211 :名無しさんの主張:2011/12/31(土) 19:43:51.33 ID:???
信長、秀吉、家康の誰が好き?
みたいな質問が多いように、日本人は権力者が大好き
大塩平八郎や天草四郎みたいに正義を主張して戦ったタイプは全く人気がない
212 :名無しさんの主張:2011/12/31(土) 19:47:44.96 ID:???
弱者を守ろう、救おうとした人物は嫌われるね。
歴史上の人物にしてもドラマや小説の人物も、
目的のために泣く泣く(腹の中では大笑い)弱者を切り捨てる人物が好まれる。
239 :名無しさんの主張:2011/12/31(土) 21:19:15.46 ID:???
日本人が抱くイメージ
信長=偉大な権力者様。冷酷なところが素敵。
秀吉=偉大な権力者様。立身出世の理想像。
家康=偉大な権力者様。忍耐力を見習うべき。
大塩平八郎=反逆者のクズ。キチガイ暴徒。氏ね。
天草四郎=反逆者のクズ。キチガイ狂信者。氏ね。
683 : 名無しさんの主張 : 2012/01/29(日) 07:43:55.40 ID:???
大塩平八郎は融通が効かず協調性に欠ける上に勘違いしてヒーロー気取りする嫌な奴
豊臣秀吉は上司への忠誠を忘れない誠実な人柄な上に下品な芸もできて親しみが持てるいい奴
601 : 名無しさんの主張 : 2012/02/18(土) 08:04:22.16 ID:???
大塩平八郎は本当に人気が無いよね
教科書でも5行くらいの説明ではい終わりだから
大塩の魅力や功績が全然教えられてないっていうのは大きいね
(これは
日本の歴史教育全般に言える問題)
大塩は奉行所の与力っていう役職だったんだけど
今でいうなら警察署長の役職
つまり警察署長(与力)が政府(幕府)や大企業(豪商)の酷さに気付いて
反乱を起こしたって話だったんだよね
マジで格好良過ぎだよね
しかもただ武力で反乱起こしただけじゃなくて、
その為に自分の莫大な財産を投げ打ってるからね
「奉行所に対して民衆の救援を提言したが拒否され、
仕方なく自らの蔵書五万冊を全て売却し(六百数十両になったといわれる)、
得た資金を持って救済に当たっていた。
しかしこれをも奉行所は「売名行為」とみなしていた。」
「利を求めて更に米の買い占めを図っていた豪商に対して平八郎らの怒りも募り、
武装蜂起に備えて家財を売却し、家族を離縁した上で、大砲などの火器や焙烙玉(爆薬)を整えた。
一揆の際の制圧のためとして私塾の師弟に軍事訓練を施し、
豪商らに対して天誅を加えるべしと自らの門下生と近郷の農民に檄文を回し、
金一朱と交換できる施行札を大坂市中と近在の村に配布し、決起の檄文で参加を呼びかけた。」
大塩は陽明学を信奉してたんだけど、みんな陽明学って知ってる?
698 : 名無しさんの主張 : 2012/02/18(土) 16:59:16.67 ID:BicgNnyn [1/1回発言]
だね
それだけ所蔵してるだけでもすごいけど
それらを読んでたんだろうから物凄い
「大塩は32歳の時に、私塾『洗心洞』を大阪天満の自宅に開いていた。
教えていたのは陽明学。彼は学者としても広く知られており、
与力や同心、医師や富農にその思想を説いていた。塾の規律は厳しく、
朝2時に講義が始まり、真冬でも戸を開け放していたが、門弟は増える一方だった。
奉行所を隠居した大塩は、一介の学者として学問の道を究めようとし、
1833年(40歳)“知”は“行動”が一致して
初めて生きるとする「知行合一」を説いた『洗心洞剳記(さつき)』を刊行する。
大塩は著作の最後を「口先だけで善を説くことなく善を実践しなければならないのだ」と締めくくり、
門弟と共に富士山に登り同本を山頂に納めた。」
今の日本に一番必要な学問は陽明学だよ
733 + 1:名無しさんの主張[sage] 2012/05/04(金) 07:29:50.03 ID:??(1)
大塩平八郎や吉田松陰、西郷隆盛、高杉晋作の存在は教えるけど、
彼らのバックボーンとなった精神である陽明学を教科書に載せないのは恣意的だと思うね
現代でさえ陽明学を知られたら困る東朝鮮
知行合一とは、陽明学という中国の儒学者・王陽明(1472-1528)が起こした儒学の主要命題である。
意味を簡潔に言うと、「思ったら、行動する。」という、実践主義の思想である。
その為、日本にも数多くの信奉者がいるのが陽明学である。
世界でも稀に見る革命であった明治維新を成し遂げた志士の精神的指導者達に、
陽明学に造詣が深い人が多いのがその実践主義を裏付けている証拠だろう。
有名どころでは、中江藤樹、熊沢蕃山、佐久間象山、川井継之助、吉田松陰、高杉晋作、大塩平八郎、西郷隆盛等など。
徳川幕府が、推奨していた朱子学は、権力側に都合の良い儒学であった。
「上が上でも、下は文句を言わず付き従わなくてはいけない」
という上下の秩序を重んじる思想が、朱子学であった。しかし、陽明学は、
