キン肉マン

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キン肉マン - (2008/06/14 (土) 19:36:49) の編集履歴(バックアップ)


週刊少年ジャンプで1979年~1987年に連載された、漫画家・ゆでたまごの作品。同作者の代表作である。
スピンオフ作品として、人気キャラ・ラーメンマンを主役に置いた「闘将(たたかえ)!! 拉麺男」も連載された。
現在は直接の続編である「キン肉マンII世」が週刊プレイボーイにて連載されている。

全ての超人を統べるキン肉星王家の王子でありながら、誤って地球に捨てられたドジ超人・キン肉スグル。
そんな彼が、超人「キン肉マン」として悪の超人達と超人レスリングで死闘を繰り広げる物語である。

連載初期こそ悪の宇宙人と戦いながらもギャグが多く見られるという「ウルトラマン」のパロディのような漫画だったが、
「超人オリンピック編」からは超人同士のレスリングを中心としたバトル路線にシフト。
ピンチの時に発揮される奇跡の逆転パワー「火事場のクソ力」と仲間の正義超人達との絆から生まれる「友情パワー」で数多くの読者を魅了し、後のジャンプ作品のファンタジー(トンデモとも言う)バトル路線を決定づける作品となる。

設定がかなりいい加減な漫画としても有名で、そのシーンを盛り上げるためならば過去の設定や展開、果ては地球の物理法則まで無視する事が頻繁に行われた。通称「ゆで理論」と呼ばれるものである。
しかし多数の個性豊かなキャラクター勢や迫力の必殺技、少年漫画的な熱いシーンは今現在の少年漫画にもなお影響を与えており、「ゆで理論」というネタ的な部分も含めて今なお愛される漫画となっている。

また登場超人のアイデアを読者から募集したり、アニメ化の際に各超人にイメージソングを作ったり、関連商品であるキャラクター消しゴム(通称『キン消し』)が記録的なヒットを記録するなど、
後の漫画・アニメ作品のメディア展開に多大なる影響を与えた歴史的な作品といえる。

ちなみにこの漫画に登場するアメリカの超人・テリーマンと「魁!! 男塾」の雷電は「漫画界二大解説キャラ」として有名。
テリーマンの放つ「噂にはきいていたが~」「そうかわかったぞ!」といったセリフは
窮地に陥ったキン肉マンら正義超人側の逆転フラグである事も少なくない。

作者のSD2氏もファンなのか、ニコニコRPGでも数多くのネタを輩出している。
雑魚キャラとしてミキサー大帝、重要ワードとしてミステリアスパートナー等が登場。
これはどちらも原作最終章の「キン肉星王位争奪編」からの出典である。
  • スパイダーマレオパルドンを呼ぶ際の「レオパルドン、逝きまーす!」というかけ声も同作に登場する同名キャラ・レオパルドンのセリフが元ネタ。
  • ミステリアスパートナーの坊主C空中元彌チョップを最初に放つ時技名の前に「掟破りの~」という枕詞をつけるが、これも本作品のキャラであるネプチューンマンのセリフが元ネタ。
  • 第32話で、兄貴ことビリー・ヘリントンが主人公・キン肉マンの代表的必殺技である「キン肉バスター」のパロディ、「ガチムチバスター」を使用。