大嘴 櫻芽

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大嘴 櫻芽 - (2011/05/02 (月) 12:12:05) の編集履歴(バックアップ)


The 〝O〟


『運命』だけが、悔恨と矛盾の傘になる

......................嘴 櫻芽

――――Personal

「・・・何ということはない、一匹の吸血鬼の情報だろう?」

おおはし おうめ 「梅」の音色と、咲かず散らぬ櫻の本質を背負う者。
降り積もった雪のような、豊かで真っ白な髪を三つ編みにしている、メガネ常備、淡い緑の瞳の儚げな容姿の少女。
実年齢は不明(40~50代という線が濃厚)だが外見は14歳ぐらいで、紅いリボンを胸に付けていることが多い。
一人称は「私」、二人称は「君」で固定であり、堅苦しく女性的でない口調を好んで用いる。
余談だが、趣味は裸足で波打ち際を散歩する事なんだとか。

その正体は、人間の血肉を啜り生き長らえる『吸血鬼』。
どのような経緯でそうなったのかは、明らかでないが、
路地裏のような場所を歩いていれば、彼女が吸血行為に及んでいるシーンに遭遇できるかも知れない。
もっとも、櫻芽には「血を貯蓄する」癖があり、実際に直接の吸血を行うのは稀。
ちなみに彼女は、吸血鬼としては超常的な力を持たないタイプで、腕力も特筆するほどには無い
その代わりかはわからないが、彼女は流水や十字架のような弱点に耐えうる体を持っている
流石に、日光については「一時間も浴びれば火達磨も同然」なのだけど。

吸血鬼と言う運命のせいか、どこか悲観的で、醒めた/冷めた性質を持つ性格。ただし、浮世離れが天然ボケに繋がっている面も。
親切心を表現するのが苦手で、何を言ってもキツくなってしまいがち。
「信奉できるのは自分だけ」と言う思想と、強い信念を持っているが、それを他人にも要求するのは正直迷惑。
プラスして、「吸血鬼に遭った人間はどうなっても仕方ない」という考えにもとづく、一種の非情さも宿している

血が不足すると思考が乱れ精神年齢が退行してしまう傾向にあり、内心それをかなり忌々しく思っている。
出来る限り渇きを満たせるように血を保存する理由には、安定志向というだけでなく、これも関わっているに違いない。

金の国に赴き、カーネルの攻撃によりその血が「事故的」に彼女の体内に混ざって以降、
彼の望むそれと似た世界への欲求と、彼の血を飲み干したいと言う渇望が芽生え始めた。
狂おしいまでの殺意とあこがれは、どこへと向かっていくのだろう

+ 備忘録的・吸血鬼の「特徴と弱点」リスト
ものの名前 耐性の有無 ダメージレベル 櫻芽が思うこと
日光 × 一時間強浴びれば焼死、魔力ダメージ大 「当たっても即死しないことと、当たって死なないことは違う」
十字架 効果無し 「もしこれが効くなら、この項目の“×”も危ういと思わないかね」
なんでも心臓に刺さってそのままにすれば死ぬ 「私は、怪物であると同時に動物に過ぎない」
通常ダメージ+能力行使に悪影響の可能性あり 「どちらかと言えば、戦いの面での天敵かな。」……だいっきらい
ニンニク 口は臭くなる 「ステーキには、薄く切って焼いたこれが必須だな」
流水 むしろ泳ぎは得意な方だ 「海辺を素足で歩き回れる体質にだけは、感謝していないでもないな」
鏡・写真に映らない 常人と比べるとボヤケる 「いつ見ても変わらない顔だぞ、見えたとしても面白いものか」
招かれないと入れない 常識的にはそうするべき 「だが、血を拝借するときにはこっそり侵入するのが常だ」
正式な祝福を受けたものは一定の効果を発揮 「その他、金属アレルギーなどを患っているということも無いぞ」

牙が無いときとある時があるが、その理由はわからない
爪はいつだって分厚く鋭く、鈍らの刃物よりはよっぽど役に立つ
なお、低温に対する耐性はかなり高いものの、自分のものでない魔力に触れるといくらか効くようになる

愛を紡いで子を生す能力は持たないが、「その血を引くもの」ならば、いくらでも作ることが出来るようだ
実際、眷属化まではいたらないものの攻撃を通してウェル子に少量の血を注ぐ場面が見られた
ただし彼女自身に自分と同じ吸血鬼を作るつもりはないらしい。


――――Power

「私の誇りの一端に触れる覚悟が、君にはあるのかな?」

櫻芽の能力は、その名を≪Ms.フロスティ≫と言う。
効力は、大まかには「『冷気の煙』を操り、その形態を変化させる」と言うもの。
この能力で、櫻芽は意のままに動く雪像や鋭利な氷の武器を創り上げて、着実に敵を追い詰める戦いを挑む。
加えて、この能力を使って凍らせたものを、煙ほど精密では無いものの操作する事が可能な模様。

