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  • 管理人の日記/2006年07月24日
    管理人の日記/2006年07月24日/つき物 管理人の日記/2006年07月24日/実験的 #blognavi
  • 管理人の日記/2006年07月24日/つき物
    #blognavi  こういうメンテ時は大抵付き物ですが、このwikiちょっくらおかしなことになっているようです。  とりあえず、左メニューの更新がされないようなので、正確な更新情報を掴みたい場合は「更新履歴」をクリック願います。そんな人いるのかどうか不明ですけども。  閲覧は全ページ可能みたいだけど、レスポンスは遅くなりましたね、確実に。  では気を取り直して拍手返信です。 7/24「ハイネ…~」の方>  泣く泣く、ついにこのシーンまで来てしまいました。展開に詰まった時のハイネ頼みだったので、これから場面転換に苦しみそうです。一応、ラクスについてはここで一段落です。彼女の物語として力と持つ、使う、戦うとその意味をちゃんと分かってるのか?と思っていたので、こんな展開になりましたが、上手く表現できたかなと不安です。シンも納得のいく決断ができるように、その...
  • SEED-Dについて
     某巨大ロボット、コズミックイラもののファンフィクション倉庫。なんだか今更な気がしますが、本編の駄目駄目さ加減に、俺流捏造。本編補完ではなく、ヘタレフェイス至上で現在、墜落中のあいつをメインに据えたなんちゃってパラレルワールドの読み物。ぶっちゃけ自分が楽しみたいだけのもの。  次があるとか、ありえないとか。テレビ放送での主人公の扱いの悪さに見ないこともシバシバ。オンタイムで見ることが難しい番組でした。 書き物 Men of Destiny(完) とってもSWライクなデス種えせトリヴュート D D(完) ダンジョンandドラゴンではなくて、Dragon Dragonです ジーナス・ノクティウム(第1部完) 吸血鬼アスランとそれを追うハンター達のお話(のはず) ファンタジード(完) FF12クリア記念。帝国の4人の王子の物語・・・? エンジェルスレイヤー(停止中) 近未来SFファ...
  • 管理人の日記/2008年01月28日/忘れてしまった
    #blognavi  もうこれで何度目だろうなあ、書こうとしたことを忘れてしまったと日記に書くの・・・。ああ~、なんだっけか。左手を火傷したことか、生力油の素晴らしい効き目のことか、マックの地裁判決のことだったか、どれも違う気がする。  拍手返信です 1/27「ノワールの続き~」の方>  続き物で一番怖いのは、話を継ぎ足していって、皆さんの期待にこたえられてるかなと不安になることです。自分のベクトルとずれてたら・・・。ノワールもお試しから前編になって続きがお目見えしたのですが、果たしてどうだったのかしら?とガクブルです。バスタオルは、えと、初めはタオルの上からでキースは耐えるはめになって、んで、やっぱり、足元にパサっとですね、落ちたと思います。これでは素っ裸ですが、あの、ショットは足元だけでお願いします。  以下は読みたい人だけ  あ...
  • 管理人の日記/2007年09月02日/戦陣に散る
    #blognavi  タイプブルーが3体。  その為に我が方が被った被害は今だ正確な数字が出ていない。  キースは出来上がった戦死者リストに目を通す。前線に布陣した艦隊はほぼ全滅し、なじみのある第7艦隊も落ちた。僅かとは言え命を預けた艦だった、ナスカ攻撃に参加し、あの艦のブリッジからメギト発射を指示した。それも落ちた。虎の子のAPD部隊などはもっとひどい、半数以上が帰らなかった。  戦術シュミレーション試験ならDマイナスもいいところだ。リストが下から上に流れていく透過ディスプレイから目を外して、僅かに見える宇宙へと目を向ける。 「残骸の山だな」  戦域となった宙域をクロールする掃海艇の無機質な航行灯が、先程までの激戦の余韻を残している。 「テラの為に・・・か」  自分が鼓舞した若者も、古参の兵士も、前途洋としたメンバーズも多くが散った。自分の号令で、マザーの命...
  • 管理人の日記/カテゴリ/つれづれ
    ...bsp; つき物 (2006年07月24日)  実験的 (2006年07月23日)  自動車保険 (2006年07月20日)  分祀 (2006年07月18日)  いくら掛かるのかなあ (2006年07月17日)  梅雨明けも間近? (2006年07月16日)  脳年齢80歳 (2006年07月10日)  イタリアかーーーっ! (2006年07月09日)  オープニングセール (2006年07月05日)  ブルー (2006年07月04日)  余波 (2006年07月02日)  チャングム (2006年07月02日)  一人の政治家の死 ...
  • 20XX NewYork
     帰宅ラッシュを狙った爆弾テロで地下鉄は酷い有様だった。  爆発で列車は吹き飛び、爆風でホームにいた人がバタバタと倒れ血溜まりを作っている。ホームは煙と化学物質が燃える臭いに混じって、酷い血臭が立ち込めていた。  黒いコートを来た青年、アスランが軽く額を押さえながら、泣き叫び、喚く人混みから少し離れた所で佇んでいる。  一年は何も食べなくてもいいくらいだ。  構内の空気が勝手に集まってきて、指先にまでエナジーが行き渡る。どうやっても冷たい身体を本当に暖かくしそうで、軽い酩酊状態になってしまった。しばらくそうして立ち尽くしたまま体調が収まるのを待ったが、意識を浮上させたのは栄養補給が終ったからじゃなかった。  視線?  漠然とした視線を感じ、顔を上げる。  ああ―――  この時代の狩人か。見つかってしまったな。  なぜか唇の端に乗る笑みを...
