アストラ=O=ヴェイス&ダハル

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**――けどま、昴は護らなきゃあなぁ……!
**初めてだよ……他人に『同情』したのはなぁ……!!
**あいつも、俺も、3年前に家族が崩壊したらしぃんでな……!!
**見捨てられる訳無ぇだろがァァァァァァァァァァァァァ!!!


&bold(){アストラ=O=ヴェイス(Asutor=O=Vace)}

&bold(){【人物】}
短く刈りあげた髪に、上下黒で揃えた服の上から更に黒いベストを着込み、右目の周囲に古い火傷の跡がある青年

使い魔として、蛇の姿をした「ダハル」を連れる、ヴェイス3兄妹の1番目で、[[レイド>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]と[[リイロ>リイロ=M=ヴェイス&ファルガ]]の兄にあたる。20歳
非常に凶暴な性格で、快楽殺人鬼の気がある
幼少の頃から親の愛情に飢えていたが、それを満足に与えられなかった事に傷つき、人格が荒んでしまう。その内に、使用人や妹2人に暴力を振るうようになり、見かねた[[レイド>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]がそれを止めに入る
結果、後に「殺し合いと言っても過言ではないレベル」と言われる程の喧嘩に発展。[[レイド>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]の火炎玉を喰らい、右目に火傷を負った挙句、家から叩きだされてしまう
それをアストラは根に持っており、現在でも浮浪者生活の傍らで、[[レイド>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]を追いかけ、復讐をもくろむ

人を殺して、その血肉を浴びる事に快感を見出す快楽殺人鬼だが、どうやらその気分にはムラがあるようで、気分が乗らない時にはさほど人殺しに汲々とする訳ではない
が、それでも、普段の刺々しい言動を見るに、人付き合いをしやすいタイプではなさそうだ
ただし、人を殺した後などの機嫌が良い時には、それなりにちゃんと人と接する事は出来るようである


「ダハル」は、アストラの使い魔
普段は、アストラの着ている着物の左袖の中に隠れている

思慮深く、大局を見据えて行動する性格であるが、それでも主であるアストラに忠実に付き従う
その性質を一言で表すと「紳士」であり、敵に対しても戦闘に発展しそうな場合は警告をするなど、暴力的なアストラとは正反対
過去にヴェイス家が一家離散するのを阻止できなかった事に負い目を感じており、現在の大局を見据えた行動はそれの表れともいえる

アストラと[[レイド>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]の因縁に早急に決着をつけ、犠牲を最小限に抑えようとするが、心情的には[[レイド>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]に傾いており、「ヴェイス家の事を思うのであれば、[[レイド>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]がアストラを殺す事が望ましい」と考えている。それでも、使い魔としての立場をわきまえ、アストラへのサポートは常に全力である



&bold(){【足跡】}
各地で人殺しや強盗などをしながら転々としている

公園にて[[霏雨 華凛>霏雨 華凛&アレル]]と接触した際には、[[華凛>霏雨 華凛&アレル]]の持っていた『魔玉([[レイド>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]の項を参照)』の魔力を敏感に嗅ぎ取り、[[華凛>霏雨 華凛&アレル]]から[[レイド>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]の情報を得ようとするが、[[華凛>霏雨 華凛&アレル]]が折れなかった事と、負傷してしまった事を鑑み、ダハルが説得にかこつけて[[華凛>霏雨 華凛&アレル]]に様々な情報を伝えた上で、手当ての為に人を呼び、場から逃がした

その後、[[レイドたち>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]とばったり再会するが、彼女に魔術の心得が出来ている事に衝撃を受け、ほうほうのていで逃げ出す

やはり各地を思うに任せて放浪していたが、その中で偶然、かつて[[レイド>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]と戦闘をした[[シェン・ロンド>シェン・ロンド≪No.77≫]]に会う。相手がそうだとも、また自身の名前は明かしたが[[レイド>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]の名前を[[シェン>シェン・ロンド≪No.77≫]]が知らなかった事もあり、この接触はニアミスに終わるが、その際に相手の連絡先を入手する

