「シェイルVS焔裂」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
シェイルVS焔裂 - (2009/07/23 (木) 21:05:14) の最新版との変更点
追加された行は緑色になります。
削除された行は赤色になります。
&strong(){シェイル}
【水の国、試合会場】
えっと・・・ここが試合会場・・・・・・だよね・・・
こんなに人が居るんだ・・・・・・アイリスさんやギラン達はこの場で戦ってたんだね・・・
僕も・・・・・・頑張らないと
【両腕に盾を装着した少年が、辺りをきょろきょろと見回している】
&strong(){焔裂}
・・・・・・
【武士風の男がやってくる】
&strong(){実況}
さて、呼びかけるか。
焔裂選手VSシェイル選手
お二方はいらっしゃるのであれば、「戦闘準備をして、ここに言葉(レス)を返してください」
そして本日最後の試合‥
焔裂選手とシェイル選手の試合はただいまより‥
両選手の用意が出来たら始めるからね‥‥?
&strong(){焔裂}
・・・・・焔裂、いる
【背中の大剣、腰の三振りの刀を見ている】
&strong(){実況}
オーケー。それじゃあ、シェイル選手と焔裂選手。
互いに準備はできたね?
それでは、己が誇りに恥じぬ戦いと、願わくば観客たちに感動を与えられる戦いを。
―――エキシビジョンマッチ第一試合、シェイルVS焔裂。
試合、開始っ!
&strong(){焔裂}
・・・・・・
【背中の大剣を引き抜く】
・・・・・・・・・・・アッ!
【踏み込んで、横なぎになぎ払う】
&strong(){シェイル}
よろしくお願いします!
(相手の人は・・・刀を中心に戦うみたいだね・・・
という事は近接攻撃がメインかな・・・・・・?
迂闊に接近させずに戦うのが一番・・・だけど、近接攻撃に特化してるなら簡単に距離を取らせてくれないはず・・・
ここは、いかに相手の隙を作るか・・・・・・かな?)
・・・・・・!
【盾を前に構え、剣を受け止めようとする。が、受けとめる事に成功したとしても、
大剣の重さによる衝撃もあるため全くダメージを受けない、というわけにはいかないだろう】
【ステップし、距離を取ろうと試みる】
&strong(){実況}
さあ、まずは焔裂選手の強力な一撃。
試合開始直後からペースを握ろう、という焔裂選手の気迫が伺えますね。
開始直後の一撃というのは、相手に考える時間を奪う側面もあります。一気に押し切れるとするなら、これはいい手でしょう。
ですがシェイル選手も歴戦の猛者ですからね。
そう簡単にいくとは思えません。
加えて彼の得物は『盾』。防御に特化した戦術と、練り上げられた行動理論を持っています。
強力な一撃による衝撃は通るでしょうが――果たしてどれほどのダメージか。
と、やはり凌ぎました……同時に距離を取りますが、おっと、焔裂選手武器を投擲! なにやらただ事でない雰囲気です!
&strong(){シェイル}
投擲も・・・!?だったら・・・・・・!!
「スクトゥムウォール」!!
【盾を1つ地面に向けて飛ばし、そこから土の壁を作ろうとする。
これによって大剣を止めるつもりなのだろう。止めることに成功した場合、この壁は消滅する】
(盾1つしかない状態でこっちも手放すのは本当は危険だけど・・・・・・
このまま防御を繰り返すだけだと防戦一方になってしまう・・・・・・
少し危険でも、相手の出方を窺った方がいいね・・・・・・)
「シールドブーメラン」!
【もう片方の盾を焔裂の方に投げようと試みる。盾の淵には刃がついており、
当たった場合、または避けられた場合、盾はシェイルの手元に戻っていくだろう。
剣などによって撃ち落とされた場合はその限りではない】
【雰囲気の違い、などについては知らないようだ】
&strong(){焔裂}
【壁に受け止められ、シェイルの前に大剣が落ちる】
・・・・・・・
【抜刀し、盾を切り払おうとする】
【その刀の柄には、赤い羽根が刺繍してある】
&strong(){実況}
さて、『スクトゥームウォール』による防御が成功しました。
これによって焔裂選手はひとつの攻撃手段を喪失したことになりますが――彼は、まだ多くの刀剣を保持していますね。
この武器投擲は、ある意味彼ならでは、という攻撃でしょう。
そしてやられっぱなしでいられるか、ということなのか、シェイル選手も武器投擲による攻撃!
