適当に番号をふって作った隣接行列を G とする。 ノード番号に置換σを作用させる。このとき、G は行・列ともに入れ替えが起こる。 任意の置換は互換の積で書けるから、(i,j)の互換T_ijを考えれば良い。
これを繰り返すと、任意の置換Sを作用した隣接行列を得ることができる。
互換行列は対称かつ直交行列であるから(cf. 行列の変換)、
とおくと、
これは直交変換であるから、固有値は変化しない。 またGの特異値は
の固有値の平方根であるから、これも変化しない。
例互換 (1 2) を作用させる。
を左右からかければよい。
このとき、いずれの固有値も{0,0,0}である。また、特異値は{√2,0,0}である。