■ミドルフェイズ1:月の無い夜
シーンプレイヤー:ルシャ・アンブル 登場難度:不可
月も無い夜、明かりは遠く離れた帝国軍基地からもれる光のみ。
ルシャは、基地から離れた荒野で、こちらにやってくる男をじっと見つめていた。
兄、“灼熱の”アインを。
ルシャ:「はぅ、危うく動力につっこむところだったですぅ」
GM:……動力?
カーク:……帝国基地の?
ルシャ:オープニングでこけたついでにつっこんで行くところだったのでしょう。
GM:ブラン・グリュの動力炉!?
カーク:そっちかー!?(笑)
ルシャ:「突っ込んだら火傷しちゃいますぅ~」
GM:ともかく、アインがやってくる。
「よく来てくれた、我が妹よ……いや、正確に言えば、妹ではなかったな」
ルシャ:「やはり、兄さんなんですね」
GM/アイン:「……その話は今はいい、お前の持つ指輪の話が先だ。
それを私に渡してこちら側に投降するんだ。
悪いようにはしない」
ルシャ:「どうして、帝国に味方するんですの?」
GM/アイン:「プリムローズのように帝国に真っ向から戦っても討ち滅ぼされるのが関の山だ。
ならば、懐に入り込めばいい。
そのために私はダーモットとも手を組んだ……獅子の指輪は既に、こちら側の手にあると言う事だ。
後はお前の指輪だけなのだぞ、ルシャ」
ルシャ:「いやです」
ウィル:即答だー!(笑)
GM/アイン:「なぜだ? 指輪さえ揃えば、帝国への復讐も可能になる。
故国を滅ぼした奴らを殲滅できるんだぞ!?」
ルシャ:「ボクは復讐のためにこの指輪を使おうと思ってません。
この指輪は大切な何かを守る事につかうんです」
GM:ルシャがヒロインっぽいことを!(笑)
カーク:深層に潜む第二の人格がっ!?(爆笑)
GM/アイン:「……もう一度だけ言おう。
指輪を渡してくれ。 そして私の元に来るんだ」
ルシャ:「兄さんは……帝国に復讐をと言いながらカークちゃんの街にひどい事をしました。
復讐のために関係のない人を巻き込むのですか!?
ウェストリ王国第一王位継承者ルシャとして、王国騎士アイゼン・アンブルに真意を問います!」
GM:王国騎士だったのか? アイン。
ルシャ:勝手に決めました(笑) なんとなく騎士と思ってたが。
GM:一言も言ってないが、まあいいや(笑)
せっかくの決め台詞だからアンブル家は騎士の家系にしよう(笑)
ウィル:まあ、乳母になる家が無位無官の家というのも不自然だしな(笑)
ルシャ:改めて。 「答えなさい、騎士アイゼン!!」
GM/アイン:「……どうしても私が信じられないか。 ルシャ」
ルシャ:「信じたいです。
でもこの指輪はボクのものであってボクだけのものじゃないんですぅ。
この指輪を守り通したゲイルさんや、他の人たちの……いっぱいの思いが詰まってるんです」
GM:ゲイルやジールが死んでいれば、その台詞はかっこよかったのだろうが。
ルシャ:生きてるからねー。
GM/アイン:「ならば、仕方ないな」と、指を鳴らすと、ルシャは後ろから腕を掴まれる。
ルシャの腕を取った兵士が、首筋に何かを押し付けた。
その瞬間、身体が跳ね上がり、ルシャの意識は深い闇の中に落ちていく……。
ルシャ:「はぅ」
ウィル:シャアだと思ってたが、ギニアスだったか。
GM:まあ、ここでシーンエンド。
■ミドルフェイズ2:潜入
シーンプレイヤー:カーレイ・グラフヴェルズ 登場難度:不可
カーレイとミカは順調に基地内部に潜入した。
ミカが見つけた進入経路は確実なもので、カーレイの目から見ても大きな穴はなさそうだった。
GM:「カーレイ、こっちこっち!」と先行してるミカが手招きをしてる。
ウィル:みかー、うしろうしろー。
GM:どこの探検隊コントだ!(笑)
ウィル:いや、今の描写の流れだと言わずにはいられんかった!(笑)
