31スレ151

リボンなナイト11 第八話

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ゆるゆると抱き合い、唇を交えながら十分に余韻を楽しんだ後、
ネギから離れて立ち上がった美砂は、にこにこ笑って小さく手を振りながら手近な洗い場に向かう。
照れ笑いを浮かべて小さく手を振りながら見送るネギの前で、
美砂は長い髪の毛をさらりと翻してシャワーを使う。

「んー、私も髪伸ばしてみようかなー、運動にちょっと邪魔だけどさ」
「あ、ゆーなさん。はい、似合うと思いますよ。ゆーなさん日本人の綺麗な黒髪ですし」
「ありがと、ネギくん。そ、お母さんも凄く綺麗なロングの黒髪だったんだー」
「そうですか」

ネギがそこまで言って、ちょっと言葉が途切れる。
そして、二人は顔を見合わせ、くすっと笑みを浮かべる。
何がどうなってか、ちょこんと正座して向かい合った二人が、小さく頭を下げる。

「よろしくお願いします」
「お願いします」

自分らでやってみて、この意味不明な行動には苦笑を禁じ得ない。
取り敢えず、すすっと近づいてちゅっと唇を重ねる。
そして、ネギの動いた視線に気付き、裕奈がくすっと笑みを浮かべる。

「柔らかい。それで凄く弾んで大きくて」
「んふっ、なんかくすぐったい感じ。でも気持ちいい」

流石に裕奈も遠慮がちに突き出すが、それでも見事に豊満なバストがネギの視界に露わになる。
ネギは思い切って両手掴みにするが、それでも、ネギの優しい手つきに
裕奈はくすくす笑いながら段々と熱くこみ上げるものを覚える。

「あの…」
「ん」

上目遣いのネギに裕奈が笑って頷くと、ネギはしっかり熟れた、
それでいて可憐な色形の乳首にちゅっと吸い付いた。



「んっ、ん…は、はにゃ、あんっ」

乗りで応じたものではあったが、いざネギにそうされて見ると、
絶妙な加減でちゅうちゅう吸い立てて舌を這わせる。
そうしながら、弾力を楽しむ両手も柔らかな動きが途切れない。
裕奈も最初はくすぐったいぐらいに感じていたのが、
段々とそうも言っていられなくなって来る。

「ちょい、ネギ君…」

何か言おうとした裕奈は、ふっと優しい笑みを浮かべてネギを見下ろした。
無心に乳を吸い続けるネギを見下ろし、優しく髪の毛を撫でていた裕奈だったが、
その内ににへらっと歪んだ口からたらりとヨダレを流し、悪魔の笑みを浮かべていた。

「うぶぶっ!」
「うらうらうらーっ」
「うぶっ、ぶっぷはっ」

その弾む谷間に顔面をぎゅーっと押し付けられぐりんぐりんされて、
窒息する様な柔らかさに悲鳴を上げたネギだったが、
裕奈の腕が緩みちょっと怒った顔で見上げたネギも、
ニカッと楽しそうな笑みを見せられては苦笑するしかない。

「きゃんっ」

それでも、ちょっとはむーっとしていたネギは、
不意打ちに裕奈の突き出したおっぱいを掴み、
裕奈はそのままずるりとエアマットに背中をついた。

「ん、んんっ、あんっ!」

怒った様な勢いで自慢のおっぱいをもみもみちゅうちゅうされてそれだけで息を荒げていた裕奈だったが、
そんなネギの繊細な指が、既にしてとろとろに潤っていた秘密の部分に伸びた時には悲鳴を上げていた。

「あ、あんっ、ネギ、くぅんあ、あんっ、ああんっ!!」

ふいっと静寂が包んだ、かと思ったその隙に強烈なのが来た。
実戦と応用力の天才が見せつける指使いは裕奈の背中にマットを叩かせていた。



「ゆーなさん」
「ん、ネギ君」

裕奈に覆い被さる形で両腕を立てていたネギの真剣な眼差しに、
裕奈もぐっと頷く。
まだローションの残っているにゅるっとした感触と共に、
ネギはその鍛え抜いた腕に柔らかくも素晴らしい弾力を抱き留める。

