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FH(ファルスハーツ)


活動理念

  • オーヴァードによる営利活動の互助と相互支援による権利の保護。

 ファルスハーツは基本的に、バラバラの目的を持ったオーヴァードが互いに協力しあう事を目的として設立された組織である。
 理念中に「営利活動」という単語があるが、これは文字通りの経済活動に限らず、広く「各人の欲求を満たすこと」として理解されている。

組織図

 組織とは言うものの、基本的にはセルと呼ばれる小規模団体が無数に存在し、それが融合・分裂・支配・連合を繰り返しながら、そのそれぞれの目的に向かって邁進している存在であり、そういう意味では「コミュニティ」と言う方が正確だろう。
 人類と敵対的な行動を取る事が多い組織ではあるが、人間社会への便宜等を理念として持たないだけで、コミュニティ自体が人類を敵視している訳ではない。
(敵視しているセルはあるし、理念上敵対する事をタブーとしていないので、目的を追求した結果手段が敵対に繋がるセルも多い)

 もっとも、FHにも「セントラルドグマ」と称される中枢があると予測されている。確認されてないとは言え実際、リエゾンエージェントと呼ばれる特務エージェントがその存在の実在性を裏付けていると言って良いだろう。
 その部署に関しては不明な部分が多く、対立組織を冷戦構造のような疑心暗鬼に陥れている。
※ゲーム的には黒幕がどうこうというのは設定しません。単純に力関係・利害関係的に一番強くなったセルが事を取り仕切り、それが複雑かつ入れ替わりが激しすぎて他組織では追い切れないだけである、とします。毎回セントラルドグマを壊滅させても次に強い組織がトップになるだけで物語は終わりませんので、安心して下さい。
 実際問題、各国諜報機関などの「プロフェッショナル」は大体その構造を把握しています。今現在のセントラルドグマがどこなのかまでは追い切れていませんが。

近年の変化

 過去のFHは「プランナー」と呼ばれるオーヴァードが大きな力を持っており、その体制下では各セルが文字通り自由に活動していた。
 しかしその体制はどこか空々しい物で、オーヴァード達が互いに干渉しあい、活動する様を観察するような意志を感じる、と不審に感じる者も多かった。
 それでも長くその体制が続いたのは、それが便利だったからだ。

 その体制が大きく揺らいだのは、面影島事件以後である。
 プランナーが古株のレネゲイドビーイングであり、FHが実質上の観察対象になっている事が発覚したのだ。
 正体を知られたプランナーはFHを去り、FHは混沌とした状況に陥った。

 その状況をまとめ上げたのは、UGN設立の立役者で、死んだと思われていたアルフレッド・コードウェルだった。
 コードウェルは「マスターレイス」を自称するエージェント集団を率いて瞬く間にFHの有力なセルを複数掌握し、一大勢力を築き上げると、全世界に対し報道テロを起こした。
 それまでFHはUGNと奇妙な共生関係を築いていた。即ち、FHが独占的にオーヴァードの能力を行使し、UGNがそのオーヴァード能力が拡散するのを防いでオーヴァードの優位性を保つ、という構図だ。
 コードウェルはそのUGNを真っ向から否定し、自分達の活動目的を「レネゲイドの全人類への解放」と位置づけた。