その本質は、櫻芽が吸血鬼化して得た「煙の発生と操作」や「眷属の服従」などの特性が
もともと持っていた「冷気」の能力と複雑にからみ合った異能。
それを戦術として昇華させたいま、どこまでが能力で、どこまでが種族の特性なのか、櫻芽にも思い出せなくなった

+ 大嘴、己の戦いを語るの巻
『……私の戦法をひとことで言うと、「堅実」となるのかな。
 冷気に求めるのも酷だろうが、火力不足は否めん。それを、常に相手を追い詰めることで補う。
 その軸となる技は、「凍銛(コオモリ)」――氷というか、雪で出来たコウモリを作り出し操る技だ。
 私の意のままに動き、複数の同時遠隔操作が可能で、上下軸も含めた運動性に優れるこれらは、
 任意のタイミング、もしくは何かに衝突したとき“爆ぜる”ことで、まわりに氷の刃を撒き散らす特性を備える。
 「冷気の煙」も発生するから、だいたい2匹か3匹を同時に起爆すれば、簡易的な目眩ましにも使えるだろうな・・・いや、使うのだが。

 さて、このままでは「櫻芽さんには爆弾以外の武器は無いのかしら」と言われそうだ。
 それ自体は一向に構わないけど、攻撃のパターンが少ないのは問題ということで、他の技もちゃんと持っている。
 煙を地表に薄く広げ路面を凍結する「悪露凍波(アクロトウハ)」や、氷の槍を放つ「凍槍奇(トウソウキ)」などをな。
 地味な技と侮るなかれ、それだけ地に足の付いた扱いやすさがある・・・が、まぁ侮って貰った方が都合は良い。

 ああ、意外に思われるかも知れないが“必殺技”と言うものも、私はちゃんと心得ている。
 「殺法・幽鬼祀(さっぽう・ユウキマツリ)」は、片手の爪で反対の五指を傷つけて出た血を瞬時に凍結させ、
 それを刃と化して、一気に五たび敵を引き裂く――その様は、まるで赤一色の虹と、誰かに言われたものだよ。
 ・・・実際そう派手でも無いが、切れ味と軌道の読みにくさには一日の長が有ると思っているのでな。

 私に勝ちたいと思うのなら、三つほど覚えておくべき事が有るな。
 まず、「凍銛」は、何でもかんでも衝突してしまえばその場で四散するシステムになっていると言う事。
 次に、私は熱に対して強いものや極度に硬いものは作れず、自身も炎や光を苦手とする事。
 そして、「凍銛」は特例的に何度も敵を追うが、他の生成物は出現後「一度」だけ軌道を変える可能性がある事。
 特に氷の槍については、砕かれた後に大量の刃として襲いかかることもある、精精気をつけ給えよ?』

+ 統一規格のワザ表
ワザの名前 ワザタイプ 概要 櫻芽の思うこと
〝凍槍奇〟 武器攻撃 氷の長槍を作り出し、装備もしくは射出する 「これのお陰で私の手の皮は厚いのだ。読みは"とうそうき"」
〝殺法・鋭弓凍弩〟 武器攻撃 血が混ざった氷の矢を作り射る 「ほむほむ!読みは"さっぽう・えいきゅうとうど"」
〝奴裂蒼〟 格闘攻撃 両手の爪で相手を突き、傷を押し広げるように手を退ける 「能力が関係しない攻撃。読みは"やつざきあおい"」
〝殺法・幽鬼祀〟 格闘攻撃 指や爪から流れる血の線を凍らせ刃にする 「又の名を真紅の虹。読みは"さっぽう・ゆうきまつり"」
〝凍銛〟 特殊行動 破裂するコウモリ型の使い魔を形成する 「攻防のカナメとなる技。読みは"こおもり"」
〝悪露凍波〟 特殊行動 足下を凍らせ、敵を妨害する 「実は本編未使用。読みは"あくろとうは"」
〝凍体人鳥〟 特殊行動 ペンギン型の使い魔を作るが、魔力効率が悪い 「爆発などはしない。読みは"こおていぺんぎん"」
〝血錐凍銛〟 特殊行動 己の血を核に、不完全な使い魔を高速で形成する 「氷血から派生可能。読みは"ちすいこおもり"」
〝氷血〟 特殊行動 血を製造物に付着させ、形をさらに変形する 「主に槍の強化に使われる。読みは"ひょうけつ"」
〝殺法・氷牙鬼〟 特殊行動 血を混ぜた巨大な使い魔を形成する 「水場での使用を強く推奨。読みは"さっぽう・ひょうがき"」