「ゆーなさん?」
「ん、大丈夫」

ぐっ、と、抉り込まれた感触に顔をしかめる。そんな裕奈を見てネギが尋ね、裕奈が応じる。

「あ、くんっ」

それでも、察しのいいネギは静かに腰を使い、
そして、裕奈の反応を見ながら段々と揺らぎと力強さを増していく、と、言う、
ネギのその他の能力同様年齢ガン無視の技巧を駆使してみせる。
それを受けての裕奈はと言えば、ネギにぎゅっと抱き付きながら、
ようやくようやく呼吸を整え、そして、ローションに滑るマットをじゅっ、じゅっと響かせて
ネギに合わせて下半身を由良し始める。

「ん、んんんっ」
「んっ、ゆーな、さん?」

ぎゅーっと抱き締められたネギが、動きを止めた。
ついでに下半身の上り詰める過程すら止めて見せると言う、
今更ながらに驚嘆すべき粘りもここでどうこう言う者はいない。

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「えへへ」

ふーっと一呼吸してから照れ笑いを浮かべる裕奈の黒髪を、
ネギの手は自然と撫でていた。

「ふふっ、ネギ君お姉さんに生意気っ」

ちょっとの間撫で合った後、一旦引っこ抜いてぺたんと座ったネギは、
背中ににゅるっとふにゅっとした心地よいものを感じる。



「やーネーギくん」
「桜子さん」
「ふーん、やっぱりネギ君ってお子ちゃまなのに逞しいんだー」

たっぷりローションの乗った体で、桜子は後ろからネギに抱き付きぐにぐに動き始める。

「はいネギくんこっち」
「はい」

ここまで来たら、ネギももう素直に従ってしまう。
桜子の腕から解放されたネギが座ったままよいしょと振り返ると、
そこには桜子が生まれたままの姿で、但し照明にローションを輝かせた艶めかしい姿でえへへと立っている。
自分からスタイルを誇っている通り、これ又年齢を考えるなら十分過ぎるブラボーなプロポーションだ。
裕奈程ではないが柔らかな膨らみは質感十分に存在を示し、
中背でバランスが取れている。チアで無駄をそぎ落としながらも
思春期の女の子らしいどこかふわふわ柔らかな感じが、今のネギの感想を翻訳するならば、そそる。
ぽーっと見とれるネギの視線に満足したかの様に、
桜子はさっと両膝をついてちゅっとネギの唇を吸った。
そして、にじり寄ってからもう一度、今度は舌と舌までしっかりと絡め合い貪り合いきつく抱き合う。
ボリュームで言えば裕奈の方がしっかりしていたかも知れないが、
くにゅくにゅぷりぷりと柔らかくまとわりついて包み込む様な感触が
ネギにはどこかくすぐったく、気持ち良かった。

「あ、んっ」
「桜子さんも、やっぱり」
「もうっ」

倣い覚えたコースで、ネギの右手が、既にローション以外でとろりと潤っている
むっちり鍛えられた太ももから更に奥へと滑り込みとろとろに溢れ出す蜜を指に絡める。
その指は、見せ物の様な荒々しさとは無縁の繊細そのものの動きで
最も敏感な所を探り出しその感覚を剥き出しに現していく。
桜子の腿が小さな開閉を繰り返して僅かに顎が上を向き声が漏れる。

「あうっ」
「ふふっ、ネギ君も、あんなにしてるのにまだこんななんだ」
「は、はい」

思い切りよく桜子に掴まれて、ネギも照れ笑いで応じるばかり。
改めて見つめ合い、唇を重ねる。
その後で、桜子はネギを座らせたままゆっくの腰を浮かせる。



「ん、つっ」
「桜子さん、大丈夫ですか?」
「ん、大丈夫。女の子ってね、特に最初はちょっと引っ掛かって痛かったりするん、だけど。
私は大丈夫かな?運動とかしてるとそういう娘多いって言うし、いいっ」
「桜子さんっ!?」
「いや、大丈夫。なんて言うか、大当たり?
今、ネギ君のごにょごにょがすっごくツボに直撃って言うかすっごく気持ちよくて」
「あ、そうですか、気持ちよかったんですか良かった」