カーレイ:「……わかりました。 ですが、も少し静かに」と回りを警戒しながらついていきます。
GM/ミカ:「解っているわよ、そんなこと言われなくたって。
それより私の言った通りでしょう? ちゃーんとだーれもいないじゃない」
と余裕の表情です。
カーレイ:「確かにそうですが、油断は禁物ですよ。 しかし、まぁよく見つけましたね……」
GM:ではまあ、どれだけ戦力を調べられるかは【知覚】で振ってもらいましょか。
達成値8以上からで、高ければ高いほど情報が増えます。
カーレイ:<感覚強化>があるからボーナスに+2だな。
カーレイ:# 2D6 (1,4) + 6 = 11
カーレイ:出目低……(机に突っ伏すPL)
GM:まあ、基準値はクリアしてるから(笑)
カーレイ:これでクリアしてなかったらミカにぼろくそに言われそうだ(笑)
GM:その場合はミカも判定するわ(笑)
カーレイが見た限り、この規模の基地にしては妙に兵士の数が少ないと判断できます。
ウィル:おそるべし合コン(笑)
GM:兵士一同で出払ってるのかよ!
カーレイ:「……ふむ? 兵士の数が少ない」
どこかに出払ってなければ誘ってるようにしか思えないんですが、本当に合コンだったら笑えるな(笑)
GM:そう考えつつも基地内を探索してると、ミカが立ち止まる。
「あれ? ねえカーレイカーレイ、ちょっと見てみなよ。 ……あれってさ、新型のゲパルト・ギアだよね?」
カーレイ:「ほぅ?」と見てみます。
GM:指差した方向には、今までに見たことのない真新しいゲパルト・ギアが結構な数、置いてある。
今までのがザ○なら、新型はギ○・ドーガって感じ。
カーレイ:……結構な差がありそうなんですが。
GM:ともかく、新品かつ強力そうに見えたと思ってください(笑)
ルシャ:そこで爆破工作を(笑)
カーレイ:「確かに今まで見たことの無いゲパルト・ギアですね……これは不味いかもしれないな」
ウィル:ここでほら、「少佐だって手柄を立てて昇進したんだっ!」ずばばばー、と(笑)
カーレイ:ギ○・ドーガの性能が高いから兵士数が少なかったりするんかのぅ。
GM:ちなみに赤くて角つきはないです。
カーレイ:ちっ、無いのか(笑)
GM:「やっぱり罠だったんだ! このまま皆が来たらやられちゃうよ!!」と言って、ミカが1人でさっさと駆け出そうとした。
カーレイ:手を掴んで止めます!
GM:(かちっ)と一歩踏み出したミカの足元から、なにかスイッチがONになったって感じの効果音が。
「……あ」
カーレイ:「落ち着きなさい……って遅かったか」
GM:まずい!と思った瞬間にはサイレンが鳴り、あっという間に周囲をゾルダートに囲まれました。
カーレイ:「はぁ……やれやれ。 何と言うかこう、予想の想定内ですよ」
で、GM。 どれくらいの数ですか(笑)
GM:「大人しく武器を捨てて両手をあげろ」と銃を向けてますが。
一応100人版のデータは用意してあるぞ。
カーレイ:つまり……勝てそうに無いってことですな?(笑)
ルシャ:次のキャラは≪オーディン≫持ちで作ってください(笑)
GM:カーレイ1人だけならともかく、ミカを連れて逃げることは不可能だと思ってください。
彼女は怯えてガクガク震えてます。
イヴ:うわ、役たたねー。
GM:先に言うと、2ラウンド目にはアインさんが帰ってきます。
それでもよければ戦闘にはいります。
カーレイ:「ふむ……抵抗しないので、乱暴は止めて頂けますかね?」
イヴ:私が一緒なら蹴散らすのに。
カーレイ:イヴが居たら考えたかもしれないけど……アインまで来たら流石に無理。
GM:ではまあ、お2人が仲良く捕まったところでここはシーンエンド。
■ミドルフェイズ3:トラブル!