 FHにもセントラルドグマと呼ばれる中枢が存在するにはするのだが、現状セントラルドグマを掌握しているグループはコードウェルの行動を黙認している。

コードウェルの思想

+ ...
 コードウェルはレネゲイドに感染した人類を、自らの研究結果からこのように定義した。即ち、

ジャームこそが人類の進化形であり、オーヴァードはその過程の存在である
 オーヴァードはジャームへと進化する途中の状態であり、その不安定性は不完全さ故である。
ジャームは細胞であり、地球上に満ちて一つの生命体となる。
 ジャームは個体ではなく、群体を基本とする生物である。これこそが人類の次なる進化した姿である。
マスターレイスという上位種により束ねられる。
 ジャームは細胞であり、身体を構成する。そしてその身体は神経を担当する特殊なジャームにより総括される。その神経細胞を「マスターレイス」と定義する。マスターレイスと結びつくことで、群体は生命として組織だった活動をなす事が出来る。
 マスターレイスに関しては目下研究調査中であり、結論は出ていないが、非マスターレイスとの間に明確な区分があるわけではないと推察される。単純に命令の優先度のようなものがあり、より上位の者が下位の者に対してマスターレイスとして機能するに過ぎない。
 「ロイス」とはジャームとマスターレイスの絆を擬似的に再現した代用概念である。
ジャームは自衛の為攻撃性を示す事はあっても、無秩序な存在ではない。
 彼らが攻撃的行動に出るのは、基本的には種を保存する為の防衛本能による。ジャーム細胞が暴力的性向に示すのは、命令系統を司る細胞との結合が断たれている時である。その根拠として、FHの実働部隊など、ジャームにより総括されるジャーム群体は統制が取れ、理性的行動を行う事が出来る。
 結合が断たれたジャームは防衛的に自らを調整し、周囲の危険、とりわけマスターレイスとの結合を阻害するロイスを除こうとする。

 コードウェル自身の言葉によれば、ジャームが生物としての体をなさないよう細工しているのは、他ならぬUGNである。
 UGNは既存の道徳に囚われるあまり、ジャームの可能性を看過し、ジャーム自体の研究を怠った。現体制の維持を至上とし、オーヴァードを中途半端な状態に留め置く事で状況を不安定にして、トラブルを増やし人類のオーヴァード/ジャームへの印象を操作したというのだ。

 余談となるが、コードウェルはマスターレイスではない。彼はジャーム達による新たなる人類の形を実現する役目を負った一つの細胞に過ぎない(と自称している)。
 マスターレイス達はコードウェルを「父」と呼んで敬愛するが、これは彼が「宣教者」であり、彼らが自分の役目を悟るのを導いたからである。

マスターレイスとは

 コードウェルによれば、マスターレイスとはジャーム達を束ね、器官として機能させる「神経細胞」である。マスターレイスとジャームは二元性で分類されるような存在ではなく、相対的に「相手より上位の命令権を持っていればマスターレイスと呼ばれる」形になる。
 ジャーム達を従え、命令を下す能力を持っており、その能力にジャームは抵抗する事が出来ない。これは人間が別の人間に命令するようなものではなく、例えて言うなら脳が手足に動作を命じるようなもので、下位の細胞が上位に抵抗したり、上位細胞が下位を無碍に扱ったりする事はない(はずである)。
 マスターレイスの支配下にあるジャームは(そのように命じられれば)理性を保ち、冷静に行動することが出来る。それはマスターレイス自身であっても例外ではない。マスターレイス自身もまた、より上位のマスターレイスによる支配を必要としており、それが得られない状況下ではマスターレイス自身もまた、自己保存の為の破壊行動に走る。
 不完全な状態であるオーヴァードはマスターレイスの支配を受けない。

妄想

  • コードウェルが本人かどうかはどうでもいい。が、彼はマスターレイスではない。
 彼はマスターレイス達からの期待を受けて「コードウェルたるべし」という振る舞いをしているに過ぎず、マスターレイスがいなくなればその本性が露呈する事だろう。
  • コードウェルは自分の理論の到達点として、マスターレイスを束ねる「脳(彼自身はクイーンと呼んでいる)」を捜している。それは日本にいるらしい。
 クイーンの不在により、マスターレイスによるコミュニティは、指揮系統を辿れば必ずどこかで「上位との接続を断たれる」事になる。マスターレイスによる統制を受けていても、ジャーム達が事件を起こすのはその為である。つまるところ命令を出す大元が狂っているのだ。
  • 多分だけど、レリアたんが侵蝕率100未満で唯一正気っぽいし、同じ苗字のキャラがコードウェルの昔の側近でいるし、そいつの迷惑な妄想でコードウェルをやらさせてるだけなんじゃないかなぁ、この自称コードウェルさんは。

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最終更新:2011年09月29日 04:22