これは手元に戻ることを考えた攻撃のようですが、この瞬間シェイル選手の手元に盾はありません!
早くも賭けに出たか、シェイル選手!
序盤からの激しい攻防に、観客席のテンションは上昇中だー!
【おおおおお、と地鳴りのような歓声が響いている】
対して焔裂選手、投げられた盾を迎撃する構えです!
&strong(){シェイル}
【盾は刀によって弾かれ、地面に落ちたようだ】
(やっぱり、そう簡単にはいかないね・・・・・・!
とりあえず、盾がないと何も出来ないから・・・その場合は、近くの盾を回収しないと・・・)
【壁を生成した際に地面に放った盾を拾う】
&strong(){焔裂}
・・・・・
(踏み込んで・・・・・斬ル!)
【拾う瞬間の隙を狙って走り】
【目の前で止まり、上段から蒼天を振り落とす】
&strong(){実況}
おっとシェイル選手、投げた盾を拾うようです。
ですがその隙、焔裂選手が見逃すはずもなく―――速い!
あっという間に距離をつめ、狙い済ました一撃がシェイルへと迫る!
【会場のシェイルファンから叫び声が漏れる】
&strong(){シェイル}
・・・・・・!!
【何とか盾で上方からの攻撃を防ごうとするが、わずかに間に合わずに剣がシェイルの右腕をかする。
かすっただけ、とは言え生身に斬撃が入ったのだ。無視できるダメージではないだろう】
(やっぱり・・・一撃を受けるのは危ない・・・・・・
加えて、スピードなどは・・・近接攻撃主体だけあって、相手の方が速いはず・・・
僕の場合はほとんどの攻撃が盾を投擲するものだから、回収の際に今みたいに大きな隙が出来る・・・
今は次の攻撃の準備をした方が・・・・・・!!)
「バーニングバックラー」!
【手に持っている盾に高熱を発生させる。
直接手で触れるわけではない、刀での攻撃への防御としてはあまり意味がないように思えるが・・・?
同時に後ろに跳躍し、もう1つの盾が落ちた方へ向かおうとする】
&strong(){焔裂}
【蒼天を蒼く輝かせ、残像を纏う速さで落ちてる盾に向けて投げつける】
・・・・・・
【大剣を拾い、構える】
&strong(){実況}
――防いだ! なんとか防ぎましたシェイル選手!
【シェイルファンの安堵の声、そして焔裂ファンからのため息が漏れる】
ここからでは完全に防げたのか、それとも僅かにダメージを受けたのかはわかりませんが、戦闘不能に陥った、というレベルではないようです。
しかし猛烈な攻撃を放つ焔裂選手! ここまでシェイル選手はほとんど防戦一方です!
そして再び……手にもつ剣を投げる!
さらにその隙に大剣を拾い上げ、再び構えます!
今のところは焔裂選手が優勢と言える勝負ですが……気を抜くわけにはいきません。互いの間に緊張感が満ちていきます……!
&strong(){シェイル}
【蒼天の超速で動かせる力により、その地点にわずかな衝撃波が発生。
盾にも直撃し、盾はさらに後ろの方に飛ばされる。これで回収は遅れることになるだろう。
盾を破壊できるレベルではなかったようだが、それでも少しのダメージが盾に及んでいるだろう】
(でも・・・今はあの盾を取れるようにしないと・・・・・・
その為には・・・隙を作る必要がある・・・だからこそ、この技を発動させた・・・・・・)
「ロックレイン・パラソル」!
