緋天 颯護

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緋天 颯護」を以下のとおり復元します。
――黒。漆黒。全身を真っ黒に塗り潰すかのように、全身を黒衣に包む男。
手に嵌める薄い手袋も黒く、肌が露出しているのは顔のみである。その肌もやや褐色だったりする。

彼の持つ能力は『眠り』を司る効果を持っている。
眠り――睡眠は、心身の休息、記憶の再構成など高次脳機能にも深く関わっているとされている。
彼による『眠り』の力の利用方法は、「静寂」「調整」の二つに分かれ、そのどちらも一つの能力として成立している。

一方の「静寂」は、自らが出すあらゆる音を特定の範囲に聞こえなくする程度の効果を持っている。
具体例を挙げれば、足音を完全に掻き消す等の行動が可能になる。この場合、気配等で感知するのは難しくない。
しかし、“元々気配を発さない物”、“見えにくい物”と組み合わせた場合、凶悪な効果を発揮する能力でもある。

他方の「調整」は、相手の状態を変化させる程度の効果を持っている。
こちらも具体例を挙げれば、傷を負った部位を休眠状態に移行させる事で、疑似的な自然回復を超高速で行う事が可能になる。
休眠状態にする事で、使用した部位は暫く力が入り難くなるというデメリットを持っており、戦闘に利用する事は難しい。
また、こちらの効果は能力といった存在にも干渉する事ができ、“眠らせる”事で能力を封印したり、
逆に“覚醒に近い状態にする”事で能力の可能性を引き上げる事も出来る。
ただ、能力の可能性についてはまだ不安定な部分が多く、安易に使う事は出来ない。

「緋天 颯護」は「ひてん そうご」と読む。「颯」という漢字は基本的に「さつ」と読み、颯然、といった使い方をする。
「緋天」は代々優れた光の魔導士を輩出してきた高名な家系であったが、彼は先天的に闇の魔力が強く、光の魔術を使う事が出来なかった。
それ故に彼の存在は“異端”、“出来損ない”、“面汚し”であるとされ、「緋天の子息」は世間に明かされる事は無かった。
そして、絶大な光の魔力を持つ弟が誕生した事をきっかけに、遂に“出来損ない”は“処分”される事が決定した。

闇の世界で生きる中で名前が必要になった時、「緋天 颯護」という名前は“便利な物”であったらしいが、それ以外に名前を使う事は無い。
会った相手に名前は殆ど名乗る事は無く、自分はただの“悪者”であるとしている。
彼が身体を“黒”で包むのはその方が分かり易いからという理由があり、別に趣味ではないらしい。

光の魔術、闇の魔術、基本的に出来る事はあまり変わらないのだが、
彼の使途する闇の魔術は、暗闇の中に暫く居れば暗闇にある物の輪郭が見える様に、見えない物に対して高い効力を発揮する。
しかし、暴走する危険性は闇の方が遥かに高い上に、闇の魔術を教えようとする者は殆ど居ない。
人――そして、教会に仇なす異端の者を滅ぼすことを使命とする、教会内“異端狩り部”は闇の魔術を敵視している為だ。

神の名の下に異端を滅ぼす“異端狩り部”の者に、闇の魔術を専門とする、闇の魔術師を滅ぼすことに良心の呵責など存在しない。
力を持った闇の者、そしてその者達によって構成された結社は、交渉の余地無く滅ぼされる。


***MEMO
-主に裏の世界で魔導士として能力の封印や治療等の活動を行っている。
-機関に手を貸しているが、“仕方無い”事であるらしい。

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