夢は「世界一の超ビッグ・スター」になること と豪語する少年。 相棒である紫色のエレキギター「リージョン」と共に各地を渡り歩く。 ツンツンの金髪に、上半身裸の上から真っ赤なド派手なジャケットを着ている。 年齢は不明だが容姿から判断すれば16~18、身長は大体170センチ中盤。 よく街中やら何やらで路上ライブを開いている。騒々しい。 なお、歌と演奏は上手いのだが作詞作曲おまけにサイン、どれをとってもセンスが無い。 銀色の簡素なロケット・ペンダントをつけている。中身は現在不明。 「ビッグスター」が本名なのか芸名なのかは永遠の謎。 彼は「世界一の超ビッグ・スター」になる、ということについて、 「世界中の人々を感動させ、それが生み出す笑顔が見たい」と言っている。また、 「人がどんな暗闇にいるときでもフと夜空を見上げれば、そこに何時でも輝いていて闇を照らすもの」 になりたいとも言っており、一見バカなのとは裏腹に志は割りと良いベクトルに向かっているようだ。 チキン・トルティーヤが超大好物。究極至高の食べ物とも、銀河宇宙クラスの一品とも言っている。 おまけにエレベーターのウィーン感も好きらしい。ガキか。 新大陸調査から帰還した際、[[ジャンクちゃん]]に自らの過去の一部を明かす。 また彼の大親友でもある[[ヌス]]が死亡した後に、復讐の心に蝕まれかけた[[ルナ]]を説得した際にも過去の一部が明かされた。 総合すると地図に載らないような田舎の出身で、父と母、妹が居たようだ。 そして両親は事故死――父は粉々になって死に、母は炭クズのようになって死亡。 リムルという名前の妹は、彼の目の前で病気によって死亡したという。 イルゾルにとって、故郷とは「お帰りをいってくれる家族そのもの」だった。 ゆえに、彼にとっての本質的な「故郷」は、もう無い――。が。 その後、路地裏でエリカを助けようとした際、所持金がゼロとなる。 無職無一文宿無しでホームレス生活をしていたが、↑上記のジャンクちゃんとの縁もあり、 また新大陸調査による知り合いが多いということで[[クリサンセマム・リチェルカ]]に転がり込む。 結果メンバーとして認められ、新たな“お帰りを言ってくれる故郷”を手に入れた。 新世界でも珍しい[[アートマン]]能力者でもある。 ・アートマン“ディーサイド” 「神殺し」という意味の名を持つイルゾルのアートマン。振動波を操る能力を所持する。 熱血バカなイルゾルのイメージとは対照的に、黒を基調とした流麗なフォルムが特徴。 鋭く突き出した二本角、刀のように尖った肩・肘・膝、目のデザインの無い仮面、 仮面の下から覗く、常に動くことのない白い肌と唇が印象的。 精密な動きは苦手なものの、単純なパワーとスピードと振動波の能力での制圧を得意とする。 ―能力…振動波を操る 主な能力は、あらゆる振動波……波動、音波や重力波を操作すること。 しかしイルゾルの力量の問題で、あまり大それた操作は出来ない。 また発動条件として「イルゾルorアートマンが対象物に触れている」ことが必要で、 せいぜい 「重力波の局所的な操作」 「音波の振動を増幅させ、破壊力を付加する」 「直接振動波を流し込んで、(例えば海なら)波を発生させる」 までが限界である。だが、イルゾルの鍛錬次第では更なるパワーアップがありうるかもしれない。 なおイルゾルは普段、この能力で「自分の歌声とギターの音色」を、 どんな機材を用いても出せないような圧倒的に美しい音色に加工している。 -能力を使った必殺技 ○イン・トーメント・イン・ヘル ギターの音波を増幅させ、一直線に破壊音波を放つ技。 ある程度威力調節が可能で、怯ませる程度から痛みを伴う程度まで範囲は広い。 なお、トリガーと戦った際はナイフで相殺されていた。 「マックスファイア」では、余波で地面を抉りながら進むほど強力となる。 だが、大剣クラスの質量のある武器なら十分相殺できるようだ。 ○スカーズ・オブ・ザ・クルーシフィックス イン・トーメント・イン・ヘルの周囲攻撃バージョンと考えればいい。 破壊音波を自らの周囲に撒き散らし、振動破壊エネルギーで攻撃する。 攻撃にも防御にも使える万能音波攻撃。 ○サーペンツ・オブ・ザ・ライト ディーサイドで地面とかを思い切りブン殴り、 振動波を流し込んで一直線に攻撃する荒業。 地面ならば、地面をブチ壊しながら進むので結構派手。 直撃すれば、地面の破壊もあいまって相手の体勢を崩すだろう。 直接対象をブン殴り、振動波を直接流し込んで対象を内部から破壊するバージョンもある。 ○イルゾルビーム イルゾルの超必殺技。ギターが弾けない時の代理音波攻撃。 声の音波を増幅しまくり破壊力を持たせたもの。モチロン口から発射。 ビーーーーームと伸ばせば伸ばすほどパワーアップする。 ただし、ギターの音波と違って操作しにくいらしく、すこぶる弱い。 ○激イルゾルビーム イルゾルの超必殺技バージョン2。 イルゾルビームの反省点を生かし、改良を加え弾速と威力が20%アップしたが弱い。 街中で出会った[[アガリクス]]を一方的にファン第1号に任命したり、 [[月詠 鈴鳴]]を勝手に先輩として崇めていたりと、まぁ破天荒。 ちなみに、[[ヤード]]の物凄い大ファン。ものすっごい。 [[ウェイン>ウェイン【元箱庭メンバー:『断空』】]]を中心とする、六王教団の新大陸調査団に参加し大きく成長する。 その後あらゆる悩みや苦難を経て少しずつ成長してゆく。 そして先日、彼の親友であり、初めて彼の歌を好きだといってくれ、 自らも「旦那」と呼んで慕っていた[[ヌス]]が死亡。 この際、彼はプライドをかなぐり捨て一目も憚らず大泣きするほどに哀しんだ。 が、それではいけないと思い直し、決意新たに立ち上がる。 彼が現在常用している真っ赤なジャケットは、ヌスから借りていた赤いシャツを加工したもの。 このジャケットに彼は、ヌスの魂を背負い、今日もギターを奏で歌う。 なおジャケットには「古赤龍の鱗」という素材が使われており、 対魔力性能と焔の属性を有している。