コニフ(モグニフィネ)の食料事情


穀物

食の中心、主食となるものが穀物です。

  • イネ(コメ)
コニフで最も多く栽培され、また消費される穀物です。
水田で栽培され、年二回収穫されます(二期作)。
普通に炊くか、お粥にするのがメジャーな食べ方です。

  • アワ、ヒエ、エンバク
イネ程ではないですが、かなりの量が栽培されています。
コメと同様に調理されたり、コメに混ぜて食べられます。
地域によっては雑穀の生産量>コメの生産量だったりするので、決してコメより下に見られているということはないです。
ちなみに、コメは殆どがうるち米です。

芋・豆


  • サトイモ・タイモ
コニフで芋というと、サトイモやタイモといった、タロイモ系の芋を指します。
これらは水田の隅の方で栽培され、副食に使われます。
南洋の方と違い、主食ではありません。
サムルトロフタ(魔術参照)の発明以降は、アルコール製造目的に、商業的に栽培されています。

  • ヤマイモ
現実世界同様、とろろ等にして食されます。
栽培はされてない上、山では猪と競合するので、結構な貴重品です。

  • 大豆・インゲン・小豆
実世界と同様、豆類は調味料(味噌、溜醤油)や、ペースト状にして(餡、レフリトス等)食したり、またはそのまま煮豆にして食されます。
あまり、大豆を重要視する文化は発展していません。豆腐なんかもないです。

肉・魚


コニフの人々は、肉を大量に消費します。
特に、魚の採れない内陸部では日常的に口にします。

コニフで食べられている肉は、主に鹿肉か猪・豚肉です。
農村部では、高床式の家の床下(地面)を柵で囲い、そこで豚を飼っていたりします。
牛は重要な労働力(運搬、農耕)なので、牛肉は滅多に食べません。
使用している牛が倒れた場合のみ、その牛を食します。
その場合、その牛肉は干し肉にして、近所の人々(小さな村なら村全体に)に配る慣わしです。
鶏は存在せず、家畜化しかカモやアヒル等が代わりに食されます。

なお、ニホンザルとフクロウを食べることは禁忌とされています。(宗教上)

コニフでは肉食が優勢なので、あまり魚は食べられていません。
沿岸部でも、かなりの量の肉が食べられています。
逆に内陸部では貴重品扱いなので、干し魚は重要な交易品です。

多くはそのものを食すのではなく、調味料の原料や肥料として消費されます。
宗教祭儀で用いられることもあります。
温暖な気候なので、生食文化や発酵による保存(蛆が湧いてしまう)は発達しませんでした。

野菜

弥生ぐらいまでに伝来した、あるい在来のものしかありません。
地域によってかなりの種類があります。
全国的に共通して食されているのはダイコン、カブ、ネギ、カラシナ程度です。

その他


  • 調味料
コニフで用いられている調味料は豆類による味噌・溜醤油や、魚醤等があります。
スパイスや薬味として薄荷、ネギ、山椒、芥子、生姜、茗荷、ケシの実等があります。

所謂チャノキは伝来していないので、緑茶は存在しません。
しかし、代わりに薄荷で作ったミントティーや、煎った豆で作る豆茶等が広く飲まれています。

歴史上は数多くの酒が作られましたが、現在(サフラの時代)は殆どが芋かエンバクを原材料とする蒸留酒です。
コメはもともと主食としての役割が重要視されており、加工品を作ることを避けがちな文化なので、日本酒の様なライスワインは存在しません。
というか、気候が気候なので、醸造酒はすぐに傷んでしまいます。
そういう経緯もあり、水田の脇で育てられ、傷みにくい芋の蒸留酒が主流となっています。
最終更新:2012年07月01日 15:00