ルカス・トゥアティ

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ルカス・トゥアティ - (2010/03/23 (火) 00:22:18) の1つ前との変更点

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**太陽ほどでかくはない――――…… **でも……夜を往く旅人の道標となる―――― **そんな――――『星』で……あり、たい…… ***――――Lucas Tovati 【特徴】 見た目年齢17歳、実年齢は21歳の女の子。 [[ダチ>ラビット]]から「げんきとハイテンションがふくきてあるいてたみたいなおんな」と言われたこともある テンションが上がればとても煩く、その喧しさは[[知人>赤木怜司]]に「ルカス対策用防音用耳当て」を購入させる程である。 その上口を開けば電波な内容の言葉が飛びかい、時折[[周囲の>天ヶ谷 昴 / スバル=エルデピアス]]人々に電波が感染する。 //[[人々に>神崎桜花]]はデスリンクなんで外します その行動の幼さのせいでとても成人女性には見えない。 ルカ、ルル、ティーといった普通のものから、≪騒音メーカー≫≪エンジョイ製造機≫等といった変なものまであだ名は結構多くあるようだ。 本人曰く、『私のニックネームは108まである』 因みに≪エンジョイ製造機≫の方は[[ルーカス>ハンター・ワンダー・ルーカス]]につけてもらったニックネームである。 そしてテンションがものすごく高い。 脈絡のない事を口走ったり、大げさなリアクションをするために彼女の行動に慣れない人は戸惑う可能性大である。 「うに~」「うなー」といった独特の擬音が口癖 最近はよく歌を歌っているようだが……? 【服装】 ≪季節共通≫ 紅茶のような赤い瞳、その瞳と同色の髪は後ろの方でちょこんと結ばれており。 耳には小さめの黄色い星のピアスをつけている。 ([[ルーカス>ハンター・ワンダー・ルーカス]]に右耳のピアスを渡したため、現在は左耳だけにピアスをつけている) どういうわけだか、ショートパンツのポケットには漆黒のマントが入っている。 深夜になるとそのマントを着用しているらしい。 ≪夏服≫ 左手にはブレスレットを5つほどじゃらつかせている。 たまにサングラスを頭に乗せて登場することもあり、日差しが強い時にはそれを着用しているようだ。 白いベアトップのシャツに、デニムのショートパンツというのが基本的な服装。 また、実際の身長は160cmなのだが厚底サンダルを履いているために身長170cmほどに見える。 ≪秋服≫ 白地によく分からない模様がプリントされたTシャツと濃い色のデニムのショートパンツを着用。 その上から灰色のパーカーを羽織り、黒い編み上げブーツを履いている。 余談だがこのTシャツ、[[ルーカス>ハンター・ワンダー・ルーカス]]には好評だった ≪冬服≫ 柔らかな質感の黒いブラウスと赤いチェックのミニスカートを着用。 上から薄茶色のフード付きムートンダッフルコートを着込み、黒い編み上げブーツを履いていた。 しかしアリエルとの戦闘の所為でブラウスとコートがずたぼろになってしまった。 新しい服になってからは、今まで以上に学生風な服装となっている。 上着は深緑のフード付きハーフダッフルコート、その下には白のブラウスを身につけている。 赤いチェックのミニスカートと編み上げブーツはいまも着用中のようだ。 【所有物】 ―[[ルーカス>ハンター・ワンダー・ルーカス]]から、バイク≪ドラゴン・ロッソ・ルパン≫の“キー”を預かる。 ―[[エアローグ]]から漆黒の龍の鱗をもらう(?)。鱗の詳細や用途は不明 ―≪黎明の宝玉≫の魔力を浸透させた宝石の欠片。念じることにより宝石が反応し、ネル・ナハト本拠地への移動が可能となる。 ―聖なる力に護られた指輪。単純なダメージを10%ほどカットできる。依頼の報酬として、[[聖]]から貰ったもの 【職業】 義賊。 しかし、盗みを働いていることをあまり口外したくはないようだ。 ちなみに――盗みの対象は「あくどいことをして金儲けをしているやつら」である。 具体的に言うと、悪質な高利貸しや悪代官様みたいなやつ。 奪った金品はというと、街の孤児院に寄付をしているそうだ。 【詳細】 ***――信念 『私が盗むのは、あくどいことをして金を儲けている連中の財産。私が傷つけるのは、子供達を傷つけ、売り飛ばす連中』と明言。 また、≪決して、命は奪わない≫という強い信念を持っているようだ。 彼女の目的は、『子供達が笑って暮らせる世界を作ること』 目的を果たすため、彼女は自分から闇へと歩んで行く。 「自分のような子をもう出したくない」という理由らしいのだが、彼女の過去には、一体何が――? ***――謎の人物『ラウール・ダンドレジー』 長年ルカスが探し求めていた人物。