  • 管理人の日記/2010年09月23日/マラザン 斃れし者の書
    #blognavi  うーん、斃れし者って誰のことを指すのだろう。  7月から3巻刊行されたマラザンを読みました。1回目はほとんど話が頭に入らなかったので、通しでもう一回読みました。なんとか、シーンがめまぐるしく変わるから、アニメとかコミックをそのまま小説にしたような感じです。NHKあたりがアニメ化してくれたら面白いことになりそうな気がします。  ゲームのようなファンタジーだし、帝国と侵略される都市だし、神だし、モンスターだし、亜人だし、剣と魔法だし。  こっから先は個人的なまとめ。  ネタバレ全開だよ  世界は剣と魔法のファンタジー世界。電気はない、でも爆薬はある。乗り物は馬とか船とか虫。車や鉄道はない、大陸間は船。惑星(?)上にはいくつも大陸があって、マラザン帝国が版図を拡大中で、本拠地とは別の大陸で戦線拡大中、そんな別の大陸の征服...
  • 管理人の日記/2007年08月15日/moreともhiddenとも違うが
    #blognavi  @wikiにおける文字サイズの変更を調べていたら、なにやらいっぱいプラグインが増えているのに気がつきました。いわゆる「続きを読む」系のプラグインができてるっぽい。と言うわけでさっそくテストテスト。 現在視聴中のアニメ 「地球へ・・・」と「精霊の守人」のふたつ。地球へ・・・はキース、精霊の守人はタンタとシュガ様とジン目当てで見てます。  いいじゃないですか。あとは行頭全角スペースをなんとか! カテゴリ [メモメモ] - trackback- 2007年08月15日 20 22 54 #blognavi
  • 管理人の日記/2007年04月07日/美しいその名は
    #blognavi  テ ェ ラ ~ を見ましたよ。  録ってあった鬼平もね。  テラへは昔、映画版を見たことがあります。あれを半年かけてやるわけですよね。絵は竹宮恵子だけど、結城さんテイストになっていて、それ程昔ぽっさを感じなかったな。天馬の血族を読んでいたからだろうか。だけどやっぱり、悪役は悪役っぽい顔つきだなと。どこまで、デザインやお話を今風にするのか気になります。それにしても、ソルジャー・ブルーがやけに全面に出てきていたなあ・・・。どうもイメージが超人ロックとかぶる。  って、キースのイヤリング(ピアス?)が血じゃないんだけど!? これが一番ショックだった。 カテゴリ [つれづれ] - trackback- 2007年04月07日 21 06 27 #blognavi
  • 管理人の日記/2009年04月04日/ソリッド
    #blognavi 登場人物が増えていく~ ジル ソリッド(solid) 思いつき  この世界に  希望があるとすれば  それは  永遠なんてものが  どこにもないってこと  ソリッドってのは汚い仕事を請け負う集団みたいなところにいる売出し中の糸使いの殺し屋。ジルってのはそこの頭。名前はあまり知られてなくて、その道の奴らには魔女と呼ばれてる。  この話をねじ込むために二人の物語のスタート時期が14歳に繰り上がりました。ま、14なら元服の歳だし、旅に出るにはちょうどいいか。お察しのとおり、二人は別々になった後、一人は殺し屋のち海賊に、もう一人は軍でみっちり鍛えられますよ。趣味の世界バンザーイ! 「飢えた獣?そうじゃない、あれはガキの目だ」 「居場所を求める子供だ」 「なんだよ、格好いいじゃないか」 ...
  • 管理人の日記/2009年02月13日/記憶力
    #blognavi  逆シャアのサントラを流していたら、あれよあれよ台詞を思い出している相方。一人アテレコできるんじゃないか?って程です、すごい。  明日のバレンタインばかりに目がいって、今日がうっかり13日の金曜日、ジェイソンズデーだってことを帰宅途中に気がつきました。縁起でもない。ジェイソンと言えば、通勤途中に今読んでる小説「時間封鎖」にもジェイスンってキャラクターが出てきますね。そう、むちゃくちゃ面白いわけでもないのに、読み始めるとぐいぐい読んでいってしまいます。行き帰りの地下鉄の中だけど、続きが気になるっていうか、話がうまいっていうか発想が面白い。SFだし。いつか、読書感想ページを思っていてそれっきりだなあ~。 カテゴリ [つれづれ] - trackback- 2009年02月13日 23 27 15 #blognavi
  • 管理人の日記/2010年01月03日/FF13 その8
    #blognavi  なんというか、まだ大平原でミッションを進めています。次はゴブリンチーフとやらを退治しに行く予定。パーティのHPがようやく2000台に乗ってきました。それでも、星3つがやっとのこの状況。物語を進められることができるのか・・・。  冥碑の説明文の中にちらほらファルシやルシの情報が隠されていますね。ファルシに信頼されれば何度でもクリスタルから蘇ることができるとか。昔のルシの思いのたけを読んでいると意外と世界の行く末なんてどーでも良い感じが出ています。  なんちゃって予想、半分あたりありましたね。過去の大戦でヴァニラがラグナロクだったとか。・・・とすると今回は違うのか、皆でその流れを止めようとするのか。  六死将、言いにくいし、六神将と間違えます。名前つきの彼ら、当然6人いるのだろうけど人だった頃の姿はどうだったのだろうと、ふと思ったり。 ...
  • 管理人の日記/2007年02月09日/歓迎会
    #blognavi  昨日は歓迎会で久々にカラオケに行きました。  うーん、半年ぶりくらい?  ご飯を食べたお店はそこそこ、まあまあおいしかったかな。それこそ、生中なんて飲んだの何年ぶりだろう。今までは飲めないってことにしていたんですよね。やっぱり、飲まないとだんだん飲めなくなります。。。  で、昨日のラインナップがこれ。 3年目の浮気(上長とデュエット。社会人になって初めての忘年会で支社長とやって以来ですわ) B-BLUE(隣の課の派遣さんと一緒に) 異邦人(ま、定番ですね) UFO(派遣さんと一緒に振りつきで) 赤いスイトピー 太陽のこまちエンジェル  ひどい選曲でした(笑)  新しい会社ではや1週間。早くも小切手切ったりしましたがいーんかいな。チェックライタを触る時は流石に緊張しました。小切手に日付の印鑑を押す時はもっと緊張したけど。  まだ全体像が...
