高階常微分方程式との関係は,次のようにして正規系に帰着できる。 1.
とおく。 2.
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正規系![]()
同次方程式の解 解は次で与えられる。要するにこれをどう計算するかが問題。
解の具体的な計算法 1. 適当な正則行列Pによって,AをJordan標準形Λにできる。2.
を計算する。 3.
によって計算できる。
1' Jordan標準形の求め方 Jordan標準形を見るべし。
2'の計算 Jordan標準形はJordan細胞の直和であり,Jordan細胞の正体は
である。(Nkはk乗すると0になる冪零行列) a)
が成り立つので,細胞毎に計算すればよい。 b) A,B 可換のとき,
が成り立つので,I,N 別々に計算すればよい。
b.1b.2
b.3
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