見た目は30代ほどで、黒いシルクハットに夜会服、それにモノクルをかけている男性。 どうやらつい先日、ラウールとの再会を果たせたらしい。 ――ラウールに関するルカスの記憶は、10年以上前のたった1度だけの邂逅のみで構成されているため、非常に曖昧だ。 その時の状況がどのようなものであったかはまだ定かではない。だがそんなおぼろげな記憶を頼りにしてでも逢いたいと願う人なのだ。 きっと、その10年以上前のたった1度の出会いは、ルカスにとってとても大事なものだったに違いない。 またルカスによれば、ラウールも義賊だったらしい。おそらくルカスが義賊をしていることに関係があるのではないだろうか。 ***――過去? 人身売買に関係する言葉を聞くと具合が悪くなり、本人自身、『人買いの類は大嫌い』と発言していた。 また、男性器を見ても同様に具合が悪くなってしまうようだ。 加えて、小さい子供が事件に巻き込まれている場合、救いの手を伸ばさずにはいられないらしい。 もし救えなくても、生活費の援助などは最低限してあげたくなるとか。 何故なのかは分からない――だがこれもまた、ルカスの過去に関わることなのであろう。 路地裏で、人身売買に関わった男の目を潰していた様子が目撃されていたが……? ***――孤児院の子供達 孤児院をいくつか知っているようで、「ストロベリー・フィールズ」「ムーンライディング」という孤児院の名前が確認されている。 ハロウィンの日にお化けに仮装した多くの子供達を引き連れて街を練り歩いていたことから、孤児院の子供達ともある程度は面識があるようだ。 【能力】 彼女の能力は2つ。両方共に名前がついており、一つはクレイジー・リトル。もう一つはファット・ボトムドという。 発動条件などの詳しい情報はまだ不明である。 ・クレイジー・リトル 右手で触った対象を縮めることが出来る。どうやらその能力を使って、ポケットにいろんな物を収納しているようだ。 縮めた物質から15m離れてしまえば能力は効果を失い、物質は元の大きさに戻る。 人間を含めた全ての生き物にもこの能力は適用されるのだが、生き物に対して使用する際はちょっとした条件が必要らしい。 自分自身を縮める場合、まず“奇妙な色の刃物”で自分の左腕に傷をつけ、その傷を右手で触れてからやっと自身を縮めることができるようだ。 ・ファット・ボトムド 左手で触った地面に高さ10cmほどの、ぶよぶよの壁が出来たことが確認されている。 また、彼女が触れた草の幅が少し広がり、弾力を得たこともあった。 【近況】 #region(.) [[ルーカス>ハンター・ワンダー・ルーカス]]と一緒に≪ドラゴン・ロッソ・ルパン≫でドライブ。 ルパンから見える『ワンダーの景色』を見る事となる。 その後[[ルーカス>ハンター・ワンダー・ルーカス]]の過去を聞き、ルカスもルカスで自分の過去や目的を話すこととなる。 別れ際に、ルカスは自分の黄色い星型のピアスを彼にお守り代わりにと渡し。彼から≪ドラゴン・ロッソ・ルパン≫の“キー”を託される。 「必ず迎えに来る」――彼は最後に、そう言った。再び二人が出会うことになるのは、いつになるのであろうか。 それは誰にも――――分からない。 数週間後。他国からの来訪者――シャオ=シンシアと出会う。 どうやら彼女は自分の名前をすっかり忘れてしまっていたらしく、『シャオ=シンシア』という名前もルカスがシャオの持つ銃シャオウとシンシリアをもじり、彼女につけてあげた名前である。 元いた国に戻る気はないらしく、住む場所もなさそうだったので自らのアジトのひとつをシャオへと譲渡するルカス。 それは彼女の純粋な優しさだったのか。それとも、「人にばれたアジトを所有しておきたくはない」という考えからなのか。 答えは、ルカスのみぞ知る。 そして、嗚呼――これは、≪必然≫なのだろうか? ルカスは、ルーカスの友人である[[クロワ>クシャルクス・クロワール・レッドスカイ]]との出会いを果たし、言葉を交わす。 クロワと別れ際。彼女は己の探している人物――ラウール・ダンドレジーについての情報を彼に尋ねる。 彼はラウールのことは自分のデータベースで調べてみると言い残し、ルカスのアジトを去っていった。 ――彼女にいくつかの忠告を、残したまま。 ――――廻る、廻る 運命の歯車は、巻き込まれるもの達の行く末など知らず、ただただ廻る クロワからラウールの情報を渡されたその日。彼女はついに出会ってしまった。 自分が捜し続け、逢いたいと願っていた「彼」――ラウール・ダンドレジーに。 だが非情な事に――ルカスと再会を果たしたラウールは、彼女にこう告げた。 「それ以上、私のことを知ろうとしないでくれ――」と。 クロワの静止の言葉虚しく、ラウールは再び闇へと消える。 赤い赤い、薔薇の花弁を数枚だけ残して――。 ―――『ラウール・ダンドレジー』という“人物”の存在は、約300年ほど以前から認知されている……現在に至るまで これは、クロワの資料に書かれていた重要な一文である。 