「収束する」とき
「発散する」とき
一様収束を示す 0. なにはともあれ,収束先を探す。 0'. supノルムが0にならなきゃだめ 1. そもそも各点収束していることを確かめる。(x固定するので,ただの数列になる。) 1'. 関数列が連続で,収束先が不連続なら一様収束しない。 2. 次を満たすNが,xに依らずにとれれば一様収束。 xに依らないことが示されてさえいれば,xを固定して数列にしてしまうテクニックは一様収束でも有効! 2'. 要するに,(有界関数に限れば)supノルムによる収束を示すことに他ならない。 3. Cauchy Criterion (Cauchy列の一様収束版) A sequence of functions (fn) defined on a set A⊂R converges uniformly on A if and only if for every ε>0 there exists an N∈N such that |fn-fm|<ε for all m,n>N and all x∈A
とにかく収束することだけを示す ※特に,収束先が分からないとき。 コーシー列の収束を示す。
Cauchy列が収束することを示す 全ての部分列が収束することと同値
積分の収束 要するに数列 → 差の絶対値が収束すればおk
ただ1つ 2つあると仮定して,引き算の絶対値 |x-x'| が0になることを示す。
Cauchy列が収束列の証明 が仮定される(Cauchy列)。 1. x=x0 を固定して数列(のCauchy列)にしてしまう(ノルムの定義から絶対値を作り出すところがミソ)。 2. 実数の完備性により,数列{f(x0)} は極限を持つので,f(x0) が取れる。 3. 結局, の形が作れる。 4. 元のノルムが収束する形に辻褄を合わせて終わり。
Cauchy列が収束列の証明(部分列を使う方法) とできる。この番号を用いて部分列 を作る。 1. 適当な部分列の極限fがあって, を示す。 2. より,Cauchy列と収束部分列の仮定から左辺→0が示される。
部分列の使い方 任意の部分列が同じ極限に収束する。⇒ 収束する。 ある部分列が発散する。⇒ 発散する。