クシャルクス・クロワール・レッドスカイ

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クシャルクス・クロワール・レッドスカイ」を以下のとおり復元します。
**「人生はグレート流れる激流の如し!一分一秒が凄まじい速さで流れてゆく……
**故にオレの信条は≪人生常にマックススピード!≫スピーディに激流と同化する!
**激流と同じスピードで動けば!人生はとても有意義なモノになる!そうでしょう?」


――クシャルクス・クロワール・レッドスカイ

メタルフレームの眼鏡をかけた、隻眼の青年。
黒地にメタリックグレーのラインが幾つも入った凄いスーツを着ている。
曰く、『ギャングっぽいでしょう?』らしい。
メタルなカラーのベルトのバックル部分には『C.C.R』の文字が刻まれており、
何故か刀身の無い、剣の柄だけが一つぶらさげ、その反対側には真っ赤な銃を挿している。
ちなみに、スーツのメタリックグレーのラインは若干紫がかっている。もう凄いってレベルじゃねーぞ。
元々真っ赤な布のスカーフを巻いていたが、今現在は諸事情によりしていない。

名前が長いので、略して『クロワ』と呼んでください、らしい。
『Croix』――その意味は『十字架』。彼と、関係があるのだろうか?


常に敬語であり、物腰はぼちぼち柔らかい。
そして妙に『スピード』を大切にする青年。スピードこそが彼の信条。
そんなこんなで馬鹿っぽい印象を受けるかもしれないが、実は全く違う。
彼は何よりも、常に冷静さを保つことができる。
そこから物事を分析し、そして判断する力に非常に長けている。
それはけして能力なんかではなく、彼の技術である。現在、彼が冷静さを欠いたことは、ない。

また、警戒心が強く、自分の素性を殆ど語らない。
彼と真の意味で“仲良く”なるのは、至難の業と言えるだろう。
一応、彼が友人と認めている相手のひとりに[[鮮>色冥 鮮]]が居るが、
彼はそれを「契約」という形での友人関係だと言っている。
……の割りに、なんだか息ぴったりな気がしないでもない。当然クロワは否定しているが。


……普段は服で見えないが、その身体には無数の傷が刻まれている。
多くの切創、銃創――それらは何を物語っているのか?
そして、彼の背中の、首の付け根あたりには、十字架――Croix――の刺青がある。
彼は、刺青をするようなタイプの人間だとは思えない。どうやら、大きな秘密がありそうだ。
なお、現在この刺青と傷の存在を知るのは、[[フィーリ>フィーリ・アナスタシア]]と[[ルカス>ルカス・トゥアティ]]のみ。

他にも、描写することすら憚られるようなグロテスクな光景を見ても平然としていたり、
自身の腹部の刀傷を自ら針と糸を用いて縫い付けるなど、妙に血や傷に慣れている節がある。
彼の身体の無数の傷とも、何か関係していることは間違い無い。

また、路地裏にて、よく何者かを『始末』している姿も目撃される。
曰く、『仕事』らしいが……詳細不明。


[[ルーカス>ハンター・ワンダー・ルーカス]]の、数少ない過去からの友人。
どうやら、クロワにとってのルーカスは『恩師』らしい。
ルーカスが居たから、今のクロワが居るらしいが……矢張り、詳細不明。

余談だが、自称『鬼ごっこのエンペラー』。速いよ。

もっと余談だが、名前がクロワッサンに似ているのは本人公認。
そして好物もクロワッサン。これは半分くらい[[こいつ>ルカス・トゥアティ]]の所為(お陰?)だけど。頑張れ、クロワっさん。


どうにも、『クロワ』……『クロワール』という名前は、
“誰かから貰った名前”のようだが……?



――能力 アートマン アリス・イン・チェインズ

ボロボロの布をマントのように纏った、女性型のフォルムを持つアートマン。
破れたマントがまるで天使の羽根のように見え、神々しい雰囲気を放っている。
マントの切れ間から伸び、白い肌を露にしている右腕には幾重にも鎖が巻かれている。
その表情はそのまま大理石の女神像の顔を嵌め込んだようなデザイン。
まるでクロワと同じように、左目の部分にヒビが入っている。

曰く、戦闘能力が限りなく低い代わりに、『五感』をクロワと共有させることが出来るらしい。
そこそこ遠隔まで動かすことも可能であり、どちらかというとサポートタイプなのだろう。
ちなみに、クロワは自身のこの能力のことを≪アリス≫と呼んでいる。
まるで人間のような呼び方だが、実際そのように扱っているように見える。
一例として、自身の能力を指して『いいやつ』だとか『長年の相棒』と称している。


――アートマン能力 -『かためる』-

謎に包まれていた能力だが、その本質はあらゆるものを『かためる』能力。
自身が触れたもの、もしくは間接的に触れたものを、『かためる』ことが出来る。
単純であるがゆえに、応用幅はトンでもなく広い。しかしその分、直接的な攻撃には使いにくい。
『かためたもの』は、触れている間は、ずっと『かためた』まま保っておける。
ただし、手から離れた瞬間、数秒で『とけて』しまう。

確認された能力の応用法は、以下の通り。

・空中に立ち、平然と歩く――『足元の空気』を『かためて』歩いている。
彼が結構多用する使い方。夜空を見上げていると、もしかするとよく歩いているかもしれない。

・自分の身体に触れたものを『かため』、離れなくしたり、固定したりする。
この用途で、クロワが深く斬り付けられた際、相手の刀が内臓に達する前に止めた実例があるが、
流石に体内となると完全固定はできないらしく、力の強い相手には押し切られてしまうようだ。

