ギルド 1
「のば~、大長老こっちにいるっぽいぜw」
気楽に声をかけるのは、「鬼畜」という言葉が大好きなお気楽たかすた。
生真面目な性格の私ことのばは、一呼吸も入れずに
「むw様をつけなさい!w様を!!!w 誰が聞いてるか分からないんだからね!!」
と毎度毎度制裁しなければと冷や冷やしている。
「のば、もうたかのことは諦めろw おかげで道を見つけてくれたわけだしさ♪」
とフォローしてくれるのは、一緒に
ギルドに来たグリフィス。
「そうそう。 気にしてたらはげちゃうぞ~♪」
気を紛らわしてくれるのは、一番の親友のアトレイシア。
「はげないぉ!!!女の子だもん!!!」
「はいはい♪」
アトレとぐりこはにこやかに返してくれる。
「ほらw 早く来いよーwww」
もう数百メートルも進んだたかっちが、こっちに手を振っている。
(ほんと身軽なんだから!!)
「今いくー」
私たちは大宮殿に足を運んだ。
「ここが、噂で名高い大宮殿か~でけぇな~」
たかっちの声で私とグリコとアトレが見上げる。
前に立っている大宮殿は、人間の、いや、民家の何十倍も何百倍もでかく、全部大理石で作られた宮殿。
「これ全部作るのに、いくらかかってんだ? 煙草いくつかえっかな~」
「1万個はほしいところだね。」
とたかっちとあとれは計算する始末。
(ギルドの大変さわかってんのかな~)
「とりあえず入ろう?」
と、着のみ着のまま4人は大宮殿に入っていった。
「うほw いい女ばっかじゃん~ ギルドやめてここで働きてぇ~」
「どこ見てんのよ! こっちみたいだから先行くよ!」
(誰か役割かわって・・・泣)
「ういうい~ そんな性格だと男のがすぜ♪」
「うっさい!」
こんなやりとりをしながら、宮殿の中をどんどん進んでいくと、前に大きな扉が見えてきた。
「ここっぽいね~」
アトレの言うとおりオーラがここだと告げている。
一段と大きい扉が前にあった。
「入ろうか♪」
ドアを開けるぐりこ。
ドキドキしながら、扉の向こうに入って行った。
最終更新:2008年07月15日 12:29