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 キャラ愛が暴走したので。こんなふうにこのページを使うのもありなんじゃないかな とこじつけ。

 ウィルのキャラが定まってきたので、その経緯とかウィルの確信的なところに触れる設定を垂れ流します。

 初登場が学園編のNPCキャラだった彼ですが、そもそも誕生の経緯が「瀬良がアイアンマンにハマった」というだけの話です。
 ぶっちゃけ僕が作るキャラはNPC含めてそんな感じです。どっかで見たことある設定をちょっといじっただけの。
 でも、ギアーズ編やカイゼルクラウン編を経てようやく「トニー・スタークのコピー品」ではない「ウィリアム・レッドグレイブ」が完成されつつあると思います。これも普段一緒にセッションに参加してくれる皆のおかげだと思います。感謝!

 彼がスーツを着て戦う経緯は恥ずかしすぎるオリジナルストーリーにて書かれています。もうその辺からパクリ臭前回フルスロットルです。設定やキャラクターの個性、戦闘データ諸々調整しまくって(あくまで自分の中では)当初よりも肉付けされて、雰囲気が変わった気がします。
 唯花様の言葉を借りるなら、人間臭くなりました。最初は手先が器用で金持ちで天才で(一応)戦えて皮肉屋でプレイボーイという、本当に可愛くないキャラだったので、嬉しい誤算です。

 基本能力値とかも少し絡めてキャラ語りをすると、まず筋力15という火/火特有のムキムキ・・・と思いきや、次いで高いのが知力11。サポートガジェットと変異属性のおかげですが、その代償で精神が2という実質死にステータス。
 サポートガジェットはジェフティの恩恵で、変異属性は「それなりに獲得した能力と、無駄に肥大化した自信」と解釈しています。なまじ頭が良くなったばかりに、不測の事態に弱かったり、想定外のことに直面すると弱気になるという天才()キャラ特有の持病みたいなものです。
 ただ、ウィルの場合露骨に弱気にはならないです。魔王と対面しても逆に喧嘩売ってますが、これは強気な皮肉を言うことで自分を奮い立たせているんです。さすが精神2。
 基本能力値で3番目に高いのは器用10。まあエンジニアだしね。でも一番は筋力15。何なんだお前。多分、グレてた思春期は喧嘩ばかりしてたんじゃないでしょうか。

 余談ですが、彼がティーンズの頃に犯した、ドラッグというキツめのヤンチャはダウニーリスペクトです。酒と女遊びが治らなかったのは、やっぱりトニーリスペクトです。でもナンパロールはあっても飲酒ロールは殆どないんですよね。喫煙はなんか似合わないので設定に入れませんでした。適当です。

 戦闘データからも彼のキャラを。決して高くない打点と、同じく決して高くない防御力。見た目がロボットなので強そうに見えますが、中に人が入ってるパワードスーツですからね。パイロットのスペックが大きく関係しているって感じで。
 いずれにしても、特化したキャラには及ばない中途半端なスペックです。僕が作るPCは大体こうなりますが、こいつはとことん中途半端な野郎でした。箒オプションの範囲攻撃が産廃だったので、初期のウィルのデータは本当に目を覆いたくなるレベル。

 これもセッションの中でデータをイジリ回して調整しました。まあ運用して、実験して、改良して・・・を繰り返すのは物創りの基本みたいなものですから。これも上手いことウィルのキャラにマッチした気がします。
 成長していく中で無駄なものを省いて、仲間を守るための根性と敵を倒すための力を獲得、洗練させていきました。これはパワードスーツの性能だけでなく、ウィル自身が強くならなければならないと言う自己の課題を見出すことにもなりました。あとPLにとっての課題でもありました。中途半端なのは変わりないですが、産廃から器用貧乏以上、万能未満くらいまでは行けたかなあと。

 クラス設定も上手いことマッチしてると思います。現在はメイン箒/ファイター サブで強化、勇者、錬金。
 当初はサブ強化、人造、錬金だったんです。強化人間=ジェフティの戦闘補助 人造人間=スーツのスペック 錬金術師=ウィリアム自信の能力 それらが合わさって、箒騎士のウィザードとして戦えるようになる・・・という感じの。
 ただ、スキル枠に泣かされて実用的なデータにならなかったので人造⇒勇者となりました。

