- キーフレームの間隔
- キーフレームは本来エンコーダ(WME等)が自動で適切な箇所に挿入します。この設定項目は、その間隔の最大値を制限するものです。従って、この値が小さすぎると、無駄なキーフレームが挿入されてしまいます。これは画質が低下する要因になります。上記サンプル設定かそれ以上の値に設定してください。
しかし、どのプレイヤーでも、キーフレームを受信するまでは画面をまともに描画できません。例えば、この項目を60秒に設定すると、視聴者は接続してから最悪60秒間真っ暗な画面を眺めることになります。(もっとも、それは60秒間静止画かそれに近い状態が続いた時のみなので、それほど気にすべき問題ではありません)
- ビデオビットレート
- この値は配信時に流すビデオ映像の最大データ量です。
- 単純に考えてこの値が大きいほど画質は向上しますが、回線への負担も大きくなります。また、値によってはCPU負荷に大きく影響することもあるので、いろいろな設定を試してみてください。
- バッファサイズ
- この値は視聴者側のキャッシュ時間(秒)です。WMEの固定ビットレートは可変ビットレートに近い特性を持っているので、回線が細い・不安定な主はこの値を増やすと改善されることがあります。
ただし、通常はキャッシュが溜まるまでプレイヤーは映像を表示しません。つまり、接続してからこの設定値が経過するまではバッファリング中となります。実V住人はそれほど気長ではありませんので、20(秒)以上の設定は避けた方がいいでしょう。
- ビデオの滑らかさ
- この値は映像の1枚1枚の画質とフレームレートのどちらを重視させるかを決定します。高い値にすると画質は向上しますが、動きの激しいシーンで紙芝居になるかもしれません。低い値にすると、画質は悪くなりますが紙芝居は避けられます。
この項目の最適値はエンコードするアニメとビットレートによって異なります。事前にローカルでエンコードして最適値を探すのが理想ですが、面倒であれば低めの値に設定しておいてください。連休スレは実況スレですから、画質が悪くても残念で済みますが、紙芝居が酷いと初見さんは展開についていけなくなるかもしれません。
ちなみに、この値を高くすることで紙芝居になるのはビットレートが足りていないからです。PCスペックを向上させても改善されることはほとんどありません。
- その他の項目について
- ググレ。ヒント:wmv 設定
最終更新:2008年11月05日 08:06