【焔裂のはるか頭上の方に向かって盾を投げる。投げた盾から複数の発火した石つぶてが降ってくる。
本来この技は石つぶてが降ってくるだけの技なのだが、盾に発生した熱によって炎属性も付加されたのである】
&strong(){シェイル}
【水の国、試合会場】
えっと・・・ここが試合会場・・・・・・だよね・・・
こんなに人が居るんだ・・・・・・アイリスさんやギラン達はこの場で戦ってたんだね・・・
僕も・・・・・・頑張らないと
【両腕に盾を装着した少年が、辺りをきょろきょろと見回している】
&strong(){焔裂}
・・・・・・
【武士風の男がやってくる】
&strong(){実況}
さて、呼びかけるか。
焔裂選手VSシェイル選手
お二方はいらっしゃるのであれば、「戦闘準備をして、ここに言葉を返してください」
そして本日最後の試合‥
焔裂選手とシェイル選手の試合はただいまより‥
両選手の用意が出来たら始めるからね‥‥?
&strong(){焔裂}
・・・・・焔裂、いる
【背中の大剣、腰の三振りの刀を見ている】
&strong(){実況}
オーケー。それじゃあ、シェイル選手と焔裂選手。
互いに準備はできたね?
それでは、己が誇りに恥じぬ戦いと、願わくば観客たちに感動を与えられる戦いを。
―――エキシビジョンマッチ第一試合、シェイルVS焔裂。
試合、開始っ!
&strong(){焔裂}
・・・・・・
【背中の大剣を引き抜く】
・・・・・・・・・・・アッ!
【踏み込んで、横なぎになぎ払う】
&strong(){シェイル}
よろしくお願いします!
(相手の人は・・・刀を中心に戦うみたいだね・・・
という事は近接攻撃がメインかな・・・・・・?
迂闊に接近させずに戦うのが一番・・・だけど、近接攻撃に特化してるなら簡単に距離を取らせてくれないはず・・・
ここは、いかに相手の隙を作るか・・・・・・かな?)
・・・・・・!
【盾を前に構え、剣を受け止めようとする。が、受けとめる事に成功したとしても、
大剣の重さによる衝撃もあるため全くダメージを受けない、というわけにはいかないだろう】
【ステップし、距離を取ろうと試みる】
&strong(){実況}
さあ、まずは焔裂選手の強力な一撃。
試合開始直後からペースを握ろう、という焔裂選手の気迫が伺えますね。
開始直後の一撃というのは、相手に考える時間を奪う側面もあります。一気に押し切れるとするなら、これはいい手でしょう。
ですがシェイル選手も歴戦の猛者ですからね。
そう簡単にいくとは思えません。
加えて彼の得物は『盾』。防御に特化した戦術と、練り上げられた行動理論を持っています。
強力な一撃による衝撃は通るでしょうが――果たしてどれほどのダメージか。
と、やはり凌ぎました……同時に距離を取りますが、おっと、焔裂選手武器を投擲! なにやらただ事でない雰囲気です!
&strong(){シェイル}
投擲も・・・!?だったら・・・・・・!!
「スクトゥムウォール」!!
【盾を1つ地面に向けて飛ばし、そこから土の壁を作ろうとする。
これによって大剣を止めるつもりなのだろう。止めることに成功した場合、この壁は消滅する】
(盾1つしかない状態でこっちも手放すのは本当は危険だけど・・・・・・
このまま防御を繰り返すだけだと防戦一方になってしまう・・・・・・
少し危険でも、相手の出方を窺った方がいいね・・・・・・)
「シールドブーメラン」!
【もう片方の盾を焔裂の方に投げようと試みる。盾の淵には刃がついており、
当たった場合、または避けられた場合、盾はシェイルの手元に戻っていくだろう。
剣などによって撃ち落とされた場合はその限りではない】
【雰囲気の違い、などについては知らないようだ】
&strong(){焔裂}
【壁に受け止められ、シェイルの前に大剣が落ちる】
・・・・・・・・
【抜刀し、盾を切り払おうとする】
【その刀の柄には、赤い羽根が刺繍してある】
&strong(){実況}
さて、『スクトゥームウォール』による防御が成功しました。
これによって焔裂選手はひとつの攻撃手段を喪失したことになりますが――彼は、まだ多くの刀剣を保持していますね。
この武器投擲は、ある意味彼ならでは、という攻撃でしょう。
そしてやられっぱなしでいられるか、ということなのか、シェイル選手も武器投擲による攻撃!
