かつて周囲を取り囲む宝石が採れる鉱山の影響で莫大な財力を誇り、 王家の統率の元で絶大な栄華を誇った、活気に満ちていた国。 だが、12年前に、王家関係者によるクーデター(武力による政権奪取を目的とした暴動)が発生。 王家・騎士・国民問わず多くの被害者を出し、王家は衰退、かつての栄光は見る影も無く、落ちぶれた。 更に宝石の鉱山も、あまりに大量に宝石を採り過ぎたために、もう殆ど残っていないという。 今や一部の民衆からは皮肉を込めて『鉛の国』とまで呼ばれている小国。 王家直属騎士団『ヴァン・ド・ターブル』がある。 しかし、12年前のクーデターで殆どの団員が死亡、今やかつての力は失われている。 また、『剣(つるぎ)の丘』という、クーデターで死亡した団員たちの墓地もある。 丘一面に墓標代わりである剣が突き刺さっており、国の中心部全体を見回せる位置にある。