  • 管理人の日記/2006年05月05日/散財
    #blognavi  GWだってのに、先立つものがありません。  それと言うのも、アウトレットに行ったり、デパートに行ったり、アウトレットに行ったり、パソコン屋に行ったりしたからです。もう!  近場で買い物・・・空しいゴールデンウィークだよ。  ファンタジードは今一生懸命書いています。  だって、家にいると「手伝って」とか「買い物行ってきて」とかうるさいんだもん。でも出かけちゃうと書けないのよね、いっそ、通常のウィークデーの方が筆が進むような(こらっ)  長くなりすぎのような、読み直す気力がありません。  拍手お返事です> 5/2 樹さま>  私、勘違いしていたようで、「たつき」さんとお読みするのですね・・・ずっと間違えてました。サイトお伺いしました! 素敵なサイトです、ここが貧相に見えるくらい(実際、wikiなんて手抜き中の手抜きです)そ...
  • 管理人の日記/2008年01月06日/はうあ~
    #blognavi  あっという間に休みが終わってしまったよ。よよよ。これでGWまで長期休みがないし、今年のGWは仕事上休みがない事が確定しているし。それにしても、この休み中にやろうと思っていたことがあったのに、なんだか、あれ?って感じです。  生活建て直さないと。  12・27アイコンがまだ貼ってあるのは、そりゃまあ、キス誕やってないですから。あー、もう、カウントダウンとか言ってたの誰ですかね。それよか、新年やクリスマスものだって書きたいんですよね。思いっきり遅れてますけど。各地のサイトへはほぼ日参ペースで更新がないかお邪魔していたというのに。キースが少ない!もっとそれがしにキースを~。  ちょっとお休みしていた拍手もちまちまと復活です。  しかし、落書きなのはいつもの事なのですが(今回は特にヒデーです)色を塗ってみて、元老時代のあの服色が良くわかってないこ...
  • 管理人の日記/2009年11月08日/This is It.
    #blognavi  見てきました。地元の映画館で一番大きなシアターでやっていたんですが、コレが意外と混んでまして、結構年配の人も多かったです。  鼻歌を歌っている人はいなかったけれど、やっぱり自然と体がリズムを取りたがる。良い曲は何年だっても良い曲だなと実感。もっとも、マイケル本人はもう50歳!? 歳は隠せないけど、リハーサル中に顔つきもだいぶんと変わってきていたように見えました。そして、相変わらず細い。足が。ムーンウォークとか、あの動きとか、キレを維持するためには実はかなりの体力と筋力を必要とするように思うのだけど、あの体でほんとどうやってんだろうか。  もし亡くなることがなくて無事に50公演行われていたとしても、きっとライブ映像を使ったドキュメント映画かなんか製作されてこうして上映されたかもしれない。でも、きっと見にいかなったと思う。  Heal the ...
  • 管理人の日記/2013年09月22日/ハーバル
    #blognavi  何となく聞き流していたハーバルという言葉がハーブを使った何かだってことにようやく気がつきました(笑 庭でラベンダーだのローズマリーだのカモミールを育ているにも係らず、効能とか?でよく分からずに、カモミールは安眠効果あるらしいね~と育てはしても何にも使わずに放置でしたわ。だめです。ッてなわけで、なんちゃらウォーターの類をメモメモ...〆 ローズマリー:α-ピネン、カンファー、1.8-ネオール、カンフェン 収斂効果。毛穴対策やしわ、たるみ。 ラベンダー:酢酸リナリル、リナロール、ラバンデュロール 日焼け後や、にきび、ブツブツなど吹き出物対策。 カモミール:セスキテルペン類、カマズレン 発疹、トラブル肌。リラックス効果。 ゼラニウム(ペラルゴニウム・ニオイテンジクアオイ):シトロネロール、ゲラニオール、リナロール うるおい、色つや...
  • 管理人の日記/2006年11月06日/談合はなくならない
    #blognavi  こんなことを夕飯時に延々と話しているんですよ、我が家の食卓は(呆)どっかの県の知事選絡みで。まあ、その時の話を要約すると、公共工事なんてものは、その分野の寄り合い(早い話がギルドね)があって、その中で仕事を持ち回りしている。仮に、どこかが裏切ってお上の予定価格よりうんと安く入札に応募しちゃったりすると、次から仕事を回してもらえなくなるんだ。この寄り合いは公助組織みたいなもので、受注額のいくらかがこのギルドに流れる。それで、皆共存を図っているので、抜け駆けする企業はでない。これが談合の構図。  この談合の何が問題かと言うと、寄り合い団体に流れるマージンも予算から拠出されていることなんだよね。すなわち税金。では、この部分をカットするにはどうしたらいいか? となるわけだけど、入札の金額を専門家がチェックして妥当かどうかを判断するしかない。けれど、それぞれ企業秘密や強み...
  • 名を継ぐ者達 1
     母に教えられ、父に内緒で探険した城の抜け道を走り抜ける。途中、普段ならばどうってことない段差に躓き転びもした。けれど、少しでも早くと急く心には、擦り剥いた掌の痛みも、硬い地面に打ち付けた膝の痛みを感じない。  ここは、忙しなく行きかう人々で騒がしい場所だった。けれど今は、ドォンという地響きの度に、パラパラと埃が舞い落ちるだけ。そんな誰も居ない回廊を、走って、走って、やっと扉に辿りつく。  いつもやさしく微笑んで開けてくれる衛兵はやっぱり居らず、見事な彫刻が施された扉を見上げるも、直ぐに哀しげに目を臥せて、震える小さな手を伸ばした。 『    っ!!』  叫び声は、出なかった。それは決して、半ば予測していた光景だったからではない。  駆け寄って、どうする事も出来ずに、ただ助けを求めて視線を彷徨わせた先で、思わず息を止めた。  人では決してあり得ないピンクローズの...
