可積分関数は単関数で近似する 単関数で証明しておいて,一般の場合は単調収束定理に持ち込む。
測度と積分の橋渡し 1.2. (応用)チェビシェフ不等式
可測関数fがLpの元であることを示す f:可測関数,g:Lp関数を示せばよい。 実際,このとき
となって,fもLpで可積分となることが分かる。
Lpから別のLrを作り出すに対して,
なんとなれば,以下の変形から従う。
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積分を見たら かけて同じならガンガン移りあえる。![]()
とする。
とくに,
さらに,
ならば,Hölderの不等式によって,
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共役指数の使い方 逆数で考えるとよい。 特に,が
を満たしているとき,
が成り立つ。 つまり,
は互いに共役な指数になる。
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Lp関数に収束することを示す。なので,
を示せばよい(L1関数への収束に帰着)。
概収束を示す。 fn→f を満たす点の集合は次のように書ける。あるいは,収束先fを出さない場合は次のようになる。
集合列から互いに素な列を作る
このとき,Fjは互いに素な集合列で,しかも次を満たす。 1.
2.
Ejが単調増加列なら,
と置くだけで同じ意味になる。
減少列から増加列を作る。とおけばよい。補数をとるようなもの。