『平成仮面ライダー大共闘映画』企画書

※編集権限をロックいたしました。

○企画内容


□タイトル 劇場用映画企画『大決戦!超ライダーズ(仮)』


□公開規模 全国150~200館


□公開時期 2009年~2010年初頭


□目標興収 10億円





○企画の動機


□『平成ライダー10周年』企画の集大成

2009~2010年は第1作「仮面ライダークウガ」に始まる平成仮面ライダーシリーズ10周年に当たる年である。
それを記念して、歴代ライダーが共演するゲーム企画「ガンバライド」、10周年記念番組「仮面ライダーディケイド」などが展開されている。これらの盛り上がりは平成ライダーファンとして、喜ばしいことであり、全面的に応援をしていきたい。
ディケイドの劇場版に期待するところでもあるが、やはり完全に定着した”平成ライダー映画”でもこの記念すべき10周年を祝うべきではないだろうか。
ゲームプレイヤー層へ訴求するコンテンツとしての「ガンバライド」。テレビで広い視聴者層が気軽に見られる「ディケイド」。それらの成功に呼応する形で、その流れの頂点として劇場で見られる「平成ライダーたち」の祭典を、往年のライダーファンは心待ちにしている。

□”歴代ヒーロー共演路線”というニーズ

また仮面ライダーの永遠のライバルである『ウルトラマン』での”歴代ヒーロー共演路線”の成功も十分に考慮する点である。
2006年公開の「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」は興行収入約6億円、2008年公開の「大決戦!超ウルトラ8兄弟」は約8億円のヒット。
特に「超ウルトラ…」は歴代ウルトラマン映画中の最高の興行収入を記録したのである。
これはウルトラマンのファンたちが新ヒーローのみでなく、懐かしい旧ヒーローたちの再登場を望んでいた…という証ではないだろうか。
同じことはウルトラマンのライバル・仮面ライダーシリーズにも言えるはずである。
「ディケイド」において、平成ライダーの共闘が見られるということが明らかになっているが、平成ライダーファンの中には、人間の共演、つまりオリジナルキャストの登場を待ちわびる声も大きい。

□仮面ライダー電王ブーム

そのことを裏付けるように、2008年巻き起こったのが『仮面ライダー電王』ブームである。前年TVで放送されたライダーである電王はむしろ放送終了後に人気のボルテージがアップした感があり、結局TV放送中に1度、終了後に2度と計3度映画化されたという空前絶後のタイトルとなった。
関連商品も終了後作品としては素晴らしい売れ行きを見せており、
”TV現役ではない過去のキャラクターも商売になる”
ということを実証した作品と言える。
こういうキャラクターを使わない手はない。

□平成ライダー出身俳優の人気定着

さらに平成ライダーシリーズの大きなアドバンテージとして上げられるのは
過去の出演俳優たちが、各ジャンルで定着した人気を示しているという点である。
例えば主演ライダー役については、下記の通り絢爛たる顔ぶれである。

  • 世界レベルの認知度を持つ俳優として、代表作を挙げるのも困難なほど映画・テレビ作品を問わず引っ張りだこの、「クウガ」のオダギリジョー。
  • 「はぐれ刑事純情派」「火曜サスペンス」などの刑事ドラマを中心に、TV作品等の俳優として安定した活躍を見せる「アギト」の賀集利樹。
  • 甘いマスクと優れた演技力を武器に、映画・TVはもちろんのこと舞台の仕事も精力的にこなす、「龍騎」の須賀貴匡。
  • 昭和ものへの入れ込みなどマニアックな側面も持ち、「タモリ倶楽部」などバラエティ分野で特異な存在感を見せる「555」の半田健人。
  • 映画やCMでの出演を中心に、近年は人気TVドラマのスポット役でも露出が高まっている「ブレイド」の椿隆之。
  • 年長者の貫禄と軽妙な空気感を併せ持ち、俳優職のみならず各局のバラエティ番組でも大活躍中の「響鬼」の細川茂樹。
  • コミック原作作品への出演など、TVドラマを中心に各方面で八面六臂の活躍を見せる「カブト」の水嶋ヒロ。
  • 最若手でありながら演技力には定評があり、「ルーキーズ」などTVドラマでの活躍が今後も大いに期待される「電王」の佐藤健。
  • 現行ライダーとして活躍中のみならず、ミュージカル「テニスの王子様」、TVドラマ「恋空」への出演など話題性に事欠かない「キバ」の瀬戸康史。


