■エンディングフェイズ1:「帰ってきた日常」
シーンプレイヤー:御堂島京真 登場難易度:自由



クウエルスとの戦いから一夜明けた翌日。
京真はいつも通り、登校中に葉子の後ろ姿を見つけた。
あくびをしながら、呑気にのろのろと歩いている。

            京真:「葉子!」と駆け寄ろう。
      GM/葉子:「あ、京真。 おっはよ~」と手を振って迎える。
                  「ちょっと聞いてよ~。 なんか、あたし、ここ一週間、意識不明で入院してたんだって。
                   でも、何してそうなってたのか、よく覚えてないんだよね」
            京真:覚えてないのか。
          リリィ:フォーチュンサービスが記憶操作したんだったな。
              明:便利だな。
            京真:「ああ……そうか。
                  (色々と恥ずかしい事いった気もするし……しかし関係が進展しないのも……)」
      GM/葉子:「あ、そうだ。 ひとつだけ覚えてる事があるんだよ」
            京真:「……なんだ?」
      GM/葉子:「変な夢を見たんだよね。 でっかい犬に襲われる夢なんだけどさ。 んで、助けてくれたのが……」
                   葉子が覗き込むように、京真の顔を見る。
            京真:「……いや……その、なんだ?」
      GM/葉子:「……ありがと」
            京真:そっぽ向いて「何のことだ?」
      GM/葉子:「あはは、なんとなくお礼を言いたくなった気分なの。 気にしないで」
            京真:「気にしないさ……(小声で)俺が助けたくて助けただけだからな」

葉子が京真の手を取る。
「ほら、早く学校に行こう。 遅刻しちゃうよ!」

            京真:「あっ、そうだな!」
            GM:とそんな関係のままシーンエンド。
            京真:らぶこめだー。
          リリィ:流石に出る余地は無かったであります。
            真白:出たらおじゃま虫意外の何者でもないからな。


■エンディングフェイズ2:「新たなる隣人」
シーンプレイヤー:芦屋真白 登場難易度:自由

            GM:シナリオには「クウエルスと決着をつけ、新たな奈落との戦いへ向かう」としかないんだが、なにか演出的に希望とかあるだろうか
            真白:なんつーシンプルッ……。
          リリィ:あれが最後のクウエルスとは思えないであります。
            GM:再生怪人になると弱体化フラグだしなあ。
            真白:ボスじゃなくなってHPとかががっつり減るんですねわかります……ともあれ、京真のクラスに転入してこようかと。
                  ……そういやカバー未記入だったなぁ、私。
          リリィ:無職、自由人、ニート、フリーダム。 お好きな物を
            真白:せめてディレッタントでお願いしたい。
          リリィ:ガ○ダムに決まった。
            真白:なん……だと……。
            GM:ソレスタルなんたらから刺客が来るぞ。
                  ともあれ、それならさっきのシーンの続きからだな。 京真も強制登場。
          リリィ:たぶん割り込みで出るであります。

1週間ぶりに登校してきた葉子と京真が教室に入ると、すぐ友人たちに囲まれた。
学校側にも、葉子は入院していたという話で通っていたらしく、混乱することはなかった。
だが……。