 なので、強化人間と錬金術師の解釈はそのままに。サブ勇者の解釈は「ウィルの異常性、イレギュラーとしての側面」と考えています。ここでいう異常性やイレギュラーと言うのは、「ファーストでありながらネクストと肩を並べている」「そのネクストの力も自力で生み出したもの」「彼自身の数奇な運命(魔王と何度もドンパチするとかタイムスリップするとか)」を指しています。
 決して異常に女好きとかじゃないんです。信じてください。
 実際グラさんには「イレギュラー」認定されてますし。なので最終的には世界を管理するAIに最強の刺客を差し向けられるのかもしれない。AIといえばジェフティさんが・・・ゲフンゲフン。

 そして実際にシナリオを遊ばせて貰う中でも、彼の脆さや弱点が浮き彫りになってきました。
 第一話では若本に「あのさぁ・・・まずさ、うちムーンストーンあるんだけど・・・使わない?(迫真)」と揺さぶりをかけられました。あの時は格好よく断りましたが、(ウィルの)内心ではかなり動揺してました。あの返事は、ルグレがめっちゃ強かったのと命の危険を感じて発動した、無意味な強がりのようなものです。ルグレがもっと友好的だったら危なかったかもしれません。

 その後の魔王戦でもカッコイイ決め台詞やロールプレイを披露していますが、アレも全部強がりです。そうしないと彼はギブアップ宣言しちゃうので。
 ただ、嘘は言ってません。強がっているなりの本心です。これまでの人生で心を許せる人がごく僅かしか居なかったので、仲間のために強がった……という意味では大分成長したんだと思います。むしろ初めての仲間だから・・・かも?

 ウィルにとってのターニングポイントは、カイゼルクラウン編だと思います。つまり、現在進行形でターンなう。自分が作った存在にしか心を許していなかった彼が、今度は生身の人間と向き合っていくことができました。エンジニアという仕事も、ウィルにとっては生きていくの術でしかなかったんです。エンジニアとしての矜持もまるでありませんでしたが、自分で作り出した力で誰かのために何かを成し遂げて、時には挫折して、悩んで・・・を繰り返していく中で、エンジニアとしての信念も獲得していけたと思います。

 ここまでの話だけだと自分のキャラに愛着を持った結果美談を語りたくなった、ってだけの話になるのでもっと厳しい目線で語ります。ウィルはこんなに成長したんだよ!偉いんだよ!って書いたように見えますが、逆を言えば「こんだけ成長してしまうほどウィリアムは未熟な人間だった」ということになります。元々しっかりしていたものが更に深みを増す「熟成」ではなく、ゼロ……どころかマイナスから始まった人間が荒削りながら巻き返しているところの「挽回」に当たるんです。彼の成長物語は。

 ちょっと真面目な話をすると、人間は思春期(もっと言えば反抗期)を経ることで大人に成長できる、と言う考えがあります。  ざっくりとした言い方な上、あくまで一般的な子供の成長の話なので「反抗期がないからダメな奴になるんだ」なんて言うつもりはありません。結局のところ「個人差」と言う表現に落ち着くと思います。ですが、ウィルの場合はその典型と言わざるを得ません。
 十代半ばで飲酒・喫煙・ドラッグ・女遊びというあまりにも不健全な楽しみを覚えてしまった(尚且つドラッグ以外は常習化してた)上に、反抗する人がいなかった(反抗を受け止めてくれる人が周りにいなかった)彼は、その後も養父が他界するまでヤンキー街道まっしぐらでした。何かにぶつかって、それを乗り越えて自己を確立すると言う「当たり前の成長」ができなかったんです。彼を心の底から否定、あるいは肯定してくれる人は居ませんでした。養父に愛された記憶はありませんし、一緒にいた友人も結局は「馴れ合い」の範疇を出ませんでした。
 伊藤真澄と出会うことで彼の中に変化が訪れますが、それがマイナスからのスタート地点だっというだけの話です。心が子供のまま捻くれて、身体だけが大人になってしまった極めてアンバランスなダメ人間。それがウィリアムだったんです。

 そのマイナスを巻き返す中でようやくゼロまで精算するには、自分自身の脆さとしっかり向き合う必要が出てきます。「スーツがなければ役立たず」と言う自身の危うさを乗り越えた時、本当の意味でウィルはヒーローになれるのかもしれません。