これは手元に戻ることを考えた攻撃のようですが、この瞬間シェイル選手の手元に盾はありません!
早くも賭けに出たか、シェイル選手!
序盤からの激しい攻防に、観客席のテンションは上昇中だー!
【おおおおお、と地鳴りのような歓声が響いている】
対して焔裂選手、投げられた盾を迎撃する構えです!
&strong(){シェイル}
【盾は刀によって弾かれ、地面に落ちたようだ】
(やっぱり、そう簡単にはいかないね・・・・・・!
とりあえず、盾がないと何も出来ないから・・・その場合は、近くの盾を回収しないと・・・)
【壁を生成した際に地面に放った盾を拾う】
&strong(){焔裂}
・・・・・
(踏み込んで・・・・・斬ル!)
【拾う瞬間の隙を狙って走り】
【目の前で止まり、上段から蒼天を振り落とす】
&strong(){実況}
おっとシェイル選手、投げた盾を拾うようです。
ですがその隙、焔裂選手が見逃すはずもなく―――速い!
あっという間に距離をつめ、狙い済ました一撃がシェイルへと迫る!
【会場のシェイルファンから叫び声が漏れる】
&strong(){シェイル}
・・・・・・!!
【何とか盾で上方からの攻撃を防ごうとするが、わずかに間に合わずに剣がシェイルの右腕をかする。
かすっただけ、とは言え生身に斬撃が入ったのだ。無視できるダメージではないだろう】
(やっぱり・・・一撃を受けるのは危ない・・・・・・
加えて、スピードなどは・・・近接攻撃主体だけあって、相手の方が速いはず・・・
僕の場合はほとんどの攻撃が盾を投擲するものだから、回収の際に今みたいに大きな隙が出来る・・・
今は次の攻撃の準備をした方が・・・・・・!!)
「バーニングバックラー」!
【手に持っている盾に高熱を発生させる。
直接手で触れるわけではない、刀での攻撃への防御としてはあまり意味がないように思えるが・・・?
同時に後ろに跳躍し、もう1つの盾が落ちた方へ向かおうとする】
&strong(){焔裂}
【蒼天を蒼く輝かせ、残像を纏う速さで落ちてる盾に向けて投げつける】
・・・・・・・
【大剣を拾い、構える】
&strong(){実況}
――防いだ! なんとか防ぎましたシェイル選手!
【シェイルファンの安堵の声、そして焔裂ファンからのため息が漏れる】
ここからでは完全に防げたのか、それとも僅かにダメージを受けたのかはわかりませんが、戦闘不能に陥った、というレベルではないようです。
しかし猛烈な攻撃を放つ焔裂選手! ここまでシェイル選手はほとんど防戦一方です!
そして再び……手にもつ剣を投げる!
さらにその隙に大剣を拾い上げ、再び構えます!
今のところは焔裂選手が優勢と言える勝負ですが……気を抜くわけにはいきません。互いの間に緊張感が満ちていきます……!
&strong(){シェイル}
【蒼天の超速で動かせる力により、その地点にわずかな衝撃波が発生。
盾にも直撃し、盾はさらに後ろの方に飛ばされる。これで回収は遅れることになるだろう。
盾を破壊できるレベルではなかったようだが、それでも少しのダメージが盾に及んでいるだろう】
(でも・・・今はあの盾を取れるようにしないと・・・・・・
その為には・・・隙を作る必要がある・・・だからこそ、この技を発動させた・・・・・・)
「ロックレイン・パラソル」!
【焔裂のはるか頭上の方に向かって盾を投げる。投げた盾から複数の発火した石つぶてが降ってくる。
本来この技は石つぶてが降ってくるだけの技なのだが、盾に発生した熱によって炎属性も付加されたのである】
&strong(){焔裂}
・・・・・・・なっ!?
