オーソン・ウェルズ

オーソン・ウェルズ 《俊傑演ずる劇役者》

20世紀、アメリカにて活躍した俳優にして映画監督。
その多大なる功績から全アメリカ映画史を通じて最も重要な映画作家の一人とも呼ばれる。

1938年10月30日にCBSラジオ内でオーソンはHGウェルズ原案の脚本劇『宇宙戦争』を朗読した。
あたかも現実の臨時ニュースであるかのように前例のない構成や演出と迫真の演技で放送を行ったことで彼の名声は全米に轟き、名俳優としての階段を駆け登ることとなる。

後年ではその怪演ぶりから宇宙人の来襲を信じる人々が続出しパニックになった、という噂が生まれる程の放送だったと言うが……






───「やぁ、時間を滅茶苦茶に歩む我がマスター。今回も再演を見事走りきったな…………何故?と言う顔をしているな。なに俺のメタ発言なんぞ偶に有るだろう?」


「………………そう、コレはメタ。一回目と違うからこそ、ページとページの境目で崩れていった……あの時縁を結べなかったアイツに手を伸ばす猶予が出来た」


「もしかしたら、無駄な足掻きかもしれん。縁を結べたとしても……蜘蛛糸よりも細く脆い…………なに?蜘蛛糸は案外丈夫ですよって?ダハハッ!!言ってくれるなマスター!!」


「ならば、俺とのデートに付き合ってくれるか?色気も素っ気も無い……恐慌を撒き散らすラジオブースへ」


「……俺の作品に、真摯に、そして大胆に向き合ったアイツのツラ、拝みに行こうか」


幻霊オーソン・ウェルズはその霊基に上記の逸話を無辜の怪物として取り込んでしまっており、顕現と同時に強制的にその効果が発露、醜い肉塊と機械に覆われた怪物として暴走する宿命を帯びていた。
復刻版タイムパラドッグズでHGウェルズの原稿の切れ端(タイムマシンの残滓)を吸収してしまった彼は特殊高難易度クエストの場でカルデアと対峙することになる。

摩耗する霊基と共に崩れ征く肉体、何度目かの消滅を迎えるその瞬間、彼の手を掴み引き戻す腕の力を感じた。

その手に握られたのは新たな宝具の原典とも言うべき原稿たち。

───かくして彼はプリテンダーの英霊として再定義されカルデアに召喚された。
ウェルズ、シェイクスピア、モリアーティの協力により彼はかつての笑顔を取り戻したのだ。
懐かしきラジオ機器をその身に混ぜ合わせ、今日も彼は演じ切る。最期のマスター、その従者と言う役を……




ステータス

基本情報

No.043
真名 オーソン・ウェルズ Class プリテンダー
Origina 史実 Territory アメリカ Gender 男性

宝具

ノットフィクション・テラーズ
水星劇場との宇宙戦争
Card ランク 種別 効果
Arts B 対人宝具 本家ウェルズからの翻訳脚本と、モリアーティが集めた当時彼が率いていた劇団「マーキュリー劇場」の団員や、ラジオドラマに関わった放送局の人員の幻霊を被せ改良された『独り歩きの宇宙戦争』。
彼独りでは、辺り一帯に滅茶苦茶に撒き散らすしか出来なかった恐慌光線に、ラジオ局の人員が指向性とチャージ減少を追加。
ウェルズの劇団員達も参加する新たな脚本により、味方にスタン特攻、弱体解除、毎ターンNP獲得のバフが乗る。

マクベーサ・クレイドウィルロック
圧制者嘲笑いし空の舞台
Card ランク 種別 効果
Buster B 対陣宝具 此方は自身の作品を多く演じた彼の、舞台を19世紀初頭のハイチの圧政者、アンリ・クリストフの王宮に移してプロデュースした『マクベス』と、
後に伝説と評される対応と演出を行った舞台『ゆりかごは揺れる』に、いたく創作意欲掻き立てられたシェイクスピアが筆を取った台本と脚本。
相手を「マクベス」と「劇の制作を中止させた連邦劇場計画と、舞台に上がる事を禁じ、劇場を封鎖した組合」と言う“圧制者”に見立てて、空の舞台に拘束。
観客席で行われる劇に気を取られた敵に、「マクダフ」役のオーソンが痛烈な一撃を加える。

