リボンなナイト11 第六話
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「んふふー、頑張ったねーネギ君。おめでとー」
「は、はい、どうも」
にかっと笑った裕奈にも言われ、ネギはもごもごと返答する。
「と、言う訳で私達からお祝いね」
「え?」
続けた裕奈の言葉に、ネギが聞き返す。
「うん、ハートじゃアスナにかなわないけどさー、
頑張っちゃったネギ君に、私達からとっときのご褒美だから」
「ほにゃらばネギ君楽にしてー、一休みしちゃってー」
美砂に続いて桜子にあっけらかんと言われても、
何しろ周囲が周囲、どこに目を向けていいのか分からない状態、
物理的には塵にしてしまう事も可能なネギだからこそ押し退ける訳にもいかず
頭の中は気が気ではないと言うのが今のネギの正直な所。
「えーと、それは?」
ネギの目の前で綺麗なおっぱいも丸出しの美砂が、
プラスチックボトルから掌にとろとろと流し込んでいる液体を見てネギが尋ねる。
「あ、これ、ローション」
美砂があっさりと答える。
「ひゃっ」
「そ、気持ちいーんだよ。こーやってね」
「あ、柿崎、さんっ」
美砂の柔らかな掌からネギの鍛えられた胸板にぬるぬるとローションを塗り込まれ、
ネギが小さく悲鳴を上げた。
「じゃ、私も」
「ほにゃらば私もーっ」
「えっ、え?あはははっ、ちょっ、あはははっ」
白く柔らかな手がローションと共に幾つも這い回り、
とにかくくすぐったいのだから仕方がないのがネギの状態。
「どーおネギ君、気持ちいー?」
「は、はい」
それは確かにその通りなので、裕奈の問いにネギは素直に返答する。
それを聞いて、ネギの頭の上で裕奈と美砂がニッと笑みを交わす。
「ネーギくん」
「は、はいっ」
背後から裕奈にきゅっと抱き締められ、改めて一つ上を行く弾力にネギは飛び上がる様な返事をする。
「さっきのマッサージもいいけどね」
「男って奴が一番喜ぶやり方、体験させてあげようか」
ネギの目の前では、そう言って美砂がニッと笑みを浮かべていた。
「え、えーと…」
「はい、こっち見る、ちゃーんとね」
「は、はい」
そう言われて従ったネギの真正面には、美砂が生まれたままの姿で膝立ちに立っていた。
そうは言っても、美砂が真っ赤な頬を照れ笑いでごまかしているのも実際の所。
「えーっと…どお、ネギ君。アスナも綺麗だけど、
ん、んんっ、悪くないでしょ?」
「は、はい、凄く、綺麗です柿崎さん」
きっぱり否定された日には尼寺に直行しようかと言う質問だったが、
もちろん、ネギ君はそういう事は言いません。
開き直った様にキラキラとした眼差しを向けられて素直に賞賛され、
主導権を取っていた筈の美砂は既にしてKO一歩手前だった。
「はい、ネギ君、そこでストップしててね」
美砂に言われて、じりっ、じりっと接近して来る
美砂の年齢を考えるなら見事な裸体を前にしても、今度はネギも動かなかった。
「うふふっ…それっ」
「はわわっ」
その十分に膨らんだ乳房にとろりとローションを垂らして、
声と共に美砂がネギに抱き付いた。
「ん、むむむっ!」
そして、熱いキスを交わす。
「ぷはっ!ははっ、体育祭の時はちょーっと我慢しちゃったけど、
やっぱり私もラブラブキッスに混ぜてもらっちゃったり、今更だけどダメだった?」
「い、いえ。柿崎さん、素敵な女性(ひと)ですから」
「ありがとネギ君。お世辞でも嬉しいよ」
「お世辞じゃないですよ。柿崎さんは…」
「あー、分かってるって、ネギ君が優しくて正直で誠実なのは」
ムキになるネギにくすっと笑いながら美砂が言う。
「うん、分かってる。ネギ君に一番の女の子もいるって事もね」
「ごめんなさい」
「謝んなくっていいって、むしろそっちの方が失礼だから」
「はい」
「よし」
返答するネギの頭を、美砂お姉さんが左腕をネギの背に回しながらくしゅくしゅと撫でた。
「あ、あっ」
「ちょっと、こーふんして来ちゃったかなネギ君」
「は、はい、あ、ごめんなさい」
「いーのいーの、そうしてるんだから。どう、こーゆーの気持ちいい?」
「は、はい、ぷるぷるしてぬるぬるしてなんだか」
改めてネギを抱き締め、ローションに濡れ光る胸を押し付けて微妙に動かす美砂の動きに、
未経験のネギは翻弄されていた。