  • 管理人の日記/2009年12月05日/AC0 その1
    #blognavi  マジノ線、じゃなかった、mission8メルロンまで来ました。5箇所の要塞を攻撃する前回のmission7は軽く10回はやり直しました、クリア条件がよく分からなかった。でもって、ミッション・メルロンですが、こっちも軽く10回はやり直しました。撤退ミッションで特に! ま、2・3回は撃墜されましたが。円卓がやさしく思えてくる。  ゆっくり飛ぶとミサイルにあたってしまうよF18。常に全開で飛んでるよ、旋回してもロックオンしてる敵機を追い越しちゃうよ、ヘッドオンしまくりの機銃なにそれ?状態です(たまには機銃も使うけど落とせた試しはなく)でも、逃げるときはゆっくり飛ばないとレーザーに突っ込んじゃうよ。どっちに旋回してもだめで何度もやり直す羽目に。相方にスピードの出しすぎじゃないの?って言われて何とか回避に成功、でもって時間制限ありってことに気がつきました。見栄貼って迎撃機...
  • 管理人の日記/2006年03月12日/White&Black
    #blognavi  もう一人いたって設定で、正反対の存在なの。  もう、ずばずば言っちゃう。 「泣けばなんとかなると思っているのか?国民を置いて逃げ出すだすような代表なんていらないだろ。よくもまあ代表面していられるな、厚かましいだろ」 「君がいつ平和のために動いていたんだ。戦艦を修理し、条約違反のモビルスーツを建造して平和の為?この嘘つき尻軽売女が・・・そういうのは戦争の準備って言うんだ」  切って捨てちゃう。  アスラン本人はキラキラうるさく、ラクスの前で縮こまり、カガリの前で居心地悪そうにしているけれど、こっちは違います。 「お前なんか友達じゃない」 「はっ、お前の友達・・・どこにいる? お前に友達なんていないだろ、スーパーコーディネーター。悲劇の英雄でも何でも勝手にやってろ。俺には関係ない」  見た目も反対がいいかなあ、褐色の...
  • D&D 終焉
     Level 30  女王の一撃を余裕で受け止めるキラがシンの前に回りこむ。  腰からクナイを投げるがそれさえ撃ち落されるのを見て、いや、それこそがおとりで。  かかったなっ!  執政に向かって振り上げる透き通った刃。  動けない執政にシンは取ったと確信した。  杖を持つ右手に届くその時、黒い風が視界を覆った。剣は軌道を逸らして鉄仮面を掠める。ちょうど、留め金の部分だったのか、議会塔の吹きさらしの床に落ち、ごろんと転がって、塔の端に消えた。  ザア―――と流れる長い、ピンク色の、髪。  鉄仮面の下に隠されていたのは、まだ若い女の顔だった。  真っ先に声を上げたのは、女王カガリ。 「あなたはっ!?」 「ラクスっ」 「大丈夫ですわ。掠めただけです」   腕から血を流す長い髪の女を庇うように、キラがシンに向かって剣を向ける。...
  • 管理人の日記/2011年02月14日/ファミリア
    #blognavi  2月は暖かいって言ったの誰ですか。今日寒かったですね、だのに、明日はもっと寒いとか。  しかし、さすがにもう雪は降らんだろ。  2月が暖かいなど、気象庁の嘘つきめ。浜松工場で手を擦りながら息を吐き出した。先日降った雪でもやはり遅延を起こしてしまった。日中に僅かとは言え、遅延は遅延だ。1月にあれほど雪が降って遅れに遅れたのに、まだあるのか。うんざりして、車台がむき出しになったN700系の床下装置群を見下ろした。ラインでは昼夜問わず不眠不休で着雪監視装置の取り付けを行っていた。発表したばかりで導入は来年になるかと思っていたが、居ても立ってもいられなくなったのだ。  少しでも走ることの助けになるのであれば。できることがあるのなら、それがどんなに小手先の事でもやらずにはいられない。あと一ヶ月もすれば、E5系「はやぶさ」導入、西日本・九州新...
  • 管理人の日記/2007年11月02日/絶望の淵
    #blognavi  もう、殆どのサイトで、本命キャラの当て馬で、笑い者で、弄られキャラで誰もそのことに罪悪感すら抱かない、他の登場人物を引き立てるだけの、ポツンと置いてかれても誰も気にしない、絶対に選ばれない、ただからかって面白がるだけのそんなキャラになってますが。それなら、管理人が幸せにしたるわ!と思って、あれっ?て気がつきました。  キース、幸せにならないと駄目ですか?  安息の日々をあげなきゃ駄目?  心を許せる人ができないと駄目?  キースは絶望の淵から還って来ないほうがいいと思います。きっと誰も彼の絶望を本当の意味で理解できない。ジョミーは主人公ですが、彼を絶望の淵から連れ戻すことはできなかった。宇宙を、地球を、同胞を、人類を救ったかもしれない。でも、キースを救うことはできなかった。キースを救ったのは彼自身だった。誰かに絆されて、主人公を理解してだ...
  • 20XX NewYork 6
     ビルの名前が分かればこっちのものだ。  どれだけデータの痕跡が残らなくても、自分の目で見たものなら消しようがない。キラはカガリと打ち合わせして二人で彼を追いかけた。  熱狂覚めやらぬニューヨークのお祭り騒ぎも、夜更けとともに収まっていく。5番街の人混みが嘘のように引いて、冬支度を整えた街が氷点下に冷える。  キラとカガリのアパートではカガリが湯気の立つココアを片手にキラのコムコンを覗き込んでいた。監視カメラの映像を漁って、ロビーのガラス戸の向こう、ビルとビルの間に小さく写ったカガリを見つける。当然、ホール内にアスランの姿はない。 「あった、この時間! 34階だ」 「ちゃんとこのビルに入っていくのを見たのに・・・」  監視カメラにはのこらなくても、足で登ったり、それこそ蝙蝠の羽でひとっ飛びなんて芸当でも披露しない限り、エレベーターの運行記録は残る。 ...
