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誤殺短編 - (2006/09/27 (水) 08:43:23) のソース

授業中 

男「あっ…」ポロッ 
優「男くん、消しゴム落としたよー」 
男「ありがとな、優」 
優「えへへー。どういたしましてだよー」ニコッ 

男(やっぱり優はいい奴だなぁ…) 


~数分後~ 
男「あっ…」ポロッ 

ヒョイ 

彼女は白く長い指で俺の消しゴムを拾い上げた……。 

ちなみに彼女というのは優ではない。 
逆隣の席に座っている………………誤殺さん。 

男(や、……やってしまった……)ガタガタ 

俺は恐怖と闘いながらも、誤殺さんを見た……。 

誤殺「……」ジーッ 

男(み、見つめてる……俺の消しゴムを……」ガクガク 

誤殺「……(あ…この消しゴムわたしのとおなじだ…)」 

男(…すまん…マイ消しゴムよ……お前とはまだまだ一緒に居たかった……) 

誤殺「あの…」 

男「ヒャア!は、はい!なんでしか!?」 

誤殺「…これ……(よーし…『これわたしとおなじだね』って言ってみよ。仲良くなるチャンスだよね)」 


男「は、はいっ!なんでしょう!?(…消しゴムよ……先に向こうへ行くのは俺かも知れん……誰かに使ってもらえるといいな……今までありがとう……)」 


誤殺「……わたしと同じ……」 

男(な、なんだってー!!!!!) 
男(クッ…これが世界の選択か!?……仕方ない……許してくれ消しゴムよ…。俺、……まだ生きたいんだ…) 

誤殺「…?(どうしたのかな男くん……)」 

男「……と、飛んでけぇぇぇえっ!!!」ヒューン 

俺は投げた。大切な消しゴムを。 

誤殺「!?」 

すまん……ほんとにすまん。 
だがお前に貰ったこの命決して無駄にはしな…… 

優「消しゴム落としたよー?」 




男「ちっくしょぉぉぉおお!!!!」 


誤殺「ふふ……(男くんっておもしろいなぁ…)」 

優「クッ…じゃ、邪気g…」 

終わり 
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