ほっとしたのはネギだったが、この後の桜子はほっとする所ではなかった、
と言うのは最早様式美と言うものである。

「あ、あああっ!」

ズン、とネギが突き上げる一撃に、桜子の顎も背中も反り返り、
ネギが今まで聞いた事のないお姉さんの、女の人そのものの声を桜子が響かせる。
只でさえネギの天然技巧にこってりとろかされた上に受け容れた所で、
受け容れたネギの肉体は桜子の快感ポイントを一発必中でピンポイントにロックオンしており、
ネギは優しく、そして容赦なく責め立ててくる。
最早本能のレベルで反応をかぎ分けて決して苦しめる様な無理はしない、
それでいて攻め所は確実に把握している。
最強の学習能力応用能力マスターの天才がその誠意と愛情をフル稼動しているその場所は、
その一撃から大当たりした桜子の肉体が最も求めてやまない所。
いつしか、ネギの目の前の美少女はお風呂だと言うばかりではなく全身を桜色に紅潮させて
ツンと形良く上を向く柔らかな膨らみをぷるんぷるんと上下させ、
到底秩序だったパターンなど掴めず闇雲に体が求めるままに踊り狂う。
汗を溢れさせ切羽詰まった表情に見る見る変わりながらのその姿は、
ネギが見惚れるに十分過ぎる美しさだった。

「あ、あっ、来る、ああっ来る来ちゃう来ちゃうよ来た、あ、あー」

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くてっと覆い被さって来る桜子を、ネギは優しく抱き留めた。
そのまま、満足げににへらにへらとしている桜子を、
ネギはエアマットに優しく横たえる。

「ふふーん、やっぱりやるねーネギ君は」
「あ、ゆーなさん」

横を見ると、両手をついて桜子を半ば覗き込んでいた裕奈がニカッと明るい笑みを浮かべた。



「ふーん、桜子こんなにノックアウトしてまだ余裕なんだ」
「え、えっと、余裕って言いますか」

ぺろりと唇を嘗めた裕奈の向日葵の様な笑みに、ネギは何か戦慄を覚える。

「あ、ああっ、いっ、何ああっなんか、あああっ」

かくして、あれよあれよとネギはその場に横たえられ、
裕奈は肉欲の赴くままにしっかとネギの上に乗っかりはめ込み腰を振り始める。
とは言え、この際ネギも嫌いではない。そして一旦そうなると誠意の限りを尽くすのがネギ。
ここまでの才能と学習の効能を遺憾なく発揮して裕奈のポイントを匠に把握しつつ腰を突き上げ始める。
たっぷりとしたボリュームと見るからに跳ね返す様な弾力、
それがローションに濡れて照明にてらてら輝きながら目の前で存分に律動している。
そんな裕奈の双つの至宝は、何か幼児の見る大きなデコレーションケーキにも似た生唾の対象、
それがネギの偽らざる思いだった。
そして、裕奈の息遣い、裕奈の声、もちろん今までも綺麗なお姉さんだとは思っていたが、
お祭り好きでさばさばしてて元気いっぱいで、
そんな裕奈が自分よりも大人の女の人なんだと脳がとろける程に実感させられる。

「あ、ああっ、ネギ、君。元気いっぱいだねああっ、うんっ、
いいっ、いいよネギ君いいっ、あ、ああ、あぁー」

そろそろコツを掴んで来たネギは、身を起こしてしっかと裕奈を抱き留めていた。
そして横たえる。本来、そのまま紳士的に優しく休息させるつもりだった。
ぐんにゃりとした裕奈を優しく横たえたネギは、ごくりと喉を鳴らす。

「んふふっ、あんまり痛くいないでね」
「あ、あのっ」

たっぷりと豊かでありながら、若さの特権でこうして横たわっても崩れを見せない膨らみに
むしゃぶりついたネギに裕奈がどこか物憂い口調で言い、ネギの頬がかあっと赤くなる。

「もー、ここまでやっといていーのいーの元気でいーの」

元々半開きだった裕奈の目がパチンとウインクし、
ちゅうちゅうと吸い立てるネギの頭を夢うつつな眼差しの裕奈が優しく撫でていた。

「ん、あんっ、やっぱネギくぅんああんっ」
「あー、ネギ君、やっぱおっきいおっぱいぃは、ああんっ」

ネギがそーっとそちらを見ると、真っ裸のまき絵と亜子が大きなエアマットの一角に向かい合って腰を下ろし、
既に自家製の透明な蜜の溢れ返ったお互いの部分をほっそりとした指でまさぐり合っている最中だった。


「あ、あのー、まき絵さん、亜子さん」
「んー、だって、ネギ君だもんあんなの見せられたらたまらないもん」
「そやそや、ホンマネギ君男やわーかなんわゆーな達ばっかりー」