  • 民宿の主人 1
     目の前にずらっと並んだ料理に彼はどれから箸を付けたらいいのか困っていた。誕生日だって、こんなに皿が並んだことがないのだ。小さな花びらの浮かんだ、食前酒なんて洒落たものまである。 「食べないのか?」 「あの、えっと、俺作法とかさっぱりで」 「そんなの気にしなくてもいい。早く食べないと、後で焼き物や揚げ物、刺身が出てきた時に困るぞ? メインだってまだだし、茶碗蒸もあるから」  そう言って、宿の主人が去っていく。  暖かい食堂の中、テーブルには彼一人。並べられた夕食を前に、意を決して小鉢を手に取った。  すっかり暮れた外はずっと雨が降っていて、どうしてこんなことになったのかと回想する。暖かい部屋、食事が、雨でずぶ濡れになっていた彼をほろりとさせ、箸を加えたまま目じりに涙を浮かばせる。  彼はシンと言う。身分は大学1年生。  猛勉強して入った大学でこれからと言う時、家族を...
  • スコア 1
     街を見下ろすビルの最上階にそのバーはあった。  夜ともなれば、多くの小洒落た男女で下界を見下ろす窓側の席は埋まり、ピアノを取り囲むように配置されたテーブル席には疲れを癒すようにビジネスマンが談笑とともに遅い夕食を取る。金融と政治で塗りつくされたその街で、そのバーは確かに一つのオアシスだった。 「お疲れ様です。アスランさん!」 「シンもね」  テーブルを拭き、クロスを剥ぎ取る青年と、ピアノをあちこち収納する青年。  時刻は午前1時。  見下ろす街はようやく夜の帳を受け入れて静まり返ろうとしている、そんな時間。  街で一番高いビルの最上階にあるラウンジ、ミネルバにようやく閉店時間が訪れた。明日のオープンに向けてクロスを張りなおす二人は、テーブルのキャンドルと花瓶をトレイに載せて下げる。 「今日のお客さん五月蝿かったですよね」 「まあ、な」 「あれ...
  • D&D 継承
     Level 22  国王崩御。  第1107代ウズミ・ナラ・アスハ王の急逝。近々行われるカガリ王女の即位。  メイリンは王宮に仕える女官の一人で準1級神官だという。姉妹の絆を糧に居所を探り辿ってこの森を探り当てたと言う。ただ、攻撃や防御は苦手だから傷だらけになったのだが。 「そんな大変な時期に、王宮を抜け出してきて大丈夫なのか?」 「色々儀式とかあるのよねえ」  至極ごもっともなアスランの質問に、ルナマリアがありきたりな反応をした。が、その妹は到底もっともじゃない答えを返す。 「今の王宮は怖い。国王派と執政派で真っ二つで・・・国王が亡くなられたのだって、噂が飛び交ってて・・・」  執政官が毒殺したのだ、と。 「で、でもどうして、そんなことに」  シンやルナマリアが知らない王宮に渦巻く陰謀。対立は何が元だったのか。 「殺したいほど憎か...
  • 管理人の日記/2009年05月05日/拍手レス
    #blognavi  よく見なくても、前回日記が4/12だったんだな、いろいろあって、ご無沙汰だったんだ。溜まっていることを少しずつ片付けていかないと。  まず、拍手レス(まだ見てるかしらん) 3/14「考え中・・・が~」の方>  その時の気分や地下鉄で目にしたものに往々にして影響されるので固まったものでも、どんどん変更されていくので困りもの。あ、これいい!なんて思うとまず間違いないです。その後の日記の変遷で分かると思います(笑) 3/24「魔法とSFで~」の方>  燃えますか、燃えますかね!?魔法とSFに宇宙って管理人は大好きな組み合わせなんですけど、自分ではうまく組み合わせられないという。なんかこうスタトレとかSWとかいっそ、ラブリーエンジェルやコブラというか敵は海賊みたいなノリが好きなんです。 3/26「いいねえ、おちゃめな~」の方>  じじ...
  • D&D 突破
     Dungeon B1 「シンがソード、ステラの武器はナイフで、アタシはスペル。アンタはその弓?」  なぜかエルフの武器は弓と相場が決まっていて、ご多分に漏れず、レイも弓筒を背負っていた。となると自然とパーティーの役割は前衛がシンとステラ、後衛がルナマリアとレイ、という事になる。 「ステラ、薬とヒールのスペルカード、ちゃんとしまったか?」 「うん」  シンはステラに腰のポーチに入れたアイテムの確認をする。咄嗟の時に、背負い袋の中に入れていたのでは間に合わない。  レイが案内した地下迷宮の入り口で一度装備を確認した一行は、入り口を隠すように垂れ下がった蔦を掻き分けて、ついにダンジョンへと乗り込んだ。  小さなランタンを手に下る坑道を進む。  ひんやりとした壁伝いに進めばなるほど、そこかしこに人が分け入った後がある。  最近の物から、朽ち果て、剣が...
  • 20XX NewYork 2
     アパートに帰るなり、姉のカガリが詰め寄ってきた。 「キラっ!! お前、大丈夫だったか!?」 「なんとか、無事」 「もう死ぬほど心配したんだからな!」 「分かってるって」  姉といっても双子だから、上も下もない。その上、男勝りで負けず嫌いで、女らしさの欠片もなかった。だからと言って情に薄いわけはなく、人一倍情に篤く、脆い。 「分かってない! こう・・・胸が痛くなって・・・大丈夫なら連絡ぐらいしろよっ!!」 「イタッ、カガリ、ごめんって」  半分泣きながらキラを叩くものだから、その手から逃れて部屋へと駆け込んだ。背負っていたカバンをベッドに上に投げ捨てて、全身埃まるけなのに今更ながら気付く。ジャケットも煤こけ、ジーンズは破れて血がついている。 「シャワー浴びよっと」  さっぱりして、遅い夕食を取る。  事故の話をして、テレビでその後のニュースをず...