シーンプレイヤー:ウィル・ケアリー 登場難度:カーク・イヴは自動登場。 ルシャ・カーレイは不可。
GM:夜明け前。 カーク、ウィル、イヴの3人は、ブラン・グリュの格納庫で待機しています。
イヴ:カークやルシャが居なくなっているのには気が付いてる?
カーク:「…………」
ウィル&GM:カークはそこにいるぞ(笑)
イヴ:あ、失敬。 カーレイだ。
GM:カーレイは斥候として先行してることを、全員が聞いてて良い。
ルシャがなんで居ないかは、カークが言わない限り誰も知らない話しちゃいけない。
ルシャ:デビ○マンだったのか。
イヴ:きょろきょろ、と見回した後。 「ルシャさまはどちらに? まだおやすみでしょうか」
カーク:コクピット内で困った顔をしている。
ウィル:そのへんの隅でごろりと。
寝てるように見えるが、物音がする度に片目が開いたりする。
GM:出撃は目前、後は腹を据えるだけ……と言う時に、ホワイト・スネイクから通信が入ってきます。
カーク:「こちらザイン……何かあった?」
GM/ハンス:『大変だ! ルシャ君が帝国軍に拉致された! ついでにカーレイとミカも捕まったらしい!』
カーク:「!?」
ウィル:「……ふう」
GM/ハンス:『たった今、帝国軍から連絡が入った。 どうやら彼女は“灼熱の”アインに拉致されたらしい』
カーク:「そんな、カーレイさんはともかく、何でルシャちゃんが……アインだって!?」
イヴ:えーと、さりげなくレェーネと直通回線があったりしませんか。
GM:なにげなくあっても構いませんが。 OPの修理時につけたとかそんな感じで。
イヴ:ではまぁ『ということだそうです』と一応レェーネに連絡だけ。
GM:ああ、通信はブラン・グリュの装置を使ってるんでみんな普通に会話できるし、レェーネもこの話はリアルタイムで聞いてると思ってください。
ウィル:「で、連中の要求は?」
GM/ハンス:『奴らは、我々にこの地域からの撤退を要求してきた……だが、基地襲撃を諦めるわけには行かない』
カーク:「それは、ルシャちゃんたちを見殺しにするって事ですか?」
GM/ハンス:『3人の救出と襲撃を同時に仕掛ける。
本来の作戦とは逆の形になるが、君たちはブラン・グリュを降りて、地上から基地に潜入してくれ』
カーク:「……了解」
GM/ハンス:『潜入と同時に、ブラン・グリュに乗った我々と騎士団が襲撃して基地を混乱させる。
もともと君たちは、遊撃部隊として考えている。
独自の判断で行動してくれ』
ウィル:「いつも面倒だが、今回は特別だな……交渉で引き伸ばしは頼んだぜ」
イヴ:「……はぁ、困ったマスター達です」
GM/ハンス:『ウィル、ルシャ君を頼むぞ』
ウィル:「頼む相手が違うぜ、そっちの担当はカークだよ(にやり)」
カーク:「え、えぇっ!?」
イヴ:じー(と言いながらカークを見つめるPL)
カーク:「あ、えーと……了解(汗)」
イヴ:あーそうだ。
GM:はい?
