組織 > SW2.0 > フットランド

組織形態:都市国家
拠点:ザルツ地方南部、自由都市同盟
代表者:アンリエッタ・ハグ=ナボコフ伯爵夫人


 自由都市同盟の南西の端に位置する都市国家。
 元々はハグ、ナボコフという二つの都市国家であったが、共存共栄を唱えて連合し、一つの国家となった。今でもフットランドではなく、「ナボコフ=ハグ」あるいは「ハグ=ナボコフ」のように二つの名を繋げて呼ぶ者も多い。

 連合に際し、ナボコフの若き当主カール・ナボコフ伯爵と、ハグを支配する大商家ハグ家の長女マリアンヌの婚姻がなされ、一子を儲けるが、マリアンヌが病死してしまう。
 結束が弱まることを恐れた両家は、マリアンヌの妹アンリエッタとカールを結婚させて結びつきの維持を図るが、新しい妻を娶って一月と立たぬうちに、今度はカールが蛮族との戦いで戦死してしまう。
 双方から信頼の厚かった(カールが戦争で死んだのは幸いだった。病死だったら、毒殺などを疑われたかもしれない)アンリエッタが伯爵夫人として暫定的な統治者として君臨する事で事なきを得ている。


 フットランドの元になったハグとナボコフは同じ川のほとりに立てられた都市国家であり、その距離は実に2-3キロしか離れていない。
 両都市の間には肥沃な平地が広がっていたが、緩衝地帯として荒れたままになっていた。しかし連合を機に開墾がなされ、今では大半が農地として拓かれて、唯一の弱点だった食料の生産力を補っている。

 ナボコフの軍事力と家柄、ハグの金属・革製品の生産力などに裏打ちされ、自由都市同盟でバーリントに次ぐ第二の都市国家として認知されつつあり、結束の乱れた同盟の中ではナボコフ=ハグを危険視する声も上がり始めている。
それが当面、アンリエッタ伯爵夫人の頭痛の種だろう。

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最終更新:2008年06月26日 00:45