  • エンジェルスレイヤー 01
     夜の街を映す水溜りが飛沫を上げる。 「おのれ、スレイヤーめが。我らを性懲りもなく付けねらうとはっ」  歓楽街に似つかわしくない若い男達が走り去る。少し送れて男二人が追いかける。代金を踏み倒した客を追いかける店の男と言うには彼らは似つかわしくなかった。大通りに出た所で、先頭を走る男が出会い頭に路を行く人とぶつかった。  逃走スピードが落ちる3人組。それを見逃す追跡者ではなかった。銃を抜くとすばやい動作で狙いを定めた。サイレンサー付きのため銃声は聞こえない。 「よくもうちのひヨッ子達をっ!」  二人がガクンと膝をうって道路に転がる。まだ少年の顔をしていた。しかし一度振り返っただけで足は止まらない。追いかける二人のうち、野球帽を後ろ向きに被ったこれまたあどけないと言った少年が路面の塊に近づいて膝をつく。倒れた体がぼんやりと発光して、まるで魂が離れるがごとく淡い光の塊が背中から出てくる...
  • 管理人の日記/2007年09月24日/なんちゃって最終回 勝者の道
    #blognavi  ジョミーとトオニィの引継ぎシーン。不謹慎ながら、さっさとテレポートしちゃえよ! と思ってしまったので。ジョミーが「頼む、メギドを・・・」と言う前に有無を言わさずシャングリラに連れてったら? ついでに、ジョミーがキースを引っつかんで一緒にシャングリラに言ってたら? なんてね。 最終回妄想ネタ 「何でこんな奴までっ!」  トオニィがテレポートで医務室に現れた時、2人の重症患者が運び込まれるはめになっていた。ジョミーの手が人類の指導者の腕を捕らえて話さなかったからだ。しかし、トオニィの激昂もDr.ノルディの危機感に満ちた動きに、ジョミーの容態にすぐさま気持ちが走って消える。 「グランパの状態は?!」  肩とわき腹の出血が酷く既に赤黒く変色していた。 「重症だ・・・もう少しここに運び込まれるのが遅かったら、手遅れだったかも知れな...
  • 管理人の日記/2006年01月19日/続なんちゃって最終回
    #blognavi で、ここからが本番です。  もうその頃には要塞が分解する盛大な音が響き始めていた。その中で、ドアが空くモーター音にタリアがおもむろに顔を上げる。彼女の腕の中には身動きしない議長と、泣き疲れて息を殺すように身体を預けているレイがいた。 「グラディス艦長!」 「アスラン・・・何をしに来たの!」  驚いてタリアが咄嗟に叫ぶが、アスランは既に中央指令所の崩れた天井や柱を乗り越えていた。彼女が目を見開くうちに3人がいる一段高い場所に上がる。 「一緒に脱出するんですっ!」 「あなたは、早く逃げなさいと言ったはずよっ」 タリアが手を振る仕草は、まるでアスランを追い払うような手つきだったが、彼はそれを上手く避けてレイの肩に手を置いていた。 「レイ。立てるか?」  アスランの手の下のレイはまるで置物のように反応がなかった。全てを...
  • 民宿の主人 5
     目を閉じるアスラン。 「僕達、さっきどんな風に見えた?」  少しからかうような口ぶりは明らかにシンの胸の内を読み当てていて、シンは顔が赤くなった。絡み合う二人の姿が頭から離れない。 「まあ、人と同じではないけれど、全く違うってわけでもない。種は力のある精霊が共同で霊力を練り上げて創るからね」  練り、上げる?  シンにはちょっと想像がつかない。 「分からない? 君が見たまま、想像したままだよ。フフ」  フフって、俺が見たのは、何というかちょっと口に出せない。 「それをね、アスランは産みの親との間でやったんだ」  人の世にもあるように、精霊の世界でもあまりに近いもの同士では近親による弊害が出る。 「でもそれは、禁忌だから」 「キラ、もういい」  アスランがどんなことが起こったのか、口を開く。  里長と里長の最初の種から生まれた精霊との間の種は、最強に凶悪だ...
  • サムハインとの密約
    プロローグ  テラスから望む景色の中で次々に灯る家々の明かり。  暖かい光に混じって、かぼちゃの中で揺れるオレンジ色の小さな光がポツンポツンと浮かび上がっていた。 「あっという間に日が暮れてしまったわ。もう、こんな季節なのね」 「奥様、そろそろお部屋の中に」  テラスで街を見下ろしていた女性は振り向かずに答えた。  沈みきった太陽の残光を映す瞳は緑色。 「家の中はきれいにしてあるわね?」 「それはもう」  少し微笑んで、テラスの扉を閉める。肩にかけたショールが緩やかにカーブを描く。 「お部屋のほうは大丈夫?」 「心得ておりますとも。明日、マティウスのご子息がお見えになると、先程早馬が参りました」 「今年も一番乗りはエザリアの息子なのね。アスランはもう帰ってきた?」 「ええ。今しがた」  それなら、夕食も一際おいしいだろうと、彼女は微笑んだ。  一人息子...
  • ×チョコゲーム 5
     一度、上目遣いで見つめてすぐにそらされる瞳。  レジを打ちながらアスランは投げ落とされた小銭をしまって、お釣りを差し出した。指が触れるかどうかの瞬間、あっという間にお釣りは目の前の財布の中に消えた。  朝のラッシュが一段落したファミザ店内でカガリがホットウォーマーにペットボトルを並べながら言う。 「よかったな」 「何が?」  アスランがお玉でゆっくり混ぜながらおでんのダシを追加する。通勤通学途中の客足が途絶えるとぱったりと店内が静かになる。その僅かな時間に、次の波に備えてやることがいっぱいあった。 「アイツ、今日お前のレジに来ただろ?」 「ああ・・・あの高校生か。何だかまだぎこちないけどね」 「確かにな」  縛られてビニールが被ったままの雑誌を並べ、午前便で届いたお弁当やパンを並べる。店内や冷蔵庫の温度を測り、簡単に掃除をするのもこの時間である。...