イヴ:いや、ちょっとしたアイディア。 今度試します。
GM:で、ザインのコンピュータにミカたちが使った抜け道の地図とかを入力したり、基地潜入の準備が済めばシーンエンドですが。
カーク:「ルシャちゃんが囚われたのは僕が止めなかったからだ……だから、必ずっ!」
■ミドルフェイズ4:ダーモットの野望
シーンプレイヤー:ルシャ 登場難度:カーレイのみ自動登場。 他PCは不可。
ルシャが目を覚ますと、そこはどこか暗い部屋の中だった。
鉄格子のはまった窓から外を見ると、どうやら帝国軍の駐屯地の中に居るらしい。
ルシャ:「はぅ、ここは……」
GM:アインが何の目的で動いているか解らないが、ミーティアを狙っているのは確実なようだ。
なぜなら……指にはめてた“鷲獅子の指輪”がなくなっている。
ルシャ:「はぅ、指輪が」
GM:しばらくするとがちゃっと扉が開き、ルシャの目の前に少女と男が投げ出される。 ぽーいっと。
カーレイ:ごろごろごろ。
ルシャ:「……カーレイさん?」
GM:帝国兵が「相席だ、よろしくな」と言い残すと、また鍵をかけます。
カーレイ:「……やぁこんばんは。 お元気ですか?」
GM/ミカ:「あいたたた……アレ? ルシャちゃん? どうしてこんなところに!?」
ルシャ:「ミカちゃんこそどうしたですの?」
カーレイ:「偵察に来て見事に捕まりました」
GM/ミカ:「ひょっとしたらあたし達って……捕虜?」
カーレイ:「ひょっとしなくても捕虜です。 まぁ、速攻で殺されなくて運が良い、と言った所ですね」
ウィル:良かった。
こっち組だったら「出せー、ここから出せー」と言ってたかもしれん(笑)
GM:「あたしのせいで……作戦、失敗するのかな? どうしよう、私のせいで、カーレイに迷惑かけちゃったのかな?」
と、ミカが今まで見せたことのない気弱な顔になります。
カーレイ「こう言ってはなんですが、作戦に失敗はつきものですよ」
GM:ちなみにカーレイ。
この後壊れたように「ごめんなさいごめんなさい……(エンドレス)」と言われるのと。
「ううっ、ぐずっ……ごめん、あたしがあんなところでヘマするから」とおとなしめになるのとではどちらが好みでしょうか。
カーレイ:……壊れられても困りますな。
カーク:大人しくする方がツンデレレベルが高い(笑)
GM:じゃあ普通にいく(笑)
ルシャ:「ミカちゃんだいじょーぶですの、きっとみんなが助けてくれるですぅ」
カーレイ:「それに、ここにルシャさんが居たと言う事は……我々が捕まらなくても大差無かったでしょう」
ミカ:「そうかなあ……そうだよね」と涙を拭い、「このままじゃ、また役立たずって言われちゃうもんね……ぐす」
カーレイ:「役立たずなんて言った覚えは無いですが……とりあえず、この状況を打破する事を考えましょう」
ひょっとして誰かに言われてたんだろうか。
GM:スカウトレベル1で、クエスターのカーレイに張り合って同じ事をしようとすれば、能力値的には失敗しますしね。
そういった事が何度かあって、他のメンバーが陰口叩いてるのを聞いたとか。
カーレイ:そらそうですわな、そもそも我々とのレベル差もあるし。
GM/ミカ:「……ところで、あたしたちはともかくなんでルシャちゃんがここに居るの?」
カーレイ:「確かにそれは気になりますね。 なんとなく予想できますが」
ルシャ:「えっと……その……道に迷っちゃったんですぅ」
GM:お茶を濁したいなら先に進めますが。
ルシャ:とりあえずアイゼンの事は隠したい。 「ほらボクって方向音痴だし……」
GM:では、またガチャッと扉が開きます。 そこには軍ではまず見ない貴族っぽい格好のおっさんが。
彼は「いい、ここで待て」と表の警備兵に言って扉を閉めさせ、ルシャの方に目をやります。
カーレイ:どんな顔の人でしょう。
GM:えーと、具体的には基本ルールブックのP170一番上。
カーレイ:(ルールブックを開いて)……ダーモットかよ! 直接来てるんか。
GM:うむ。 「おぬしがルシャか……確かに、姉上の面影があるな」と上から見下ろします。
ルシャ:「だれですの? このおじさん」
GM/ダーモット:「おお、そうか。 確かに余とおぬしが会ったのは、おぬしが幼少の頃だからな。
わかりやすく説明してやろうか。
余の名はダーモット。 ウェストリ王国の第2王位継承者だ……おぬしが余にその継承権を渡すなら、余が第1位だがな」
イヴ:……うわ、予想以上にいい性格してやがる。