ルカスの探し人、ラウール。彼は一体、何者なのであろう――……。 ハロウィンから1日経った日の夜。 彼女は路地裏で、大怪我を負った[[クロワ>クシャルクス・クロワール・レッドスカイ]]と再会。 怪我人を放っておけない性格の彼女は、クロワを治療(正確には、クロワが自分で傷を治療したのだが)後、自分のアジトの一つに彼を招く。 毎日の朝食がクロワッサンという、地味な嫌がらせのようなことをして過ごした数日間。 だがその日々も突然終わりを告げる。 ――扉に結ばれた、クロワの赤いスカーフ。 それは、彼が自らの下を去っていった証でもあった……。 クロワが赤いスカーフを残し、彼女のアジトから去った数日後。ルカスは路地裏で、何者かに追われている少女を助ける事となる。 少女には名前がなく、ルカスは彼女に「ジェイド」という名前を与えた。 ジェイドとは、すなわち翡翠。古代から貴重なものとして扱われ、時代によっては金以上に珍重された宝石である。 その宝石言葉は―――――『幸福』 少女が幸せになるようにと願いを込めて、ルカスはその名前をつけた。 ジェイドは身寄りがないらしく、それならばとルカスは彼女が信頼している孤児院。ムーンライディングへとジェイドを預ける。 そしてジェイドと別れ、ルカスは独り。林の小路の中で、とある決断を下す。 『おじさまを、探す』と。ルカスにとって、『おじさま』は『おじさま』でしかなく。人であろうとそうでなかろうと関係がないことなのだ。 ――サンクス・ギヴィングもとうに過ぎた、11月の終わり。 彼女にとって、転機が訪れる。 一つは、[[クロワ>クシャルクス・クロワール・レッドスカイ]]との再会。もう一つは[[吟雪]]との出会いである。 幸か不幸か。ルカスもクロワも、『仕事』中の時の出来事であった。 『子供たちが笑顔で暮らせる世界を創りたい』と望み。『決して人を殺さない』という信念の下に行動をして来たルカス。 そんなルカスに、吟雪の甘美なる誘惑が迫る。 『結局何も変わらないまま、誰かを襲い続けてて良いの?何かを変える『契機』が欲しく無い?手を伸ばせば届く所に、それは有るんだよ』 と――。 彼女の誘いに悩み苦しむルカス。ルカスは傍らにいるクロワに助けを求めるも―――クロワはルカスに、紅い紅い銃口を向ける。 それは、クロワの、ルカスに対する≪拒絶≫――――。 ルカスの言葉すら聞こうとせず、クロワはその場を立ち去った。そのことで彼女は、『自分は“救われない者”だったのだ』と落ち込み、涙する。 精神的に一人になってしまったルカス。彼女に迫る吟雪の魔の手。 悩み抜いた末にルカスが下す、決断は―――――      『私は――……世界を、変える』 吟雪の手を取り、それとほぼ同時に表れた[[シルバーソード>キルベルク・シルバーソード]]と言葉を交わし。 彼女は、≪ネル・ナハト≫の一員となった。 自分の望む世界を、創るために―――。 ≪ネル・ナハト≫加入後数日たち。 ルカスは自分のアジトへと一旦戻り、アジトの部屋を何もないからっぽの状態にする。 『戻る場所をなくす』ための行為だと思われるが――? そしてその帰り道。クロワから預かっていた虎の彫り物と赤いスカーフをダンボールにいれ、路地裏へ放置。 彼女なりの優しさからか、ダンボールには『この子を拾ってください』との文字が。 結局、彫り物とスカーフの入ったダンボールは[[とある子供>ユゥイ・アスラン・オールヒール]]の手に渡ることとなった。 ―――そして、とある夜。 ルカスはついに、長年探し求めていた人物―ラウール・ダンドレジーとの再会を果たす。 今度はラウールもルカスを拒むことなく彼女を受け入れ。2人はどこかへと姿を消した。 会話の内容から察するに、ルカスはラウールの屋敷に身を寄せて居るらしいが……? 別の日にはダチである[[ラビット>ラビット(鈴月 兎儀)]]と再会。 ラウールを見つけられたことを祝うために、ラビットの行きつけの店であるラーメン屋「ルゥゥゥアーメン」へと赴く。 そのラーメン屋にて、店主(?)であり予知能力者であるグロリアから、以下のような予言を受ける。 &italic(){『―――見えたのは戦場よ、それもかなりとんでもないわ…この戦いに参加した人間&br()どいつもこいつもその日恐ろしいほどに運に見放され続けることになるわねン…』&br()&br()『銀色の…まるでオーロラみたいな形の闇をまとった者がいるわ…&br()その人物に立ち向かう人間が何人かいるわ…』&br()&br()『その中でも今見える中で一番『夜明けから遠い』のは…『銀色の鎧武者』と…&br()ジーザスなにこれン…『くわがた虫』だわン…あの角はギラファノコギリクワガタねン…&br()…あなたは…うーんよく見えないわン…この中にアナタはいるのかしらン…&br()&br()…そしてわかったわ、『夜明け』のカギが&br()&br()…予兆の色は『金』色よ…起承転結の転を告げる色はコレ、この色に関する非常事態が起きたらクライマックスと思いなさい&br()そしてその場で夜明けを切り開くのは&br()&br()…『鉛』色の火を噴く『遅い刃』よ} この予言が果たして、吉と出るか、凶と出るか―――。 