ボイス一覧

Grand summon
召喚 「……………………良し、大丈夫。
俺はプリテンダー。オーソン・ウェルズ。
此度は一人の“役者”としてこの新しい宝具に報いる働きをしよう
呼んでくれてありがとう、マスター」
Synthesis
レベルアップ 1 「痩せ細った霊基に染みるねぇ……暖かい」
2 「ハハッ、肉塊が零れ落ちてくよマスター」
Battle
開始 1 「さぁ、皆今日も張り切って撮影しよう!!」
2 「マスターこの戦闘映画にして良いか?ダメ?」
スキル 1 「メイクよし、衣装よし」
2 「舞台の横槍は勘弁願おう!!」
3 「さぁ、舞台を変えようか」(宝具チェンジの第三固定)
コマンドカード 1 「アクション!!」
2 「カット!!」
3 「オーケー!!」
宝具カード 1 「準備オーケー!始めよう水星劇団!!」
2 「ーー空の舞台は貴様の為に」
アタック 1 「オセロの剣!!」
2 「火星人達よ!!」
3 「皆、そこだ!!」
4 「粗悪ペニシリンの味はどうだい?」
5 「マクベスに死を!!」
6 「臨時ニュースをお伝えします」
エクストラアタック 1 「火星人ビーム!!」
2 「ーー来い、愛しき肉塊よ」
宝具 1 「さぁ、終幕だ。俺等の演技で、空の舞台の強者は道化に成り下る!!
圧制者嘲笑いし空の舞台(マクベーサ・クレイドウィルロック)』!!
…………嗚呼、イイ表情だな」
2 「ならば公演を始めよう! かの文人は『昨日倒れたのなら、今日立ち上がれ』と宣った。
かくして我らの語りは星となり、虚構は今再び謳われる。
水星劇場との宇宙戦争(ノットフィクション・テラーズ)』──放送開始だ!!」
ダメージ 1 「がはっ……」
2 「ごぶっ…!!」
戦闘不能 1 「クソ、演じ切れな……逃げろ死ぬなマスター!」
2 「ハハッ……今までの終わりよりかはマシだ……」
勝利 1 「役者の剣に、斃された気分はどうだい?」
2 「俺の観客(マスター)に手を出すな、怪物共」
My room
会話 1 「やぁ、エリック。……おっと、済まない。
…………そうやって、子供達に囲まれいる姿を見ると、お前がアサシンだってのを忘れそうだ」(ファントム・オブ・ジ・オペラ所属)
2 「ああ、また寝落ちして、毛布毛布。
……………………俺は貴方の作品に相応しい男になれたでしょうか。恩人達よ」(シェイクスピア、H・G・ウェルズ 所属)
3 「こんにちは、マジシャンのお嬢さん。一つマジックを見せてくれるかい?
なに、生前からマジックが大好きだっただけだよ」(シャルロット・コルデー(水着) 所属)
4 「マスター、なあ……此方をジッっと見つめる黒い毛皮に蜻蛉の羽根の美丈夫……オベロン?あの?
…………もしかして、他の作品も居たり……?」(オベロン・ヴォーティガーン 所属)
5 「…………大丈夫マスター。コチラとてあのアンデルセンと話が出来ただけ光栄なんだが……
俺の顔に怯えない子供ってのは調子狂うんだよ
はぁー…………然し、彼も中々酷い有様だな」(アンデルセン所属)
6 「……おい、まさかあのバニーガール……いや、俺も幻霊上がりだ女体化位じゃたじろぎはしないが
……サイン貰えるかな?」(スーパーバニヤン(ジョルジュ・メリエス)所属)
7 「マスター!!!!なんだあの木馬!!!!凄い凄い凄い凄い凄い!!!!変化ロボ!!ゴーレム!!!大決戦!!!
嗚呼………………俺の遺作紛いのモノを、三次元でみれるなんて」(オデュッセウス、チャールズ・バベッジ、アヴィケブロン所属)
8 「マスターも舞台に立って、演技をした事は在るんだな。しかも異性装まで中々堂に入った……
嗚呼コレ?マス友のモリアーティ教授からデータ買った……おっと無許可か。
(破壊音)マスター行くぞカチコミだ」(ジェームズ・モリアーティ所属)
好きなこと 「演劇と映画に関わる全て!!……と、マジックだな。今は他の英霊との交流が何より楽しいよ」
嫌いなこと 「…………役者で居られなくなる事、それと何かと言わんが圧力に……貧乏かね」
聖杯について 「映画資金を……いや、純粋な魔力リソースなら……俺の霊基の修復に当てようか」
Lv.1 「俺は割と、日本との関わりは深い。日本の英会話のCMとかしてたんだぜ」
Lv.2 「やぁ、マスター。稽古を見に来てくれたのかい?歓迎しよう。席なら俺の隣でいいかい?」
Lv.3 「数多の栄光を勝ち取った俺も、今となっては唯の低レア、新人プリテンダーだ。
パトロンの為ならば馬車馬の…………
何!?自分も裏方手伝うから……好きに演じて、撮影してくれって……?」
Lv.4 「さぁ、マスター。クエストなり周回なり連れててってくれ。
…………君の側にもっと居たいんだ。君にもっと俺の演技を観て欲しいんだ。」
Lv.5 「俺どころか、劇団員全員からの信を得た我がマスター……俺の観客。
身震いする様な怪物相手でも、君が居てくれるなら……神殺しすら演じてみせよう。
だから、どうか離席だけは止してくれ。」
イベント開催中 「お祭りか……マスターはポップコーン派かい?それともナチョス?」
誕生日 「おめでとうマスター。…………バースデーカードなんて久々に書いたな」

SS

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最終更新:2023年09月08日 19:56