ネギの質問を受け、二人はふにふにと自分の胸を掌で下支えして本人は不本意でも客観的には
厳然たる微、たる評価をアピールする。

「ネーギくん」

どさくさ紛れに桶に用意されたローションを浴びながら、
二人は一度裕奈から離れたネギの所まで這い進み、ぴとっと両腕にしがみつく。
そして、ちゅっ、ちゅっと唇を吸う。
ネギはそんな二人に倣い覚えた両手の繊細な指技の限りを尽くし、
とっても可愛い声で泣かせ続けていたが、
二人の全身はそれだけでは足りぬとばかりに、切羽詰まった熱いアピールを抑えられない。
どうした訳か、まき絵がとっさにネギに可愛いお尻を向ける形で四つん這いになり、
亜子もとっさにそれに倣う。

「……はああああわわわわあああああっっっっっ!!!
ひゃあっ、ああああっ!!!」

そのすぐ後に、亜子は、背中をぺたぺた触りながらその場にのたうち回った。
随分と楽になった、とは言っても、見た目同様心からも決して消えてなくなる事はない。
それを、女の子の一世一代のその時、それも何一つ隠す所なく、
と言う事に気付いては、決壊するのも無理からぬ所だった。

「ひゃ、あっ!!」

そんな騒ぎは、ネギが、亜子をぎゅっと抱き締めて強制終了させる。

「素敵ですよ、亜子さん」
「ありがと、ネギ君」

うっすら涙を浮かべた亜子とネギが唇を重ねる。

「僕を信じて、くれますか?
謝り足りない大変な嘘をついてしまって、忘れられません」

ネギの真摯な言葉に、目尻に涙を浮かべながら亜子はにっこり笑って頷いた。
そして、ネギに促されるまま、亜子は震えながら先ほどと同じポーズを取る。


「素敵ですよ、亜子さん」
「ネギ君…」

ショートカットの特権のくすぐったいうなじキスを受けながら、
亜子は冷めた筈の酔いが回りぽーっとした心地になり始める。

「い、いっ」
「亜子さん」
「ん、大丈夫、大丈夫やから」

未知の体位だったが、理論構成と応用問題と体術にかけては引けをとらないのがネギ。
亜子の真っ白な背中に覆い被さりながら、ぐっ、ぐっと確実に狙いをつけて亜子の中に突き進む。

「ん、んんっ、あ、あ、あんっ」
「ん、くううっ」

そうして、今まで同様時に確かめながら時に大胆に、だが全体に優しくネギは腰を使う。
当初は苦痛を隠せなかった亜子の反応も段々と違ったものに、
雪の様な柔肌もぽーっと艶やかに色を変化させる。


「んー」
「ネギくぅん」

そうやって、亜子がへにゃーっとエアマットに突っ伏すと、
矢も盾も溜まらぬと言ったまき絵がすり寄ってくる。

「ああーんっ、恥ずかしい。ネギ君がすっごく、だから悪いんだからねー」

最早本能的な程に、ネギと亜子を目の当たりにしながらそれに合わせる様に自ら差し込み、
ずぶ濡れになった自分の右手に気が付いたまき絵はしゅんと縮こまりながら
しっかりとネギにアピールしていた。
まき絵も、最初は亜子の様に後ろから貫かれ、
それでしっかりと前後に腰を使って熱い声を響かせていたが、
一旦頽れたまき絵を前に小休止したネギを前に、まき絵は再び挑みかかる。
確かに、明日菜や裕奈やチアの面々に比べれば、
年相応と言えば年相応だが少女、と言う色彩の強い体つきのまき絵だ。
だが、器具と共に体育館を縦横に動き回る桃色のアホウドリの、
いつも観衆を魅了する優美にして激しいしなやかな魅力は健在。
そんなまき絵にのし掛かられ、その身はマットに横たえたまま自分にのしかかったまき絵を見るネギは、
そんな観衆すら知らない惚れた男にのみ許された特権そのものを目にして、
そして、その身をもって味わうと言う至高の贅沢を今我がものとしている。
これも、観衆の知らないまき絵の歌声。明るく可愛らしいベースはまき絵のものでありながら、
誰も知らない一歩も二歩も先に進んだ男に向けた女の声。
ネギを、男を魅了するには十分に過ぎる。
まだまだこれからの白い裸体、肉体も声も心も、
しなやかに伸び上がり目は大きく見開かれ、今、最高のフィニッシュを迎える所だった。

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最終更新:2012年01月28日 17:19
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