水の国・ミスコン開催の夜。 彼女は[[ノビタ>ノビタ(野比 信太)]]と[[ドラ>ドラ(源 猫太)]]という2人の人物との出会いを果たす。 だがこの2人こそ、[[ルーカス>ハンター・ワンダー・ルーカス]]を最後に見た人物でもあったのだ。 ルーカスのことを尋ねるルカスに対し。ノビタはこう答えた――― &italic(){    『彼は…生きてるかすら…もう怪しい』} 更にノビタたちの所持していた情報媒体から、ルーカスにとどめを刺したのが他でもない[[あの男>キルベルク・シルバーソード]]だと知り、シルバーソードへの憎しみの感情がわきあがる。。 その翌日――金の国・ビクマール砦攻防戦が繰り広げられた日。 ≪ネル・ナハト≫の『戦奏樂団』として砦へと向かうルカスの前に立ちはだかったのは、前日に話を交えたばかりの[[ノビタ>ノビタ(野比 信太)]]だった―――! 自身の能力を駆使して砦内部へ侵攻しようとするルカスを、フュージョンナイザー・ギルファを装着したノビタが阻む。 闘いながらも2人は意見をぶつけ合い――二人は互いにキルベルクを超えることを誓い。ルカスは人々の『星』に、ノビタはキルベルクを超える『太陽』になることを決意する。 その後ルカスはじりじりとノビタに追い詰められ、トドメを刺されそうになる、も――― [[吟雪]]がルカスとノビタの間に割って入り、ルカスを助けることとなった。 この直前までは、ノビタ側に気持ちが傾いていたルカス。 だが……自らの憎しみより。親友の仇討ちより。 目の前にいる人狼の少女の笑顔がみたいという理由で、彼女は再び夜へと戻る。 また、ある夜。 ルカスは、友人であるアリエルと交戦する。普段は温厚なアリエルだが、この夜は様子がおかしかった。 どうやらアリエルは、好戦的な裏の人格に意識を乗っ取られてしまったようだった。 なんとかして彼をいつもの状態へと戻すも、アリエルは深手を負ってしまう。そんな時に現れたのが、不思議な子供・[[ユゥイ>ユゥイ・アスラン・オールヒール]] ユゥイはあっという間にアリエルとルカスの傷を癒し、その場を立ち去ってしまう。 だがルカスは見てしまった。ユゥイが、捨てたはずの[[クロワ>クシャルクス・クロワール・レッドスカイ]]のスカーフをつけていたのを。 ―そして。アリエルはルカスに『“僕”という存在が“欠片も感じられなくなったら、僕を殺して』と言われ…それを承諾する。 願わくば、アリエルを殺めることがありませんように―――。 スタジオ『不死鳥座』――――。 ルカスは今まで何度か不死鳥座および[[ミカなんちゃら>ミカロー]]の名を聞き、得体の知れぬ不安を抱いていた。 しかし、ミカローの娘と思われる少女・サイクロプスとの出会いにより、ルカスは多くの『不死鳥座』の情報を得ることとなった。 このことが吉と出るか凶と出るかは――まだ、分からない。 2月も中旬。 ルカスはひょんな縁で、[[聖]]という少女(?)からの依頼を受ける。 [[珠音>常陸 珠音]]という少女に、指輪を届ける依頼だ。 何故彼女がこの依頼に興味を持ったのかは、分からない。 ≪偶然≫なのかもしれないし、≪必然≫なのかもしれない。 この縁は、どのように繋がっていくのだろうか―――? 2月と3月の境目の日。 ルカスは、[[怜司>赤木怜司]]と再会。 他愛も無い話をしているうちに、ほんの少しだけ自分のことを語り。 たった一言だけ、「寂しい」と、そう呟いた。 滅多に弱音を吐かず、自分の事すらあまり語らぬ彼女にとって、これはかなり珍しい事でもある。 それほどまでに――――今の状況が辛く、苦しいものだというのだろうか。 ――同日、深夜 公園で[[ドラ>ドラ(源 猫太)]]と会話している時、“彼”は唐突に現れた。 ゲスな笑みを浮かべ、自らを『亡霊』と名乗る“奴”は――― ――かつてシルバー・ソードと闘い、唯一生き延びた男 ――『殺人鬼』にして『歌姫の一族』の生き残りの一人 ――赤い目の人間伐採機と言われた男 『マック=ザ・スプラッター』――――― 襲いかかってきたマックに対し、ルカスはドラと協力して応戦。 1度は彼を追い詰めるも、結局逃げられてしまった。 今回の事に関してはいずれまた相談する場を設けることにし、ドラは友人と共に去っていった。 [[キルベルク>キルベルク・シルバーソード]]に殺された彼が何故今姿を現したのか。 何故、[[ジャンクちゃん]]『右』(髪型が金髪ストレートである以外は、彼女とそっくり)に精神が移っているのか 何の目的で、マック=ザ・スプラッターは復活したのか 詳しいことは、未だに分かっていない。 ただ言える事は――路地裏の物騒な生き物が一つ増えてしまった、ということである。 #endregion() .
