ロールプレイ
字義通りには「役割を演じる」事。
RPGの根幹となる概念であり、それだけにとらえ方が多岐に渡り、実質「ロールプレイ」という言葉では何を言いたいか分からなくなっている言葉である。
ロールプレイは大まかに三つの概念に分類できる。
1.数値上の役割を演じる
クラスや技能などにより、期待される役割を演じる。
あるいは、その期待される役割に即したキャラクターを演じる。
最も基本であり、原始的な「ロールプレイ」。これが出来ない人間はRPGをやらない方がいい。
2.演技上の役割を演じる
パーティの纏め役とか、憎めないトリックスターとか、熱血主人公と対立する冷静沈着なライバルとか、書いていて恥ずかしくなってくるのだが、そのグループ内での「立ち位置」を演じる。
これに夢中になってゲームが立ちゆかなくなるのでは本末転倒だが、一番「熱い」部分でもあり、それなりに重視したい概念。
ただ、「本来の自分の立ち位置」以外を演じるのというのは(台本があるならまだしも)他の全てに勝って難しい部分であり、そういった意味ではRPGの謳う「ロールプレイの楽しさ」とは別の場所にある楽しみかもしれない。
3.キャラクターを演じる
好き嫌いや価値観など、キャラクターの基本となる性格などを演じる事。
それなりに重要であり、それなりに楽しいのだが、飽くまで1.や2.を深め、広げる為に副次的に用意するものであり、その辺りを勘違いしたプレイヤーが時折独りよがりなキャラクターを作って周囲を困惑させたりする。
「普段の自分の立ち位置と違うキャラクターをプレイする際にはある程度優先度を高めて設定する」という手法もあるにはあるが、1.と2.と絡めて考える事が出来ないようなら、これはプレイヤーの「地」でかまわない。
最終更新:2008年07月01日 15:01