            GM:京真のほうに話の矛先が向いてきます。 「京真くんもしばらく休んでたけど、一緒に入院してたの?」と。
            京真:「いや俺はそのなんだ、バイトが忙しくてな」
            GM:「別々の理由で、一緒のタイミングで休んで、一緒のタイミングで登校か?」「怪しいなあ~」「なんだかいやらしいわよね?」
            真白:(ひそひそひそ)
            京真:「あーそういうのは全然ないぞ、うん」
            GM:雲行きが怪しくなったところで担任が入ってくる。
                  「ほれほれ、HRの時間だぞー、席つけ、席ー。
                    今日はみんなに新しい仲間が……あー、うん、要するに転校生だ。 入ってきてくれ」と適当に、廊下のほうへ呼びかける。
            真白:じゃあがらっと扉を開けてかつかつと足音を立てて教卓の隣に立ちますか。
          リリィ:どうすっかな。まとめて出るか、分けて出るか。
            GM:ここで未来髭武将がフェイントで入ってきたら吹くだろうか。
            京真:なんというフェイント。
            真白:吹くってレベルじゃないですぞ!?
          リリィ:超時空一騎打ちが始まるから素人にはお勧めできない。
            GM:冗談はともかく、一緒に出てもいいし、そこらへんは任せる。
          リリィ:自己紹介ボケとかあるだろうから分けよう。 ボケが無さそうだったら乱入する。
            GM:担任が「えーと……名前なんだっけ? とりあえず自己紹介してくれるかな」と真白に促す。
            真白:「はい。 芦屋真白だ。 諸事情で最近まで学校に来れなかった故、世情には疎いと思いますがどうかよろしく」と一礼。
            京真:「(がたっ)あんた!」
            真白:「あぁ、久方ぶりだな御堂島君」と微笑もうか。
      GM/葉子:「……京真の知り合いなの?」
            京真:「何しに来たんだよ!」
            真白:「御堂島君の様子を見に来た、ではダメか?」 爆薬を投げいれつつリリィ待ち。
          リリィ:じゃあ、ここで普通に登場しよう。
                  お嬢様然とした制服の着こなしで教室に入ってきて、動じずに黒板に名前を書く。
                  「遅れました。 転校生の青野百合花と申します……であります」
            京真:「てーかもう『事件』終わってるって……あんたも~!」
      GM/担任:「あれ、転校生って2人だったっけか……? まあいいや」
          リリィ:「スキルは地政学と陣法のほか、給仕の作法も修めています……であります。
                   当機も世情には疎いですが、よろしくお願いします……であります」
            真白:「(覚醒したての)君を放っておくわけにも行かないからな。
                   りり……百合花殿と一緒に当面は君の面倒を(修行的な意味で)見ようかと」
          リリィ:「寛大なご配慮であります」
                  うん、ヘザーさんがこの町から逃げそうなんで、ご飯たかる当てを求めてたら真白の雇われに行き着いた。 辻褄があった。
            真白:なん……だと……。 同居人が増えたよ!やったね真白ちゃん!
          リリィ:「ぶっちゃけ加護余りのブレイク未満で、護衛任務完了と言い難いので継続であります」
      GM/担任:「まあN◎VAの神業と違って、余らせても経験点入るからいいと思うんだけどね」
          リリィ:さらに言えば<マジックシールド>も使ってないであります。 <クイック>で良かったのではないか説。
            真白:メメタァ!?
          リリィ:「京真さんは今後ともよろしくね……であります」と笑顔。
            GM:京真がふと見ると、葉子がジト目で見ている事に気づく。
                  「へー、ほー、ふーん。 京真くんは幼馴染が意識不明で寝込んでる間にかわいい女の子2人と遊んでたんですか」
            京真:「……あー(汗) うん、転校生とはじつに初対面だぞ」
            真白:「の割には随分と親しそうな」「葉子嬢がいるのに女の子2人に放っておくわけには行かないとか」「面倒を見るとか言われてるとか」「京真もげろ」
                  とクラスメイトがざわざわと。
            GM:そんな感じでシーンエンドにしようか。
            京真:「……どうしてこうなった」
            真白:うぃ、締めの一言ありがとうございます。


■エンディングフェイズ3:「ひとときの休息」
シーンプレイヤー:ブルー・リリィ 登場難易度:自由

            GM:さて、続けてリリィのシーンでいいかな。
          リリィ:あれ、今ので充分かと思ってたんだが。
            GM:せっかくなので。 京真たちも登場自由。
          リリィ:りょうかいした……お弁当か(適当)

