必要なソフトウェア
画像の切り出しには
EDGE
を使用。
VX系列向けの素材を加工したり減色する場合は
GIMP
を使用する。
(※一例。グリッド機能が充実していて、1ドット単位で精密な加工ができるドット絵専門のソフトなら他のものでも構わない。)
素材規格
ツクールで使用されている素材にはpng形式やbmp形式があるが、png形式の方が容量が軽いためpng形式で製作する。
基本的に、RPGツクール2000、2003の素材の場合は、チップの基本単位である「24×32」のサイズで切り抜いたチップを2倍に拡大した形で使用する。
RPGツクールVX、VX ACEの素材の場合は、デフォルトで200xの2倍のサイズであるため、切り抜いた後は拡大せずにそのまま使用する。
拡大加工の際、ぼかしや線形補完などの補正処理はしない。切り抜き・拡大加工後、画像は背景の透過処理を施して保存する。
EDGEはドット絵素材の加工に便利だが、8bitにしか対応していないため、16bit以上の画像はGIMPなどで減色しなければ開けない。
加工の手順
RPGツクール2000、2003の素材の場合
CharSetの場合
- EDGEで切り出したい画像を開く。
- メニューバーから「表示」を選択し、グリッド表示をONにする(「24×32」のグリッドに設定済みの場合は6へ飛ぶ)。
- メニューバーから「設定」を選択し、「グリッド&編集単位一発変更」から「設定」を選択。
- 「グリッド(大)の間隔」を横幅24×縦幅32に設定し、登録する。
- メニューバーから「設定」を選択し、「グリッド&編集単位一発変更」から「24×32」を選択。
- 切り抜きたいキャラが下を向いているチップ(基本的に上から3列目)の、真ん中のチップをグリッド(大)に合わせ「24×32」のサイズで切り抜く。
- メニューバーから「設定」を選択し、「キャンパスの大きさ変更」を選択。
- 「絵の大きさ変更」を横幅48×縦幅64に変更する。
- 画像の中で右クリックし、「貼り付け」を選択。
- 張り付けられた画像にカーソルを合わせ右クリックし、「拡大縮小」を選択。
- 「拡大縮小」で「倍率指定」を「2」に設定、「線形補完(ぼかす)」にチェックを"入れず"に「OK」を押す。
- 拡大された画像をドラッグし、画像の上下左右の端が、キャンパスの上下左右としっかり重なるように位置を調整する。
- メニューバーから「ファイル」を選択し、「名前を付けて保存」を選択。
- 「オプション」の「背景色(パレット右クリック)を透過させる」に"チェックを入れて"、「png形式」で保存する。
Pictureの場合
- EDGEで加工したい画像を開く。
- メニューバーから「編集」を選択し、「切り取り」を選択する。
- メニューバーから「設定」を選択し、「キャンパスの大きさ変更」を選択。
- 「絵の大きさ変更」を横幅、縦幅共に現在の値の2倍に設定する。
- 画像の中で右クリックし、「貼り付け」を選択。
- 張り付けられた画像にカーソルを合わせ右クリックし、「拡大縮小」を選択。
- 「拡大縮小」で「倍率指定」を「2」に設定、「線形補完(ぼかす)」にチェックを"入れず"に「OK」を押す。
- 拡大された画像をドラッグし、画像の上下左右の端が、キャンパスの上下左右としっかり重なるように位置を調整する。
- メニューバーから「ファイル」を選択し、「名前を付けて保存」を選択。
- 「オプション」の「背景色(パレット右クリック)を透過させる」に"チェックを入れて"、「png形式」で保存する。
RPGツクールVX、VX ACEの素材の場合
画像のサイズが「横幅576×縦幅512」の場合
- GIMPで切り出したい画像を開く。
- メニューバーから「画像」を選択し、「モード」から「インデックス」を選択する。
- 「カラーマップ」から「最適パレットを生成」にチェックを入れ、「最大色数」を「256」に設定し、変換を押す。
- メニューバーから「ファイル」を選択し、「保存」を選択する。
- GIMPを終了する。
- EDGEで切り出したい画像を開く。
- メニューバーから「表示」を選択し、グリッド表示をONにする(「48×64」のグリッドに設定済みの場合は11へ飛ぶ)。
- メニューバーから「設定」を選択し、「グリッド&編集単位一発変更」から「設定」を選択。
- 「グリッド(大)の間隔」を横幅48×縦幅64に設定し、登録する。
- メニューバーから「設定」を選択し、「グリッド&編集単位一発変更」から「48×64」を選択。
- 切り抜きたいキャラが下を向いているチップ(基本的に一番上の列)の、真ん中のチップをグリッド(大)に合わせ「48×64」のサイズで切り抜く。
- メニューバーから「設定」を選択し、「キャンパスの大きさ変更」を選択。
- 「絵の大きさ変更」を横幅48×縦幅64に変更する。
- 画像の中で右クリックし、「貼り付け」を選択。
- 張り付けられた画像をドラッグし、画像の上下左右の端が、キャンパスの上下左右としっかり重なるように位置を調整する。
- メニューバーから「ファイル」を選択し、「名前を付けて保存」を選択。
- 「オプション」の「背景色(パレット右クリック)を透過させる」に"チェックを入れて"、「png形式」で保存する。
画像のサイズが「横幅576×縦幅512」ではない場合
- GIMPで切り出したい画像を開く。
- メニューバーから「画像」を選択し、「モード」から「インデックス」を選択する。
- 「カラーマップ」から「最適パレットを生成」にチェックを入れ、「最大色数」を「256」に設定し、変換を押す。
- メニューバーから「ファイル」を選択し、「保存」を選択する。
- GIMPを終了する。
- EDGEで加工したい画像を開く。
- メニューバーから「表示」を選択し、グリッド表示をONにする。
- メニューバーから「設定」を選択し、「グリッド&編集単位一発変更」から「設定」を選択。
- 画像のファイル名の先頭に「$」がある場合(単独のチップセット)は、横幅は「全体の横幅÷3」、縦幅は「全体の縦幅÷4」の値に設定。
画像のファイル名の先頭に「$」がない場合(8組のチップセット)は、横幅は「全体の横幅÷12」、縦幅は「全体の縦幅÷8」の値に設定。
上記どちらかの値で「グリッド(大)の間隔」を設定し、登録する。
- メニューバーから「設定」を選択し、「グリッド&編集単位一発変更」から先ほど設定した値を選択。
- 切り抜きたいキャラが下を向いているチップ(基本的に一番上の列)の、真ん中のチップをグリッド(大)に合わせ「先ほど設定した値」のサイズで切り抜く。
- メニューバーから「設定」を選択し、「キャンパスの大きさ変更」を選択。
- 「絵の大きさ変更」を先ほど設定した値に変更する。
- 画像の中で右クリックし、「貼り付け」を選択。
- 張り付けられた画像をドラッグし、画像の上下左右の端が、キャンパスの上下左右としっかり重なるように位置を調整する。
- メニューバーから「ファイル」を選択し、「名前を付けて保存」を選択。
- 「オプション」の「背景色(パレット右クリック)を透過させる」に"チェックを入れて"、「png形式」で保存する。
最終更新:2020年09月06日 01:15