【大剣を上に向けて防御しようとする】
&strong(){実況}
そして盾を回収させまいと放った焔裂選手の一撃、見事に狙いを完遂します。
おっと、攻撃に転じたシェイル選手! 発火した石つぶてが焔裂選手を襲います、これは強烈な攻撃だ!
先ほどのバーニングバックラーはこのための布石だったのかー!
不意をつかれたのか、焔裂選手は防御に徹しています! この隙を逃さず、ダメージ量の差を詰めたいところですがシェイル選手、どうなるでしょう!
&strong(){シェイル}
上手く防御はされた・・・・かな・・・・・・・?
【大剣の刃の広さ次第では全ての石を防御することは可能だろう。
自身を覆うほどでなければ、石の軌道を読んで1つずつ対処しなければならなくなる。
上空からの石は止み、盾は地面に落ちた】
でも・・・上に向けている間なら、わずかに隙が生じるはず・・・・・・!
【その間にも、もう1個の盾を回収している。そしてそのまま接近しようと試みる。
現在持っている盾は1つ】
(大剣のような重い物を上に構えている状態からなら・・・すぐにこちらに防御、反撃するのは時間がかかるはず・・・・!
上手くいけば・・・・・・・!!)
&strong(){焔裂}
・・・・・
【身を隠すには十分すぎる大きさ】
・・・・・クッ!
【盾を蹴り飛ばそうとする】
&strong(){実況}
さあ、打って変わってシェイル選手の攻勢です!
防御に気を取られている焔裂に向けて走り込む! 手に持つ盾はひとつのみ!
これがシェイル選手の戦術の組み立てです、押されているように見えながら虎視眈々と反撃の準備を整えるー!
きっと実は性格悪いぞシェイル選手! だがしかしそのギャップがたまらない!大きなお姉さんのファンがたくさんだー!
【黄色い声援が観客席から上がる】
そして焔裂選手、盾を蹴り飛ばす! 距離を取らせるためか、あるいは走りこんでくるシェイルに向けての一撃か!
&strong(){シェイル}
【盾は蹴り飛ばされ、両者から離れた位置に向かう】
(よし、このままなら・・・といっても、上に構えている以上は振り下ろされる可能性もあるから油断は出来ないけど・・・
でも、隙を作るには十分なはず・・・加えて、攻撃の発生の速さならこちらの方が・・・・・・!)
「シールドスラッシュ」!
【接近し、刃のついた盾を焔裂に向かって突き出そうと試みる】
&strong(){焔裂}
・・・・・・チィ!
(盾ゴト・・・・叩キ切ル!)
岩斬・一刀両断
【衝撃波を纏った大剣を上から下へと振り下ろす】
【外れたら地面をかなり抉ることになるだろう】
&strong(){実況}
シェイル選手、シールドスラッシュを放ち!
そしてそれを迎え撃たんと焔裂選手は岩斬・一刀両断を放つ!
ぶつかり合う攻撃は果たしてどうなるのか!
この試合のクライマックスはここなのでしょうか、互いの一撃がその力を競い合います!
&strong(){シェイル}
【大剣を振り下ろす動作自体は予想していた。その為、避けること自体はそこまで難しいことではない。
わずかに右方向へ移動する。が】
・・・・・・・!!
【地面をえぐられた事により、わずかに地面の小石などが飛び、それがシェイルにとっての目くらましとなる。
攻撃の続行は不可能ではないが、接近したままではまずい、と判断し、後ろに跳躍する】
「シールドブーメラン」!
【再び、焔裂の方に盾を飛ばす。大剣は地面を抉っているが、反応出来るなら他の剣を抜くことによって防ぐ事も可能だろう】
&strong(){焔裂}
・・・・・・・チィ!
【盾にもろに当たり、後ろによろめく】
・・・・・・・・・・・・真似させてもらうぞ
岩斬・大車輪
【体勢を立て直し、思い切り振りかぶって岩斬を横回転させながら投げる】
【速度があり、範囲も広い】
&strong(){実況}
あまりの威力か、一度距離を取ります。
ですが投擲した盾が焔裂選手にクリーン・ヒット!