  • 20XX NewYork 4
     いつもどんよりと曇っているが、その夜は風で雲が吹き飛んで煌々と月明かりが石造りの街を照らす。大西洋を挟んだブリテン島では、ニューヨークのテロの話も流石に夜の帳には逆らえなかったようだ。  遅くまで開いているパブも明かりを消す時間。  シティの一角の建物に明かりが灯った。  二人とも月明かりだけで十分すぎる視界を確保できるのであるが、ロウソクを模したスタンドが柔らかい光を放つ。 「『酒はやらん』か」 「ワインは身体に良くない。イザークもトマトジュースにしろよ」  あからさまに嫌そうな顔をして、優美なラインを描くグラスに半分ワインを注ぐ。飲まないと言ったアスランの分まで用意されていた。  ワインは吸血鬼にとってあまり縁起の良い飲み物ではない。  にんにく、十字架、流れる水、祝福された餅、レモン、などなど。吸血鬼が苦手と言い伝えられるものは数多くあるが、ワイン...
  • サムハインとの密約 3
    7.ルナマリア・ホーク 「そう言えば、ルナマリア。暇を取ると聞いたけど?」 「はい。1週間くらい頂く事になります」  廊下ですれ違った次期国王は、婿入りのためか非常に腰が低くく見える。何でも一人でできる天才だから、そんな風には誰も思わないだろうが、噂話やいらぬ推測、憶測が年頃の娘は大好きなのだ。ラクス王女の婚約者が見た目どおりではないことなどお見通し。  どこで聞きつけてきたのか知らないが、これから一週間休暇を取ることを知ったよう。大勢いる世話係の一人のスケジュールにまで目を通しているなんて。  ルナマリアは違う意味で感心した。  最も、今ここで反対されても譲れない。 「楽しそうだね、どっか行くの?」 「そうです。ええ、旅行みたいなものです。毎年、この時期に行くんです」  収穫が終わって、冬が始まる前に。  あの北の城へ。  そして、いつものメンバーで馬鹿騒ぎ...
  • 管理人の日記/2008年02月17日/ネタ二つ
    #blognavi  お風呂に入っている時にぼんやり考えていたんですが、スウェナ視点の話とオールin天国での話(ぼんやり考えていただけであって、形にならないんだけど、イメージ膨らませようとしてもBGMがわりにしてるニコ動がさっぱり繋がらないとやる気なくすよ・・・復旧していないよ)  タイトルだけは考えたんですよね。 「さよなら私の大切な人」  角は傷つき、透明な強化プラスチックもどこか色あせて見えるそれを私は見下ろしていた。一時期夫であった人の写真はとっくになくしてしまっていたのに、ノアで地下活動をしていた時もいつも捨てきれずに鞄にしまいこんで逃げた。アジトからアジトへ点々とその写真を私は持ち歩いた。娘の大切な写真と共に、デスクの片隅に置き続けたのだ。  今、大きく時代が変わろうとしている。SD時代と言う600年も続いた歴史が終わり、人は新...
  • 名を継ぐ者達 3
    第三話 魔石の呪い  『魔石中毒』という病がある。言葉通り、魔石にあてられて中毒症状が起きる事を言う。老若男女、種族を問わず罹る病であるが、1つだけ、圧倒的に発病率の高い職業がある。  ――魔術師だ。それは、一種の職業病と言えるのかもしれない。それ程までに、彼らの発病率は高かった。  というのも、彼らは平時より『魔石』を身に纏う生き物だからだ。なにしろ魔術師にとって死活問題なのは、己の魔力。そして『魔石』とは魔力の結晶。身に帯びれば魔力を増幅させることも出来る。  『魔石』には天然石と人工石が存在し、前者は主に、装着者の魔力そのものに対して作用する装飾品として用いられ、後者は魔術を補佐したり、魔術そのものを発動させる術式と、魔力を込めた装身具として術師の身を飾る。  当然、魔術師でなくとも、お守り代わりとして一般人が身につける場合も多いし、鍛冶職人...
  • Men of Destiny 25
    血の滲む腕  それでも、このプラント全体を覆う揺れは砲撃が原因ではなかった。風穴が開いたことでバランスが崩れたのは確かだろうが、何かが違うとシンは思う。 「急げ!」  ハイネが叫び、警備兵を蹴散らして進む。アレックスはと言うと、ひたすら攻撃を避けていた。それはそれで驚愕モノの動きだが、シンはなぜか腹が立った。  この人は、力があるのに。  俺たちは指示されたポイントまで仲間を守っていかなきゃならないのに。 「アンタは何をやってんです! 仕留めなきゃまた」 「足を止めるな、シン! 的になるぞ」  ハイネに怒鳴られてしまった。そう、おしゃべりする余裕もない程、俺たちはピンチなのだ。いよいよ足元がやばくなり、プラント内部のあちこちに亀裂が走り出す。あの懐かしかった搬出セクションも穴倉も大きく縦に裂けていく。目の前の通路が盛大な音を立てて亀裂に陥没していく。 「飛べっ!」 ...
  • D&D 追憶
     Level 21 「あの・・・シンの様子は?」 「眠っているよ。こういう時、回復魔法や治癒魔法が使えるといい と 思う」 「あたしも、治癒の一つくらいできれば・・・」  痛みは感覚を麻痺させることで凌げるが、根本的な解決にはならない。  基本的に回復や治癒は明聖なる力・ローフルを源にしている。逆に、攻撃や物理的な防御はカオティック、つまり暗闇なる力に属する。強大で魅力的なカオティックの力に人は溺れ易く、敵を制するにはまず敵を知れとばかりに魔導院では主にカオティックマジックを習う。  上級になれば、ローフルだろうがカオティックだろうが関係なく発動できるが、まだ見習のルナマリアには無理な話である。 「シンの体力に賭けるしかない」  シンを引っ張り込んだのは、アイテム屋のアスランだった。  なぜ? という質問はルナマリアにはできなかったから、シンが...
