UPnPでポート開放



UPnPとは

UPnP(ユニバーサル・プラグ・アンド・プレイ)は
面倒なポート開放を自動で行ってくれる機能です。
それに、使用しないときはポートを自動で閉じるため
セキュリティー面でも安心です。

対応していないルータもあるのでこの方法ではポート開放が出来ないかもしれません。
その時は、手動でポート開放をしてください。

1.Windows上の設定


UPnPを使用するには、Windows上の設定をする必要があります。
使用しているOSによって多少手順が異なります。
windows98/2000の場合、設定する必要はありません。


WindowsXP場合


コントロールパネルを開き、「プログラムの追加と削除」をダブルクリック。
表示されたら、「Windowsコンポーネントの追加と削除」をクリック。


その中にある「ネットワークサービス」を選択し、詳細ボタンを押す。


その後、「ユニバーサルプラグアンドプレイ」にチェックを入れインストール。


チェックが元から入っていれば問題はありません。

WindowsVistaの場合


コントロールパネルを開き、「ネットワークと共有センター」をダブルクリック。
表示された画面の「ネットワーク探索(UPnPのこと)」が有効になっているか確認。
なっていれば問題なし。無効になっている場合、有効にしてください。

WindiwsMeの場合


コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」をダブルクリック。
表示されたら「Windows ファイル」のタブをクリックし、通信を選択。詳細ボタンクリック。
その後、「ユニバーサルプラグアンドプレイ」にチェックを入れインストール。
チェックが元から入っている場合、問題はありません。

2.ファイヤウォールの設定


UPnPを使用するには、通常のとは別にファイヤウォールを設定しなくてはなりません。
ここでは、windows標準のファイヤウォールに沿って説明します。

スタート→コントロールパネル→ネットワークとインターネット接続を開きます。
「コントロールパネルを選んで実行します」の下にある「Windowsファイアウォール」を開きます。
クラシック表示にしている場合はコントロールパネルの中にあります。

開いたら上の例外タブを開いてください。


 注)これはXPのファイヤウォールですが、Vistaも同じようになっているはずです。

上の画像のように、
XPなら「UPnPフレームワーク」、Vistaなら「ネットワーク探索」にチェックを入れてください。

次に、「プログラムの追加」を選択してください。


開いたら、参照をクリックしUPnPソフトを追加してください。(UPnPCJ、開放くん等)
これでファイヤウォールの設定は完了です。

3.ソフトウェアの設定


UPnPでのポート開放が出来る主なソフトウェアは

 細かな設定が可能。自動でポート開閉させることも出来る。
 しかし、設定が多少面倒。Vistaに対応していない?(未検証)

 簡単な操作でポート開放が可能。お手軽。
 しかし、何度も開閉するのには向いていない。

 チェックを入れるだけで自動で開閉してくれるため、設定不要。
 しかし対応していない物が多いのか、未だ動作報告無し。

それぞれに長所短所があるため、使ってみて合った物を選びましょう。

UPnPCJの設定


http://umemasu.hp.infoseek.co.jp/upnpcj/からUPnPCJをダウンロードして、インストールします。
その後、UPnPCJ起動してください。
サーバープログラムを指定するように言われるかもしれませんが無視してかまいません。
するとこんな画面が表示されます。



まず「⑨ルータ情報」をクリックし、中央下に「【備考1】開放成功するはずです」
と表示されているか確認してください。
もし表示されていなかった場合、ルータが対応していない。
もしくは、上記の設定がうまくいっていないことが考えられます。
もう一度設定をよく確認してみましょう

次に、「④LAN_IP」が自分が固定したローカルIPと同じであることを確認してください。
合っていたならば、左の「2.自動2」となっている部分を「0.固定」にしてください。
そうでなければ、自分で書き直してから「0.固定」にしてください。
もし、先に「0.固定」にしてしまった場合は書き直してから再度「0.固定」にすればおkです。



その後、「①WAN_PORT」に開放したいポートを入力し
⑩ポート開放ボタンを押して開放できるか試してみてください
成功すれば「ポート開放できました」と表示されるはずです

ここまで設定したら、一度UPnPCJを閉じてください。

そして、「 これ 」を右クリック、対象をファイルに保存で名前を変えずにダウンロードし
UPnPCJと同じファイルに上書き保存してください。
(このファイルは、kagamin2.exeをウィザード設定で簡単に設定できるよう書き足したものです。)

無事に保存できたら、UPnPCJを起動し「設定ウィザード」をクリック。



サーバープログラムを指定するように言われるので「kagamin2.exe」を指定する。
すると、デスクトップに「kagamin2.exe」のショートカットが作成されます。
このショートカットで起動すれば、自動でポートを開けてくれ、終了すると自動で閉じてくれます。
元のkagamin2.exeを起動してもポート開閉はしてくれません。注意しましょう。

これでポート開放設定は終わりです。お疲れ様でした。

開放くんの設定


ここ からkaihoukun.zipをダウンロードして解凍し起動。


ポート番号に開放したい番号を入れ、TCPにチェック。
その後、ポートを開くボタンで開放できます。
ね、簡単でしょう?

開放くんはポートを開けている間は起動したままにしておきましょう。
あと、終わったら忘れずにポートを閉じてください。

kagamin2.exeの設定




設定ボタンの詳細タブにあるUPnP有効(上の画像)にチェックを入れるだけで
自動でポート開閉してくれるようです。(動作未確認)
テストボタンはあまりあてになりません。
動くならこちらが簡単です。

時々、使用ポートの登録で設定したポート以外のポートがテストされるバグがあります。
そのときはソフトを再起動することで直ります。

※動作報告求む

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最終更新:2009年05月20日 20:04