[[赤月>床ノ葉 赤月]]と[[レドナ>ケツァル・コアトル=スピナッチ=レドナ]]という二人組と遭遇した際に、異世界人の存在を知り「どうしても弱者の立場に置かれてしまう異世界人たちは、なんらかのコミュニティを形成しているのでは」とアストラは冗談半分のアドバイスをする
また、ダハルは[[レドナ>ケツァル・コアトル=スピナッチ=レドナ]]の持つ魔力を訝しむが、[[ケツァル・コアトル>ケツァル・コアトル【生物兵器】]]の事を知らなかったため、深く言及する事は無かった

『櫻が夜行』が[[砂の国]]を襲撃した際に、それに便乗しての殺戮を楽しもうとしたが、止めに入ってきた[[ライク・ヴェルトゥス]]と戦闘になる。自分の欲望のままに人殺しに明け暮れるアストラと、それを積極的に止めようとしないダハルの姿勢を激しく追及され、舌戦を含めて激戦となる。結局、アストラが負傷してしまった事によって撤退を余儀なくされる

負傷した足を治療し、リハビリを兼ねて各地を渡り歩いている時に、偶然にも妹である[[リイロ=M=ヴェイス>リイロ=M=ヴェイス&ファルガ]]と再会。[[レイド>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]が禁術を使用した末に行方不明になった事を知り、捜索のためにヴェイス家へと一時的に帰る事になる

その後、[[レイド>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]が失踪した事情の一部を知り、[[リイロ=M=ヴェイス>リイロ=M=ヴェイス&ファルガ]]が病院に運び込んだ[[天ヶ谷 昴>天ヶ谷 昴 / スバル=エルデピアス]]の見舞いにつきあう。そこで、[[昴>天ヶ谷 昴 / スバル=エルデピアス]]が[[レイド>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]に関する記憶を失っている事、精神の均衡を欠いている事、過去に何らかのトラブルに巻き込まれていた事を知る。その時、普段は見せない優しさを持って[[昴>天ヶ谷 昴 / スバル=エルデピアス]]に接した(後に、なんとなく同情した事を明かす)
その中で、[[ワーズ>ワーズワイス・コッペリエル【≪四刃≫】]]と名乗る少女と会い、[[昴>天ヶ谷 昴 / スバル=エルデピアス]]が未だ狙われている事を知る。そのため、[[リイロ=M=ヴェイス>リイロ=M=ヴェイス&ファルガ]]と共に[[カーネル>カーネル・フェンダンス【≪四刃隊長≫】]]らを迎え撃つ決意を固める

そうして、[[リイロ>リイロ=M=ヴェイス&ファルガ]]が集めた面々([[天ヶ谷 双葉]]、アリエル、[[サラ]])と共に、[[≪R.I.P.≫]]を迎え撃った。アストラ達は、[[天ヶ谷 双葉]]と共に[[エルヴァレッタ>エルヴァレッタ・ウェリルドーシェ【≪四刃≫】]]と言う大男と戦闘。即席のコンビネーションではあったが、[[エルヴァレッタ>エルヴァレッタ・ウェリルドーシェ【≪四刃≫】]]の叫ぶ『信念』に対して、己の『意地』をぶつけ、戦闘不能に追い込む
そうして、続く[[オズワルド・レーム>キャノンボール・O.Z.]]との戦闘に入るが、ここで自分たちが[[カーネル>カーネル・フェンダンス【≪四刃隊長≫】]]の思い通りに動かされていた事を知る。ここでアストラは、[[リイロ>リイロ=M=ヴェイス&ファルガ]]の戦力を温存し、後を託す事を決める。[[オズワルド>キャノンボール・O.Z.]]の射撃に果敢にも打って出、左足に砲撃を喰らい、自爆に巻き込まれながらも、結果的に[[リイロ>リイロ=M=ヴェイス&ファルガ]]を護ったまま[[オズワルド>キャノンボール・O.Z.]]の撃破に成功する
――だが、この時点でアストラは気絶してしまい、また[[リイロ>リイロ=M=ヴェイス&ファルガ]]も結局は、[[カーネル>カーネル・フェンダンス【≪四刃隊長≫】]]の手に落ちた[[昴>天ヶ谷 昴 / スバル=エルデピアス]]の奪還に失敗する結果となる