試合が開始されてから始めてのダメージか!
しかし負けじと焔裂選手も大剣をぶん投げる! 互いにダメージを気迫で補う好勝負です!
&strong(){シェイル}
【盾は上手く焔裂に当たったために自分の元へ戻っていく】
避けるのは無理・・・受けるしか・・・・・・・・・・・・・・!!
「スクトゥム・ウォール」!
【盾を下の方に向け、自分の目の前に土の壁を作り出す。自分の足もとなので、盾を投げる必要はない】
【が、大剣はそれだけで防げるほどの物ではない。土の壁は破壊され、盾で受け止めてもはじき返す事など出来るはずはない。
斬撃をわずかに受けたばかりか、盾の方もかなりのダメージを受けている。
加えて大剣の重さによる衝撃は大きなものであり、シェイルが後ろに吹き飛ばされる。シェイル自身に大きなダメージを与えたと思われる】
(このままじゃ・・・危ない・・・・・・!
何とか反撃を行いたいけど・・・物理攻撃中心だと・・・あれは使えない・・・
特殊能力を持った剣はあるだろうけど・・・それを待つ・・・という事は出来ないから・・・)
【何とか立ち上がり、先ほど焔裂に蹴られた盾を拾おうとする】
&strong(){焔裂}
【岩斬は当たった事により、遥か上に跳んでいく】
・・・・・・・・・・・・・・
【拾ってる間に、抜刀して接近】
【よく見れば三枚刃だとわかる】
&strong(){実況}
辛くもスクトゥム・ウォールを発動させるシェイル選手、ですが――防ぎきれない!
大質量、そして高速で飛来する大剣に弾き飛ばされた!
これは凄まじいダメージでしょう……!
ダメージを受けながらも盾を拾うシェイル選手に、ここで決めるとばかりに焔裂選手が接近する!
連続して行われる強力な攻撃、やはり防御主体では凌ぎきれないのか!
&strong(){シェイル}
・・・・・・・!
(変わった剣・・・だね・・・・・・・
それだけなら普通に盾で防ぐ事は可能だろうけど・・・何か仕掛けがあるかも知れない・・・・・・)
「バーニングバックラー」!
【前方に盾を構えたまま、今度は両方の盾に高熱を発生させる】
&strong(){焔裂}
・・・・・・・・・・・・・・・食らエ!
【下から朧月を振り上げ、盾を弾こうとする】
【弾くのに成功したら、今度は体当たりしようとする】
&strong(){実況}
シェイル選手、迎え撃つ体勢を整えました。
バーニングバックラー、灼熱の防壁を突破できるか焔裂選手!
下からの攻撃、盾をかちあげようと力を込める!
&strong(){シェイル}
・・・・・・・・・・・・・・!!
【盾で朧月の一撃を受け止めるが、ダメージを受けているため体力はそこまで残っていない。
盾から手は話さないが、わずかに弾かれたため、続けての体当たりを防ぐ事が出来ず、このままさらに後ろに飛ばされる】
(こうなったら・・・これに賭けるしか・・・・・・!!
一撃で決める・・・のは難しいだろうけど・・・・・・何もやらないよりは・・・!)
「スクトゥムウォール」!
【再び、自分の足元に盾をかざし、土の壁を生成する。防御の手数を増やすつもりなのだろうか?それとも・・・?
土の壁はシェイルを覆うようにしているため、立ち位置によってはシェイルの姿がすっぽり隠れて見えるだろう】
&strong(){焔裂}
・・・・・・・・・・・・・・トアッ!
【攻撃をいきなりやめ、飛び上がる】
【不自然といえば不自然な行動だ】
&strong(){実況}
盾の防御は弾かれる!
盾から手は離さないが――しかし、体当たりをダイレクトに食らってしまった!
何とかスクトゥムウォールを精製するが、先ほども貫通された防御です!
何か策があるのか……!