個別の諸事情により、この全員が集まることは難しいかも知れない。
しかし、仮にその半分であっても、話題性は十分と言えるだろう。
これら人気俳優が一同に集結する「歴代仮面ライダー映画」

各局メディアが大注目することは必至である!




○共闘描写の利点


□『ライダーシリーズ』ならではのコラボレーション

最大のライバルである「ウルトラマンシリーズ」の共闘映画が、
「各ウルトラマン並び立ち」
「全員による編隊飛行」
「同時光線技による攻撃」
など、その特徴を十分に理解し、生かした演出を行っていることは、大いに参考とすべきであろう。

ライダーにおいても「登場ライダー全員によるライダーキック」はもちろんのこと、「等身大ヒーローであることを生かした同時展開アクション」「それぞれのバイクに乗って併走する勇姿の演出」など、外すことのできないコラボレーションが多数存在する。

□各モチーフの融合とシリーズ間の交流

各シリーズは「独自の世界観」を持っており、オンリーワンたる個性を主張しているが、中には相互に「親和性の高い部分」が存在する。これをシリーズ間の交流として生かさない手はない。例示すると、以下のようなモチーフの活用が考えられる。
  • ディスクアニマルとゼクター、キバット達の会話
  • 音撃の伝授により、魔化魍に立ち向かう渡のヴァイオリン
  • オルフェノク、タロスイマジンたち、ファンガイアといった「ライダー側にも与した異形同士の対談」
  • カード交換により新たな力を得る龍騎・ブレイド
上記に限らず、一般的な交流、例えば「射撃系ライダー同士の、シリーズを越えた技の伝授」なども、展開によっては十分可能であろう。

□魅力あふれる「過去の敵」の再起用

各ライダーたちが今なお忘れがたい魅力を放っているのと同様に、各シリーズに登場した敵にも、未だ色褪せぬ魅力と人気を誇るものが数多く存在する。
共闘映画実現の動機の一つが「共演路線というニーズ」にあるとするならば、「ヒーロー」だけでなく「敵」についても登場の意義は十分にあろう。
方法としては
  • 人気を博した各シリーズの敵の再起用
  • 「クモ」「コウモリ」など、同一生物をモチーフとした敵のシリーズを越えた集結
  • 人気怪人同士の合体・一部融合・能力伝搬
などの展開が考えられるが、そのいずれも話題性の獲得・ストーリーへの寄与とも、大きなポテンシャルを持つものと期待できる。

□主人公ライダー以外を起用するサブコンテンツとの相互作用

近年随所で活用される「劇場版作品本編と連動する、Web等で公開するサブコンテンツ」については、本作のようなお祭り的作品では一層の効果が見込めよう。
また、特にライダーシリーズにおいては、主人公ライダー以外にも非常に多くのライダーが登場するため、本編ではある程度絞らざるを得ない「サブライダー達」のファン層へアピールするためにも、サブコンテンツを活用することは非常に有意義であると考えられる。

魅力的なサブコンテンツの例をいくつか挙げる。
  • 脇役大集合(Web用ショートムービーズ)
    • 本編に出られなかったライダーたちが、悲喜こもごものドタバタを演じる、心温まるサブストーリー。
  • 憑依ライダー大決戦(劇場専売DVD)
    • 「俳優フィーチャー」の一つとして、電王で好評を博した「イマジンの憑依」を、他シリーズの俳優達にも演じてもらう。
  • 平成ライダー10周年座談会(劇場版DVDの初回特典DVD)
    • これまでの10年を振り返り、過去の映像紹介を交えつつ、参加俳優陣が当時の心境・裏話などを語り尽くす。




共闘映画ストーリー案

最終更新:2008年12月16日 11:11
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