~Prologue~「壊れた日常」
アルティミシアとの戦いから2ヵ月後。
スコールはSEEDとしての任務を全うしていた。
(これも、愛すべき日常か…)
そう思い、現れた敵をG.F.(ガーディアンフォース)で蹴散らす。
「エデン!!!」
そう言って彼はG.F.を召喚し、エデンの技、「エターナルブレス」で敵を消し去る。
ここまではよかった。
だが次の瞬間、彼の日常は、突然変わる。
(…ん?)
エデンが彼の中に帰った後、突然エデンのもといた場所に光の渦が出来ている。
そして、彼を、吸い込んでいく――――――
「なにっ!?」
突然加わった力に逆らえず、吸い込まれていくスコール。
そして意識は、闇の中へ――――――――
そしてそのころ、なのはたちの世界では…
「なんでこう、一度にたくさん出てくるかなあ…」
時空管理局のフェイト・T・ハラオウンは一人つぶやいた。
今回の任務は、突然現れたガジェットの一掃であった。
まずは、目的地に急ごう。そう思って、スピードを上げて目的地にたどり着いた。
でも、彼女は知らなかった。
もう、そこにいたガジェットの3分の2は「彼」によって倒されていたことを――――――
さて、ところ変わってスコールの側。
彼が目覚めたとき、廃棄されたような居住区にいた。
起き上がり、手の中にあるガンブレードを見る。
リボルバー。彼のガンブレードの名前だ。
(それにしても、ここは……どこだ?)
彼がそう思った瞬間、無数のガジェットが襲ってきた。
「!?」
戦いの本能が目覚めたのか、ガンブレードを強く握る。
(味方でもなさそうだ)
そう判断した彼は、ガンブレードを握り、ガジェットの群れに突っ込んでいく。
その瞬間から、彼の戦いは始まった。
最終更新:2010年06月25日 17:24