駄洒落にしか見えないのは、ご愛嬌 櫻芽は頭のゆるい子です
寒さや冬、氷結を連想させるワードか、「凍・氷・雪」の音韻を含むという縛りも案外ゆるい


――――Possessions

「散る櫻に、手向けの花は要らぬものよ」

†「血液入りのボトル」†
読んで字の通り、それ以上の意味と効果は無い。
血を撒いて眼潰しを行ったり、地面を濡らしたり、頭を殴ったり、無理にやれば用途はあるけども、本来そう言うものではない。
特別な素材では無いので沢山作られていて、櫻芽は何本も所持している。
ただし、血液を注ぎこみ易く飲み易いように、「工夫」が施されているらしいが――誰が作っているのだろうか。

†「眼鏡」†
これもまた特別なものでは無い しかも市販品
実は度の入っていない伊達で、ウェル子との戦闘の直前に櫻芽自身が暴露した。
黒縁と赤縁を所有し、いずれもフレームはプラスチック製のアンダーリム。レンズは大きめで形は長方形に近い

赤リボンと並んで、彼女のファッション性を象徴するもの。
だが、それだけではない意味が隠されている可能性はなきにしもあらず。

――――Past & memories

「昔話など、なにをもって楽しみとするのか理解に苦しむな」

アンドリューとの会話の内容から考えるに、彼女は生まれながらの吸血鬼ではないと考えるのが自然だ
その時の発言を大概まとめると、吸血鬼の血を飲んだことと、「信じていた物」に失望したことから、今の彼女は始まったのだと言う。
また、首狩り族の青年に対して、売春経験を仄めかすような事も告げていた

そしてこの少女、なにやら炎に対してのトラウマがあると見える。
ちょっとやそっとの事では動じないものの、「大爆発」や「強力な火炎の攻撃」の影響圏に置かれると、
途端に異常に気弱な面を覗かせ始めることが何度かあったのだ

日時 遭遇した相手 大嘴櫻芽の主観 思ったこと
2011年3月12日夜 紅葉リタ “名も無きモンスターさん” 「……血が不足していた時の事は、忘れて欲しいものだ」
同3月13日夜 ウェル子 良い心意気を持った狂人、それでいい 「次があれば、動力を暴走させ自爆する機構を提案してやろう」
同3月17日夜 ドワイト・アンドリュー・ホプキンス ただの煙、それでいい 「……「氷の星」は、スタッフがおいしくすべて破壊しました」
同3月19日夜 シオン・エルミオール 我を通す女、それでいい 「時間は巻き戻せないし、時間が癒さない傷だって有るのだ」
同3月26日夜 カーネル=アドルフ・レルゼクム他6名 理想像に近い最高級のハードル 「…あの血を、全て自分のものにしてみたいのかも知れん」
同3月30日夜 首狩り族 そんな性癖の君なのは、仕方ないのだろう 「どうにも頭が冴えん…くっ」
同4月19日夜 名無しの少女 次がないなら、死んだと思う 「…まったく、見ていられんよ」
同4月22日夜 青い猫 相容れない、だが認めたい 「芽が出ても、咲く花とは限らんのが世の常かな」
同4月23日夜 ブルーラインイル・ディザスター 我らはみな、狂気の子ども 「…果てるその時までに、果たしたいものだ」
同4月29日夜 巨大クジラと冒険者五名 集団行動の練習のつもり、だったが 「死徒の旅に、今更何を迷うべきかね!」
同5月1日夜 愛と正義のダークサイドオルガナイザーズ 釈然としない、それでいいのか 「…炎を乗り越えた、はずだったのに」







――――Performance

「おおきな力に転がされている私たちは、それこそゲームの登場人物なのかも知れん」

ストーリーモード・暫定130
血眼の狂犬 「ハンド串刺し」をリタとのコミュで使用する 15
絶望と失望の螺旋 ウェル子に受血属性攻撃を使用し、かつ撤退させる 20
再現された昼下がり 「氷の星」を、廃墟と化した教会にセットする 10
負けられない女たち シオンとの戦闘で、日照ゲージが80%を越える 15
いちめんのあか アドルフ・レルゼクムの血を手に入れる 20
法則無き渇望 unknown(プーシュカ)とのコミュで、記憶ムービー「謎の白い液体」を取得する 10
ピクルスへいきだもん チーズバーガー(ピクルス抜きでない)を食べる 10
花葬風葬 unknown(ブルーライン)とのコミュで、櫻の株を完全に破壊する 15
鋭弓凍弩 イル・ディザスターを撤退させる 15