「上が上なら、下も下になるのはしょうがない。組織やグループの命運は上が握っている」
という、反体制的な思考を基礎とする儒学であった。
自ずと、体制側には都合が悪い。
長い
戦国時代が終わり、江戸幕府を開いた徳川家康は、思想統制に苦心していた。
戦争のない社会を作る。
つまり、徳川の社会を未来永劫続けたい。
しかしいまだ、上下の秩序を問題とせず下克上の気風が色濃く残っていた、江戸開府当時。
それを、都合良く抑えるのには、武士に武芸への傾倒を捨てさせ、武芸学問奨励へと向かわせるのが良いと考えた。
その都合の良い学問が、朱子学であった。
上下の名分を重んじる上下関係を根本にする朱子学は、思想言論統制にピッタリであった。
家康の相談役であった朱子学の大家・林羅山が、幕府公認の正学として朱子学奨励の任が与えられた。
それと共に、他の学問が迫害された。
特に、「上下関係よりも、正しさが重要視される」
上には都合の悪い陽明学は危険視され、後に風紀を乱すものとして禁止される事になる。
888 : 名無しさんの主張 : 2012/02/05(日) 21:45:32.84 ID:6VjqnIMd [3/3回発言]
「主に日本は
江戸時代で既に社会規範に上位する原理ってものが認知されてない
昔から何も考えず上に従え」という意見に、そうではないと反論したわけだよね?
だから江戸時代の封建制の話ををしたのだよ。
欧米の封建制のように契約書を作り、そこにサインし、契約を守り通すこと、
道徳的義務を果たすことを権力者が神に誓ったかというと、全くそんなことはないだろう。
江戸時代における「社会規範に上位する原理」とは具体的に何なのかを聞いても、
当時の人間で答えられる者はほとんど誰もいないと思う。
「社会規範に上位する原理」が発展して庶民が徳川幕府の正当性を疑わないよう、
幕府は徹底的にキリスト教を弾圧し、外来思想を排除し、仏教は僧侶を公務員にして
支配することで骨抜きにし、儒教は権力者の道徳について問う本質的部分を削り、
徳川体制に従うことがいかに正しい生き方かという主張を昌平坂学問所で競わせた。
今で言うところの御用学者として儒学者は使われていた。
「社会規範に上位する原理」は厳禁で、体制を疑った人は「お縄」になった。
一握りの陽明学者だけが「社会規範に上位する原理」を考え、大塩平八郎のような
特異な人物も生まれたわけだが、例外中の例外だし、もちろん潰された。
ちなみに、江戸時代以前だって「社会規範に上位する原理」は存在しなかった。
「双務的契約」というのも、江戸時代のような終身雇用身分保障がなかったので、
当然、すぐもらえる見返りが欲しいという要求を臣下が行っただけの話で、
古今東西、傭兵や盗賊団が行なってきたような約束と同じ話。
守るべき原理が存在しなかったからこそ、契約もいい加減で、そこに道徳的意味もなく、
宣誓もしないし、だからこそ「裏切り」が日常茶飯事だった。
ドナルド・キーンによれば、江戸時代までの日本の戦や乱を調べてみると、
裏切りが非常に多く、裏切りによって勝敗の流れが決まることが大半なので衝撃的だそうだ。
577 : 名無しさんの主張 : 2012/02/18(土) 03:37:48.67 ID:???
なぜその三人なのかわからないが、
織田信長は暴力で権力闘争に勝っただけの権力者だし、
本居宣長は中国叩きして日本の伝統をひたすら賛美する国学者だし、
山本七平は少しは言論でメスを入れたかもしれないが、評論家だし高く評価されてもいない。
日本では社会の腐敗にメスを入れる正義感の強い人物は潰されるし評価されないし人気もない。
大塩平八郎もそうだが、江藤新平も人気なくて可哀想だね。
英米流の三権分立・法の支配・民主主義・行政訴訟(←どれも日本では未だに機能していない)を、
明治最初期の時点でセットで日本に導入しようとしたり、奴隷(芸者)解放令を出したりして、
アブラハム・リンカーンの日本人版のような政治家だったのに、
人気ゼロだし、そもそも何をした人物なのかも知られていない。
むしろ彼を狡猾な罠にはめて殺した卑怯な大久保利通の方がはるかに人気があるという始末。
日本人は正義感の強い人を見ると生理的嫌悪感を覚える。逆に、
「なんだかんだ言って世の中は力が全て。それが真実。認めないのは平和ボケした偽善者だ!!」
というタイプの人物には心の底から憧れたり親近感を覚えたりする。
580 : 名無しさんの主張 : 2012/02/18(土) 03:57:48.52 ID:???
日本の一般人にそこまで求めるなよw
頭の悪さは一流だぞw
大塩、江藤は知名度がないし、
大久保が評価されるのは後釜に伊藤博文という初代がいるしな
日本人は善悪の概念がなく勝者につくだけ
133 : 名無しさんの主張 : 2012/02/26(日) 17:55:30.67 ID:???
