■ミドルフェイズ3:「クエスター集結」
シーンプレイヤー:不明 登場難易度:全員登場

フォーチュンサービス七瀬市支店の一室。
「予約客専用」としながら、普段は誰も客が入らず不思議に思っていた一室に、京真は初めて足を踏み入れた。

           京真:「……幽霊専用とか思っていたんだけど」
           GM:まあ、中は他の部屋と代わらない。 ちゃんとカラオケも設置してある。
                 皆、好き勝手に注文を取ったりしているところを見ると本当にただ遊びに来ただけのようにも見える。
             明:ものすごーくちっちゃく見えるグラスでコーラをちびちび飲みながら歌本をめくってる。
                 「ここはまあ、古凜のやつが俺たちみたいなんと打ち合わせをする時に使う部屋さ」
           真白:きょろきょろ物珍しそうに眺めている。 「これが“からおけ”か……」
         リリィ:「とりあえずごはんくださいであります。 働いたのでおなかがすいたであります」
         ヘザー:「毎回思うんだが、ロボに胃袋つける古代人のセンスってのはどっち向いてやがるのか」
                  カラオケにリ○ダリ○ダの番号を入力しながら。
           GM:「ご飯を食べないとおなかがすくじゃないか」
         リリィ:誰か言うとは思った。
           GM:言わねばなるまいと思った。

そういうことになった。

           GM:そんな感じでくつろぎ、しばらく過ごしていると、「お待たせしました」と古凛が入ってきます。
         リリィ:「お待ちしていたであります」
           京真:「どーいうことなんですか、これは! 店長がショタ枠だからって許されることと許されないことあるんですよ!」
     GM/古凛:「僕もキミが新しくクエスターになるとは思わなかったよ……改めて、僕は灰原古凛。
                   カラオケボックスの店長をしながら、こうやってクエスターのフォローもしているわけさ。 よろしく」
           真白:「御堂寺君、ショタとは何だ?」
           京真:「良くわからないけど、葉子が言ってました。 『古凛店長は総受けのショタ枠ね!』って」
             明:「くっくっく」
     GM/古凛:「今はその話は置いといて、“黒い石”のペンダントについて話したいんですが」
         ヘザー:「なんだい、そりゃあ。 あいつら、自然に湧いて出たわけじゃないのかい?」
         リリィ:じゃらじゃらとテーブルの上に広げる。 「これでありますな」
     GM/古凛:「クラブで奈落に汚染されていた人たちも、みな“黒い石”のペンダントを持っていました。
                  これが原因なのは間違いないようです」
         ヘザー:「……パンクなファッションかと思ったら、奈落事件絡みのアイテムだったのか」
     GM/古凛:「おそらくアビスシードの一種だと思いますが、詳しい事は分析中です」
           真白:「クウエルスめ、こんなものをばらまいていたか。 本格的にここに腰を据えるつもりだったな」
           京真:「それで……葉子はどう係わってるんだ!」
             明:「そこでこいつだ」とみんなに葉子の写ってる写真を見せよう。
                 「部下が撮ってきたもんだが、どうも噂話のたっているところにあの嬢ちゃんの姿が見受けられる。
                   で、探してみたらあの騒ぎってわけだ」
         リリィ:「先ほどの女性でありますな。 どうも、アレであります、アレ。 憑依されてるアレ」
           真白:「彼女はクウエルスに憑かれていると見て間違いあるまい。 人に憑依して操るタイプの奈落の使徒だ」
         リリィ:「憑依型でありますか。 厄介でありますな」
         ヘザー:「真っ向ぶった切ってはいおしまい、とはいかいからな」
     GM/古凛:「このまま放置すれば、仮に彼女からクウエルスを追い出しても、奈落に侵食された肉体は……」
             明:「どこまで侵されているかにもよるが……(ちらっと京真を見て)」
           GM:すでに京真が覚醒し、葉子が連れ去られたあの時から1週間が経っている。 もしかしたら……。
           京真:「……葉子はそんなに弱い奴じゃない!」テーブル台パン。
         リリィ:「危ないでありますよ。 ごはんが」
     GM/古凛:「京真さん、当店は台パン禁止です」
             明:「熱い、熱いな“少年”。 だがその拳は連中に向けるためにとっておくべきだぞ?(にやにやしながら)」
           真白:「御堂寺君、奈落相手ではクエスター……君や私のような力を持っていないと抗するのは難しいのだ」
           京真:「……」
         ヘザー:「んで、分かってる事はどれくらいあるんだ?」情報収集しようぜ。
           真白:「彼女の所在と、彼女からクウエルスを剥がす方法を探さなくてはなるまい。 でなければまた先ほどの二の舞だ」
         リリィ:流れとしてはソロで何か調べてきた感……つーてもペンダント、黒い石くらいしか私の調べる所ないか。
                 ペンダント、クウエルス、あとなんだ?
           GM:リリィはそれこそ何か調べてここまで来たわけだからなあ。 協力体制はいちおう築けたので、情報収集シーンは一旦区切る。
           京真:私はOKだ。 噛みつきそうな顔で回り見渡しつつだが。
         リリィ:んじゃ、そういえばと言って京真さんに<ヒール>しとくであります。
           京真:おねがいー。
         リリィ:「まずは落ち着いて、突っ込みすぎては怪我をするであります」
         リリィ:# 3D 6 (5,4,2) + 6 = 17
         リリィ:17点。
           京真:26点に回復。
         リリィ:全回復しないのか。意外にダメージ受けてたんだな。
           GM:異論がなければ、混乱してる京真もつれて、部下の情報収集結果を受け取るため明の探偵事務所へ向かうということでいいかな?
             明:OK、問題無い。
                「んじゃいったんうちの事務所に来な。 部下も新しい情報が入ったって言ってるしな」と手元の携帯を見ながら。


