――カーネル・フェンダンス 赤い軍帽を被り、同じく赤いマントを纏った容姿の男。 白い軍服に身を包み、その両腰にはやや大振りな刀の思しき武器の空鞘が一本ずつ、 ベルト周りには白い筒状のカートリッジらしきものを幾つか装着して、 同じく白い手袋を両手に嵌め、服装には金糸で装飾が施されている。 赤いマントや軍帽と相俟って、派手である。 [[≪R.I.P.≫]]の傘下突撃隊、≪四刃(フィーア・シュヴェアート)≫の隊長。 曲者揃いの≪四刃≫を纏める立場だけあって、矢張りというべきか、彼も曲者である。 プライドが非常に高く自分以外の人間(≪R.I.P.≫幹部除く)を見下す節がある。 口癖は「マヌケ」と「愚か者」。どちらも他者に対して用いる。 また口癖ではないが、自分のことを指す時に「このカーネルが~~」という表現を多用する。 ここからも、彼の自尊心が非常に高いことが伺えるだろう。 元・軍隊出身者。彼の私兵部隊はその軍隊時代からの部下が多く、[[オズワルド>キャノンボール・O.Z.]]もそのひとり。 数名の熟達した武装兵士を引き連れて登場することもあり、彼自身の戦闘能力も極めて高い。 策略家でもあり、[[天ヶ谷 昴>天ヶ谷 昴 / スバル=エルデピアス]]を狙った襲撃テロでは、見事自らの策略を成功させ昴を拉致した。 このため、≪R.I.P.≫の中でも最も危険な人物の一人であると言えるだろう。 また『リヒトギルティ』という潜水戦艦も所有している。どっからパクってきたんだ。 ついでにいちいち大声で相手を見下した風に喋るため、[[武美>無道 武美]]に「あたしより五月蝿いやつは初めて」と言わしめたり、「バカーネル」などと呼ばれたりしたことも。 ――使用武器 閃光式カートリッジウエポン≪イルフォーシス≫ カーネルのメインの武器にして彼のバトルスタイルの中枢を担う特殊アイテム。 ベルトに装着している白い筒状のものがそうであり、これだけだとただの筒。 だが空鞘の鯉口に一度接続することで、鞘内部に組み込まれた機構から魔力エネルギーを充填し、 その筒先端から『光刃』を噴出追従させ、さながら『ビーム・サーベル』のような武器になる。 これを居合い斬りのように放って相手を驚かせつつ先制攻撃を仕掛け、 そこから同時に2本操る「二刀流」で敵を苦しめるのがカーネルのバトルスタイル。 光剣の切れ味は見た目と違って普通の刀剣と変わらないのが救いだが、脅威に変わりはない。 この光剣は、鞘に接続してエネルギー充填直後は「蒼い閃光」を放っている。 だが時間が経つと黄色くなり、やがて紅い閃光になる。 まるで「危険度」を表すかのようなこの変化は、見た目通り時間が経つにつれ威力が上がることを示す。 特に紅い刃に成った時は剣身自体を飛ばす斬撃波動が使用可能となっており、危険。 然しこの色変化は「カウントダウン」を示す変化でもあり、 青→黄色→赤と変化した後、イルフォーシスはまったくその機能を失う。 こうなれば再び鞘に接続しての充填が必要で、この間カーネルは無力となってしまう。 双剣を振るう時のカーネルは攻防共に非常に優れ、クリーンヒットを叩き込むのは難しい。 なんとかこの機構さえ見抜ければ、勝機は大きく上昇するだろう。 なお、このイルフォーシスにはどうやら幾つかの形態があるらしく、 光剣時は「サーベル・エフェクト」という名前のようだ。 カーネルの言葉から推測すると、「スナイプ・エフェクト」という狙撃銃のような形態があるらしい。 なお、カーネルの使用する能力は不明。能力者であるか否かも不明である。 ≪R.I.P.≫および≪四刃≫の裏切り者である[[天ヶ谷 昴>天ヶ谷 昴 / スバル=エルデピアス]]を狙撃し重傷を負わせた張本人。 この時は[[レイドとジェム>レイド=E=ヴェイス&ジェム]]、[[リイロとファルガ>リイロ=M=ヴェイス&ファルガ]]により退けられたが、 その後昴の退院予定日を狙い、今度は戦艦リヒトギルティで直接病院の外壁に突っ込むという荒業で大々的に襲撃。 ≪四刃≫の[[エルヴァレッタ>エルヴァレッタ・ウェリルドーシェ【≪四刃≫】]]や[[エンジ>エンジ【≪四刃≫】]]、[[キャノンボール・O.Z.]]らと共に能力者たちと戦闘を繰り広げる。 自身は[[無道 武美]]、[[サラ]]と交戦。 高い戦闘力を見せ付けるもサラの意識誘導の隙をついた武美の魔術を直撃し、ピンチに追い込まれる。 だがここでキャノンボール・O.Z.の援護が入り脱出。この隙に昴を捕らえることに成功する。 なお、ここでカーネルは昴を殺害するつもりだったが、≪R.I.P.≫のリーダーである[[暴帝ポポル>グレミュール・ポポル]]に止められていた。 ここまでカーネルが昴の殺害に執着する理由であるが、ポポル曰く、どうやら以前昴の銃撃によって重傷を負わされたらしい。 プライドの高いカーネルにとっては、自分がかつての部下に瀕死にまで追い込まれた事実がどうしても許せないのだろう。