**太陽ほどでかくはない――――…… **でも……夜を往く旅人の道標となる―――― **そんな――――『星』で……あり、たい…… ***――――Lucas Tovati 【特徴】 見た目年齢17歳、実年齢は21歳の女の子。 [[ダチ>ラビット]]から「げんきとハイテンションがふくきてあるいてたみたいなおんな」と言われたこともある テンションが上がればとても煩く、その喧しさは[[知人>赤木怜司]]に「ルカス対策用防音用耳当て」を購入させる程である。 その上口を開けば電波な内容の言葉が飛びかい、時折[[周囲の人間>天ヶ谷 昴 / スバル=エルデピアス]]に電波が感染する。 その行動の幼さのせいでとても成人女性には見えない。 ルカ、ルル、ティーといった普通のものから、≪騒音メーカー≫≪エンジョイ製造機≫≪壊れた蓄音機≫等といった変なものまであだ名は結構多くあるようだ。 本人曰く、『私のニックネームは108まである』 因みに≪エンジョイ製造機≫の方は[[ルーカス>ハンター・ワンダー・ルーカス]]、≪壊れた蓄音機≫は[[怜司>赤木怜司]]につけてもらったニックネームである。 そしてテンションがものすごく高い。 脈絡のない事を口走ったり、大げさなリアクションをするために彼女の行動に慣れない人は戸惑う可能性大である。 「うに~」「うなー」といった独特の擬音が口癖 最近はよく歌を歌っているようだが……? 【服装】 ≪季節共通≫ 紅茶のような赤い瞳、その瞳と同色の髪は後ろの方でちょこんと結ばれており。 耳には小さめの黄色い星のピアスをつけている。 ([[ルーカス>ハンター・ワンダー・ルーカス]]に右耳のピアスを渡したため、現在は左耳だけにピアスをつけている) どういうわけだか、ショートパンツのポケットには漆黒のマントが入っている。 深夜になるとそのマントを着用しているらしい。 ≪夏服≫ 左手にはブレスレットを5つほどじゃらつかせている。 たまにサングラスを頭に乗せて登場することもあり、日差しが強い時にはそれを着用しているようだ。 白いベアトップのシャツに、デニムのショートパンツというのが基本的な服装。 また、実際の身長は160cmなのだが厚底サンダルを履いているために身長170cmほどに見える。 ≪秋服≫ 白地によく分からない模様がプリントされたTシャツと濃い色のデニムのショートパンツを着用。 その上から灰色のパーカーを羽織り、黒い編み上げブーツを履いている。 余談だがこのTシャツ、[[ルーカス>ハンター・ワンダー・ルーカス]]には好評だった ≪冬服≫ 柔らかな質感の黒いブラウスと赤いチェックのミニスカートを着用。 上から薄茶色のフード付きムートンダッフルコートを着込み、黒い編み上げブーツを履いていた。 しかしアリエルとの戦闘の所為でブラウスとコートがずたぼろになってしまった。 新しい服になってからは、今まで以上に学生風な服装となっている。 上着は深緑のフード付きハーフダッフルコート、その下には白のブラウスを身につけている。 赤いチェックのミニスカートと編み上げブーツはいまも着用中のようだ。 【所有物】 ―[[ルーカス>ハンター・ワンダー・ルーカス]]から、バイク≪ドラゴン・ロッソ・ルパン≫の“キー”を預かる。 ―[[エアローグ]]から漆黒の龍の鱗をもらう(?)。鱗の詳細や用途は不明 ―≪黎明の宝玉≫の魔力を浸透させた宝石の欠片。念じることにより宝石が反応し、ネル・ナハト本拠地への移動が可能となる。 ―聖なる力に護られた指輪。単純なダメージを10%ほどカットできる。依頼の報酬として、[[聖]]から貰ったもの ―模擬戦のお礼に、S&W M19をベースとして改造された『打撃弾専用銃』をノビタから貰う  装弾数6発のダブルアクションリボルバー  打撃弾専用と聞いて分かる通り、それ単体では人を殺す事の出来ない≪不殺の銃≫である 【職業】 義賊。 しかし、盗みを働いていることをあまり口外したくはないようだ。 ちなみに――盗みの対象は「あくどいことをして金儲けをしているやつら」である。 具体的に言うと、悪質な高利貸しや悪代官様みたいなやつ。 奪った金品はというと、街の孤児院に寄付をしているそうだ。 【詳細】 ***――信念 『私が盗むのは、あくどいことをして金を儲けている連中の財産。私が傷つけるのは、子供達を傷つけ、売り飛ばす連中』と明言。 また、≪決して、命は奪わない≫という強い信念を持っているようだ。 彼女の目的は、『子供達が笑って暮らせる世界を作ること』 目的を果たすため、彼女は自分から闇へと歩んで行く。 「自分のような子をもう出したくない」という理由らしいのだが、彼女の過去には、一体何が――? ***――謎の人物『ラウール・ダンドレジー』 長年ルカスが探し求めていた人物。見た目は30代ほどで、黒いシルクハットに夜会服、それにモノクルをかけている男性。 どうやらつい先日、ラウールとの再会を果たせたらしい。 ――ラウールに関するルカスの記憶は、10年以上前のたった1度だけの邂逅のみで構成されているため、非常に曖昧だ。 その時の状況がどのようなものであったかはまだ定かではない。だがそんなおぼろげな記憶を頼りにしてでも逢いたいと願う人なのだ。 きっと、その10年以上前のたった1度の出会いは、ルカスにとってとても大事なものだったに違いない。 またルカスによれば、ラウールも義賊だったらしい。おそらくルカスが義賊をしていることに関係があるのではないだろうか。 ***――過去? 人身売買に関係する言葉を聞くと具合が悪くなり、本人自身、『人買いの類は大嫌い』と発言していた。 また、男性器を見ても同様に具合が悪くなってしまうようだ。 加えて、小さい子供が事件に巻き込まれている場合、救いの手を伸ばさずにはいられないらしい。 もし救えなくても、生活費の援助などは最低限してあげたくなるとか。 何故なのかは分からない――だがこれもまた、ルカスの過去に関わることなのであろう。 路地裏で、人身売買に関わった男の目を潰していた様子が目撃されていたが……? ***――孤児院の子供達 孤児院をいくつか知っているようで、「ストロベリー・フィールズ」「ムーンライディング」という孤児院の名前が確認されている。 ハロウィンの日にお化けに仮装した多くの子供達を引き連れて街を練り歩いていたことから、孤児院の子供達ともある程度は面識があるようだ。 【能力】 彼女の能力は2つ。両方共に名前がついており、一つはクレイジー・リトル。もう一つはファット・ボトムドという。 発動条件などの詳しい情報はまだ不明である。 ・クレイジー・リトル 右手で触った対象を縮めることが出来る。どうやらその能力を使って、ポケットにいろんな物を収納しているようだ。 縮めた物質から15m離れてしまえば能力は効果を失い、物質は元の大きさに戻る。 人間を含めた全ての生き物にもこの能力は適用されるのだが、生き物に対して使用する際はちょっとした条件が必要らしい。 自分自身を縮める場合、まず“奇妙な色の刃物”で自分の左腕に傷をつけ、その傷を右手で触れてからやっと自身を縮めることができるようだ。 ・ファット・ボトムド 左手で触った地面に高さ10cmほどの、ぶよぶよの壁が出来たことが確認されている。 また、彼女が触れた草の幅が少し広がり、弾力を得たこともあった。 【近況】 #region(.) [[ルーカス>ハンター・ワンダー・ルーカス]]と一緒に≪ドラゴン・ロッソ・ルパン≫でドライブ。 ルパンから見える『ワンダーの景色』を見る事となる。 その後[[ルーカス>ハンター・ワンダー・ルーカス]]の過去を聞き、ルカスもルカスで自分の過去や目的を話すこととなる。 別れ際に、ルカスは自分の黄色い星型のピアスを彼にお守り代わりにと渡し。彼から≪ドラゴン・ロッソ・ルパン≫の“キー”を託される。 「必ず迎えに来る」――彼は最後に、そう言った。再び二人が出会うことになるのは、いつになるのであろうか。 それは誰にも――――分からない。 数週間後。他国からの来訪者――シャオ=シンシアと出会う。 どうやら彼女は自分の名前をすっかり忘れてしまっていたらしく、『シャオ=シンシア』という名前もルカスがシャオの持つ銃シャオウとシンシリアをもじり、彼女につけてあげた名前である。 元いた国に戻る気はないらしく、住む場所もなさそうだったので自らのアジトのひとつをシャオへと譲渡するルカス。 それは彼女の純粋な優しさだったのか。それとも、「人にばれたアジトを所有しておきたくはない」という考えからなのか。 答えは、ルカスのみぞ知る。 そして、嗚呼――これは、≪必然≫なのだろうか? ルカスは、ルーカスの友人である[[クロワ>クシャルクス・クロワール・レッドスカイ]]との出会いを果たし、言葉を交わす。 クロワと別れ際。彼女は己の探している人物――ラウール・ダンドレジーについての情報を彼に尋ねる。 彼はラウールのことは自分のデータベースで調べてみると言い残し、ルカスのアジトを去っていった。 ――彼女にいくつかの忠告を、残したまま。 ――――廻る、廻る 運命の歯車は、巻き込まれるもの達の行く末など知らず、ただただ廻る クロワからラウールの情報を渡されたその日。彼女はついに出会ってしまった。 自分が捜し続け、逢いたいと願っていた「彼」――ラウール・ダンドレジーに。 だが非情な事に――ルカスと再会を果たしたラウールは、彼女にこう告げた。 「それ以上、私のことを知ろうとしないでくれ――」と。 クロワの静止の言葉虚しく、ラウールは再び闇へと消える。 赤い赤い、薔薇の花弁を数枚だけ残して――。 ―――『ラウール・ダンドレジー』という“人物”の存在は、約300年ほど以前から認知されている……現在に至るまで これは、クロワの資料に書かれていた重要な一文である。 ルカスの探し人、ラウール。彼は一体、何者なのであろう――……。 ハロウィンから1日経った日の夜。 