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男と優の出会い01 - (2006/10/24 (火) 03:36:38) の1つ前との変更点

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いつもの授業風景。何も起きない平和な日々。いい事だ。 一日の授業が終わり、放課後に僕は友達数人と話をしていた。 クー「さて、今日はどうするんだ?」 ツン「今日私はパス。手芸部に行かなくちゃ。」 B「あー、俺も今日は親の手伝いしなきゃならんのだよなあ。ダルいけど・・・。」 ヒー「私はあああ!!!今日はバイトだあああああ!!!」 俺「今日エクレアデーなんだよ。」 友「やりかけのゲームがな。明日までに返さなきゃならんのだよ。」 クー「ふむ。私も今日は用事があってな。」 どうやら皆忙しいようだ。まあ僕は何もする事もなく、もちろん部活なんてものは入っている訳でもないので僕だけが暇なようだ。 男「おう。わかった。じゃあまた明日なー。」 「「「「「また明日ー。」」」」」 さて、どうするかね。家帰っても寝るだけだしなあ。勉強なんてする気も起きないし。 なんて事を考えていると教室の外からドサッという音が聞こえた。なんじゃらほい。 廊下を見てみるとプリントが大量にばらまかれていた。 ってなんだよこのプリントの量は。なんで女の子がこんな量持たされてんだよ・・・。 「イタタ・・・。あープリント全部ばらまいちゃったんだよー」 「んしょ、んしょ。ふう。」 なんだか一生懸命に拾ってるし。全く・・・誰が持たせたんだか。 男「どうまとめりゃいいんだ?このプリント群は。」 ?「・・・え?」 男「拾うの手伝うからさ、どうまとめりゃいいんだって事さ。」 ?「・・・あ、ああ、ありがとうなんだよー。んーとね、この数字事に集めてくれると助かるんだよー。」 男「応。わかった。」 てきぱきとプリントを拾う。結構大変だなこれ。どんだけあるんだよ。 なんて拾い続けて五分。 ?「ありがとうなんだよー。」 ふう。ようやく終わったか。なんだか疲れる作業だったな。 男「ほいっと。んでこれどこに持ってくんだ?」 ?「え?そこまでは悪いんだよー。私が持ってくからいいよー。」 男「いいから。俺も別に好きでやってる訳だしさ。」 ?「でも・・・」 男「いいから。」 ?「じゃあお言葉に甘えちゃおうかななんだよー。」 男「そうそう。んで、どこに持ってくんだ?」 ?「職員室の稲井先生の所なんだよー。」 男「了ー解ー。」 よいしょっと。ってかなり重いな。こんなん持たされてたんか? ?「頼まれたからしょうがないんだよー。」 誰にさ? ?「係りの皆だよー。」 マジかよ。四、五人いただろ。係って。 ?「なんか皆忙しいらしいんだよー。」 なんだかなあ・・・。 そんなこんなで職員室に着く。なんかムカついてきたから足で開けてやれ。 男「ういーっす。失礼します。えーと、稲井先生いますかー?」 いない先生がいるかってなんかまた変な質問だよなあ。 ん?てかなんか無口先生しかいなくね? かきかき・・・ 無口『皆今は職員会議で出払っています。』 いやあなたはなんなのさ? 無口『留守番です。』 ああ、そうか。そういやこの学園って変な事に一人だけ職員室に残しとくんだっけ? 男「稲井先生の机ってどこッスか?」 無口『私の前の席です。』 ああ、そこか。なんか妙に片付いてるなあ。・・・ん?なんか書いてある。 『どうしたら生徒とコミュニケーションがとれるんだろう?』  ・・・まずは姿を見せるんだ! ぶっちゃけまだ姿を一回も見てない。気付いたら板書があるしなあ。まあいい。どうせだから書いておこう。 『まずは姿を見せて下さい。  by Mr.X』 ふう。これで良し。 カキカキカキ・・・  ・・・ん? 無口『Mr.Xはベタじゃない?』 ミラレテターー。 男「し、失礼します!」 男「あー、恥ずかしかった・・・。」 ?「どーしたのー?」 男「ああ、いや、何でもない。気にするな。」 ?「んー?んー。」 男「じゃあこれで仕事は終わりか?」 ?「うん。そーなんだよー。」 男「そうか。じゃ。」 ?「ちょっと待ってなんだよー。お礼をしたいんだよー。」 男「いや別にいいよ。ただ気が向いただけだし。」 ?「男君、こういう時は素直に受けて欲しいんだよー。」 やけにくいさがるね。  ・・・ん?なんで俺の名前知ってるんだ? ?「同じクラスなんだよー。」  ・・・。マジで? 男「ちょいとお聞きしますが、それはマジですか?」 ?「マジですよー。ってちょっとヒドイんだよー。」 男「いや。うん。・・・スマン。」 ?「まあ男君の周りは女の子でいっぱいで大変だからねー。しょうがないかー。」 優「私の名前は優なんだよー。」 これが俺と優の出会い(?)だった。

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