竜馬が人気なのは剣術の達人のサムライと、海賊という、
子供が喜びそうな武勇イメージが重なっているからであって
キング牧師が尊敬されているのとは全く質が異なる。
単に強くて天真爛漫でカッコイイから人気というだけ。
弱者や国民の権利を守るため、権力の腐敗を暴くために生真面目に
活動して潰された大塩平八郎や江藤新平は全く話題にもならない。
238 : 名無しさんの主張 : 2011/12/05(月) 10:43:42.23 ID:???
大塩平八郎なんかは幕府の腐敗を嘆き、弱者を救おうと強者に挑んだが、
そういう例は確かに少ないな
694 : 名無しさんの主張 : 2012/01/29(日) 09:28:30.58 ID:???
まとめてみた。
日本人は自分と他人の優劣をすぐに比較する。
本当の善人を見ると醜い自分にコンプレックスを感じ、叩き潰したり、自分と同じくらい低俗なところまで引き摺り下ろす。
偽善者や悪人を見ると「親近感」を感じて喜ぶ。日本人はそういう民族。
だから高潔な人物が日本ではなかなか生まれないし、生まれたとしても大塩平八郎のように
人気は皆無で時代劇にも映画にもドラマにもならずスルーされる。
679 + 1:名無しさんの主張[sage] 2012/02/09(木) 22:43:48.58 ID:??(1)
どこまで低俗で下劣な人間なのかを競い合っているのが日本人なんじゃない?
大塩平八郎タイプの高潔な人間は嫌われるし、
豊臣秀吉のように下品で好色なところをアピールした方が人気者になれる
395 : 標準日本人 ◆lEN.d.nqvE : 2012/03/23(金) 22:16:15.09 ID:???
行動派の人が良い方向に行けば大塩平八郎や田中正造のように、悪い方向に行けば辻政信や牟田口廉也のような人間になるんだと思う
行動派の悪い人たちをどうやって良い方向に向いてもらうか
どうやって大多数を占める非行動派に行動を起こしてもらうか
この2点が鍵になりそうな気がする
172 : 名無しさんの主張 : 2012/03/26(月) 22:04:33.43 ID:???
大塩が人気ないのは不良臭、ヤンキー臭、芸人臭がしないからだと思う
標準的日本人が好む人間像と正反対
180 : 名無しさんの主張 : 2012/03/26(月) 22:11:55.67 ID:???
後半三人は結果敗者となった大塩と違い、まあ名誉・権力もあったしな
やみくもに真似して従うためのご主人を嗅ぎ分ける能力があるのかね
741 : 名無しさんの主張 : 2012/04/05(木) 01:51:53.46 ID:???
「探さなくてもいくらでもある」のが欧米
「探してもいくらもない」のが日本
ちなみに、聖徳太子の話は、天皇の権威を正当化するために日本書紀で創り上げられた「でっちあげ」。
「厩で処女の母親から生まれた厩戸皇子」とか、その設定からして、中国の景教を経由した
キリスト教福音書の猿真似だけど日本人は恥ずかしくないのかね?
十七条の憲法の第三条に書かれているように、聖徳太子の説く心は、天皇は天(神)なんだから
絶対服従しろという論理で、西洋社会が産み出した個人主義、「人間は人間に絶対服従する必要はない」と対照的。
自分たちの権威権力を正当化するための神話や憲法(?)に善意や良心なんてあるわけがないw 悪意の結晶だよw
石田心学はよく知らないが、Wikipediaによれば、
倫理というよりむしろ「ビジネスの持続的発展」の観点から、本業の中で社会的責任を果たしていくことを説いており、
寄付や援助など本業以外での「社会貢献」を活動の中心とする欧米のCSRにはない特徴がある。
ということらしいから、欧米企業のような寄付や援助をしないことの正当化、カネ儲けの独善的美化にしかならないのだろうねw
大塩平八郎は立派だけど潰されたし、その弱者救済や反権力腐敗の思想は明治維新には受け継がれていない。
自由民権運動も立派だけど、Wikipediaに書かれているように、
大日本帝国憲法をもってしても自由民権運動の真意がかなえられる事は無く、これらの権利を永久不可侵の「基本的人権」
と定めた1947年の日本国憲法施行によってでしか自由民権運動の真の成功は達成し得なかったのである。
というわけで、アメリカに占領されるまで、恐怖と暴力によるキチガイ体制で一億総玉砕がどうのこうのと日本は大暴走していたからなw
33 : 名無しさんの主張 : 2012/04/06(金) 23:03:19.07 ID:???
真面目というより「良心のある人間」を目の敵にして叩き潰すのが日本流。
昔からずっとそうだよ。
江戸時代にしたって大塩平八郎みたいな人は主張も無視され相手にされず潰されたし、
戦前戦中も良心のある人は特高警察にみんな潰され、
善人の遺伝子が排除され、邪悪な遺伝子だけが濃縮されてきた。
最終更新:2012年05月14日 18:09