このゲームにおけるプレイヤーキャラクター
このゲームにおけるPCは、英雄と呼ばれ、同時にまたアデプトと呼ばれるグループに属します。
PC以外にも英雄やアデプトは存在しますが、いずれにせよ英雄でない人達、アデプトでない人達よりも強力であり、この世界の住人達もそれを認識しています。
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英雄とは |
英雄とは
英雄は、我々の世界同様、様々な意味で用いられる単語です。
敢えてこのバーセイブでの使われ方を定義するならば、何かをとてつもない困難事を為そうという行動力を持ち、それを成し遂げるだけの実行力を持っている事を期待され、それに由来して様々な義務と特権を有する人達の事、となるでしょう。
何を為そうと志すかはその英雄次第になります。ホラーの陰謀を打ち砕いたり、大災厄の終息を知らず閉じこもっているケーアを開放したり、テランの侵略と戦ったりする事がその典型と言えるでしょう。
そして何より、自ら「英雄」らしく振る舞い、英雄として扱われる事を望み、そしてまた、より偉大な英雄になろうとしている事が共通して挙げられます。
もっとも、英雄だから正義であり、聖人君子であるとは限りません。
周囲はそれを期待するでしょうが、英雄もまた人間なのです。テランに与してバーセイブを売り渡そうと暗躍する英雄もいれば、暴君として君臨する英雄、あるいはより身近に、粗暴だったり好色だったり強欲だったりする英雄も珍しくありません。
過大な危難に対し、保身を優先するのもまた、英雄とはいえ仕方が無い事でしょう。
英雄は一人一人が個性的であり、英雄の数だけ英雄像がありますが、そうした事柄全てを引っくるめて「英雄」です。
それでもこの困難な時代、人々は英雄に多くを期待し、自分達を助けて貰う代わりに様々な代償に目を瞑ってくれるのです。
人々が英雄を見分けるのは、ひとえにその振る舞いに依ります。
「英雄」は売り手市場ですから、自称「英雄」であっても問題なく多くの人々はそれを認めるでしょうが、同時にまた、「英雄」であるならば、相応の振る舞いを期待しまたそのように扱うでしょう。
英雄の義務を放棄し、権利だけを貪っているようならば、人々はその偽英雄を早々に見限り、相応(あるいは過剰)の報復を与えます。
英雄の義務
英雄は、英雄として振る舞う事が求められます。
人々の希望となり、人々の求めに応じて様々な困難に挑まねばなりません。
これを放棄すれば、後述する英雄の権利も認めて貰えなくなります。
英雄の権利
英雄は、人々からとにかく尊敬されます。
新しい村や町に着けば歓待を受けるでしょうし、滞在場所や補給物資が必要ならば便宜を図ってもらえます。
同時にまた、明確な担保などを用意せずとも信用を得ることができます。
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アデプトとは |
アデプトとは
この世界は、魔法の力に満ちています。
魔法を扱う技術は珍しい物ではありませんが、それでもその親和性の優劣は個性です。
アデプトとは、魔法に対する親和性が極めて高い人達の事です。
彼らは、息をするように魔法の力を行使し、まさに超人のような活躍を見せます。英雄の(能力面での)資質を備えた人種であると言い換えても良いでしょう。
全てのアデプトは、下記のような特徴を備えています。
アデプトの特徴
《カルマリチュアル》が出来る。
《カルマリチュアル》とは、カルマ(ゲーム的にはフェイト)の力を回復させる儀式の事です。
アデプトはこれを行う事で、消耗してしまったフェイトをメインプレイの最中であっても回復させる事が出来、豊富なフェイトを駆使して通常よりも困難な冒険を成し遂げる事が出来ます。
この能力はアデプトにしか出来ません。
《スレッドウィーブ》が出来る。
この世界の魔法の力は、糸のような概念として理解されています。
糸のような魔法の力を複雑に編み合わせて「スレッド」を作り出す事で、実際に特定の力を行使する「魔法」になるのです。
《スレッドウィーブ》自体はアデプト独自の能力ではありませんが、アデプトは例外なく《スレッドウィーブ》が行えます。
これは更に下記の二つの能力に細分化されます。
■[スレッドウィービング]
アイテムにスレッドを編み込んで、通常以上の力を備えた伝説のアイテムを作り出す事が出来ます。
※「スレッドを編む」行為自体はより広い意味を持つのですが、タームとしての[スレッドウィービング]は伝説のアイテムを作る行為だけを指すものとします。
■[アストラルシーイング]
世界のもう一つの側面、アストラルを視る事が出来ます。
ディシプリンに属しており、その特別な力を行使出来る。
ディシプリンとは、このゲームにおける[クラス]とはまた独立したクラスのようなものです。
ディシプリン自体、アデプト以外も属している事が多いのですが、これをレジェンドとして取得し、独自のスキルを取得・行使できるのはアデプトだけです。
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このゲームにおけるプレイヤーキャラクターの目的
PC達の目的は、纏めるなら「英雄として認められる事」、加えて「より偉大な英雄になる事」です。
その為には依頼をこなして信用を築き、自らの伝説を作る為により偉大な伝説を追いかける事になるでしょう。
この目的は時にはPCの命よりも優先されるものですが、それでもただ無謀で自分の命に無頓着な者が英雄と呼ばれる事はありません。
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伝説とは |
伝説とは
特別な意味はなく、我々の世界におけるそれと概ね同様です。
ただ、魔法が存在するこのバーセイヴにおいて、伝説は間違いなく実効力を持った「力」に直結しています。
伝説の英雄が手にしていた剣にはその伝説に相応の「力」が宿りますし、それを手にした者はその「力」と同時に数奇な運命すら受け継ぐ事になるでしょう。
ですから、伝説とは強大であると同時にリスキーな存在です。心惹かれ憧れる者は珍しくありませんが、実際に追いかけそれを手に入れようとするのは、「英雄」だけなのです。
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最終更新:2013年08月13日 11:45