彼女は路地裏で、大怪我を負った[[クロワ>クシャルクス・クロワール・レッドスカイ]]と再会。 怪我人を放っておけない性格の彼女は、クロワを治療(正確には、クロワが自分で傷を治療したのだが)後、自分のアジトの一つに彼を招く。 毎日の朝食がクロワッサンという、地味な嫌がらせのようなことをして過ごした数日間。 だがその日々も突然終わりを告げる。 ――扉に結ばれた、クロワの赤いスカーフ。 それは、彼が自らの下を去っていった証でもあった……。 クロワが赤いスカーフを残し、彼女のアジトから去った数日後。ルカスは路地裏で、何者かに追われている少女を助ける事となる。 少女には名前がなく、ルカスは彼女に「ジェイド」という名前を与えた。 ジェイドとは、すなわち翡翠。古代から貴重なものとして扱われ、時代によっては金以上に珍重された宝石である。 その宝石言葉は―――――『幸福』 少女が幸せになるようにと願いを込めて、ルカスはその名前をつけた。 ジェイドは身寄りがないらしく、それならばとルカスは彼女が信頼している孤児院。ムーンライディングへとジェイドを預ける。 そしてジェイドと別れ、ルカスは独り。林の小路の中で、とある決断を下す。 『おじさまを、探す』と。ルカスにとって、『おじさま』は『おじさま』でしかなく。人であろうとそうでなかろうと関係がないことなのだ。 ――サンクス・ギヴィングもとうに過ぎた、11月の終わり。 彼女にとって、転機が訪れる。 一つは、[[クロワ>クシャルクス・クロワール・レッドスカイ]]との再会。もう一つは[[吟雪]]との出会いである。 幸か不幸か。ルカスもクロワも、『仕事』中の時の出来事であった。 『子供たちが笑顔で暮らせる世界を創りたい』と望み。『決して人を殺さない』という信念の下に行動をして来たルカス。 そんなルカスに、吟雪の甘美なる誘惑が迫る。 『結局何も変わらないまま、誰かを襲い続けてて良いの?何かを変える『契機』が欲しく無い?手を伸ばせば届く所に、それは有るんだよ』 と――。 彼女の誘いに悩み苦しむルカス。ルカスは傍らにいるクロワに助けを求めるも―――クロワはルカスに、紅い紅い銃口を向ける。 それは、クロワの、ルカスに対する≪拒絶≫――――。 ルカスの言葉すら聞こうとせず、クロワはその場を立ち去った。そのことで彼女は、『自分は“救われない者”だったのだ』と落ち込み、涙する。 精神的に一人になってしまったルカス。彼女に迫る吟雪の魔の手。 悩み抜いた末にルカスが下す、決断は―――――      『私は――……世界を、変える』 吟雪の手を取り、それとほぼ同時に表れた[[シルバーソード>キルベルク・シルバーソード]]と言葉を交わし。 彼女は、≪ネル・ナハト≫の一員となった。 自分の望む世界を、創るために―――。 ≪ネル・ナハト≫加入後数日たち。 ルカスは自分のアジトへと一旦戻り、アジトの部屋を何もないからっぽの状態にする。 『戻る場所をなくす』ための行為だと思われるが――? そしてその帰り道。クロワから預かっていた虎の彫り物と赤いスカーフをダンボールにいれ、路地裏へ放置。 彼女なりの優しさからか、ダンボールには『この子を拾ってください』との文字が。 結局、彫り物とスカーフの入ったダンボールは[[とある子供>ユゥイ・アスラン・オールヒール]]の手に渡ることとなった。 ―――そして、とある夜。 ルカスはついに、長年探し求めていた人物―ラウール・ダンドレジーとの再会を果たす。 今度はラウールもルカスを拒むことなく彼女を受け入れ。2人はどこかへと姿を消した。 会話の内容から察するに、ルカスはラウールの屋敷に身を寄せて居るらしいが……? 別の日にはダチである[[ラビット>ラビット(鈴月 兎儀)]]と再会。 ラウールを見つけられたことを祝うために、ラビットの行きつけの店であるラーメン屋「ルゥゥゥアーメン」へと赴く。 そのラーメン屋にて、店主(?)であり予知能力者であるグロリアから、以下のような予言を受ける。 &italic(){『―――見えたのは戦場よ、それもかなりとんでもないわ…この戦いに参加した人間&br()どいつもこいつもその日恐ろしいほどに運に見放され続けることになるわねン…』&br()&br()『銀色の…まるでオーロラみたいな形の闇をまとった者がいるわ…&br()その人物に立ち向かう人間が何人かいるわ…』&br()&br()『その中でも今見える中で一番『夜明けから遠い』のは…『銀色の鎧武者』と…&br()ジーザスなにこれン…『くわがた虫』だわン…あの角はギラファノコギリクワガタねン…&br()…あなたは…うーんよく見えないわン…この中にアナタはいるのかしらン…&br()&br()…そしてわかったわ、『夜明け』のカギが&br()&br()…予兆の色は『金』色よ…起承転結の転を告げる色はコレ、この色に関する非常事態が起きたらクライマックスと思いなさい&br()そしてその場で夜明けを切り開くのは&br()&br()…『鉛』色の火を噴く『遅い刃』よ} この予言が果たして、吉と出るか、凶と出るか―――。 