■ミドルフェイズ4:「情報収集」
シーンプレイヤー:不明 登場難易度:全員登場

           GM:このシーンは明の事務所が舞台なので、明が所持している住居効果が使用できる。
             明:それなら、HP・MPがシーン終了時に2D6回復する。
           京真:ありがたい。
             明:ので、こっちにもヒールもらえると助かる。まあシーンの最後でいいけど。
         リリィ:じゃあ、後でまとめてやりますね。
                 「おやつの時間であります」
           真白:「おやつというより夜食の時間ではあるまいか」
           GM:うむ、繁華街の戦いからだいぶたって、すでに日付は変わっている。
                 どこぞの貿易商なら「腹がペコちゃんだな」っていう時間帯。
                 現状調べられるのは……。

・三上葉子について(判定:【意思】 <情報:噂話・魔法・学問>)
・クウエルスについて(判定:【理知】 <情報:警察・魔法・異世界>)
・黒い石について(判定:【知覚】 <情報:噂話・メディア・ウェブ>)

           GM:この3つ。 判定は1人1回。
                 書いてある情報技能を持ってる場合は、達成値に+2できる。
         ヘザー:<情報:企業>がないから恥ずかしくないもん! あと、わたくし役立たずにございます。
         リリィ:情報特技はすっからかんであります。
           京真:<情報:噂話>は持ってる。
           真白:ではクウエルスについてで。 財産点ぶっこみは判定前でしたっけ?
           GM:セイヴァーでは判定後になった。 出目を見てから足せる。
           真白:うぃす、では<情報:魔法>で+2と。
           真白:# 2D 6 (4,6) + 7 = 17
           GM:充分すぎるわ。
           真白:ですよねー
           GM:ではまあ、牡丹を通じてあるクエスターと連絡が取れた。
                 彼女曰く…….

『クウエルスは“闇の太母”エキドナが生み出した、奈落の魔獣の一体である』
『他者に憑依して、肉体を操る能力を持つ。 だが憑依された人間がクウエルスを強く拒絶できれば、憑依を解除できる。
  ……ただし、今までそれができた者はいない』

           GM:以上。
         リリィ:「彼女の心を蘇らせるのが肝要ということでありますな」
           真白:「そうだな」
         リリィ:順番的に黒い石のこと振りますね。
           京真:じゃあ、その後で俺がが葉子について判定だな。
           GM:リリィからどうぞ。
         リリィ: # 2D 6 (4,6) + 4 = 14
           GM:充分だな。
         リリィ:「情報も現物もじゃらじゃら集まったであります。 芋づるであります」
           GM:フォーチュンサービスで調査した情報と、明の部下たちの情報、それに真白とリリィの知識を組み合わせた結果、以下のことがわかった。

『黒い石は奈落の魔獣クウエルスのアビスシードで、所有者の欲望を肥大化させることで、奈落による汚染を進行させる力がある。
 これはクウエルスを倒す事ができれば、すべて消滅するだろう』
『黒い石はその特性から、クウエルス本体と霊的なつながりがあり、一定量の石があれば、クウエルスの居場所を調べられるだろう。
  量自体は、フォーチュンサービスが回収・保管してきた分を合わせれば足りる』

