文字通り、言った者勝ちなルールです。
台詞や
RP、
NPC乗っ取りに絡めて、旧友、恋人、宿敵、伝説の血筋、国家、組織、風習など、思いつく限りの事をでっちあげてください。
ただし、GMはそのでっちあげを任意で採用・却下する権利と義務を負います。
このルールはまた、GM同士でも適用されます。あるGMが張った伏線を、別のGMが勝手に膨らませて展開させる事が出来ます。が、GM同士の信頼関係が築けていないプレイ環境では自粛した方がいいでしょう。
でっちあげのコツ
採用されやすいでっちあげ、されにくいでっちあげがあります。
既存の概念を用いた固有名詞などのでっちあげならばGMも採用しやすいですが、新しい概念をでっちあげられた時には慎重な対応をしてしまうのも無理はないでしょう。
例えば中世ファンタジーの世界で「地球連邦政府のモビルスーツが攻めてきたぞ!」と言ったら、採用すると「地球連邦政府」という新しい概念(世界的には古代民主主義や、各段階における封建制、あるいはその前身が主流でしょう。世界全てを巻き込んだ連邦政府というのは新しすぎる概念です)、「モビルスーツ」という新しい概念を持ち込まなければなりません。これを採用するGMはそういないでしょう。
ただし、そこで「連邦のジムが攻めてきたぞ!」と言えば、何が連邦しているかには言及していないので既存の小国家など既存の概念を用いて「連邦」を導入できるかもしれませんし、あるいは「れんぽう」という音だけを取って「連峰」と通称される地域をでっち上げる事も可能です。ジムもまた、たんなる名前ですので、ある兵種や種族にそのような名前をつけて導入する事が可能です。
GM向けでっちあげられのコツ
プレイヤーが全然でっちあげてくれない……というのはよくある事です。それに頼ってシナリオを回そうとするのをやめましょう。
でっちあげによって以前と何らかの矛盾が発生したら、諦めましょう。よくある事です。
どうもPL達の考えるでっちあげが不出来で採用しづらいと感じたら、考えを改めましょう。あなたの考えた設定だって言うほど出来がいいわけではないじゃありませんか。
このルールはかっこよく言うと、「GMを今までより少し低い位置に置いて、皆で楽しみを共有する」為の仕組みです。使わなければならない類の仕組みではありませんので、これでセッションが楽しくならないと考えるなら、そのルールの使用を避けるようにして下さい。
最終更新:2007年12月18日 02:12