■ミドルフェイズ9:レェーネ
シーンプレイヤー:イヴ=サーヴァ 登場難度:全員登場
先刻の広間と船の格納庫の間には、もうひとつ部屋が広がっていた。
ルシャが扉から離れると、再び扉が閉まっていく。
ウィル:「おっと、危ない危ない。 危うく入り損ねるところだったぜ」
イヴ:「……ルシャさま、余裕があれば皆さんの回復を」
GM: 回復タイムにしてもいいですよ。
バーサーカーがレーザー撃ったり体当たりする音はしますが、そうそう破られそうにはない。
ルシャ:MPポーションを使います。
ルシャ:# 2D6(2,5) = 7
ルシャ:平均値で10点まで回復。
カーク:……<キャバリエ>(※)と言って良いモノか?(笑)
(※クリンナップフェイズにHPが自動回復するキャバルリー特技)
GM:それは不可だ(笑)
イヴ:あれは戦闘時の独特の興奮状態、緊張状態下で使える能力というか、生態。
ルシャ:傷ついてる人は?
GM:ほぼ全員傷ついてるんじゃないか?
カーレイ:私は0ダメージ。
ウィル:一応6点減ってるが、治す必要薄いかな。
ルシャ:ではまとめて<ヒールエリア>。 ジールくんも。
ルシャ:# 3D6(2,6,6) = 14
カーク:全快。
ウィル:フィジカルリング要らんくらいの回復ビームが来たな(笑)
イヴ:HP28。 あと4点あるが……。
ルシャ:「この者たちの傷をいやせ……」と、自分も回復。
カーク:「ありがと、ルシャちゃん」ザインの治癒能力と合わせてたちまち傷が癒える。
GM:あと、アイテムが欲しい場合はジールが売ってくれます。 相場の2倍で。
カーレイ:「……」
ルシャ:「ぼったくりですのー」
GM/ジール:「俺は金が居るんだ。 日のあたる(以下略)」
カーレイ:「こんな状況でも商魂たくましいと言うか……まぁお前らしい」
カーク:MP1だが、どうせすぐブレイクする事になるだろうからな。 MPポーションも要らないや。
ルシャ:仕方ないのでMPポーション1本買っておきます。
ウィル:待った。 持ってるけど、どうせ自分じゃ使わんから渡す(笑)
ルシャ:ほしいです。
カーク:ルシャは[ブレイク]後も<賢者の石>でMP使いますからね(※)。
(※<賢者の石>の消費MPは代償欄ではなく本文に書いてあるため、[ブレイク]後でも代償を払う必要があった)
カーレイ:私の分も渡しましょう。 こっちも自分では使いそうに無いですし。
ルシャ:「ありがとですぅ」
カーク:……ポーションしか無いから渡せない(笑)
ルシャ:では買うの止めておこう。
イヴ:一応自分にポーションを使おうかな……。
イヴ:# 1D6(4) = 4
GM:……ぴったりか(笑)
イヴ:ぴったりMAX。
ルシャ:あ……MPポーション1本、今使っておきます。
ルシャ:# 2D6(3,6) = 9
GM:回復量が増えるのは地味に便利だなぁ。
ルシャ:「(ジールに向かって)へへーんだ」
ウィル:「ま、なんだ。正札でなら一本買ってもいいぜ?」
GM:では、そろそろ話を進めると。
傷をいやして落ち着いた一同があたりを見回すと、部屋の中央には、円柱状の水槽のようなものに、1体のヴァルキリーが浮かんでいるのが見える。
イヴ:「……」
カーク:「アレは……?」
ルシャ:「イヴちゃん?」
イヴ:GM、私はそれに見覚えあります?
GM:イヴは、OPで見た過去の記憶の映像のヴァルキリーに似てるなぁ、と思った。
ジール:「なんだ、知り合いか?」
ウィル:「(小声で)さて、フライパンから飛び出して火の中に落ちたってことにならなきゃいいんだがな」
イヴ:無表情で……いや、いつも無表情なんですが。
無機質な顔をして近づいていきます。
イヴが近づくと、水槽の内部が淡く光り出し、部屋に彼女のものと思われる声が響いた。
『イヴ、お久しぶりです。 今まで何をしていたのですか?』
イヴ:「主に炊事・掃除・洗濯を」
GM/ヴァルキリー:『……しばらく会わないうちに、随分とユニークな性格になったようですね』
イヴ:「記憶の連続性に障害が発生していますので」
カーク:「あのヴァルキリー……イヴを知ってる!?」
GM/ヴァルキリー:『まさか、メモリに欠損が?』
イヴ:「と、言いますか、かつての砲撃艦“サーヴァイヴ”の制御ユニットをベースにした、別人……別ヴァルキリーと認識していただけると助かります」
GM/ヴァルキリー:『何ということでしょう……それならば搭載機の暴走も納得できます。
私の事も覚えていませんか?』
イヴ:「(首を傾げて)いえ。 申し訳ございませんが」……あー、敵ではなさそうですな。
ちびイヴ:「(とてとてとてとて)」←水槽のまわりをはしりまわっている
GM/レェーネ:『そうですか……私はレェーネ。 あなたと同等のスペックを持つ、ミーティア制御ユニットの一機です』
ルシャ: 同スペックですって、奥様。 ……戦いたくねぇ(笑)
カーク:ですな(苦笑)
イヴ:「このミーティア遺跡の?」
GM/レェーネ:『あなたが居ない間、1人で艦載機の制御をしていましたが……奈落に飲み込まれ、大半の機体はバーサーカーと化してしまいました』
