投稿日: 24/5/24 00:09
00000 能力名  90%(アンキャニー・ヴァリー・エフェクト)
タイプ 生体生成(人型)・自動操縦
能力系統 具現化系/操作系
系統比率 具現化系90%、操作系20%
  • 能力の説明
指定した対象をモデルに念を籠めつつ粘土で精巧な人形を作ることで発動し、人形は発動後3時間かけて念生物となる。元から精巧に作られてはいるが、無機物から生み出されたとは思えないほど劇的にモデルの肉体はおろか雰囲気までも模倣され、区別が付かない程に。
人形は自我を持っており、モデルの性格が投影される。身体能力やオーラ量及び体に沁みついた戦闘技術、果ては念能力まで同じ。但し記憶は不完全であり、覚えていることはモデルとなった人間の名前と年齢、直近24時間の出来事と親密な人間の名前のみ。
基本的に能力者の為に動く行動原理を持ち、モデルとなった人間が極端に忌み嫌う行為でもなければ能力者の命令を全て聞き入れる。但し操作系能力としての要素は薄く、それゆえに自動操縦型である。与えた命令を自身の頭脳で解釈し、自身の能力で可能な範囲で遂行する。性質上能力者からはその動向を把握できないため、思い通りに行かないことも多い。
因みに、指令の遂行よりは自分の命を優先するケースが多い。
  • 制約/誓約
能力者が一定の好意(最低でも友愛、親愛レベル)を持つ相手を、目の前で座らせるなどして視界に留める形でモデルになってもらう必要がある。また念生物はモデルとなった人間とどこか違う、限りなく完全に近いが少しだけ何かが欠けていると思わせる要素がある。多少話した程度では気付けない誤差だが、ある程度の時間を過ごすと確実に違和感を覚えさせる。違和感は次第に嫌悪感に変わり、疑いにすら成りうる。実際にくまなく探してみればほくろの数やパーツの位置の差異など多少の造形の違いがあり、どれほど人形制作の腕を磨こうとも生まれてしまう差異なのだそう。差異に気付くかどうかに関わらず時間と共に強まる強烈な違和感に関しては制約と言うよりはこの能力の特性の一つと言うべき要素だが、多くの場合デメリットとして働く為ここに記載する。
"違和感"の影響を特に顕著に受けるのは能力者自身であり、念生物と会話をしたり視界に収めたりしているだけでも次第に強烈な不快感と嫌悪感を覚え始める。自身の能力の特性を把握しているにも関わらず念生物を信頼できない、それどころか不信感さえ抱くようになったり、とにかく共に行動することが嫌で嫌で仕方なくなる。最後には存在そのものへの嫌悪が抑えられなくなり、個人差はあるが大体1ヵ月ぐらいで能力者が精神の限界に達して能力が解除される。解除された時点から念生物は精巧な粘土人形へと退化し、再び動くことはない。
念生物が粘土人形へ退化する前に殺害された場合、能力者及び粘土人形のモデルとなった人物は、72時間もの間強制的に絶状態になる。
  • 備考
能力者は人形作家であり、過去に失恋した一人の想い人の姿を人形に象り続け、その作品が話題となり界隈ではそこそこ名の知れたアーティストになった。求めても求めても完全にならない人形へのフラストレーションと憧憬が念の性質に良く表れている。
  • レスポンス


  • こういう能力者の人生込のやつ好きです -- 2024-07-01 00:49:07
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最終更新:2024年06月24日 01:46