「でも、私だけじゃもったいないって」
美砂が腕を放すと、ネギを包囲した三人が笑みを交わして
その瑞々しい裸体にとろりとローションを注ぎ込む。
ローションを掌で伸ばし、改めてネギの方を見る。
そんな三人をぽーっと見惚れてしまうのは、それは色々な意味で仕方のない事だった。
それぞれに年齢を考えると溢れるばかりのボリュームと若々しい弾力の裸体がネギの前に晒され、
そして、塗り込まれたローションが照明にてらてらと照り返している。
その謎めいた艶やかさは、今までとは又違った、言葉を失う様に淫靡な感覚をネギにもたらす。
「ネギ君」
美砂が、そんなぽーっとしたネギに声を掛ける。
「だからネギ君、ハートじゃアスナにかなわないかも知れないけどさ、
私達の事もちゃーんと覚えておいてもらうんだからね」
「そういう事」
美砂の言葉に、裕奈が続く。
「一万年と二千年経ってもね、そんでアスナと水入らずでラブラブしててもねネギ君、
私達のぴっちぴちの青春時代、たまーには思いきり生々しく思い出してもらうんだからねーネギ君に」
「スタイルなら負けないよー♪」
裕奈がウインクして桜子が相変わらずの元気な大口で宣言する。
「だからネギ君こっち」
「はい…」
「それっ」
ネギが従うが早いか、まずは裕奈がネギに抱き付いた。
ぽよんとにゅるっとおっぱいローション漬けの得も言われぬ感触、
男が大好きな、と言うのはネギも心の底から納得する。
比べるのは失礼等という小知恵がつく前であるネギは、
ほんの短い間で立て続けに体験した中でもボリュームではナンバー1と感じざるを得ない。
「んむっ」
「んふふっ、魔法世界以来かな」
ネギの唇にちゅっと吸い付いてしっかりと舌を絡めて唇を離した裕奈は、
そうやって見事な膨らみをぐにぐにと押し付けながら、
段々と膝立ちの高さを高くしていく。
「うぶぶっ!」
「うふふっ、ネギ君おっぱい大好きだもんねー。
いーのいーの、男ってそーゆーモンだって聞いてるから。ふふっ」
まずは谷間ぐりぐりの天国の後、鼻口を塞ぐ見事な弾力がネギを本当の天国に送迎する前に、
裕奈はその膨らみに下から手を添えてネギの口に差し出す。
ネギが小さく頷くと、裕奈がニッと笑みを返す。
「あ、んんっ」
最初から、裕奈はちょっと甘い声を大浴場に響かせた。
「ん、んむっ、んっ」
目の前でピッと尖った、可憐な程の桃色の蕾に、
ネギは必死な程に食らいつき、ちゅうちゅうと吸い立てる。
最初はきつすぎる程だったのだが、まさか声音で調整しているのか、
吸い立てる力も、そして甘噛みと言う高等技術すら自覚無しに交えながら、
裕奈にもたらされるものは甘く痺れる様な感触へと変化していく。
「あんっ」
ネギもそうだろうが裕奈もちょっと名残惜しいものを感じつつ、
裕奈はネギの唇からぷっくりと熱く充血した乳首をちゅぽんと引っこ抜く。
そして、ネギの両肩に両手を添えてネギの背中を段々とエアマットに横たえる。
たっぷりとローションを含んでてらてらと輝きながら、
見事な膨らみが目の前でふるふる震えているのを見せつけられ、
今にも又むしゃぶりつきたい。
そんなネギの視線に裕奈がニカッと笑い、ネギはぼっと赤面して顎を下に向ける。
一度、横たわったネギの顔面の前で白い膨らみが見せつける様にふるふる揺れてから、
むにゅっとネギの鎖骨の辺りで柔らかく形を変える。
ぴっと硬く尖った二つの蕾がつーっと流れる感触にくすぐったさを覚えながら、
ネギはされるがままマットに横たわる。
「あんっ」
鎖骨から胸、腹へと、むにゅっと柔らかくそれでいて先端の熱く尖った双つの感触が優しく滑り降りた後、
最も敏感な男の急所が包み込まれ、心地よく擦り付けられる感触にネギは小さく声を上げる。
「ふふっ、どーおネギ君ゆーなのおっぱい包み」
「あ、あっ、温かくて柔らかくて、気持ちいい、です」
「そう。おっぱい大きいとこーゆー事して見たくなるってちゃーんと知ってるから、
こんな風にねー」
「あっ、ゆーな、さんそれ、あ、あっダメ、あっゆーなさん僕又っ」
「んふふっ、ネギ君の、ゆーなのおっぱいの中で熱々なっちゃってる。
いいよ、ネギ君我慢しなくて気持ち良くしていいよっ」
「あっ、ゆーなさんっ、あ、あぁーっ」
最終更新:2012年01月28日 17:23