 要は、ヤンキーが更生してもそれまでの負債をチャラにしただけで立派でも何でもない、というだけの話なんです。

 ジェフティのことも少し。生みの親が半分社会不適合者だったせいで、AIにしてはちょっととぼけている所があります。ここ最近それが強調されつつあります。というかカイゼルクラウン編やっててジェフティのロールプレイが本当に難しいです。
 設定だけで言えばウルトラグレートチーターレベルの情報収集能力を持っているので。困ったときの万能お助けNPCみたいな立ち位置をPCで・・・ってなると骨が折れます。あのAIっぽい喋り方も。

 ただ、カイゼルクラウン編のジェイはポンコツです。500年前にインターネットなんてないし(居直り)
 スマホに居座ってるのはジェフティの性能、データの一部です。サイズ&スペックダウン版みたいな。元の時代なら母体となるシステムと常にリンクしてるので100%の力を発揮できますが、500年前です。せいぜい戦闘補助と分析補助が関の山です。仕方ないね。

 「アイルーンの里帰りwithクソ赤毛と天使」(本当のサブタイは「それぞれの理想郷」です)では、同じ電脳ヒロインの唯花とハイデル、そして同行してたアイルーンに「ウィリアム様に私の子供を産んで欲しい」と衝撃のカミングアウトをしました。悪乗りなんですが、ちゃんと理由もあります。
 そもそもジェイはAIなのに、人間に近い表現や言い回しをする事があります。ジェイがハイスペックなのは勿論、生みの親であるウィルですら予測出来なかった異常、もっと言えば「欠陥部分」がそうさせたんです。ウィル自身はそんなに深く考えてないどころか、「これはこれでいいんじゃない?」って有様。当のジェイは、この人間らしさを「深刻なエラー」と捉えています。
 そのエラーが持続してる状態で、同じ電脳空間に存在している唯花や、どこかジェイと似た部分があるアイルーンに諭されたことで、ジェイのシステムの奥深くに根ざす「何か」が刺激を受けました。その刺激⇒暴走の結果が「俺の子を産めい!」です。

 自分の子供の悩みに深く入り込まなかったばかりに、その子が突然変なグレ方をしてしまった。これが養父トニー・レッドグレイブと、養子のウィリアム・レッドグレイブの関係に似ているのは、まさに皮肉としか言いようがありません。

 別に深い意味も今後の展開に多大な影響を与える可能性も微塵も無いので言ってしまいます。最初からウィルの手で作り出され、その後も彼に尽くし続けたジェイは「刷り込みで懐いた雛」のような物です。その上相棒として彼をサポートし、時には「保護者」とも言えるほど彼を支えています。産まれてから(プログラム的な意味で)ウィル一筋だったジェイが、子供&相棒&保護者の一人三役をこなしていたら、そらぶっ壊れますよ(雑) 歪みすぎて真っ直ぐになった結果がアレです。

 ダメ主人のせいで歪みきった母性本能のようなものを得てしまったジェイは、次に「さらにウィリアムに近い場所で彼をサポートしたい。その上で、自分の特性を継承した存在(つまり子供)が欲しい」と願うようになりました。「ジェイ自身が人間でもAIでもない存在になり、人間(ウィリアム)とAI(自分の子供)に囲まれれば、人間で言うところ『幸せ』が得られる」・・・と言うジェイの家族計画なんです。決して「ウィルを独自の技術で性転換して孕ませて子供を産ませる」とか薄い本も真っ青な展開を望んではいません。
 ウィルに新たなAI(自分たちの子供)を作って欲しい。そうしたら、自分は義体を得て人の営み(意味深)を実際に体験してみたいというのが、ジェイの本当の願い(になってしまった)なんです。あくまでジェイは人間ではないので、人間の常識で物を考えることはそう多くありません。

 長々と語ってしまいました。お目汚しごめんなサイバトロン。カイゼルクラウン編も佳境に入っています。ウィリアム、乱火、レインは無事に元の時代に帰ることが出来るのか。その前に力尽きてしまうのか。はたまた、死ぬよりも酷い目に遭って帰還するのか。

 改めて、思いつきで始めた僕の我侭に今も付き合ってくれている皆に感謝の言葉を捧げます。これからもよろしくオナシャス!

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最終更新:2014年07月14日 19:06