ブレイクブレイド StrikeS
使用デバイス設定

ジルグ専用統合デバイスユニット『エルテーミス』

通常時は「削りだした赤い石英のネックレス」のような形状
デザイン参考URL
http://www.wa-gunnet.co.jp/product_info.php?cPath=14&products_id=493

インテリジェンドデバイスではなく,、ストレージデバイスとして設計された。
その経緯は第10話を参照

起動時は背面に大型の跳躍補正デバイス
両肩、両脚に防具形状の姿勢制御デバイス
計5つの高機動用デバイスが展開する。

デザイン参考url(肩部は少し小型化されたイメージ)
http://breakblade.jp/work/gouremu.html
のエルテーミス

色調は赤

デバイス起動時のバリアジャケットは
身体にデバイスが展開される以外は特に変わらず、
透明の薄い魔力障壁が全身を覆うように展開する。

エルテーミス自体に武装は存在せず
携行武装としてバリアジャケット展開機能を省き
出力のみに特化したアームド型デバイスを複数携行する
これらも全てストレージデバイスである。

1.跳躍補正デバイス
背中に展開されるメインの魔力出力デバイスであり、
大容量の魔力を放出することで瞬間的な高跳躍、高速移動を実現する。
連続で出力することで擬似的な空戦も可能ではあるが、
飛行と言うより打ち上げロケットのようなものなので効率は悪い。
また高度を上げすぎた後にそのまま落ちれば当然足を骨折したりするので
着地時の出力調整も必要になる。
ただ、下記の姿勢制御デバイスによって滞空中に姿勢を変える事で
トリッキーな動きを実現することが出来る。

2.姿勢制御デバイス
肩部と脚部に展開される4つの補助的な魔力出力デバイス
跳躍補正デバイスほどではないが、瞬間的な魔力の放出により
全方向に対応した姿勢変更を行う。
わずかだがデバイス自身に障壁を展開可能な事と
ジルグの要請によりデバイス自身の強度も高めてあるので
脚部デバイスによる出力と装甲を生かし
加速を付けて威力を増した蹴りなどによる格闘戦を行うことも可能。

   デバイス概要

5つからなる高機動デバイスは個々で運用しなければならない為、使用は難しい。
例えば通常のデバイスで飛行魔法を使用する場合

「術者が高速ですれ違い様に相手を攻撃して振り返る」

と言う一連の動作を
自らのイメージ一つでデバイスを通して処理され実行されるのに対し

エルテーミスの場合
「跳躍補正デバイスを出力させ操りつつ
姿勢が乱れないように姿勢制御デバイスを微調整しながら相手を攻撃し
時計回りで振り返る際には右の肩と脚のデバイスを前方向へ
左の肩と脚のデバイスを後ろ方向へ出力し
振り返った瞬間それぞれを逆に出力させて回転速度を相殺する」

といったイメージを使用者自らが行わなければならない。

慣れない術者が使用した場合、
上記の振り返る動作を行ってもうまく静止できず多く回ってしまったり
逆回転してしまったりして姿勢を乱しやすい。
高度を上げた場合、着地時の速度を調節できずに怪我をしたり、
または着地できずに空中に静止して的になってしまう等々
デメリットは多い。

その代わりメリットとして、飛行魔法が常に魔力を消費し続けるのに対して
エルテーミスの場合、瞬間的な出力時以外は魔力を消費しないので
例えれば術者が一度に使える魔力が100%として
飛行魔法の場合、仮に飛行に10%を常に使用し続けている状態だとすると
他の魔法に回せる魔力は常時90%である。
だがエルテーミスの場合、瞬間的な消費ですむので
出力時でなければ他の魔法に100%に近い魔力を回せる事になる。

また、瞬間的な加減速を繰り返す機動になるため
段階的な加減速になりがちな飛行魔法に比べて動きは捉えられにくい。

デバイス本体の防御力は高いが、機動性重視のコンセプト故に
バリアジャケットに回す魔力も極力削っている為、総合防御力は標準以下である。


   携行武装デバイス

基本的にダガー付ロングライフル、シールド、ショートソードの
3つのアームドデバイスを作戦前に携行して使用する。
ジルグの高い魔力とイメージ力により
射撃や障壁展開は全て無詠唱で行われる。
なお、バリアジャケット展開機能はエルテーミスが担う為
デバイスは完全にそれぞれの機能に特化した物である。

1.ダガー付ライフル型デバイス
  • ジルグの主力武装
ミッド式のカートリッジ使用タイプのライフル型デバイスの先端に
ベルカ式のダガー型デバイスを組み合わせたもの。

入局試験時にも同様の物を使用したが
現在は既製品の中から最高クラスの硬度、精度を誇る部品で構成される。
銃身は長目で目視外の狙撃も可能。

目視の出来ない長距離狙撃時には内蔵されている狙撃用スコープが展開する。

ジルグは基本的に魔力弾に誘導能力を持たせず、
速度と貫通能力に特化させているが、状況に応じて誘導弾に変更する事は可能。
最大まで魔力を込めた状態の魔力弾であれば
AAAランク相当の魔術師の展開するプロテクションすら軽く貫通し
戦闘不能状態にすることが可能な出力を持つ。
だが、当然連射したり誘導能力を持たせれば単発の威力は低下するし
最大出力で射撃する場合、
エルテーミスを含む他の武装には魔力を回せない(ジルグ自身による移動は可能)

ダガーがベルカ式なのは、万が一魔力が切れたり使用できない状況に陥った場合
ミッド式では刃が展開できず、戦闘続行が不可能になる事や
また、非殺傷設定では物理的なダメージを与えられない事をジルグが嫌った為。

2.シールド型デバイス
  • 小型の魔力障壁展開用デバイス、
純粋な魔力展開用ではなく、硬度の高い材料を使用したシールドなので
魔力を使用した攻撃だけではなく、物理的な攻撃にも対応可能。

障壁の展開面積や防御力は術者の使用魔力に左右される。
正面からの攻撃を受け止めることはもちろん
角度をつけることで高威力の魔法を”受け流す”事も可能。

このデバイスも一応打撃用としても使用できる。

3.ショートソード型デバイス
  • ベルカ式のシンプルな形状のショートソード型デバイス
長さは柄を含めて60cm程度で携帯性重視のもの。

ベルカ式なのでカートリッジを使用して
一時的に魔力を付与し、魔力を纏わせた強力な斬撃や
中距離の相手への斬撃波等を放つ事が出来る。

材質的にはあくまで量産品の中の上級品なので
ヴォルケンリッターの持つデバイスやエリオのストラーダに比べれば
性能的には数段劣るが強度は比較的高い。

基本的に戦闘においてはサブウェポン的な位置付けであり
あくまで『最後の手段』である

※エルテーミス以外の武装デバイスは全て量産されている部品で構成されているので、
万が一破損、もしくは全壊した場合でも
比較的容易に代替品が用意できる。
(六課内にはジルグの要請で、既に予備用として数セットが用意されている)

複数のデバイスに対して使用する魔力リソースの配分などを
全て使用者が行わなければならないので扱いが非常に難しく
ストレージ型ではあるものの、エルテーミスは実質ジルグ専用品である。

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最終更新:2010年08月09日 21:19