水の国・ミスコン開催の夜。 彼女は[[ノビタ>ノビタ(野比 信太)]]と[[ドラ>ドラ(源 猫太)]]という2人の人物との出会いを果たす。 だがこの2人こそ、[[ルーカス>ハンター・ワンダー・ルーカス]]を最後に見た人物でもあったのだ。 ルーカスのことを尋ねるルカスに対し。ノビタはこう答えた――― &italic(){    『彼は…生きてるかすら…もう怪しい』} 更にノビタたちの所持していた情報媒体から、ルーカスにとどめを刺したのが他でもない[[あの男>キルベルク・シルバーソード]]だと知り、シルバーソードへの憎しみの感情がわきあがる。。 その翌日――金の国・ビクマール砦攻防戦が繰り広げられた日。 ≪ネル・ナハト≫の『戦奏樂団』として砦へと向かうルカスの前に立ちはだかったのは、前日に話を交えたばかりの[[ノビタ>ノビタ(野比 信太)]]だった―――! 自身の能力を駆使して砦内部へ侵攻しようとするルカスを、フュージョンナイザー・ギルファを装着したノビタが阻む。 闘いながらも2人は意見をぶつけ合い――二人は互いにキルベルクを超えることを誓い。ルカスは人々の『星』に、ノビタはキルベルクを超える『太陽』になることを決意する。 その後ルカスはじりじりとノビタに追い詰められ、トドメを刺されそうになる、も――― [[吟雪]]がルカスとノビタの間に割って入り、ルカスを助けることとなった。 この直前までは、ノビタ側に気持ちが傾いていたルカス。 だが……自らの憎しみより。親友の仇討ちより。 目の前にいる人狼の少女の笑顔がみたいという理由で、彼女は再び夜へと戻る。 また、ある夜。 ルカスは、友人であるアリエルと交戦する。普段は温厚なアリエルだが、この夜は様子がおかしかった。 どうやらアリエルは、好戦的な裏の人格に意識を乗っ取られてしまったようだった。 なんとかして彼をいつもの状態へと戻すも、アリエルは深手を負ってしまう。そんな時に現れたのが、不思議な子供・[[ユゥイ>ユゥイ・アスラン・オールヒール]] ユゥイはあっという間にアリエルとルカスの傷を癒し、その場を立ち去ってしまう。 だがルカスは見てしまった。ユゥイが、捨てたはずの[[クロワ>クシャルクス・クロワール・レッドスカイ]]のスカーフをつけていたのを。 ―そして。アリエルはルカスに『“僕”という存在が“欠片も感じられなくなったら、僕を殺して』と言われ…それを承諾する。 願わくば、アリエルを殺めることがありませんように―――。 スタジオ『不死鳥座』――――。 ルカスは今まで何度か不死鳥座および[[ミカなんちゃら>ミカロー]]の名を聞き、得体の知れぬ不安を抱いていた。 しかし、ミカローの娘と思われる少女・サイクロプスとの出会いにより、ルカスは多くの『不死鳥座』の情報を得ることとなった。 このことが吉と出るか凶と出るかは――まだ、分からない。 2月も中旬。 ルカスはひょんな縁で、[[聖]]という少女(?)からの依頼を受ける。 [[珠音>常陸 珠音]]という少女に、指輪を届ける依頼だ。 何故彼女がこの依頼に興味を持ったのかは、分からない。 ≪偶然≫なのかもしれないし、≪必然≫なのかもしれない。 この縁は、どのように繋がっていくのだろうか―――? 2月と3月の境目の日。 ルカスは、[[怜司>赤木怜司]]と再会。 他愛も無い話をしているうちに、ほんの少しだけ自分のことを語り。 たった一言だけ、「寂しい」と、そう呟いた。 滅多に弱音を吐かず、自分の事すらあまり語らぬ彼女にとって、これはかなり珍しい事でもある。 それほどまでに――――今の状況が辛く、苦しいものだというのだろうか。 ――同日、深夜 公園で[[ドラ>ドラ(源 猫太)]]と会話している時、“彼”は唐突に現れた。 ゲスな笑みを浮かべ、自らを『亡霊』と名乗る“奴”は――― ――かつてシルバー・ソードと闘い、唯一生き延びた男 ――『殺人鬼』にして『歌姫の一族』の生き残りの一人 ――赤い目の人間伐採機と言われた男 『マック=ザ・スプラッター』――――― 襲いかかってきたマックに対し、ルカスはドラと協力して応戦。 1度は彼を追い詰めるも、結局逃げられてしまった。 今回の事に関してはいずれまた相談する場を設けることにし、ドラは友人と共に去っていった。 [[キルベルク>キルベルク・シルバーソード]]に殺された彼が何故今姿を現したのか。 何故、[[ジャンクちゃん]]『右』(髪型が金髪ストレートである以外は、彼女とそっくり)に精神が移っているのか 何の目的で、マック=ザ・スプラッターは復活したのか 詳しいことは、未だに分かっていない。 ただ言える事は――路地裏の物騒な生き物が一つ増えてしまった、ということである。 #endregion() .

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