GM:いや、他のシナリオのダーモットはもっとへっぽこな可能性高いぞ(笑)
カーレイ:なんかこの人、良い様に利用されてそうなタイプですね。
ルシャ:「あぁ、ダーモットさん。 あの真っ先に逃げ出した人ですぅ」悪意はない。
GM/ダーモット:「戦略的撤退と言うのだ、アレは!」ちと傷ついたらしい。
ルシャ:「はぅ? えっとボク失礼なこといいました?」
GM:「……まあよい」と一息つく。
「余はミーティアを得てウェストリを再興させようと思っている。
ウェストリのためを思っているのだ。 それほどの重責、おぬしには耐えられまい」
カーレイ:「して、そのウェストリ王国の王位継承者の方が何故、帝国軍の所に?」
GM/ダーモット:「無論、ウェストリ再興のためよ。 それが王家に連なる者の神聖な勤めであるからに」
ルシャ:「ダーモットさんなら耐えられるですの?」
GM/ダーモット:「当然だ。 余がミーティアを“正しく”使ってやろう」と「正しく」の部分をことさら強調して告げます。
カーレイ:「んー、つまり帝国に尻尾を振って再興するってことですか?」
GM/ダーモット:「いいや? まず我が王国を踏みにじった帝国を蹂躙する。
新たな国を築くためだ、些細な問題であろう。
ミーティアの力をもってすればたやすい事よ」
ウィル:ナイスだ。 ここまでいい感じにバカ殿だと思わんかった(笑)
カーク:これがダーモットクオリティか(笑)
イヴ:真面目な話。 この人が再興したい「ウェストリ」って何なんでしょうね。
ウィル:んー。「俺様国」でせう。
ルシャ:「でも、今ボク指輪持ってませんの」
GM:「指輪? ……コレの事かな?」と見せびらかすように両手を広げる。
もちろん“鷲獅子”と“獅子”の二つの指輪が、ダーモットの指にはめられている。
カーレイ:「ミーティアの鍵か……」
ルシャ:「返してくださいですぅ、それはボクのですぅ」
GM:「あれはおぬしには過ぎた代物だ……おぬしは指をくわえて観ているが良い。 全てが終わるまでな!」
と言いたい事を言い終えると、ダーモットは出て行きます。
ルシャ:「はぅ……」
カーレイ:「不味いですね。 ああ言った輩は自分が正しいと疑ってないし、失敗するとも思ってない」
GM/ミカ:「感じ悪いおっさんねー。 ……で、ルシャ、あんたって王女様なの?」
ルシャ:「あ、えっと……その……」
カーレイ:「彼女が王女かどうかってのは、この際、些細な問題ではないですかね?」
ルシャ:「そうですぅ、些細なんですぅ~」
GM/ミカ:「それもそっか。
国の重さとか私にはわからないけど……あんなのが王になるくらいだったらルシャになってもらいたいなーなんて」
ルシャ:「……」
カーレイ:「それはそれでちょっと不安ですがね(苦笑) ただ、あの男よりマシである事は間違いない」
GM:突然、基地全体を揺るがす震動が走る。
ルシャ:「なんですの?」
GM:同時に、ルシャのシャードが語りかけてくる。 『巫女よ……白き巨人の乗り手、来たれり』
ルシャ:「カークちゃん!」
カーレイ:「……さて、よくわかりませんが脱出のチャンスっぽいですね」
GM:と言うところでここはシーンエンド。
■ミドルフェイズ5:脱出
シーンプレイヤー:イヴ・サーヴァ 登場難度:全員登場(ルシャとカーレイはちと待ってね)
GM:イヴはカーク、ウィルと共に基地の中を走っていた。 レェーネからルシャの事を頼まれてますし。
ちなみに先刻の震動はうっかりカークが基地周辺に仕込んであった地雷を踏んだせいだ。 ダメージは無い。
イヴ:ばばばばばばば。 イヴウィングで空を飛ぶ。
ウィル:「やれやれ……とっ捕まった旦那の通った抜け道であっさり着くとは思わなかったぜ」
カーク:「すみません、ドジ踏んでしまって…!(どどどどど)」
ウィル:「しゃあないさ、どうせこの面子じゃ潜入は無理だ……お前、自分じゃ気付いてないかもしれんが焦りすぎだ」
カーク:「けど……!!」
GM:しばらく基地内を駆け回ってるとイヴのシャードが反応して、おそらくルシャのものであろうシャードの反応を感じる。
これがレェーネが言っていた、「ミーティア制御システムとしての力」かもしれない。
イヴ:「こちらですみなさん(ばばばばばばば)」
GM:上手い事脱走して装備も取り戻したはよいが、ゲパルト・ギアに追いかけられてこっちに向かってくる3名を見つけます。
カーレイ:新型?