おっと、警戒したのか焔裂選手、空に飛び上がる! シェイルの姿を確認するのでしょうか!
&strong(){シェイル}
(飛びあがった・・・・・・・・・・・・・・!?土の壁を飛び越すつもり・・・かな・・・・・・?
でも・・・跳躍するのは、同時に回避も困難になるはず・・・・・・・
とりあえず狙いは外れていないね・・・・・・
向こうにも、何か考えはあるはずだけど・・・・・・・・・・・・・・
さっき弾かれた時、盾から手を離していたら危なかった・・・)
今なら・・・・・・・・・・・・・・!!
「マグネット・カイト」!
【飛びあがった焔裂の両側の方に向かって、1つずつ持っていた盾を放つ。
盾は磁力を帯びており、焔裂の両側から襲いかかってくるだろう。両方共を防ぎにくくするために隙を作るのが狙いだったようだ。
淵に付いている刃に加えて、先ほどの高熱の効果はまだ残っている】
&strong(){焔裂}
む・・・・・・・・・・・・・・
リビテーション
【意識を集中して、浮遊する】
【朧月を左の盾に向かって投げ、空に飛んでいた岩斬をキャッチ】
【岩斬で盾を防ごうとするが、両方同時は難しかったようで、火傷を負ってしまう】
チェストォォォ!
【だが、そのまま急降下して、岩斬を振り下ろしてくる】
【火傷の影響で、狙いは少しずれている】
&strong(){実況}
空中では方向転換はままならず、さらに地面に足を踏ん張ることもできない。
その空中にいる焔裂選手目掛け、高熱+刃+挟撃のフルコース、シェイル選手の攻撃が放たれます!
――と、え。
う、浮いた・・・・・・・・・・・・・・!?
焔裂選手、なんと浮いてます! そんなことができたのか……!
そして先ほど空中に飛び上がっていた岩斬がここで主人の下へと帰還! さらに朧月を防御に回します!
しかしシェイル選手のフルコース、全て防御するには足らず、若干のダメージが!
――ですが、岩斬を振り下ろす! 強力な一撃が、シェイルを襲います!
&strong(){シェイル}
・・・・・・・・・・・・・・!!
【狙いが外れているのが幸いしたのか、何とか右側にステップする事で避ける事は出来た。
もしそのまま攻撃が来ていたら、防ぐ事は出来なかったかも知れない】
【盾は磁力によってくっついていたため、2つ同時に回収できる。両方の盾を拾う】
(ダメージは与えたけど・・・今のところは僕の方がダメージは大きい・・・・・・
加えて、2つ同時に盾を使う技は隙が大きすぎるから・・・それを使うのは危険・・・かな?
だったら・・・盾1つで使える技を・・・・・・)
&strong(){焔裂}
【朧月が地面に向けて落下してる】
・・・・・・・・・・・・・・
【地面に立ち、シェイルに向けて踏み込む】
【一気にたたみかけようと、逆袈裟切りを放つ】
&strong(){実況}
なんとかシェイル選手、攻撃を回避!
ダメージの影響か、若干狙いが甘かったようにも見受けられます!
盾を拾って――シェイル選手、少し何事か考える!
その間にも連撃!
迷いのない攻撃を繰り出す焔裂選手。
これは僕にも分かりますが、近接戦闘が得手の選手というのはやれる選択肢が多くありません。
しかしその分、戦闘時の判断に迷いがない。結果、出の早い攻撃というのが可能になるわけです。
必ずしも器用ということが勝利に結びつかないこともある――というのは、つまりはこういうことなのだと思います!
&strong(){シェイル}
くっ・・・・・・・・・・・・・・!!
【こちらはダメージが響いてきているのか、先ほどよりは動きが鈍っている。
何とか盾で受け止めるものの、それでも怪我によって、衝撃が入る事でダメージは与えられる。
シェイルの残り体力もそう多くはないだろう】
(何か・・・逆転出来る方法は・・・・・・?
少なくとも、普通に放つよりダメージを与えられる方法を・・・
・・・そうだ!)
