無題
ふざけたルールの殺し合い。
首輪までつけてくれる徹底振り。
ホテルアグスタ防衛の後、荒れて訓練場で暴れていたところまでは覚えている。
意識を失ったことなんて久しくないのに、落ちるように意識を失って気がつけば丸腰にされていた。
そして主催者を名乗るやつらから言われた言葉『生き残ればなんでも願いを叶える』
どこの夢物語だそれ。妄想もいい加減にしとけ。
それならお前らの命よこせとか言ってハイどうぞなんてくれる面してねぇじゃねぇか。
笑い飛ばしてしまおうとした矢先、アルファが奇妙な形の機械にかけられている映像を見せられた。
主催者とやらの言葉を信じれば不思議なカードの力で時間が操作できるそうだ。
バトー博士に言われたように隕石の衝撃に耐えられるアルファでも経年劣化だけは物質である以上避けられない。
忌々しいが従うしかなかった。
妙に大きなデイバッグを渡されて、飛び出したのはいいが。
注意事項で覚えておくことは3つくらい。
首輪は爆弾で外そうとすれば爆発。
禁止エリアとかいう指定の場所には入らない。
絶えず殺し続けておけば死ぬ可能性はない。
それだけでいいだろう。
なんでも願いを叶えるというのならば、とっとと片付けてアルファを生き返らさせて、
それから主催者どもを皆殺しにしよう。
そこまで考えて、デイバッグの中身を確認する。
でてきたのは・・・・・・見覚えのあるハンマー。
「グラーフアイゼンでよかったか?」
「Ja.」
「その形はギガントフォルムとかいったか。他の形への変形は可能なのか?」
「Nein.」
「鈍器として使うことは可能か?」
「Ja.」
短い問答のようなやりとり。
変形が不可能と答えたのは俺の魔力不足か、それともなにかしら適正が必要なのか。
いずれにせよ純粋に鈍器たるハンマーとして運用するに問題はない。
これぐらいの重さなら問題なく運べる。
サイズによって目立つことだけが懸念される要素だ。
なんにせよ、視界に映る近くの病院へ行くとしよう。
薬だけは誰もが求めるはずだ。殺すにせよ、手を組むにせよ人との遭遇確立が一番高い。
アルファを助けるために勝ち残るとしよう。
六課配属になる以前のようにDead No Aliveでいいというのは行幸だ。
さて、他にはどんな参加者がいるのやら。
殺して奪って装備を充実させるのと探索して装備を充実させるのはどっちが楽なものかな。
とにかく、アルファを助けさえすれば自由だ。
即座に主催者の首をもらうとしよう。
相手が知った顔でも知らない顔でもやることは変わらない。
あの荒野のルールのままに行こうか。
緑の悪魔がその歩みを病院へと進め始めた。
【一日目 現時刻AM0:43】
【現在地:H-3 森】
【緑の悪魔はんた@メタルサーガsts】改訂版
[参戦時間軸]第7話終了時点。
[状態]健康(アルファ不在により思考が天然マーダー寄り)
[装備] グラーフアイゼン・ギガントフォルム (リリカルなのはStrikerS―砂塵の鎖―)
[道具]支給品一式(地図、水、食料)
[思考・状況]
基本 最終的には皆殺し、裏切り上等、罠上等。アルファを助けられるならなんでもいい。
1. 相手より先に攻撃する。
2. やばくなったら逃げる。
3. Dead No Alive
4. まずは病院で武装を充実させる。ニトロか硫酸かガソリン程度あるだろう。ワイヤートラップをしかけるのもいいな。
5. いざとなればそこらの石だって十分な投擲武器。材料さえあればC4だって作ってやる。
最終更新:2008年02月19日 21:32