リリィは屋上から景色を見ていた。
校庭で遊ぶ生徒たち――クウエルスによってスペクターと化していた人々は、元の生活を取り戻した。

          リリィ:「実に平和ですね……であります」
            GM:後ろから声がかかる。
                  「入学手続き、無事終了。 制服のサイズはそれで大丈夫だったかな?」
          リリィ: 「このたびはお世話になったであります。 ぴったりすぎて怖いくらいでありますよ」
            GM:声の主はトキノ・R・ケイ。 自称、未来から来た時間跳躍者。
          リリィ:ああ、コネだしな。
            真白:パンドラの箱なリプレイの人でしたな。
            GM:リリィがこの学校へ来たのも、リリィの希望半分。
                  彼女の「未来を救うために必要なこと」という勧めが半分、ということで。
          リリィ:「トキちゃんの未来予報には信頼がおけるであります。
                   おかげで当機も食いっぱぐれを免れて万々歳であります」
      GM/ケイ:「といっても高校は給食ないけどねー。 たまにあの味が懐かしくなるよ」
          リリィ:「真白さんにたかるので問題無いであります」
      GM/ケイ:「いいのかなあ……まあ、怒られない程度にね」
            真白:食事は誰かと食べる方が美味しいから問題ない。
          リリィ:「本業の方もそれなりにやっておくであります」
                  給食よりもレーションの味に馴染むような生活もしてきたんだが、実は。
            GM:カ○リーメイトのフルーツ味をやろう。
          リリィ:「(ぱく)このわざとらしい苦みが特徴であります。 嫌いではないのであります」
      GM/ケイ:「また近いうちに、この街を奈落が襲う……かもしれない」
          リリィ: 「千客万来でありますな。 予測は出来ていたのでありますが」
      GM/ケイ:「まあ次のシナリオのハンドウアウトはもう書いてあるしね」
          リリィ:「当機のリビルド予定も万全であります」
            真白:めたぁ。
      GM/ケイ:「リリィちゃんや真白さん、それに京真くんが力を合わせれば、きっと未来は守れるよ」

リリィは、ふと表情を緩める。
「彼らには期待出来るであります。 当機は、いつも通り支援に徹するのでありますよ」
京真への期待を込めた笑顔で、そんなことを言った。

            GM:いい事言った感が出たところでシーンエンドにするか。
            京真:……あれ、いつの間にかハレーム主人公になってる?
            GM:え、俺、男装ヒロインとか眼帯ヒロインとかチョロインとか用意するべきなの?
          リリィ:ロボ子は勝てぬであります。
            真白:それ以上はいけない。
              明:幼馴染を2人ほどですね。
            GM:片方が別のクラスになるんですね。
            真白:酢豚さんをそれ以上いじめないで!?



