魔法少女ニニンがなのは伝 「音速丸襲来!!」



魔法の使えるごくごく普通の小学3年生、高町なのは彼女はある日親友であるフェイトにこんな事を言った。
「ねえフェイトちゃん。召喚魔法ってした事ある?」
「召喚魔法? 知ってはいるけどしたことないな。でもどうしてそんな事を?」
「ユーノ君が知ってるって言うから、ちょっと試してみようと思ったんだけど。フェイトちゃんも一緒に手伝ってくれない?」
「面白そうだね、良いよ。でも何を召喚するの?」
「えへへー実はフェニックスを召喚してみようと思ってるんだ」
そんなこんなでなのははユーノとフェイトの助けを借りアースラで召喚魔法を行い高位の召喚獣の召喚を試みる事となった。
「リリカル、マジカル、フェニックス召喚!」
なのはとフェイトが魔力を注ぎ、円形の魔法陣に魔力が溢れ爆音と共に煙が立ちこめた。
「あれ…もしかして失敗?」
フェニックスが召喚できればそれは相当な大きさの筈なのだが立ち込める煙にはそんな影はない、代わりに妙に味のある濃い~声が響いた。
「呼ばれて飛び出てアンポンタン!! ハッスルハッスル音速丸ううううう!!!!(若本)」
「音速丸さん、あんまり叫ばないで下さいよ。音速丸さんの声でまた空間が歪んだじゃないですか」
「そうですよ音速丸さん、今アニメが良いところなんですから…あれ? なんで我々こんな所に?」
煙の中から現れたのは羽のある丸っこい黄色い物体と忍者みたいな格好の人だった。
「これは一体?…」
「この人達が召喚獣?…」
突然、丸っこい物体と忍者が現れて呆然とするなのはとフェイト。
「音速丸さん! 突然見知らぬ所に来たと思ったらツインテールの美少女が目の前に!!」
「しかも二人ともステッキらしき物を持っている様子…これはもしや魔法少女的な何かでは!?」
「落ち着けお前ら~。ここで慌てれば確実に死亡フラグ確定!! 俺がまずファーストコンタクトを試みるずらああああ!!!!(若本)」
音速丸と呼ばれた丸っこいのはフヨフヨとなのは達の所に飛んで来た。
「きゅ~んきゅ♪ きゅ~んきゅ♪(若本)」
「きゃっ この子人懐っこいよフェイトちゃん」
「それに意外と可愛いね、なのは」
音速丸は鳴き声(?)を上げながらなのはとフェイトに近づき擦り寄って顔を舐めたりしだした。
「音速丸さんがカワイイ系の動物キャラのマネして美少女にセクハラしてるぞ!!」
「ズルイっすよ音速丸さん! 俺たちにもおすそ分けしてください~」
「黙れ~い!! このクルピラ野郎共が~!! 美少女と美女は俺のモノとハムラビ法典に書いてあんだよ~~!!(若本)」
なのはとフェイトにくっつく音速丸に不満の声を上げる忍者達、その忍者達に音速丸は本性を曝け出して吼えた。
「うわっ! なんかベリーメロンっぽい声だよフェイトちゃん」
「私はどっちかって言うとアナゴ的なものを感じるな」



そして落ち着いた所で音速丸たちの自己紹介が始まった。
「初めましてお嬢さんがた~俺の名は音速丸、第108銀河大統領にして、今年度抱かれたい男ナンバー1だ。ぶるううあああああ!!!!(若本)」
「ホントですか!?」
「なのは大統領ってなにか特別なおもてなしした方が良いのかな?」
「なのはちゃんフェイトちゃんそれ嘘だから。音速丸さん純真な子供に嘘を言って混乱させないで下さい。ところで僕の名前はサスケって…」
「あ~、こいつらは忍者その1、2、3でいいからよ(若本)」
「ひどいっすよ音速丸さん! 他の奴はともかく俺は名前があるんですよ!」
「サスケさん! 声がキング・オブ・ハートだからって調子に乗ってるんじゃないですか!?」
「五月蝿いぞ雑種!」
「うわ! 逆ギレのうえ王様モード(by fate/stay night)だよ」
ヒートアップする音速丸と忍者3人になのはとフェイトは苦笑いするしかなかった、そんな所にはやて達、八神家一行がやって来て音速丸のハチャメチャのギアを上げた。
「うわっ! なんやこのハチャメチャな空気は…っていうか何で忍者さんがこんな所におるん?」
「ピコピコピーン! おっぱいレーダーに反応ありいいい!!(若本)」
音速丸はそう叫ぶと八神家一…いやアースラ一の巨乳であるシグナムに(その胸に)飛び込んだ。
「うわっ! なんだこの丸っこいのは!?」
「おっぱ~い! おっぱ~い! おっぱあああああい!!!!(若本)」
「ひゃっ! 服の中に潜り込むな!」
音速丸は“おっぱい”と連呼しながらシグナムの服の中に入ろうとその丸いボディで暴れまわる。
「音速丸さんずるいっすよ~!」
「そうです俺たちにもおっぱい分けてください!」
「馬鹿野郎がああああ!! この世のおっぱいは全て俺のものだってこの前国会で決まったろうが!! ぶるううああああ!!(若本)」
「なんかこの丸っこい子、セルみたいな声やな」
「あたしはブリタニア皇帝だと思うな」
「私はメカ沢さんの声に聞こえますよ、はやてちゃん」
シグナムにセクハラを続ける音速丸に八神家の皆は音速丸を見て各々に感想を言った、そして音速丸のセクハラはレヴァンティンの一撃で終わる事となった。



続かない。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2007年12月16日 22:11