【後ろにステップして、先ほどの土の壁の後ろに向かい】
「サイクロンディスク」!
【小規模な竜巻を纏った盾を、土の壁の方に放つ。
土の壁は竜巻によって粉々に、そして風に舞う。砂嵐となった小型の竜巻が焔裂の方に向かうだろう】
&strong(){焔裂}
・・・・・・・・・・・・・・
【火傷を気にしながら竜巻を見る】
(・・・・・・・・・竜巻は・・・・・・・・・・・・・・切れるカ?)
【岩斬で居合いの構え】
&strong(){シェイル}
【砂や小石を含んだ竜巻が焔裂の方に近づいてくる。
このままその場に留まっていた場合、何らかの行動を取らなければ竜巻に巻き込まれるかもしれない】
・・・・・・・・・・・・・・
【シェイル自身は、かなり疲労している様子だ】
&strong(){焔裂}
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・デリャア!
【裂帛の気合と共に、地面ごと切り裂いて、竜巻の最下段から、上まで飛び上がって真っ二つにしようとする】
&strong(){実況}
焔裂選手、剣士としての誇りか、竜巻を両断することを選びました!
シェイル選手はかなり消耗しているようです・・・・・・・決着も近いように見受けられます。
さあ、ダメージ量はシェイル選手のほうが上回っているようですが……果たして竜巻を凌ぎきれるか!
&strong(){シェイル}
【竜巻自体は「風」である。物理的な刃による攻撃では斬り裂く事は出来ないだろう。
その過程で焔裂少し巻き込まれているかも知れない。
しかし、この技は盾を中心に竜巻が発生している。盾に刃が当たった事によって、盾が破壊され、竜巻は消滅する。
また、斬れないとは言え、刃によって風が分散され、威力自体は低くなったと思われる】
くっ・・・・・・・!盾が・・・・・・・
でも・・・最後まであきらめない・・・・・・・!!
【再び、盾に高熱を発生させようとしている。が、隙だらけだ】
&strong(){焔裂}
・・・・・・・・・・・・・・グァ!
【竜巻に揉まれ、切り傷が体中にできる】
・・・・・・・・・・
【その隙を逃さず、岩斬で突こうと突撃してくる】
&strong(){シェイル}
くっ・・・・・・・・・・・!!
【とっさに盾を前に構えようとするが】
・・・・・・・・・・・・・・!!
【突き攻撃がまともに入った事によって吹き飛ばされ、その場に倒れてしまう】
&strong(){焔裂}
・・・・・・・
【背中に岩斬を戻し、朧月を拾いに行く】
&strong(){シェイル}
【こちらは立ち上がらない。意識を失ったようである】
&strong(){焔裂}
・・・・・・・
(勝った・・・・・・・カ)
【歪みの中にいる焔裂には、シェイルを気遣える余裕もなかった・・・】
【医療班が二人を運んでいく・・・・】
&strong(){実況}
竜巻を切断するには至らなかったものの、しかしその発生源である盾を破壊!
威力の弱まった竜巻では焔裂選手をダウンさせるに至らず―――突き攻撃をダイレクトに受けてしまいましたシェイル選手!
さきほどのダメージも響いているのか、ここでダウン!
そして焔裂選手、ここで先ほど投げた朧月を拾いに向かいます!
――っと、シェイル選手立ち上がれません!
意識を失ったようです! 救護班、救護班ー!
――さて、エキシビジョンマッチ第一試合が決着、か・・・・・・?
今シェイル選手に審判が走りよります!
&strong(){シェイル}
【意識を失っており、救護班により、運ばれたようである】
【勝者、焔裂】
&strong(){実況}
ここで審判、大きく手を交差させる!
――第一試合、勝者は焔裂選手でした!
自分の性能を把握し、それを攻撃に活かした焔裂選手!
戦力的不利を智謀と度胸で埋めたシェイル選手!
互いに相譲らぬ素晴らしい勝負でした、両名に惜しみない拍手を!
【観客席からは大きな拍手、そして歓声が上がる。誰も彼も、この戦いを心から賛美した】