         リリィ:(どさどさ)
           GM:では京真の判定どーぞ。
           京真:<情報:噂話>持ってるので+2。
           京真:# 2D 6 (2,1) + 5 = 8
           京真:低い。
           GM:2足りないな。 
         リリィ:「一緒に帰ると噂とかになって恥ずかしいし……」
           GM:金を出すか、他の人に調査を頼むか。
         リリィ:MPは<ヒール>に割くので<リトライ>はちときつい。
         ヘザー:おいちゃん、金ならあるでよ。 【理知】は2しかないからとんとん以下だが。
             明:我いこうか。
           京真:財産ポイント使っても届かんので頼む。
             明:部下からの報告だが……」
             明:# 2D 6 (2,2) + 3 = 7
         リリィ:あれ、京真にリトライしとくべきだったかな。 今後どんどん成功率が下がる。
           真白:なら財産ポイント3注ぎ込みますが、ドバドバと。 ドバドバと。
             明:「これが報告書になる。 持つべき物は優秀な部下だな」
           GM:と領収書の束を持ちつつ明が帰ってくるわけですね。
         リリィ:「(財産ポイントは)0であります」
           真白:「こういう時に惜しむものではないからな」と色々と手配した。
           GM:現在、葉子はクウエルスに憑依されている。 これはまあ全員見てるから知ってるわけだが。

『憑依された状態のままクウエルスを倒すと、葉子は[死亡]する』

             明:「見た感じ、ありゃけっこう奥の方まで侵されてたぞ。 引きはがすのは厄介じゃないかねえ」
         リリィ:「魔術的な面がありますので、当機、門外漢であります」
           京真:「……」
           真白:「アレの性質上、私も今まであやつにトドメを刺す事ができなかった……(それが御堂寺君を殺しかけたというのは中々に堪えるな)」

『現状、葉子がどこにいるのかは不明。
 長期間放置した場合、クウエルスが憑依を解除したとしても、奈落の使途が直に侵食した身体は元の人間に戻れないだろう。
 すでに一週間以上が経過しているため、かなり危険な状態にあると見たほうがいい』

           真白:取り戻したければとっとと殴りに行かないとならないと。
             明:「さっきの雑魚どもと違って、殴ってなんとかできるわけじゃあない。 さて少年、どうするね?」
         リリィ:「当機は、手の届く所に相手が居るのならば、手を伸ばすのが男の子の役割だと思う……そう、思うであります」
           京真:「……ありがとう」
             明:ピピピっとリモコンを操作する。

http://www56.tok2.com/home/tsune/MUSIC/CHAGE_and_ASKA/YAH_YAH_YAH.htm

http://www.youtube.com/watch?v=AtLEgAUNfao

             明:「さぁて、ちょいと唄うかぁ(にやにや)」
         リリィ:「さっき歌えなかったでありますしね」
                 殴りに行ってどうすると思ったら上で殴りに行けって真白言ってた!
           真白:私は言ってないですぞ、中の人が(略)
           京真:やーやーやー。
           真白:「後は君と彼女の絆にかけるしかない、頼んだぞ御堂寺君」
           京真:「彼女は絶対取り戻しますよ」
         リリィ:「ならば、当機は貴方の翼になるであります」
                 護衛対象として認識したであります。
             明:「今から一緒にぃ これから一緒にぃ 殴りにいこうかぁ~♪ っとくらあ」
                 意外と美声で。
         リリィ:バリトンかな。
             明:だろうなあ。
         リリィ:んじゃ最後に<ヒール>かけておこう。 ぶーさんだけでいいね?
             明:うむ。
         リリィ:# 3D 6 (3,6,3) + 6 = 18
         リリィ:18点。 この後の住居効果と合わせて充分だね。
           GM:んじゃシーンエンドに。 
             明:うい、サンクス。 HP・MP2D6回復しておいてね。
         リリィ:# 2D 6 (3,5)  = 8
         リリィ:ちょうど<ヒール>分が回復してびんびんであります。
         ヘザー:# 2D 6 (2,1)  = 3
           京真:# 2D 6 (4,2)  = 6


■ミドルフェイズ5:「クウエルスの居場所」
シーンプレイヤー:ヘザー・ウォーロック 登場難易度:全員登場

明の探偵事務所から移動して、フォーチュンサービス七瀬市支店に戻ってきた。
ヘザーたちは古凛に頼み込み、倉庫からありったけ“黒い石”のペンダントを運びだす。
この“黒い石”の霊的なつながりを辿ることができれば、クウエルスの現在地がわかる……はずだ。