GM:新型。
イヴ:援護射撃ー。
カーク:「ルシャちゃん!!」加速して前に出るっ!
ウィル:「焦り過ぎだが、ツキはあったな。 突っ込むぞ!」
ルシャ:「カークちゃん!」
カーレイ:「運が良いですね。 彼らと協力してギアを倒します、ミカさんは下がって!」
GM/ミカ:「うん、わかった!」
カーク:「新型だろうが、何だろうがっ!」
ウィル:「だからそう先走るなって。 どうせ屑鉄になっちまえば新型も旧型も変わらんさ」
新ゲパルト・ギアはそれなりのタフさを見せた。
しかし、GMの出目が振るわない事も相まって、特に見せ場もなく3ラウンドで沈んでしまう。
ルシャ:「はぅ~ですぅ」
カーク:「……ルシャちゃん!!」
ルシャ:「カークちゃんですぅ~」
カーク:慌ててルシャの元へ。
ルシャ:では抱きついてあげよう。「カークちゃんですぅ」
ウィル:「どうも、精鋭と聞いていた割に脆いな」ランスを振って付いたオイルを払う。
カーレイ:「まだ本命が居ませんからね……それはそうと、少々マズい状況になってます。
この人数でこんなところにいるのが、既にマズいっちゃマズいんですがな」
GM:ここで、カーレイの通信機に通信が入ります。
カーレイ:「実は………む。 こちらカーレイ。 どうぞ」
GM:通信機からはレェーネの声。
『救出は成功したようですね。 こちらが突入する前に済ませるとは想定外の進軍速度でしたが……もうすぐ到着しますので』
カーレイ:「了解」
カーク:「あ、と……ごめん……ちょっと、遅れた」と後ろでらぶこめってやるー。 「……うん、僕だよ」
ルシャ:「ただいまですぅ~」周りを気にせずらぶこめってる。
カーク「……おかえり」
GM:まあ、あれが最後の新型ギアとは限らない。
というか他にも帝国兵いるだろうし。 全員に「クエスト:帝国軍基地から脱出する」をこっそりと渡します。
ウィル:こっそりと受け取ろう(笑)
カーレイ:こっそり受け取りつつ状況の説明もしたい。 こっそりと(笑)
カーク:「(もう少し……僕に力が有ればルシャちゃんを傷つける事がなかった……)」
GM:現在地はとりあえず基地の貨物搬入路とかそこらへん。 目に見える敵は倒した、と言う状況です。
イヴ:まずはHPとMPの回復を。
GM:では、各自1アクションだけしてシーンエンドにしましょう。
ルシャ:えっとらぶこめってます(笑)
カーク:じゃあこっちもらぶこめってます(笑)
カーレイ:……ミカの安全を確認しつつウィルに状況説明しよう(笑)
イヴ:では、再会もしたことですし、イヴのファジー機能をフル回転させて「マスター」としてルシャを登録しましょう。
GM:ファジーなのか。
イヴ:だって本来の「マスター」の証である2つの指輪ないし。 確信犯(誤用)
ウィル:「と、なると拙いな……レェーネさんに引き返せと連絡を!」と叫んでアクション終わり。
カーレイ:あー、やっぱ引き返させるべきでしたか……。
GM:誰も回復する気ねえじゃねえか!(笑)
最終更新:2013年09月30日 15:57