この物語は、菌が見える冴えない青年沢木直保と、同じく菌が見えるおかしな体質のお嬢さんアリサ・バニングスと友人月村すずか
女の子ぽい顔の結城蛍
除菌マニアの及川葉月
そして、農学者の樹慶蔵とそのゼミ生長谷川遥、武藤葵
二回生のヒゲとデブが送る学園ラブコメディー・・・では無く、菌達とのキャンパスライフを綴るモネラ系SS、アリサもんかもします。
「ねぇ、すずか何で入学式に警察なんか来てるのよ」
彼女は、アリサ・バニングス この物語の主人公?で、何故か菌が見えてしまう特異体質の女性である。
「そんな事言われても分からないよ」
彼女は、月村すずか 応用生物学を学びにこの大学に入学したのである。
警察から配られたビラを受取り、大学の中に入っていき、入学式開場へ向かった。
「「まずは新入生の皆様、ご入学おめでとうごさいます・・・」」
学長がトラメガで長い挨拶と祝辞を述べる。そして、事務の男が諸連絡をする。
「「えー、事務から失礼します 校門前で配っていたビラをご存じかと思いますが、本校の長谷川遥が行方のため、本日付で公開捜査となりました、まぁ、広い本学ですからどっかに埋まってかもしれませんが」」
めでたい時に不吉なことを言う事務である。
そんな事を言う事務は置いといて、無事に入学式は幕を閉じた。
「何ちゅー事務よ、あれでシャレがきいてると思ってるのかしら」
「でも、何より行方不明って頭に残ったじゃない。そうだ、アリサちゃん行く所あったんじゃないの?」 「えぇ、樹さんって人なんだけど、研究室が何処に有るのか分からないのよね・・・」
この大学は、その敷地が広大である。無論、看板は有るが、慣れた人の案内が無ければ確実に迷子になる程である。
「君達も樹先生の所に行くの?」
最終更新:2008年02月08日 20:16