・後述する自身の武器、『紅丸カオス』の刀身生成
詳しくは『紅丸カオス』の項で。

・右腕から≪鎖≫(アリスのもの)を放ち、その鎖に沿って、かなりのスピードでダッシュする。
能力の応用であることは間違い無いが、詳細不明。
『かためる』という原理で、どのように加速しているのだろうか?
なお、鎖の射程距離は5メートル。



――小型飛行船 ゲイルクラレット

クロワが駆る真っ赤な小型飛行船。
操縦席は『風を受けれるように』露出している。同乗者用の席はひとつ。
普通なら気圧とか色んなもんでブッ飛ばされそうだが、彼は能力でそうならない。
装備はバルカン砲が一門ある。が、現在弾切れ。
しょっちゅう墜落するらしい。現在ようやく修理完了、飛べるようになった。
[[フィーリ>フィーリ・アナスタシア]]を乗せる約束をしているが、どーなることやら。
因みに、クロワ曰く、『オレ以外の人は速過ぎて耐えられない』らしい。どーゆーこっちゃ。


――魔刀 紅丸カオス(べにまるかおす)

すっさまじい名前の、クロワの愛刀。何故か柄しかなく、刀身が無い。
『紅丸』という剣士が使っていた最高の一振り、大業物らしいが、刀身が無い。
その刀身には、夜の国の月の魔力をたっぷりと浴びた鉱石が使用されていたが、刀身が無い。
見るもの全てを引き付ける程の妖艶な美しさと、あらゆるものを斬り断つ切れ味を持っていたが、刀身が無い。
即ち、意味が無い。魔刀?何それおいしいの?

その実体は、彼の能力によって自在に様々な刀身を生成できる、まさに『魔刀』。
彼の『かためる』という能力によって、空気を『かためて』刃と成したり、
土中の鉄分などを『かため集めて』鉄の刃を生成したり、
挙句『雨粒』を『かためて』水の刃を作ったりしている。
無論、長さも自在。役に立たない刀に見えるが、まさにクロワ専用のとても役に立つ武器である。


――魔銃 ルビーファイア

真っ赤にカラーリングされた回転式拳銃。
見た目は、色を除けば通常の回転式拳銃と変わらない。
ただし、拳銃のくせにどっちかというと『近接武器』である。
撃鉄を起こし、トリガーを引いた瞬間、銃口から至近距離の中範囲に魔力の波動がバラ撒かれる。
威力は低いが、標的を弾き吹き飛ばす力に長けている。
白葉 月との戦闘で破損していたが、[[焔裂]]に直してもらった。
しかも威力のリミッター機構がついたり、グリップが扱いやすくなったり、一部に玉鋼が使用されたりとパワーアップ。


――近況(というか殆ど日記)

初登場時、ゲイルクラレットで豪快に墜落。修理のため、暫く街に滞在することになる。
そして、その街において『仕事』の最中、ビルの屋上で[[ルカス>ルカス・トゥアティ]]と出会う。
クロワをルーカスの友人と知り、ルーカスの事を思い出してパニックを引き起こしかけた彼女を介抱する。
その際、彼女の探している人物、ラウール・ダンドレジーの情報を集めると約束。
後日、その情報を彼女に手渡すが……。

何故か路地裏にもよく現れる。以前路地裏で[[フィーリ>フィーリ・アナスタシア]]と出会い、
能力制御に苦しむ彼女のために、平然と狼3匹を殺害して持ってきたこともある。
桜花 鈴音が、運悪く(良く?)気絶させてしまったナンパ男の処理の際も、
ごくごく普通に『オレが始末(殺害)しておきましょうか?』と言ったことがある。
何かを殺すということに関して、戸惑いや躊躇いは全く無いようだ。

そうやって路地裏にちょくちょく訪れていた或る日、白葉 月という刀使いの少女と交戦する。
その脅威の身体能力に苦しめられ、重傷を負うも、なんとかこれを退ける。
戦闘終了後、戦いを仕掛けてきたのは月の意思ではなく、「何かべつのもの」が関係していると知ると、
月にトドメを刺さず、あまつさえ殺されかけたというのに優しい言葉までかけていた。
『殺しにかかってくるなら殺されても文句は言え無いだろう』という考えを持っているが、
こういう場合にあっては、自身の生命の危険すら厭わない「強い優しさ」も持っているようだ。

……でもやっぱり怪我は怪我。
一旦は月に止血してもらったものの、『追っ手』との交戦により傷口が思いっきり開く。
路地裏でリアル死にかけていたところを、ばったりルカスと出会い助けてもらう。
なんやかんやあって、彼女の「アジト」のひとつに、傷が治癒するまで転がり込むことになった。
だが後日、公園で[[ユゥイ>ユゥイ・アスラン・オールヒール]]と出会い、傷を治療してもらう。
クロワはユゥイの能力が、ユゥイ自身に傷を転移するものだと気付いたようだが、
それがユゥイの「幸福」であるなら、として何も言わなかった。

傷が治ったゆえに、ルカスのアジトに滞在する理由は無くなった。
彼は、彼女に挨拶すら告げずにアジトを去っていった。
その時、誰かと友人関係を築き上げるのを恐怖しているような節があったが……?

ちなみにアジト滞在中、毎朝毎朝、クロワッサンを朝食に出されるという地味な洗礼を受けていたらしい。
そのせいで、彼自身、若干「甘く」なってきているのだとかなんとか。
事実、ルカスのアジトを去る際、彼女に自身が去ったということを解りやすくさせるために、
愛用の赤いスカーフを、アジトのドアに括りつけて去っていった。

最近は[[ユゥイ>ユゥイ・アスラン・オールヒール]]に財布ごと生活費を(無理矢理押し付けるように)あげたり、
[[ツァーリ>ツァーリ=F=カーディナル]]と今度夜の図書館に忍び込む約束をしたり、まぁまぁ平和?なのか?

復元してよろしいですか?