紫の司祭服を着て首に鋼の十字架を掛けた大男。 金の短髪に不精髭、青い瞳。超高密度の筋肉は、服の上からでもはっきりと認識できる。 一人称は〝私〟もしくは〝俺〟、二人称は〝貴方〟〝貴女〟もしくは〝貴様〟、相手によって激しく変わる。 口調も同じであり、おとなしい敬語を使う時と、荒々しい言葉使いの時とが有る。 熱心なキリスト教徒であるようだが、自分を『似非神父』と呼ぶ。 祈りの言葉も正確には記憶していなかったりと、どこか欠けている部分が多い。 [[カリナトゥス≪No.2≫]]の護衛として活動する姿が散見されるが、ナンバーズでは無い。 本人は、機関としての活動にあまり積極的ではない。 ---- -能力 ≪法理を砕くサタナの右腕:Il braccio corretto del Satana≫ 右腕に、他と調和する事のない異質な魔力の渦を作り出す能力。 放たれた拳の軌道上に存在する魔力を、強制的に霧散、消滅させる。 おそらくは、魔術などに対抗するための能力。それを打撃強化に使用している。 『身体能力』 極限まで鍛え上げ、また、何らかの手段を用いて強化されている。 ビルの壁に拳を打ち込み腕を突き刺す、人一人を吹き飛ばす衝撃波を真正面から耐えるなど、人間離れした行動を容易く行う。 高密度の筋肉は一種の鎧のような物でも有り、少々の攻撃ならガードすらしない。 脚力も強く、短距離での加速性能も高い。単純な力による戦闘で、後れを取ることはまず無いだろう。 ---- -戦闘スタイル 異常なまでに高められた身体能力を用いて、正面から相手を叩き潰す戦法を取る。 脚力で加速して接近、つかみ上げるか殴りつける、これが基本的な戦法。 だが、技量が全く無いのかと言うとそうでもなく、踵落としなどの技も使えない事は無いようだ。 中~遠距離での戦闘方法は一切持たず、ひたすら接近して殴る蹴る。獣のごとき戦い方である。