■エンディングフェイズ4:「次の戦いに向けて」
シーンプレイヤー:不明 登場難易度:自由

              明:「さて、今回の収支はと……(ぱちぱちぱち)」

フォーチュンサービス、七瀬支店。
明は灰原古凛から、今回分の報酬を受け取った直後である。

              明:「毎度あり……よしこれで再来月の光熱水料までは払える」
      GM/古凛:「依頼人の目の前で経費の計算するのもどうかと思います。 まあ、とりあえずおつかれさまでした」
            真白:給料は……?
              明:人件費は別計算で確保してる。
            真白:なるほどっ。
              明:「ま、この手の依頼だったらうちにお任せあれってことだな」
      GM/古凛:「それで、依頼とはちょっと違うんですが、頼みたいことがあるんです」
              明:「ほう?かまわねぇぞ。 言ってみるといい」
      GM/古凛:「この前クエスターに覚醒したての京真くんの面倒見」
              明:「ああ、あの坊主か。 スジはいいと思うぜえ」
      GM/古凛:「その京真くんのところになぜか転校してきた真白さんの様子見」
              明:「ああ、あの嬢ちゃんか。多少の修羅場はくぐってたようだが……」
      GM/古凛:「さらにその真白さんと一緒に、なぜか高校に入学してきたリリィさんの転居の手伝い」
          リリィ:夜空に拳法の伝承者像のごとくバストアップで並ぶであります。
              明:「……ああ、あのヴァルキリーか。 なかなかはしっこいやつだったな」
          リリィ:実戦経験もグンバツでありますよ。
      GM/古凛:「冗談はともかく、この街に一気に増えたクエスター3人の後見人みたいな事をしてもらいたいんですよね」
              明:「……あー……他のやつ……」 と言いかけて、ヘザーの顔を思い出して言い止める。
                  「仕方ねえなあ。 ただ、俺ぁ教師役には向かないぜ? 死にそうになったら手ぇだしてやるくらいだ」
      GM/古凛:「他2人はともかく、京真くんはなりたての自己流ですからね。
                   彼がなんとかやれるようになるまで、見ててくれればいいですよ」
            真白:基礎は教えられても、戦闘スタイルに関しては正反対だからな!
          リリィ:まあ実際、当機が居ないと京真くんは2ラウンドくらいで死ぬ可能性が高いでありますな!
            GM:「敵は僧侶から倒せ」とか教えればいいんじゃね?
            真白:そんな殺意様みたいな事は……。
      GM/真臼:「油断するな」「迷わず撃て」「弾を切らすな」「ドラゴンには手を出すな」
          リリィ:覚悟を決めろ。
          ヘザー:マウスさんそれ影が走ってます。
              明:「似たようなもんだ」
            真白:世界が違うっ……。
              明:「アイツらに、何か困ったような事があればうちの事務所に顔を出すように言っておいてくれ。
                    この手の案件が無い限りは、昼間はたいがい事務所にいるから」
      GM/古凛:「まあ……クウエルスも倒せた事だし、そう困る事もないでしょう。 しばらくは平穏な日々が続きそうですしね」

「おいおい、知ってるか、そいつぁなあ」
にやり、と酷くいい笑顔を浮かべて明が答えた。
「フラグ台詞、つーんだ」


■エンディングフェイズ5:「終わらない戦い」
シーンプレイヤー:ヘザー・ウォーロック 登場難易度:自由

            GM:シナリオには「ケイローンに報告して、ねぎらいの言葉をもらう」としかないんだが、何かリクエストはあるだろうか。
          ヘザー:うむ、じゃあ、輸送機の貨物ハッチで、ケイローンにテンプレってもらって。
            GM:あいあい。 

貨物ハッチの一角。 薄暗い室内の片隅に、光が漏れる。
床に置かれた輝くコイン。 それに浮かび上がるのは賢者ケイローンの姿だ。
『ご苦労だった、ヘザーよ』

          ヘザー:「苦労ってほどの苦労は無かったよ。 行ってぶっ殺して、話聞いてぶっ殺したら終わった」
GM/ケイローン:『ふむ。 他者に憑依するクウエルスはアイギスや魔術師連盟も手を焼いていたと聞くが。
                   お前には左程の者でもなかったか』
          ヘザー:「ああ、何しろ、今回は恋する男が味方だったからね。 恋する男は無敵らしいよ。 あの国じゃあ。
                   連中は、しばらくあそこに残ってきゃっきゃうふふと学園生活送る気みたいだったが、こっちはいいだろう?」
GM/ケイローン:『エクスカリバーは奈落を絶つ剣。 お前の思う通りに進むとい』
          ヘザー:「そうかい。 それ聞いて安心したよ。 仲良しこよしで青春謳歌ってのは柄じゃない」
                  んで、ここらで、がこんと装置が動く音がして。

ゆっくりと輸送ハッチが開いていく
「私にはこっちの方が合っている」
開いたハッチから夜空がのぞく
ヘザーは迷いなく、ハッチに近づき、ふと気づいたように振り返る
「ああ、んじゃあ、ちょっと行ってくる」
既にコインは聖剣が刻まれた物ではなく、1セント硬貨にすり変わっている。
「ちぇ、愛想のねえ」
そのまま、軽く跳び、背面から夜空に飛び込む
「われわれ人間は夢と同じもので織りなされている」
詩を吟じ、鎧をまとい、直下300mにある奈落の巣に強襲をかけた

ねこゆーアルシャードセイヴァー「魔獣とセカイの守護者」 FIN


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最終更新:2012年10月06日 00:00