その後、足の負傷に松葉杖をつくようになり、[[リイロ>リイロ=M=ヴェイス&ファルガ]]と共同で、[[レイド>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]へのメッセージを発信する。自分たちだけでは[[昴>天ヶ谷 昴 / スバル=エルデピアス]]を奪還するのは不可能だと判断したためである。そのため、これ以後アストラは[[レイド>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]、[[リイロ>リイロ=M=ヴェイス&ファルガ]]と行動を共にする事になる
しかし、[[レイド>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]の禁術の内容については、まだ知らされていない



&bold(){【所持品】}
・ハンマー
ハンマーヘッドが血の跡で赤黒く染まっているハンマー
アストラの着用しているベストの右ポケットに入れられている
普段、人殺しをする際に使用している凶器らしく、戦闘の際にもこれを武器として使っている

・シェンの名刺
[[シェン・ロンド>シェン・ロンド≪No.77≫]]に渡された名刺
[[シェン・ロンド>シェン・ロンド≪No.77≫]]の名前と、携帯番号が記載されている



&bold(){【能力】}
アストラ
「魂を競合させる」能力
精神波を放ち、対象に精神攻撃を仕掛ける能力
その効果は、対象の「魂の強さ」によって差が出るらしく、「魂が弱い者(平たく言えばNPC)」相手には、ほとんど消耗も無いままに軽い洗脳状態にまで置けるが、「魂が強い者(平たく言えばPC)」相手の場合には、消耗が激しくなり、相手に及ぼす効果も頭痛や幻覚程度にまで低下するらしい



ダハル
「同化」の能力
自分の主と一体化し、主の能力を強化する能力
「同化」された主には、4本の「鉤爪触手」と、2本の「蛇頭触手」が生え、身体能力も強化される
アストラ曰く「これが俺達の本気」であり、能力者相手に戦闘をする際は好んでこの形態になる
「蛇頭触手」には、そのままダハルの意志が残るが、「鉤爪触手」は「同化」の対象である主が操作を行う


溶解液
口から吐き出す、紫色の液体
強力な溶解液で、命中すればほとんどの物を溶かす事が出来る
通常形態、「同化」形態に関わらず使用可能で、通常形態ではアストラの左袖に隠れながらこれで援護をするのがダハルの役割である
また、「同化」をした場合には質量が増大する

ただし当然とも言うべきか、射程の問題があり、特に通常形態ではショートレンジ(直接格闘するには遠いが、普通に近距離)程度までしか届かない


毒
蛇の外見に違わず、牙には毒があるらしい。が、現在は詳細不明


「真化」
主の魔力を吸収しつつ、強力な戦闘形態になる能力
この能力を発動させると「大型犬の成体程度の大きさの、蛇と蠍を足して2で割った様な姿」になる
また、どうやら一種の真名を持っているらしく、変身時に「ジャマダハル=ヴィノグラドフ」と叫ぶので、あるいはこちらが本名なのかもしれない

消耗が激しいため、あまり長時間使用する事は出来ないらしい


「真・同化」
主と「同化」したまま「真化」形態へと移行する能力
その際、主には「同化」による6本の触手のほかに、長大な蠍の尻尾、全身の地肌に生える針の様な毛、頬に発生する謎の器官と言った様々な変化が起こる
無論、これらは戦闘用の物であり、それぞれが「毒性」を持った攻撃を行う事が出来る
やはり、この形態に移行する際には「ジャマダハル=ヴィノグラドフ」と叫ぶ

「真化」同様、消耗が激しい様で、長時間の使用は不可能である



&bold(){【戦闘】}
ダハルと「同化」した形態を「戦闘形態」と呼ぶなら、この「戦闘形態」での戦闘能力は高い
右手に持つハンマーと、一通りの運用をこなせる「鉤爪触手」、そして周囲への眼の役割をし、溶解液を放つ事も出来る「蛇頭触手」と、一通りの隙のない構成を持つ
が、戦闘能力は大きく使い魔のダハルに依存したものであり、アストラ個人の戦闘能力は決して高くは無い
ダハルが居ない場合は、固有の能力である「精神波」を使いつつ逃げる程度しか出来ないものと思われる

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