イヴ:「つまり、バーサーカーはミーティアの艦載機が奈落落ちしたものですか」
GM:バグ等の「赤い」と言ったのがレェーネ艦載機で、色について言及のなかった機体がイヴ艦載機だと言う話です。
ウィル:スバルレェーネ……すまん、気にしないでくれ(脱兎)
GM:……しまったボケが解らん(笑)
ウィル:スバルに昔、「レオーネ」という車種があったのだ。
カーク:あーと、ようするにイヴはミーティアのもうひとつの制御ユニットなのか。
GM:まあ、解りやすく例えますと。
「ミーティア=マ○ロス レェーネ艦=ダイダロス イヴ艦=プロメテウス」くらいのもんだと思っていただければ。
カーク:よく判りました(笑)
イヴ:私は砲撃艦“サーヴァイヴ”の制御ユニットであると同時に、ミーティアという機動要塞の制御用……ああ、わかるわかる(笑)
カーレイ:……マクロス知らんのですよ。
ウィル:「ミーティア=ビッグ○イパー イヴ&レェーネ=オプション」でも近いかな?(笑)
カーレイ:あー、凄いわかりました(笑)
イヴ:イヴ……砲撃艦サーヴァイヴは巨大合体戦艦ミーティアのパーツのひとつだと。
カーク:きっと地面に刺さってる部分にはまるんでしょうね。
GM:ミーティアの構成パーツであり、イヴの制御担当部位かつ、緊急時にはイヴの独自判断で自立行動できるユニットだったというところですね。
カーク:ウィルがイヴを何処かで見たような気がしていたのは、ウェストリが落ちた時、外で戦闘していたイヴを見たからだろうか。
ウィル:どーだろ?
その場合、わしは王国滅亡の時にイヴの姿見てるかな。
カーク:詳しく視認してる暇はなかったんじゃないでせうか?
ウィル:いや、デカイ船は見てても、イヴ本人の姿を見てるかなー?とな。
カーク:うに……しかし、デカイ船の中に居るなら、イヴがそもそも大破しなかった気も。
GM:ミーティア戦役に飛行戦艦は一切参戦していません。
帝国軍の船も、それ以外の船も空に見なかった事は実戦参加していたウィルが承知してていい。
ただ、やられて吹っ飛んでくイヴの人影を見たかもしんない。
ジョシュアに流れ着くくらいだから、海まではどうにかして移動してるはずだし。
イヴ:あー。 なるほどなるほどなるほど。
ちびイヴはバーサーカーの原型である防衛用ユニット、その制御装置なんですな。
GM:マーカスの修理時か、イヴ大破時かに変質した艦載機そのものかもしれません。
カーク:なるほどー。
GM:まあ、そんな事を説明し終わると、水槽の中のレェーネが今度はルシャの方に顔を向けます。
ルシャ:「?」
GM/レェーネ:『あなたは、ウェストリ王家の者ですね』
ルシャ:「……そうですぅ」
GM/レェーネ:『あなたの、その指輪はミーティアの起動の鍵です』
ルシャ:「ひとつで動くですの?」
GM/レェーネ:『ひとつではフル稼動する事は出来ませんが、一部の機能や設備を運用することは可能です」
ルシャ:「……」
GM/レェーネ:『このミーティアは強大な力を秘めています。
力が安易に使われる事を危惧した創造主は、起動キーを2つに分けました』
ウィル:なるほど、もうひとつはダーモット王子の持っていたあの指輪か。
GM/レェーネ:『ちなみに創造主についての情報は、例え王家の人間と言えども、起動キーを両方持っている人間にしかお話しすることは出来ませんので」
ルシャ:「……どうやって動かすですの?」
イヴ:「メモリ領域復旧開始……破損領域の為作業中断。 破損領域の修復開始……1%……1.1%……中断。ダメですね。時間がかかりそうです」
GM/レェーネ:『奈落の侵食に対抗するためにシステムの大半は休眠状態にしております。 現状では“ブラン・グリュ(白き翼)”の稼動が限度です」
ルシャ:「この船が飛ぶですの……」と、壁の向こうの船を見る。
カーク:「古代の戦舟か、確かにイヴの同型艦なら……」
GM:そんなことをしていると、また周りからズシンズシンと音がし始める。
『いけません……限界です……な、奈落が来ます!』
直後、部屋の天井を突き破って、今までのより1回り大きい、赤いバーサーカーが落ちてきた。
カーレイ:「……こりゃ、さっきのより大きいか」
イヴ:「こちらの制御できる防衛用ユニットはどれくらいありますか?」
GM/レェーネ:『予想以上に奈落の侵食が早い……私の性能では、これ以上の侵食を食い止めるのが精一杯です!』
ウィル:「ま、このくらいのピンチはいつものこと、だな」
カーク:ザインが『WARNING. WARNING……』と警告を。
ルシャ:「はぅ~」
カーク:「逃げられないのなら……打ち倒すだけだ!!」
カーレイ:「そう言えば、昔からこんな事ばかりだったか……」
GM:と言うところでミドルフェイズラストはシーンエンドに。
イヴ:ひとつ重要なことが。 私とレェーネ、どちらが後発機(妹)でしょうか(笑)
GM:特に指定は無いので、お好きに。
イヴ:では私が出来の悪い(性能的に劣る)姉ということで。
GM:ふむ。 イヴの記憶を戻す時は「アナタを犯人です」とか指をぐるぐるさせるのか。
イヴ:「あははー、記憶をとりもどしましたよー」
最終更新:2013年09月30日 11:23