  • 管理人の日記/2007年01月09日/西方はどっちだ
    #blognavi タイトルとりあえずこれで行こうかな。  今年も残す所あと3日という年の暮れに、ついに現れた住職。彫照寺に間借りしている伊々室神社の神主アスランは、村で唯一の食料品店、ファミリーショップ・鷹屋の帰りに見つけた不審者が、まさか僧侶とは思わずに声をかけていた。銀髪に似合わない袈裟姿はどこの狐の妖怪だろうと思ったのだ。  あの格好がなければ僧侶だなんて思わないよな。  線香の匂いに塗れ、木魚を叩き、念仏を唱えている姿を想像できない容姿だった。凛と張り詰めた空気を感じるけれど、内にあるものは別のものようだった。 「まさか、本当に来るなんて」  しかも絶対に曰く付きだ。  隣の神社が火事で消失しても、連絡一つ寄越さなかった宗派だ。勝手に間借りしてもいいかと問い合わせた時も音沙汰なし。それほど程に無視されていた寺にやって来る僧侶が、只者であるはず...
  • Men of Destiny 02
    やさしさはいらない 「どうした。入らないのか?」  ドアの向こうに消えた男は事も無げに言うが、シンは正直戸惑っていた。露店が立ち並ぶ道をいくつも過ぎて、少し明かりが減った寂れた一角。戦前の建物が辛うじて残ってはいたが、窓ガラスはひび割れ明かりも弱い。  明らかに不法滞在。  戦後4年。まだまだこのような光景はどこにでもある。しかし、自分がそこに飛び込むとなると話は別だ。テロや犯罪の温床、レジスタンスの溜まり場などと揶揄されて、いつも事件が起これば真っ先に槍玉に挙げられるのはこういった地区である。自分の事は棚に上げて、シンは中を伺って肝心の人物の気配を探る。  やばい奴じゃ、ないよな。そんな人物には見えないけど、只者じゃない。深く係わり合いにならないほうがいいに決まっている。  彼はコーディネータのシンの動きを止めたのだ。肩にかけていた鞄を奥の部屋に置いてきた彼は身軽に...
  • ×チョコゲーム 4
     事情を話してしまおうか。  シンは朝の食卓でぼんやりとそんなことを考える。  今日はもう金曜日、バレンタイン前の最後の週末である。週が明けたら13日。  でも切り出しようがないよなあ。  はあ~。 「シン。銜え箸やめなさい」  行儀悪く朝食を取るのを、母親に見咎められてしまった。  妹のマユが『今日は忘れないでお弁当持って行ってよ?』と念押しする。その甲斐あって、その日はちゃんと忘れずに弁当を鞄に詰め込むことができた。駅でヨウランと一緒になっていつものようにファミザに寄る。 「調子はどうよ?」 「何の?」 「そんなの決まっているじゃないか」  分かっているが、シンはジロリとヨウランを一瞥して店内のドアを開ける。お客に声を掛けるアルバイト店員。 「はいはい」  昨日より空いている店内でシンの声は意外とよく通った。レジ...
  • 逆襲のアスラン
     月衛星軌道上。  ザフトの移動要塞周辺に戦場が移りつつあった。戦艦の放つミサイルとエネルギー砲。降り注ぐ銃弾の間を縫うように駆け巡るのは両軍のモビルスーツにモビルアーマー。  両軍とはすなわち、プラントの誇るザフトと、オーブを中心とした解放軍。  その戦いの一角で激しくぶつかり合う機体があった。  バーニアの炎が糸を引いて幾つ物細い光が後を追う。小規模の爆発から姿を現す紅いモビルスーツ。 「どうしてこんなものを!」  地球を取り巻く巨大なリング。  宇宙へ飛び出そうとする全てのものを地上へと叩き落し、地上を狙うあらゆる物体を粉砕する重力兵器が搭載された悪魔の兵器。その名をエンジェルリングと呼ぶのはなんの皮肉か。  月からの動力伝達により稼動を始める前に破壊したい解放軍と、地球を封じ込めたいザフトとの戦闘が始まっていた。 「お前に...
  • 管理人の日記/2007年01月11日/西方はどっちだ3
    #blognavi 前のが実質2だから、今回は3ですね。 「この寺には檀家はいないのか?」 「いない、な」  即答だった。  考えてみれば当たり前で、何年も機能していない寺に檀家が残っているとは思えない。しかし、それならそれで問題である。檀家がいなければ収入がないし、有事に人手がない。 「毎年どうしていたんだ?」  昼食時の会話である。  アスランが作ったあまりものを混ぜた焼きそばをつつきながら、イザークは必死にその様相に目をやらないようにしていた。見た目はいたって普通だが、味がでたらめだった。曰く、あまりもので作ったからだそうだ。  そもそも、檀家さえちゃんとあれば、掃除は彼らがやるし差し入れもあるだろう。地鎮やお祓いなどで訪れた各地の寺ではそうであった。 「俺が掃除していたんだ。自腹で」 「お前が?」  この寺を一人でか?  呆れる共に感心...
  • Men of Destiny 13
    星空を覆い尽くす時 「じゃあ、ステラはこの部屋を使って」 と、シンは自分の家でもないのに家主気取りでステラを空き部屋に案内する。アレックスと二人で急遽片付けた部屋で、毛布や布団はアレックスとシンの分を提供した。おかげで二人はリビングで寝る羽目になるのだが。  掃除をしながら、シンはアレックスに色々と入れ知恵されていた。 『彼女、一人か? 身分を証明するものとか何も持っていないみたいだし、俺のことはまだ警戒しているみたいだから、お前、色々聞き出しとけよ』  意味が分からない。 『ずっとここに住むわけにいかないだろ。お前は居候で、彼女は家族が探しているかも知れないんだし』 『そっか』  シンはコーディネータで、今はレジスタンスの仲間を助け出すチャンスを待っている状態。時が来ればシンはここを出て行ってしまう。アレックスが彼女を放り出すとは思えないが、それに縋る事はでき...
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