         リリィ:状況を確認するであります。 調査であります。
           GM:というわけで、判定をしてもらう。
           京真:「できるのか……」
             明:「さあて、と」
         ヘザー:「ちゃちゃっと終わらして早いところ鉄火場始めようか」

・判定は【知覚】難易度12。 代表者1人が行う。
・判定は成功するまで繰り返し行える。 途中で代表者を変更しても良い。
・代表者の判定1回につき1日が経過したものとする。 日数経過によってはクライマックスフェイズで悪影響が出る。
・代表者以外は、支援判定を行える。
 任意の能力値判定(難易度10)に成功する事で代表者の判定難易度を-1(最大-4)できる。
 1人1回まで。
・全ての判定に財産点は使用できない。

         ヘザー:えーと、要は代表者以外が軒並み振り倒して難易度下げた後に振れと。
           真白:「この中で一番適任なのは……」
         リリィ:<リトライ>待機であります。 いや、自分の判定にも使えはするんだが。
         ヘザー:こっち【知覚】4。
         リリィ:いちおう4。
             明:こっちも4あるなあ。
         ヘザー:んじゃ誰でも同じならこっちで振るよ。
             明:んじゃ不さんは「パゥアー(体力)で黒い石から噴出する奈落の気をおさえる」演出で支援。
             明:# 2D 6 (5,5) + 5 = 15
             明:「くくく、おう、あーばれんな、(ゴゴゴゴ)よっと!」
         リリィ:当機は【知覚】で。
         リリィ:# 2D 6 (2,4) + 4 = 10
         リリィ:「実はそれなりに調査してあるであります」
           真白:【理知】判定で解析手伝う感じですかね。
           真白:# 2D 6 (1,1) + 5 = 7
           真白:(どかーん) どうしてこんな所で出るかな……。
         リリィ:「いわゆるひとつの節穴でありますな」
           GM:しまったな、ファンブル用に大惨事チャートでも用意しとけばよかった(笑)
           真白:やめて!?
           京真:【反射】+5で判定します。 かすかな変化も見逃さない。
           京真:# 2D 6 (6,4) + 5 = 15
           京真:無駄にいい目が。
           GM:これで3下がって、ヘザーの判定難易度は9だな。
         ヘザー:うむ、ではあらためて。
             明:「よーし、パンクな嬢ちゃん、いまだ!」
         ヘザー:# 2D 6 (5,4) + 4 = 13
         リリィ:「超電磁制御は不要なようでありますな」
           真白:良かった良かった……。
         ヘザー:「OKOK。 これでも実家は魔術師の家系だったんだ。 リーディングの類はお手の物。
                   まあ、結局、株でおおこけして、家潰れてしまったけどね」
           真白:「魔術は金銭がかかるからな、魔法弾的な意味で」
           GM:全員の協力もあって、黒い石から力の流れをつかみ、クウエルスの居場所を特定する事に成功した。
                 現在、クウエルスは近所の公園に居るようだ。
         ヘザー:近っ!
         リリィ:「灯台もと暗しであります」
             明:……なんか想定されているのは大きな森林公園とかなんだろうけど、パッと出たイメージが小さい公園でわろた。
         ヘザー:1人でブランコ漕いでるよな。 途方に暮れた顔で。
           真白:クウエルス、とことんまで落ちぶれて……。
         リリィ:貴方のライバルであります。
           真白:そうだった、私のライバルだった、なんて事だ! こっちまでファンブルしたり下がっていってしまっているじゃないですか。
           GM:お前らのせいで脳内クウエルスが志村崇になった。
           京真:命みじかし。
             明:「南東北西公園」、通称ヤマガタ公園で。
         リリィ:ともあれ、あとは襲撃ですが……その前に、京真くんの準備はオーケーか確かめますか?
           京真:「……それでしか彼女を救えないのなら……やりますよ」
         リリィ:んー。 「気負いは禁物であります」
             明:「くっくっく。 若いねぇ」
           京真:「なんとでも言ってください。 僕は彼女を助けたいだけです」
           真白:「その君の思いがあるなら、きっと大丈夫」
         ヘザー:「なんでもいいさ。 行ってやってみてダメならそん時何か考えればいいさ」
             明:「さあて、そんじゃまあ。行くとしますかね」
         リリィ:「当機は上空から支援するであります」

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最終更新:2012年10月02日 18:32